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第12章 夢をほぼ叶えし混沌神な女神妖精は…… 新たなユメを見る!?編
神獣の誕生と…… 帰って来た者?
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~ フェアリーガーデン 神々の箱庭 ~
「あの威力は…… 偶然が重なり合った結果でして……」
「つまり…… 毎回、あの威力は出無いって事か?」
「はい……」
ユメがフィールドボスのドラゴンに放った必殺の一撃は……
ユメが、思考学習対話型マルチウェポンのレヴィリアで倒した魔物達から〝吸収して集束した魔力〟を全開放した結果なので……
『本来の威力ならば…… あのドラゴンの首を落とす程度ですね。あの威力を瞬時に出すには…… 魔力カートリッジのマガジンを10個以上のチャージが必要です』
「え~と…… マガジン1つに魔力が10発で、1発がだいたいユメのMP全快くらいだから…… ユメのMP100人分が必要って事!?」
『はい』
「そうか…… 一撃だけでも、カナエの時を超える威力が出せる!…… と、思ったのに…… そう上手くは行かないか……」
「圧倒的魔力量で相手を魔弾で攻めるのが…… カナエちゃんの持ち味だしな。ユメちゃんの時には…… コスプレで色々なジョブスキルや技が使えるし、切り札的な必殺技だと思えば…… かなり強いな」
「1対多数とボスならば、今回の威力も出せるかもですね♪(〝アレ〟と組み合わせたら…… ヤバイかな……)」
「うわ! あうあう!」
「神獣ちゃん? どうしたの……って!? 玉子が動いてる!」
神獣ちゃんが指差す先で…… 世界樹の根元に置いていた玉子が激しく揺れる!?
「おっ! 生まれるのか?」
「どんな子かしら?」
「ずいぶんと、元気に動くの?」
「楽しみだね♪」「「だね~♪」」
今にも割れそうな玉子に、神々も集まると……
ピキ……
「割れた…… 出て来ますよ!」
殻が割れ始めて…… 中から……
「ぴよ~♪」「くう~♪」「にゃ~」
「「「「「な!?」」」」」
「ヒヨコだ♪」
「わんわん!」
「にゃんにゃん!」
割れた玉子の中から現れたのは…… 鮮やかな緑色のヒヨコと真っ白な子犬に真っ黒な子猫だった。
「あら♪ 生まれたのね」
「ふむ…… 懐かしい種が生まれたな」
「本当にね♪ あの子達を思い出すわ」
後から来た光と闇の最高神と妖精神が懐かしそうに…… 3匹を見る。
「この子達の事を…… 知っているのですか?」
「この子達はね…… 最初の神獣と同じ種なのよ」
「最初の神獣ですか?」
「そうだ。神々の争いが起きる少し前…… 光が3つの魔物の玉子を拾ってな」
「悪い子達にならない様に…… 闇と妖精に頼んで、それぞれの神力を注いだのよ」
「私の注いだ玉子からは、緑色のヒヨコが。光の注いだ玉子から、真っ白な子犬。闇のからは、真っ黒な子猫が生まれたのよ」
「その3匹には、私達の神力を注いだせいか…… 穢れを祓う力が有ってな。その時に神獣と名付けたのだ」
「その3匹は?」
「神々の争いの時に、発生した穢れを祓い切れずにね……」
「その後に、色々な神獣が生まれたが…… その3匹と同じ種は生まれなかったのだがな……」
「環境のおかげですかね? 此処には最高神様達と世界樹がありますからね……」
「うむ…… 混沌よ…… 3匹を此処に置いてくれぬか?」
「良いですよ」
「感謝する…… あの3匹の様になって欲しく無いのでな…… 我が子も嬉しそうだ」
「「おいで♪」」
嬉しそうに、追いかけっこを始めた双子神と3匹の赤ちゃん神獣達を見て……
光と闇の最高神と妖精神が優しく笑う。
ピコーン♪
〔原初の神獣【緑森鳥】【太陽狼】【黒天獅子】の親になりました。それにより、称号【原初の神獣の親】(穢れを祓う事が出来る様になる)を獲得しました〕
「称号が増えた。あれ? 世界樹が…… 光ってる!?」
最高神様達と…… 戯れる双子神と神獣達を見ていたら、世界樹が輝き出した!
「ああ! 間に合わなかった……」
輝く光が世界樹の中心に集まって、少女の姿になる…… その姿は〝幼くなった〟ジュリだった。
「私も…… 玉子が孵る処…… 見たかったのに~」
「ジュリ…… ジュリだよね? その姿は……」
「やあ、カナエ。久しぶりだね♪ 世界樹と融合して、世界樹の年齢に若返ったのよ。今の私は世界樹と一心同体なの」
「それって…… この世界樹の化身って事なの?」
「そうなるわね。改めて、よろしくね」
「うん、よろしく」
「そう言えば…… カナエ。貴女、別の身体を持ってるでしょう?」
「えっ? 何で知ってるの?」
「世界樹の中で、カナエの存在が変わるのを感じたのよ。その反応からして、当たりの様ね……〝コレ〟をあげる♪」
「コレって?」
「お守りよ。1日に1回だけ、全回復する効果があるの♪ アクセサリーにすると良いわよ」
ジュリがくれたのは…… 淡い緑の光を灯す宝石の原石でした。
とりあえず、神眼で鑑定すると……
【世界樹の琥珀】
世界樹の樹液が化石化した宝石。世界樹の力が内包されていて…… 1日に1回だけ、全てを癒す力を持つ。
久しぶりのジュリは…… 相も変わらずに、とんでもないレアアイテムをくれました。
「あの威力は…… 偶然が重なり合った結果でして……」
「つまり…… 毎回、あの威力は出無いって事か?」
「はい……」
ユメがフィールドボスのドラゴンに放った必殺の一撃は……
ユメが、思考学習対話型マルチウェポンのレヴィリアで倒した魔物達から〝吸収して集束した魔力〟を全開放した結果なので……
『本来の威力ならば…… あのドラゴンの首を落とす程度ですね。あの威力を瞬時に出すには…… 魔力カートリッジのマガジンを10個以上のチャージが必要です』
「え~と…… マガジン1つに魔力が10発で、1発がだいたいユメのMP全快くらいだから…… ユメのMP100人分が必要って事!?」
『はい』
「そうか…… 一撃だけでも、カナエの時を超える威力が出せる!…… と、思ったのに…… そう上手くは行かないか……」
「圧倒的魔力量で相手を魔弾で攻めるのが…… カナエちゃんの持ち味だしな。ユメちゃんの時には…… コスプレで色々なジョブスキルや技が使えるし、切り札的な必殺技だと思えば…… かなり強いな」
「1対多数とボスならば、今回の威力も出せるかもですね♪(〝アレ〟と組み合わせたら…… ヤバイかな……)」
「うわ! あうあう!」
「神獣ちゃん? どうしたの……って!? 玉子が動いてる!」
神獣ちゃんが指差す先で…… 世界樹の根元に置いていた玉子が激しく揺れる!?
「おっ! 生まれるのか?」
「どんな子かしら?」
「ずいぶんと、元気に動くの?」
「楽しみだね♪」「「だね~♪」」
今にも割れそうな玉子に、神々も集まると……
ピキ……
「割れた…… 出て来ますよ!」
殻が割れ始めて…… 中から……
「ぴよ~♪」「くう~♪」「にゃ~」
「「「「「な!?」」」」」
「ヒヨコだ♪」
「わんわん!」
「にゃんにゃん!」
割れた玉子の中から現れたのは…… 鮮やかな緑色のヒヨコと真っ白な子犬に真っ黒な子猫だった。
「あら♪ 生まれたのね」
「ふむ…… 懐かしい種が生まれたな」
「本当にね♪ あの子達を思い出すわ」
後から来た光と闇の最高神と妖精神が懐かしそうに…… 3匹を見る。
「この子達の事を…… 知っているのですか?」
「この子達はね…… 最初の神獣と同じ種なのよ」
「最初の神獣ですか?」
「そうだ。神々の争いが起きる少し前…… 光が3つの魔物の玉子を拾ってな」
「悪い子達にならない様に…… 闇と妖精に頼んで、それぞれの神力を注いだのよ」
「私の注いだ玉子からは、緑色のヒヨコが。光の注いだ玉子から、真っ白な子犬。闇のからは、真っ黒な子猫が生まれたのよ」
「その3匹には、私達の神力を注いだせいか…… 穢れを祓う力が有ってな。その時に神獣と名付けたのだ」
「その3匹は?」
「神々の争いの時に、発生した穢れを祓い切れずにね……」
「その後に、色々な神獣が生まれたが…… その3匹と同じ種は生まれなかったのだがな……」
「環境のおかげですかね? 此処には最高神様達と世界樹がありますからね……」
「うむ…… 混沌よ…… 3匹を此処に置いてくれぬか?」
「良いですよ」
「感謝する…… あの3匹の様になって欲しく無いのでな…… 我が子も嬉しそうだ」
「「おいで♪」」
嬉しそうに、追いかけっこを始めた双子神と3匹の赤ちゃん神獣達を見て……
光と闇の最高神と妖精神が優しく笑う。
ピコーン♪
〔原初の神獣【緑森鳥】【太陽狼】【黒天獅子】の親になりました。それにより、称号【原初の神獣の親】(穢れを祓う事が出来る様になる)を獲得しました〕
「称号が増えた。あれ? 世界樹が…… 光ってる!?」
最高神様達と…… 戯れる双子神と神獣達を見ていたら、世界樹が輝き出した!
「ああ! 間に合わなかった……」
輝く光が世界樹の中心に集まって、少女の姿になる…… その姿は〝幼くなった〟ジュリだった。
「私も…… 玉子が孵る処…… 見たかったのに~」
「ジュリ…… ジュリだよね? その姿は……」
「やあ、カナエ。久しぶりだね♪ 世界樹と融合して、世界樹の年齢に若返ったのよ。今の私は世界樹と一心同体なの」
「それって…… この世界樹の化身って事なの?」
「そうなるわね。改めて、よろしくね」
「うん、よろしく」
「そう言えば…… カナエ。貴女、別の身体を持ってるでしょう?」
「えっ? 何で知ってるの?」
「世界樹の中で、カナエの存在が変わるのを感じたのよ。その反応からして、当たりの様ね……〝コレ〟をあげる♪」
「コレって?」
「お守りよ。1日に1回だけ、全回復する効果があるの♪ アクセサリーにすると良いわよ」
ジュリがくれたのは…… 淡い緑の光を灯す宝石の原石でした。
とりあえず、神眼で鑑定すると……
【世界樹の琥珀】
世界樹の樹液が化石化した宝石。世界樹の力が内包されていて…… 1日に1回だけ、全てを癒す力を持つ。
久しぶりのジュリは…… 相も変わらずに、とんでもないレアアイテムをくれました。
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