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第12章 夢をほぼ叶えし混沌神な女神妖精は…… 新たなユメを見る!?編
マコ、歌姫な魔法少女に出会う!?
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~ カナエのダンジョン マコの城 ~
「うーちゃん、あのね♪」
『マコ、どうした?』
「モフモフ村の先に、羽がついた猫ちゃんとワンちゃんがいるらしいの…… 見にいかない?」
「カナエさんが、新たなモンスターを追加したのでしょうか?」
『ふむ、羽を持つ者か…… キメラ種か?』
「この地に現れたのなら、攻撃される危険は少ないと思いますが……」
「だいじょうぶ! おどかさないように、とおくから見るの♪」
『グリよ…… 一応の護衛と捜索の為、索敵能力が高い小数精鋭部隊を頼む』
『了解…… 索敵と守護が高い者6名で編成します』
・
・
・
「モフモフ村の者が見たのは…… この辺りの様ですが……」
『ぬ、浄化されている…… ダンジョンの中のはずだが……』
「ふしぎなかんじ? ここ…… なんだか気持ちいいね♪」
「あれ? 貴女達は誰?」
「妖精さん?」
『うむ、一般的なフェアリー種か…… この辺りでは、初めて見るな』
羽を持つ子犬や子猫を探しに来たマコ達の前に、ティンカーベルの様な妖精が現れた。
「初めまして…… 私達は、この先の村にある城に住む者です。貴女は、此処に住む妖精ですか?」
「違うよ。私達は、遊びに来たの♪」
「あそびに?」
「此処はね…… 可哀想な子達の為に、混沌な女神様と3柱の神様が作られた場所なの♪ その子達が寂しくない様にと、私達の神様の妖精神様とその夫の精霊神様が私達の行き来する道を作って下さり…… 時折、私達がその子達に会いに遊びに来るのよ♪」
「かわいそうなこたち?」
「此処にいる子達は、生まれた時に狩られてしまって…… 呪いのアイテムになってしまったのよ。そのアイテムを混沌な女神の化身が浄化して…… 精霊の力を分け与え、新たな命に生まれ変わらせたのよ♪」
『生まれ変わらせた…… それが、羽を持つ者達か?』
「そうね。生まれ変わる前もピンク色でふわふわして可愛かったんだけど…… 今はカラフルに色んな色の子になってるわよ♪」
「ピンクいろのふわふわ…… マコ、ごはんあげたことがあるよ」
「あら♪ なら、あの子達に好かれるかもね? それに…… 今なら会えるかも知れないわ♪」
「あえる?」
「あの子達は、この先の泉にいるわよ」
「妖精さん、ありがとう」
「ありがとうございます」
『感謝する』
「良いのよ♪ それじゃあ、行くけど…… 急いでね♪」
そう言って、森の中に消える妖精に手を振り、マコ達は…… 妖精の言った泉に向かった。
・
・
・
「そろそろのはずですが…… なんでしょう? 音が……」
「おうた?」
『む…… あの者は……』
泉に着いたマコ達が見たのは…… 彩りどりの精霊獣に妖精達と、泉の中心に設置されたステージで歌う【ニア】と吟遊詩人系の上位職〝歌姫〟にコスプレした【ユメ】が野外フェスをしていた。
「すごい♪すごい♪ テレビに出てるアイドルみたい!」
「これはいったい……」
『この歌は…… 浄化の作用があるのか? まるで聖域の様だが…… 不思議だ…… 魔王種の我にも心地好い』
ニアとユメの歌に合わせて、妖精達と精霊獣が淡く光る。それはまるで…… サイリウムが煌めく、アニソン好き達の真夏の祭典の様だった。
「私達の歌を聴けい! 熱くなれ♪ 夢見た~」
そして…… ユメの選曲がロボアニメばかりだったのは…… 言うまでも無かった。
・
・
・
「みんな、ありがとう~♪」
マコ達が来る前から2時間…… マコ達が来てから3時間の合計5時間の熱唱ライブを歌い切り…… ユメがステージから降りる。
『チェンジモード! 武器を手にして、魔法を使う…… その名は【魔法戦士】』
『チェンジモード!【藍戦天衣】』
ステージから降りたユメは…… 魔法使いと戦士の複合職の【魔法戦士】にコスプレして、ユメの専用武装の【藍戦天衣】を纏った。
「にゃ~♪」
「ユメさま、かっこよくてかわいかったです♪」
何時もの格好になった処に、ファルとライムが飛んできた。
「ファル、ライム、ありがとう♪ 歌は良いね…… 歌は文化の極みだよね…… そう思わない? マコちゃん」
「わたし!?」
『貴様……』
「何故…… マコ様の名を!」
不意に話し掛けて来たユメに、ウーとエリにマコのテイムモンスター達が警戒する。
「おねぃさん…… だれ?」
「私…… 私は…… ある時は、ステージで熱唱する歌姫♪ そして、またある時は、武器を片手に魔法を放つ魔法戦士! 果たしてその実態は…… カナエちゃんの1番近い存在…… もう一人のカナエちゃんで、名前はユメって言うの。よろしくね」
奥の手のコスプレイヤーのユニークスキル〝衣装早着替え〟で、歌姫に戻っては魔法戦士に戻るをすると…… マコ達が驚いてる。
「もうひとりの…… カナおねぃちゃん? カナおねぃちゃんのおともだちのこと?」
「まぁ~ 違うんだけど…… そうだ♪ マ・コ・ちゃんに~…… プレゼント~♪」
『チェンジモード! その手で真実すら盗み獲る…… その名は【怪盗】』
ユメは【怪盗】にチェンジ!して……
「くっ!?」
『マコ!?』
「きゃ!?」
怪盗のスキルとコスプレイヤーのスキルの合わせ技で、マコの横を通り抜けると……
「マコ様!?」
『マコ!?』
「えっ?」
「『耳が…… 生え(た)(てます)!?』」
マコに自身の姿を見せる為に、エリが手鏡でマコを写した姿は……
「ワンちゃんのミミがある!?」
マコに〝黒い犬耳と黒い尻尾〟が生えて、首には首輪型のチョーカーにドックタグがぶら下がり……
身体には…… 黒に白の肉球プリントの大きなフード付きポンチョ、その下に暖色系のエプロンドレスを着て……
手足に肉球グローブとブーツの姿に変わっていた。
「うーちゃん、あのね♪」
『マコ、どうした?』
「モフモフ村の先に、羽がついた猫ちゃんとワンちゃんがいるらしいの…… 見にいかない?」
「カナエさんが、新たなモンスターを追加したのでしょうか?」
『ふむ、羽を持つ者か…… キメラ種か?』
「この地に現れたのなら、攻撃される危険は少ないと思いますが……」
「だいじょうぶ! おどかさないように、とおくから見るの♪」
『グリよ…… 一応の護衛と捜索の為、索敵能力が高い小数精鋭部隊を頼む』
『了解…… 索敵と守護が高い者6名で編成します』
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「モフモフ村の者が見たのは…… この辺りの様ですが……」
『ぬ、浄化されている…… ダンジョンの中のはずだが……』
「ふしぎなかんじ? ここ…… なんだか気持ちいいね♪」
「あれ? 貴女達は誰?」
「妖精さん?」
『うむ、一般的なフェアリー種か…… この辺りでは、初めて見るな』
羽を持つ子犬や子猫を探しに来たマコ達の前に、ティンカーベルの様な妖精が現れた。
「初めまして…… 私達は、この先の村にある城に住む者です。貴女は、此処に住む妖精ですか?」
「違うよ。私達は、遊びに来たの♪」
「あそびに?」
「此処はね…… 可哀想な子達の為に、混沌な女神様と3柱の神様が作られた場所なの♪ その子達が寂しくない様にと、私達の神様の妖精神様とその夫の精霊神様が私達の行き来する道を作って下さり…… 時折、私達がその子達に会いに遊びに来るのよ♪」
「かわいそうなこたち?」
「此処にいる子達は、生まれた時に狩られてしまって…… 呪いのアイテムになってしまったのよ。そのアイテムを混沌な女神の化身が浄化して…… 精霊の力を分け与え、新たな命に生まれ変わらせたのよ♪」
『生まれ変わらせた…… それが、羽を持つ者達か?』
「そうね。生まれ変わる前もピンク色でふわふわして可愛かったんだけど…… 今はカラフルに色んな色の子になってるわよ♪」
「ピンクいろのふわふわ…… マコ、ごはんあげたことがあるよ」
「あら♪ なら、あの子達に好かれるかもね? それに…… 今なら会えるかも知れないわ♪」
「あえる?」
「あの子達は、この先の泉にいるわよ」
「妖精さん、ありがとう」
「ありがとうございます」
『感謝する』
「良いのよ♪ それじゃあ、行くけど…… 急いでね♪」
そう言って、森の中に消える妖精に手を振り、マコ達は…… 妖精の言った泉に向かった。
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「そろそろのはずですが…… なんでしょう? 音が……」
「おうた?」
『む…… あの者は……』
泉に着いたマコ達が見たのは…… 彩りどりの精霊獣に妖精達と、泉の中心に設置されたステージで歌う【ニア】と吟遊詩人系の上位職〝歌姫〟にコスプレした【ユメ】が野外フェスをしていた。
「すごい♪すごい♪ テレビに出てるアイドルみたい!」
「これはいったい……」
『この歌は…… 浄化の作用があるのか? まるで聖域の様だが…… 不思議だ…… 魔王種の我にも心地好い』
ニアとユメの歌に合わせて、妖精達と精霊獣が淡く光る。それはまるで…… サイリウムが煌めく、アニソン好き達の真夏の祭典の様だった。
「私達の歌を聴けい! 熱くなれ♪ 夢見た~」
そして…… ユメの選曲がロボアニメばかりだったのは…… 言うまでも無かった。
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「みんな、ありがとう~♪」
マコ達が来る前から2時間…… マコ達が来てから3時間の合計5時間の熱唱ライブを歌い切り…… ユメがステージから降りる。
『チェンジモード! 武器を手にして、魔法を使う…… その名は【魔法戦士】』
『チェンジモード!【藍戦天衣】』
ステージから降りたユメは…… 魔法使いと戦士の複合職の【魔法戦士】にコスプレして、ユメの専用武装の【藍戦天衣】を纏った。
「にゃ~♪」
「ユメさま、かっこよくてかわいかったです♪」
何時もの格好になった処に、ファルとライムが飛んできた。
「ファル、ライム、ありがとう♪ 歌は良いね…… 歌は文化の極みだよね…… そう思わない? マコちゃん」
「わたし!?」
『貴様……』
「何故…… マコ様の名を!」
不意に話し掛けて来たユメに、ウーとエリにマコのテイムモンスター達が警戒する。
「おねぃさん…… だれ?」
「私…… 私は…… ある時は、ステージで熱唱する歌姫♪ そして、またある時は、武器を片手に魔法を放つ魔法戦士! 果たしてその実態は…… カナエちゃんの1番近い存在…… もう一人のカナエちゃんで、名前はユメって言うの。よろしくね」
奥の手のコスプレイヤーのユニークスキル〝衣装早着替え〟で、歌姫に戻っては魔法戦士に戻るをすると…… マコ達が驚いてる。
「もうひとりの…… カナおねぃちゃん? カナおねぃちゃんのおともだちのこと?」
「まぁ~ 違うんだけど…… そうだ♪ マ・コ・ちゃんに~…… プレゼント~♪」
『チェンジモード! その手で真実すら盗み獲る…… その名は【怪盗】』
ユメは【怪盗】にチェンジ!して……
「くっ!?」
『マコ!?』
「きゃ!?」
怪盗のスキルとコスプレイヤーのスキルの合わせ技で、マコの横を通り抜けると……
「マコ様!?」
『マコ!?』
「えっ?」
「『耳が…… 生え(た)(てます)!?』」
マコに自身の姿を見せる為に、エリが手鏡でマコを写した姿は……
「ワンちゃんのミミがある!?」
マコに〝黒い犬耳と黒い尻尾〟が生えて、首には首輪型のチョーカーにドックタグがぶら下がり……
身体には…… 黒に白の肉球プリントの大きなフード付きポンチョ、その下に暖色系のエプロンドレスを着て……
手足に肉球グローブとブーツの姿に変わっていた。
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