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第12章 夢をほぼ叶えし混沌神な女神妖精は…… 新たなユメを見る!?編
ユメ、最初の対プレイヤー戦! 相手は勇者!?
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「さて……(どう切り抜け様かな……)」
格闘系勇者娘タツミと睨み合う様にして、互いに間合いを取りながら…… ユメは、ちょっと焦っていた。
タツミの一撃は…… まさに必殺級の一撃。
(当たったら…… 負ける。私のMPも残り少ない……)
そして、1000体以上のオークを倒してからの連戦で…… ユメのMPは残り5分の1になっていた。
「たぁ!」
「くっ!(幻影の舞)」
避けきれないタツミの一撃を戦技を使い擦り抜いて、ユメがカウンターを放つ!
「うっ!」
魔法による二撃目を警戒して、タツミが距離を取る……
(打ち合いを警戒してる…… ヤバイ…… このままだと、回避にMPを使いきる)
間合いを取り、攻撃しては退く戦法に切り換えたタツミに…… ユメを徐々に追い詰める。
(やはり…… カナエの戦い方が癖になってる……)
カナエの戦闘スタイルの圧倒的な遠距離攻撃に接近戦闘での限界突破の神スキル…… さらに回復し続けるMPが羨ましい!
(今、カナエの時のMP回復スキルが在れば…… 仕方ない!)
「はぁ!」ドン!
タツミの攻撃を擦り抜け、ユメが地面に戦技と魔法を放つ!
「きゃ!?」「ぬ!」「くっ!」
地面が一瞬だけ大きく揺れ、その地面が魔法で刺の様になってタツミを襲う!
「この!」
タツミが全力で回避行動に入ると、それを確認したユメはMP回復アイテムを使い…… 職業カードを取り出した。
「これも避けるか…… でも、もう終りにするね?」
『チェンジモード! 幻想的なショーで、見る者達を鮮やかに欺く! その名は【イリュージョンスター】』
『チェンジモード!【華月卯姫】』
「何を!? 光る蝶……」
山の様に地面から競り出た1番大きな刺の上で、ジョブと装備を変えたユメが両手に持つ扇子を広げて舞うと……
ユメを中心にして渦を巻く様にし、光る蝶達が現れる。
「うむ、いかんな…… タツミ! 幻術だ!」
「はっ! 逃がすか!」
「もう遅い……」
渦の中心で光る蝶を纏って居たユメに、タツミが殴り掛かるが……
パリーン!
タツミの拳が当たった瞬間に、硝子が割れる様に砕け散った!?
「くう~…… 逃げるな! 私と戦え!」
光になって消える砕けた欠片を見て、タツミが大声を上げた。
しかし、ユメは既に転移していたので…… その声は届かない。
「え~! ちょっと、置いてかないでよ!」
「逃がさんぞ! 魔王」
ザシュ!
「や・ら・れ・た~……」
ザイールが斬ったマミカが黒くなって崩れ落ちる。
「!? 師匠……」
「チッ…… 分身体か……」
・
・
・
~ 魔王の夜会 夜会城 ~
「や・ら・れ・た~……」
大の字に倒れ、幼い子供の様に暴れ回るマミカが居た。
「ちょっと~、うるさいぴょん」
兎耳が消えたが…… 口癖が残ってしまったベリアナが睨み付ける。
「ごめんね。ぴょんちゃん」
「誰がぴょんだぴょん!」
「ぴょんちゃんじゃん……」
「くぅ~…… 才覚ぴょん!」
「オイタが過ぎますよ…… 小悪魔さん?」
才覚の魔王がマミカを諌める。
「で、どうでしたか?」
「ごめん…… 勇者達と遭遇して…… やられちゃった♥」
「えっ!? 勇者ぴょん! 私が頼んだ…… オークぴょんは?」
「それは…… 勇者に会う前に全滅してた♥」
「何で嬉しそうに言うぴょん!?」
「見付けたの…… 友達♥」
「友達…… フレンドの事ですか?」
「ううん…… 違うよ。けど、絶対に友達になる! 凄かったの…… オーク達を全滅させて、勇者を圧倒して♥……」
「それほどの実力者が…… 有名プレイヤーですかね?」
「たぶん違うと思うよ…… 前に貰った要注意プレイヤーの動画にはいなかったし……」
「新たな実力者ですか…… 確か、王の作った〝魔王の写し身〟には、見た物を録画して再生できたはず……」
「直ぐに確認ぴょん!」
「私も見たい♪」
「一応…… 確認できしだい、夜会の全員に見せる事になるでしょうけど……」
「小悪魔の言う通りならぴょん…… 騒ぐのがいるぴょん……」
「そうですね……」
二名ほど面倒な戦馬鹿がいるので…… 頭が痛くなった才覚の魔王だった。
「次こそは…… 絶対に! 待っててね…… 私の友達♥」
ず~っと待ち望んだ相手に…… マミカは、まるで恋する乙女の様にテンションが可笑しくなっていた。
そして……
・
・
・
~ フェアリーガーデン ~
「リアルの自分がどう言う状態か…… 解っているよね?」
「はい……」
「安定期だけど…… お腹も大きくなってきたよね?」
「はい……」
「リアルだとロボット系を弄れないからって…… 新世界でロボット作りをするって…… 言ったよね?」
「はい、ユメ専用機神を作りました」
「で…… 起動実験と評し、魔物達相手に激しい戦闘をして…… 今度は、勇者とやり合ったと……」
「はい……」
「奥さん…… 当分は、フェアリーガーデンで謹慎です」
「ちょっと待って、あと少し…… あと少しで、アバターアクセサリーが揃いそうなの!」
「ダメ! フェアリーガーデンで機神作りは許すから…… ちょっとだけ我慢しなさい」
「お願い、旦那さん」
「ダメです!」
「お願い、お願い」
「ダ~メ~!」
フェアリーガーデンで…… ジノにしがみついて許しを乞うカナエの姿が在った……
介護用メイドロイドの目を通し、カナエ達のリアルの姿を見ているせつなを始めとした眷属達は……
カナエでは無く、ジノを支持するのだった。
格闘系勇者娘タツミと睨み合う様にして、互いに間合いを取りながら…… ユメは、ちょっと焦っていた。
タツミの一撃は…… まさに必殺級の一撃。
(当たったら…… 負ける。私のMPも残り少ない……)
そして、1000体以上のオークを倒してからの連戦で…… ユメのMPは残り5分の1になっていた。
「たぁ!」
「くっ!(幻影の舞)」
避けきれないタツミの一撃を戦技を使い擦り抜いて、ユメがカウンターを放つ!
「うっ!」
魔法による二撃目を警戒して、タツミが距離を取る……
(打ち合いを警戒してる…… ヤバイ…… このままだと、回避にMPを使いきる)
間合いを取り、攻撃しては退く戦法に切り換えたタツミに…… ユメを徐々に追い詰める。
(やはり…… カナエの戦い方が癖になってる……)
カナエの戦闘スタイルの圧倒的な遠距離攻撃に接近戦闘での限界突破の神スキル…… さらに回復し続けるMPが羨ましい!
(今、カナエの時のMP回復スキルが在れば…… 仕方ない!)
「はぁ!」ドン!
タツミの攻撃を擦り抜け、ユメが地面に戦技と魔法を放つ!
「きゃ!?」「ぬ!」「くっ!」
地面が一瞬だけ大きく揺れ、その地面が魔法で刺の様になってタツミを襲う!
「この!」
タツミが全力で回避行動に入ると、それを確認したユメはMP回復アイテムを使い…… 職業カードを取り出した。
「これも避けるか…… でも、もう終りにするね?」
『チェンジモード! 幻想的なショーで、見る者達を鮮やかに欺く! その名は【イリュージョンスター】』
『チェンジモード!【華月卯姫】』
「何を!? 光る蝶……」
山の様に地面から競り出た1番大きな刺の上で、ジョブと装備を変えたユメが両手に持つ扇子を広げて舞うと……
ユメを中心にして渦を巻く様にし、光る蝶達が現れる。
「うむ、いかんな…… タツミ! 幻術だ!」
「はっ! 逃がすか!」
「もう遅い……」
渦の中心で光る蝶を纏って居たユメに、タツミが殴り掛かるが……
パリーン!
タツミの拳が当たった瞬間に、硝子が割れる様に砕け散った!?
「くう~…… 逃げるな! 私と戦え!」
光になって消える砕けた欠片を見て、タツミが大声を上げた。
しかし、ユメは既に転移していたので…… その声は届かない。
「え~! ちょっと、置いてかないでよ!」
「逃がさんぞ! 魔王」
ザシュ!
「や・ら・れ・た~……」
ザイールが斬ったマミカが黒くなって崩れ落ちる。
「!? 師匠……」
「チッ…… 分身体か……」
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~ 魔王の夜会 夜会城 ~
「や・ら・れ・た~……」
大の字に倒れ、幼い子供の様に暴れ回るマミカが居た。
「ちょっと~、うるさいぴょん」
兎耳が消えたが…… 口癖が残ってしまったベリアナが睨み付ける。
「ごめんね。ぴょんちゃん」
「誰がぴょんだぴょん!」
「ぴょんちゃんじゃん……」
「くぅ~…… 才覚ぴょん!」
「オイタが過ぎますよ…… 小悪魔さん?」
才覚の魔王がマミカを諌める。
「で、どうでしたか?」
「ごめん…… 勇者達と遭遇して…… やられちゃった♥」
「えっ!? 勇者ぴょん! 私が頼んだ…… オークぴょんは?」
「それは…… 勇者に会う前に全滅してた♥」
「何で嬉しそうに言うぴょん!?」
「見付けたの…… 友達♥」
「友達…… フレンドの事ですか?」
「ううん…… 違うよ。けど、絶対に友達になる! 凄かったの…… オーク達を全滅させて、勇者を圧倒して♥……」
「それほどの実力者が…… 有名プレイヤーですかね?」
「たぶん違うと思うよ…… 前に貰った要注意プレイヤーの動画にはいなかったし……」
「新たな実力者ですか…… 確か、王の作った〝魔王の写し身〟には、見た物を録画して再生できたはず……」
「直ぐに確認ぴょん!」
「私も見たい♪」
「一応…… 確認できしだい、夜会の全員に見せる事になるでしょうけど……」
「小悪魔の言う通りならぴょん…… 騒ぐのがいるぴょん……」
「そうですね……」
二名ほど面倒な戦馬鹿がいるので…… 頭が痛くなった才覚の魔王だった。
「次こそは…… 絶対に! 待っててね…… 私の友達♥」
ず~っと待ち望んだ相手に…… マミカは、まるで恋する乙女の様にテンションが可笑しくなっていた。
そして……
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~ フェアリーガーデン ~
「リアルの自分がどう言う状態か…… 解っているよね?」
「はい……」
「安定期だけど…… お腹も大きくなってきたよね?」
「はい……」
「リアルだとロボット系を弄れないからって…… 新世界でロボット作りをするって…… 言ったよね?」
「はい、ユメ専用機神を作りました」
「で…… 起動実験と評し、魔物達相手に激しい戦闘をして…… 今度は、勇者とやり合ったと……」
「はい……」
「奥さん…… 当分は、フェアリーガーデンで謹慎です」
「ちょっと待って、あと少し…… あと少しで、アバターアクセサリーが揃いそうなの!」
「ダメ! フェアリーガーデンで機神作りは許すから…… ちょっとだけ我慢しなさい」
「お願い、旦那さん」
「ダメです!」
「お願い、お願い」
「ダ~メ~!」
フェアリーガーデンで…… ジノにしがみついて許しを乞うカナエの姿が在った……
介護用メイドロイドの目を通し、カナエ達のリアルの姿を見ているせつなを始めとした眷属達は……
カナエでは無く、ジノを支持するのだった。
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