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第12章 夢をほぼ叶えし混沌神な女神妖精は…… 新たなユメを見る!?編
くじ引き祭の後祭り…… あのアイテムは先行収録?
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~ フェアリーガーデン 中庭【神々の箱庭】~
「おめでとうございます♪…… って、カナエちゃんじゃないの」
「あ、麗華さん。こんにちは」
「はい、こんにちは…… 当てちゃったのね……」
新世界の開発者の麗華さんが、玉子型のカプセルベッドを見て…… 崩れ落ちる。
「あれ…… ヤバイですか?」
「うんうん…… 大丈夫よ。発売前の先行収録1000アイテム各100個当たるくじ引きキャンペーンの開始直後の第1号で…… シークレットを引いただけだから……」
(あ…… どうやら、やっちゃった…… 見たいですね?)
麗華さん達(運営)は、新世界内での人気を見て……
新世界のトレーディングカードゲーム【NEWWORLD】を、現実に売り出す事に決定。
さらにカードに読み込みコードを付けて、新世界のアイテムと使用可能にする予定で……
そのカードパックに収録予定のアイテムを、先行収録したくじ引きキャンペーンを開始したら……
偶然、大量にくじ引きをしていたカナエが…… シークレットを引いてしまったのだ。
「もう新世界で、NEWWORLDをやっているプレイヤーのみんなにも、現実でも遊んで欲しいから…… 新世界のアイテムとかが当たる様にしたんだけどね……」
「その一発目を…… 私が引いたんですね?」
「まあ、今回は先行配布の一つだから、気にしないでね。私がカナエちゃんの強運にビックリした…… だけだから」
「はぁ…… それで現実のNEWWORLDは、どんなのですか?」
「最初にね。【騎士】【冒険者】【亜人系】【モンスター系】と、可愛い系の【ベビー】で組まれた50枚カードデッキをスタートデッキとして、500円(税込み)のワンコインで販売すると同時に、5枚入り100円(税込み)の追加カードパック。【キャラクター】【アイテム】【フィールド】と、その全部をランダムに封入した【くじ引き】パックを販売するんだけど…… 良かったら、買って見てね♪」
「面白そうですね。その商品の中に、私が引いた各アイテムの引き換えコード付きのカードが封入してるんですね?」
「そうね。カナエちゃんが引いた【アバター生成器】がシークレットなの…… 転売されない様に1回スキャンしたデータ付きカードのデータは、新世界では1回しかデータ化しない様になってるからね」
「一度スキャンしたら、ただのゲームカードですか…… それでも、大人買いが凄そうですね」
「それは、仕方がないわ。子供達にも買える様に価格をおさえたから、数が売れないとね。赤字になるから……」
「そうですか……」
「でもね。一応、カードのアイテム化には、レア度別に制限が付いてるからね。【N】と【R】は制限無しで、【SR】は50【SSR】が30【SSSR】は15、【UR】と【GR】は5回までが、一月にカードから新世界にデータ化出来ない仕様だから…… 一気にGRフル装備は揃わないと思うし、高レアなカードが装備品とは限らないからね」
「確かに…… アバター生成器の拡張パーツがSR以上でしたね」
「まあね…… で、カード発売前に引き当てたカナエちゃんに、サブアバター生成方法と使用の注意点を説明するわね♪」
「あ、はい、お願いします」
麗華さんのサブアバターに付いての説明は……
基本的に、今使ってるアバターと生成方法は変わらないらしく……
Lv1からのスタートになるけど、今のアバターと所持しているアイテムや装備品、Gや拠点などは、共通で使えるとの事……
ただし、クランやギルドなどは別人扱いになるので、入り直しが必要らしいです。
「後は…… 基本的な事は変わらないけど、種族によって違いがあるから気を付けてね」
「はい、あっ! 質問があります」
「なに?」
「眷属との関係は…… どうなりますか?」
「う~ん…… 眷属の子達ならば、カナエちゃんのバイタルデータとリンクしてるから大丈夫でしょうけど…… 緑人から眷属になった子達には難しいかもね」
「となると…… フェアリーガーデンやぼうけん屋は使えないかもですね……」
「そうね…… でも、カナエちゃん、新世界では〝神様〟の一柱だから…… その魂たるバイタルデータを使うサブアバターがどうなるかは…… やってみないと解らないわよ♪」
「楽しそうですね…… 麗華さん?」
「だって、知らない事を知る時って…… ワクワクしない?」
「それは…… ちょっと理解できます。つまりは、今…… サブアバターを作れって事ですよね?」
「私なら、不具合も直ぐに修正できるからね♪」
「私…… 今、学園の強化合宿の監視中なんですけど……」
「大丈夫♪ 今、代わりを用意するから! あ~もしもし……」
『!?……!』
「そう、私だけど、カナエちゃんに用事があるの……だから、カナエちゃんの役目と代わって♪」
『…… …………』
「そう、ありがとう。よろしくね♪ これで、よし…… さあ、カナエちゃんの〝新たな姿〟を作りましょうか♪」
・
・
・
「順調かい? デンライ」
「!? レオン、良いのか? 王様がこんなとこに来て……」
「俺は学園長だし、〝あの人〟が…… カナエさんとなんかするらしくって、カナエさんの代わりに呼ばれたんだよ……」
「あの人が…… また、カナエさんが強くなるのか……」
「どうだろうな…… あの人とカナエさん…… 絶対に何か起きるよな?」
「間違いないな……」
大叔母に呼び出されて、学園の強化合宿キャンプに合流したレオンとデンライが……
マッドなサイエンティストな麗華と、何時も何かをやらかすカナエの組合せに、言い知れぬ不安感を感じるのだった。
「おめでとうございます♪…… って、カナエちゃんじゃないの」
「あ、麗華さん。こんにちは」
「はい、こんにちは…… 当てちゃったのね……」
新世界の開発者の麗華さんが、玉子型のカプセルベッドを見て…… 崩れ落ちる。
「あれ…… ヤバイですか?」
「うんうん…… 大丈夫よ。発売前の先行収録1000アイテム各100個当たるくじ引きキャンペーンの開始直後の第1号で…… シークレットを引いただけだから……」
(あ…… どうやら、やっちゃった…… 見たいですね?)
麗華さん達(運営)は、新世界内での人気を見て……
新世界のトレーディングカードゲーム【NEWWORLD】を、現実に売り出す事に決定。
さらにカードに読み込みコードを付けて、新世界のアイテムと使用可能にする予定で……
そのカードパックに収録予定のアイテムを、先行収録したくじ引きキャンペーンを開始したら……
偶然、大量にくじ引きをしていたカナエが…… シークレットを引いてしまったのだ。
「もう新世界で、NEWWORLDをやっているプレイヤーのみんなにも、現実でも遊んで欲しいから…… 新世界のアイテムとかが当たる様にしたんだけどね……」
「その一発目を…… 私が引いたんですね?」
「まあ、今回は先行配布の一つだから、気にしないでね。私がカナエちゃんの強運にビックリした…… だけだから」
「はぁ…… それで現実のNEWWORLDは、どんなのですか?」
「最初にね。【騎士】【冒険者】【亜人系】【モンスター系】と、可愛い系の【ベビー】で組まれた50枚カードデッキをスタートデッキとして、500円(税込み)のワンコインで販売すると同時に、5枚入り100円(税込み)の追加カードパック。【キャラクター】【アイテム】【フィールド】と、その全部をランダムに封入した【くじ引き】パックを販売するんだけど…… 良かったら、買って見てね♪」
「面白そうですね。その商品の中に、私が引いた各アイテムの引き換えコード付きのカードが封入してるんですね?」
「そうね。カナエちゃんが引いた【アバター生成器】がシークレットなの…… 転売されない様に1回スキャンしたデータ付きカードのデータは、新世界では1回しかデータ化しない様になってるからね」
「一度スキャンしたら、ただのゲームカードですか…… それでも、大人買いが凄そうですね」
「それは、仕方がないわ。子供達にも買える様に価格をおさえたから、数が売れないとね。赤字になるから……」
「そうですか……」
「でもね。一応、カードのアイテム化には、レア度別に制限が付いてるからね。【N】と【R】は制限無しで、【SR】は50【SSR】が30【SSSR】は15、【UR】と【GR】は5回までが、一月にカードから新世界にデータ化出来ない仕様だから…… 一気にGRフル装備は揃わないと思うし、高レアなカードが装備品とは限らないからね」
「確かに…… アバター生成器の拡張パーツがSR以上でしたね」
「まあね…… で、カード発売前に引き当てたカナエちゃんに、サブアバター生成方法と使用の注意点を説明するわね♪」
「あ、はい、お願いします」
麗華さんのサブアバターに付いての説明は……
基本的に、今使ってるアバターと生成方法は変わらないらしく……
Lv1からのスタートになるけど、今のアバターと所持しているアイテムや装備品、Gや拠点などは、共通で使えるとの事……
ただし、クランやギルドなどは別人扱いになるので、入り直しが必要らしいです。
「後は…… 基本的な事は変わらないけど、種族によって違いがあるから気を付けてね」
「はい、あっ! 質問があります」
「なに?」
「眷属との関係は…… どうなりますか?」
「う~ん…… 眷属の子達ならば、カナエちゃんのバイタルデータとリンクしてるから大丈夫でしょうけど…… 緑人から眷属になった子達には難しいかもね」
「となると…… フェアリーガーデンやぼうけん屋は使えないかもですね……」
「そうね…… でも、カナエちゃん、新世界では〝神様〟の一柱だから…… その魂たるバイタルデータを使うサブアバターがどうなるかは…… やってみないと解らないわよ♪」
「楽しそうですね…… 麗華さん?」
「だって、知らない事を知る時って…… ワクワクしない?」
「それは…… ちょっと理解できます。つまりは、今…… サブアバターを作れって事ですよね?」
「私なら、不具合も直ぐに修正できるからね♪」
「私…… 今、学園の強化合宿の監視中なんですけど……」
「大丈夫♪ 今、代わりを用意するから! あ~もしもし……」
『!?……!』
「そう、私だけど、カナエちゃんに用事があるの……だから、カナエちゃんの役目と代わって♪」
『…… …………』
「そう、ありがとう。よろしくね♪ これで、よし…… さあ、カナエちゃんの〝新たな姿〟を作りましょうか♪」
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「順調かい? デンライ」
「!? レオン、良いのか? 王様がこんなとこに来て……」
「俺は学園長だし、〝あの人〟が…… カナエさんとなんかするらしくって、カナエさんの代わりに呼ばれたんだよ……」
「あの人が…… また、カナエさんが強くなるのか……」
「どうだろうな…… あの人とカナエさん…… 絶対に何か起きるよな?」
「間違いないな……」
大叔母に呼び出されて、学園の強化合宿キャンプに合流したレオンとデンライが……
マッドなサイエンティストな麗華と、何時も何かをやらかすカナエの組合せに、言い知れぬ不安感を感じるのだった。
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