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第12章 夢をほぼ叶えし混沌神な女神妖精は…… 新たなユメを見る!?編
ユメ、Lvアップに勤しむ…… つもりだったのだが……
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「チャージ完了…… 熱源探知モード……」
特殊なコンバットスーツに身を包み…… 黒バニーな耳を生やしたユメがライフルを構える。
「悪いけど…… 仕掛けて来たのは、そっちだからね…… 試し撃ちの的になって貰うよ」
そう言って…… ユメが引き金を引く。
バッシュウ!
「な!?」
ユメを探していたPKプレイヤーを〝光〟が貫いた。
何故、ユメがPKプレイヤーを狙撃したのか? それは少し前の事……
・
・
・
「うりゃあ~」
ユメの一突きが豹型モンスターを仕止める。
「やった♪」
レアザコモンスターの検証も済んで、クランメンバーと別れたカナエは……
ユメのLv上げの為に、サポートユニットの妖精を連れて…… ユメになり、一人狩りをしていた。
「アバターアクセサリーゲット! 豹柄の耳と尻尾…… 黒もいるかな?」
アバターアクセサリーがドロップしたのを確認し、喜ぶユメだが……
「この感じは…… プレイヤーかな?」
存在感知スキルがプレイヤーの存在を示した。
「近付いて来る? しかも、複数で囲む様に……!?」
ユメが咄嗟の判断で下がると、さっきまで立っていた足下に穴が空く!
「土系魔法での落とし穴…… 仕掛けて来た? PKかな……」
ユメは、カードホルダーからカードを取り出すと…… スキャンした。
『チェンジモード…… 心に刃を持ち、闇に忍ぶ…… その名は【忍者】』
・
・
・
「やっぱり、忍者に近未来系の武具って…… ズルい」
木に貼り付く様にして駆け上がるユメの姿は…… 軍隊の特殊部隊の様な姿をしていた。
「一生懸命に〝壊れた古代武具〟を〝たわし〟で、磨き上げたかいがあるよ…… ね!」
ユメがまた一人…… 木の上から〝レーザーライフル〟で射抜く!
今、ユメが使っている武装は…… くじで引いた〝壊れた古代武具〟を、神器の〝世界樹のたわし〟で磨き修繕した物を解析し、ユメ用にカスタムした〝魔力変換の光学兵器〟シリーズだった。
「昔の方が…… 光化学とか発展していたのかな? 光化学バリアシールドとかも在ったし…… そう言えば、月に近未来的な武具が売ってるらしいから…… 早目に行って置きたいな~と!」
バーン!
ユメが木から飛ぶと、木が燃え上がった!
「チッ、逃がした。追え~!」
「あ~めんどくさいな……」
そう言って、ユメが手投げグレネードの安全ピンに指を掛けて引き抜く……
チン…… ドッゴ~ン!
「うおぅ!?」
「ちっきしょ~…… 殺りやがったな!」
「ファンタジーに近未来兵器を持ち込みやがって…… ぜってぃに奪ってやる!」
「相手は初心者装備だ! 一撃入れば沈む!」
どうやら、初心者狩りのPKプレイヤー達の様だ。
「もう初心者シリーズじゃないんだけど…… ね!」
「な!?」
斬り掛かって来たPKシーフを、ユメが光剣で擦れ違い様に斬り捨てる。
「てめぇは…… ジェダ……の……」
「どっちか?と、言えば…… ライトよりビームの方かな?」
「レーザーライフルにレーザーブレードなんぞ持ちやがって、てめぇだけ世界観がチゲぇ~んだよ!」
「その世紀末崩壊物に、たくさんいる様な頭に言われたくない!」
ユメを追うPK達の頭は…… ほぼモヒカンでした。
「なら! てめぇの武器で近未来物になってやら~!」
「それは無理」
「あ?」
ユメが地面に向かって、レーザーライフルの引き金を引く……
「何処…… まさか!?」
「私の勝ち!」
「チッキショーーー」
PKプレイヤー達を巻き込み地面が吹き飛んだ!?
「忍者のスキル…… 爆破系威力アップは…… ヤバイね……」
PKプレイヤーごと吹き飛んだ森を見て…… ユメは忍者の時には、爆破系トラップを控えると誓うのだった。
「あれ? うわぁ…… PKの所持品かな?」
吹き飛んだ森の跡地に…… 血塗れの毛皮が沢山転がっていた。
「これ…… 例のレアザコドロップ?」
よく見ると…… ピンク色の毛皮に血がべっとりと付いていた。
「どうしようか……」
「ユメさま、あつめる?」
妖精型のサポートユニットのファルが、PKの所持品ドロップの回収を始める。
「うわぁ…… 多いけど…… 他のプレイヤーのも含まれてるのかな?」
どうやら…… PK被害者にも、赤ちゃんモンスターを狩ったプレイヤーがいた様で…… かなりの枚数が在った。
「本当に…… どうしようか……(扱いに困る程に、血塗れのピンクい毛皮が山になってる…… とりあえず、浄化して見様かな?)」
山になった血塗れのピンクい毛皮に、ユメが浄化魔法を使うと……
「あれ? 身体が勝手に……!?」
浄化魔法で鮮やかなピンク色に毛皮が変わると同時に、ユメの〝天使化〟が始まる!?
「えっ…… 光が…… 集まる? あっ、また身体が!?」
天使化したユメが浄化したピンク色の毛皮に、光が集まると…… ユメの身体が〝精霊化〟を始める。
「精霊術が!?」
精霊化したユメの身体を通して、自然の力がピンク色の毛皮に集まった光に流れて行く。
「ちょっ、これはヤバイかも! 止まらない!? きゃ!!」
ピンク色の毛皮に集まった光が自然の力と混ざり合って…… 眩い閃光を放ち弾けた!?
「うぅ…… 何が……!?」
「うきゅ♪」
閃光が消えると…… 山になっていたピンク色の毛皮は無くなり、変わりにカラフルに色とりどりなレアザコの…… ベビーモンスター達がいた!?
特殊なコンバットスーツに身を包み…… 黒バニーな耳を生やしたユメがライフルを構える。
「悪いけど…… 仕掛けて来たのは、そっちだからね…… 試し撃ちの的になって貰うよ」
そう言って…… ユメが引き金を引く。
バッシュウ!
「な!?」
ユメを探していたPKプレイヤーを〝光〟が貫いた。
何故、ユメがPKプレイヤーを狙撃したのか? それは少し前の事……
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「うりゃあ~」
ユメの一突きが豹型モンスターを仕止める。
「やった♪」
レアザコモンスターの検証も済んで、クランメンバーと別れたカナエは……
ユメのLv上げの為に、サポートユニットの妖精を連れて…… ユメになり、一人狩りをしていた。
「アバターアクセサリーゲット! 豹柄の耳と尻尾…… 黒もいるかな?」
アバターアクセサリーがドロップしたのを確認し、喜ぶユメだが……
「この感じは…… プレイヤーかな?」
存在感知スキルがプレイヤーの存在を示した。
「近付いて来る? しかも、複数で囲む様に……!?」
ユメが咄嗟の判断で下がると、さっきまで立っていた足下に穴が空く!
「土系魔法での落とし穴…… 仕掛けて来た? PKかな……」
ユメは、カードホルダーからカードを取り出すと…… スキャンした。
『チェンジモード…… 心に刃を持ち、闇に忍ぶ…… その名は【忍者】』
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「やっぱり、忍者に近未来系の武具って…… ズルい」
木に貼り付く様にして駆け上がるユメの姿は…… 軍隊の特殊部隊の様な姿をしていた。
「一生懸命に〝壊れた古代武具〟を〝たわし〟で、磨き上げたかいがあるよ…… ね!」
ユメがまた一人…… 木の上から〝レーザーライフル〟で射抜く!
今、ユメが使っている武装は…… くじで引いた〝壊れた古代武具〟を、神器の〝世界樹のたわし〟で磨き修繕した物を解析し、ユメ用にカスタムした〝魔力変換の光学兵器〟シリーズだった。
「昔の方が…… 光化学とか発展していたのかな? 光化学バリアシールドとかも在ったし…… そう言えば、月に近未来的な武具が売ってるらしいから…… 早目に行って置きたいな~と!」
バーン!
ユメが木から飛ぶと、木が燃え上がった!
「チッ、逃がした。追え~!」
「あ~めんどくさいな……」
そう言って、ユメが手投げグレネードの安全ピンに指を掛けて引き抜く……
チン…… ドッゴ~ン!
「うおぅ!?」
「ちっきしょ~…… 殺りやがったな!」
「ファンタジーに近未来兵器を持ち込みやがって…… ぜってぃに奪ってやる!」
「相手は初心者装備だ! 一撃入れば沈む!」
どうやら、初心者狩りのPKプレイヤー達の様だ。
「もう初心者シリーズじゃないんだけど…… ね!」
「な!?」
斬り掛かって来たPKシーフを、ユメが光剣で擦れ違い様に斬り捨てる。
「てめぇは…… ジェダ……の……」
「どっちか?と、言えば…… ライトよりビームの方かな?」
「レーザーライフルにレーザーブレードなんぞ持ちやがって、てめぇだけ世界観がチゲぇ~んだよ!」
「その世紀末崩壊物に、たくさんいる様な頭に言われたくない!」
ユメを追うPK達の頭は…… ほぼモヒカンでした。
「なら! てめぇの武器で近未来物になってやら~!」
「それは無理」
「あ?」
ユメが地面に向かって、レーザーライフルの引き金を引く……
「何処…… まさか!?」
「私の勝ち!」
「チッキショーーー」
PKプレイヤー達を巻き込み地面が吹き飛んだ!?
「忍者のスキル…… 爆破系威力アップは…… ヤバイね……」
PKプレイヤーごと吹き飛んだ森を見て…… ユメは忍者の時には、爆破系トラップを控えると誓うのだった。
「あれ? うわぁ…… PKの所持品かな?」
吹き飛んだ森の跡地に…… 血塗れの毛皮が沢山転がっていた。
「これ…… 例のレアザコドロップ?」
よく見ると…… ピンク色の毛皮に血がべっとりと付いていた。
「どうしようか……」
「ユメさま、あつめる?」
妖精型のサポートユニットのファルが、PKの所持品ドロップの回収を始める。
「うわぁ…… 多いけど…… 他のプレイヤーのも含まれてるのかな?」
どうやら…… PK被害者にも、赤ちゃんモンスターを狩ったプレイヤーがいた様で…… かなりの枚数が在った。
「本当に…… どうしようか……(扱いに困る程に、血塗れのピンクい毛皮が山になってる…… とりあえず、浄化して見様かな?)」
山になった血塗れのピンクい毛皮に、ユメが浄化魔法を使うと……
「あれ? 身体が勝手に……!?」
浄化魔法で鮮やかなピンク色に毛皮が変わると同時に、ユメの〝天使化〟が始まる!?
「えっ…… 光が…… 集まる? あっ、また身体が!?」
天使化したユメが浄化したピンク色の毛皮に、光が集まると…… ユメの身体が〝精霊化〟を始める。
「精霊術が!?」
精霊化したユメの身体を通して、自然の力がピンク色の毛皮に集まった光に流れて行く。
「ちょっ、これはヤバイかも! 止まらない!? きゃ!!」
ピンク色の毛皮に集まった光が自然の力と混ざり合って…… 眩い閃光を放ち弾けた!?
「うぅ…… 何が……!?」
「うきゅ♪」
閃光が消えると…… 山になっていたピンク色の毛皮は無くなり、変わりにカラフルに色とりどりなレアザコの…… ベビーモンスター達がいた!?
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