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第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編
賊狩りの幽霊戦艦!?
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「マザーグースは、レイと混沌族の子供達で使用してね」
「了解しました。子供達とこの艦は、私が護ります!」
「子供達と自分の命を第1に考えて、行動してね?」
「マスター…… 必ず、皆無事に運用します!」
マザーグースの艦長代理をレイに決めて、1~5のカオスロイド達をクルーに配置しました。
「白鳥の方は…… 6から10にクルーになってもらうね」
「了解しました。マスター…… 艦長は何方が?」
「白鳥は、トイボックスの機神母艦にするからね…… とりあえず、ぼうけん屋に着いてからにしようか」
「了解しました」
「主様…… 申し訳ございません! お預りした艦を危険にさらしました」
「パール、今回は運が無かったね。機神や母艦を持つ空賊達や盗賊団が出て来る様になったからねぇ…… ホエールとサーモンも強化改修しないと、危ないかな?」
「ホエール1の損傷から考えて…… 今の防御力では持ちませんね」
「う~ん…… ホエールとサーモンは、装甲部の換装とバリアシステム搭載するまでは使用停止にします。パールは白鳥の副艦長をお願いね?」
「はい…… 謹んで、お請けします」
「じゃあ、ぼうけん屋に出発!」
・
・
・
~ 温泉旅館ぼうけん屋 ~
「「おねぇちゃん、おかえりなさい♪」」
「ただいま♪」
「お帰りなさいませ。親方様」
「ただいま、あおいちゃんとシュリちゃん、巴、この子達は新しい家族だから温泉に案内して上げてね?」
「「はぁい♪ こちらにどうぞ♪」」
「巴、レイ、お願いね?」
「はっ、お任せを」
「了解です。マスター」
あおいちゃんとシュリちゃんに連れられ、温泉に向かう混沌族の後ろにレイと巴が付いて行くのを見送り、私はクランルームへ。
「お帰りなさいませ」
「ただいま。せっちゃん、みんなは?」
「広間に御出です」
広間に入ると…… ジノとデンライ以外のクランメンバーとレオン王、セルフィナ王妃、ガルジ師匠、千鶴ちゃんとミントスさんがいました。
「クランメンバーはわかりますが…… そこの王夫妻と師匠と千鶴ちゃん、ミントスさんは何故?」
「ジノさんとデンライから報せを受けてね」
「最近、遺跡から手に入れた兵器を使う賊が増えてなぁ…… 対策を練る為にも、蒼のギルドに賊が掘り返してそうな古代遺跡の場所を教えて欲しい」
「私達にもね」
「わかりました…… だけど、地形が古代の地図データですから…… 今の地形に合わせた地図データに修正するので、ちょっとお待ち下さいね」
ジノさんには、運営さんから依頼用に詳細な今の地図データが送られたらしいけど…… 私が持ってるのは、地形変動前の地図データだからね…… 今の地図データに修正しないといけない。
修正した遺跡の地図データを渡した後……
「ここからは、クランメンバーにお知らせです」
クランメンバーだけを集めて、ホエール1とリボルバーサーモンの改修による使用停止する事を報告しました。
「鯨と鮭が強化されるまでは、どうする?」
「しばらくは…… もうじゅう戦隊の活動は停止してね。代わりに、機神はヒーロー型とヒロイン型、妖精型に追加武装装甲と新造機動戦艦の白鳥を配備するから、使ってね♪」
「新型戦艦作ったの?」
「偶然、盗賊団が掘り返した古代戦艦を手に入れたからね。構造解析して、同型の戦艦作ったから…… クランで使ってね♪」
「クラン専用万能機動戦艦…… 買ったら何Gするの?」
「え~っと…… 機神が搭載できる万能戦艦ですよね? 出品されてるのは…… 30メートル級で、一、十、百… 一千万G!?」
「しかも、最低限の設備しか無いのと機神搭載スペース狭いですよ」
「課金のも、そのサイズで本体価格が一万円以上ですよ!? しかも、後付けのオプションが無いと弱いです……」
「カナエが作った戦艦を出品したら…… 一千億G以上するじゃない?」
「今…… 1番稼げるのは?」
「確実なのは…… 王国の端にある【異界の谷】での中級ドラゴン狩りで、当り外れがあるのが魔法国の【魔道具の墓場】で採集かな?」
「スレイブにあるカジノが景品で戦艦出してるって、話もあるけど?」
「彼処は国中が無法地帯みたいな処だから…… カジノにたどり着く迄が、大変よ」
「それでも…… 1日、五十万G稼げるかだよね?」
「死にもどると…… マイナスになるかもよ……」
「まぁ…… この世界には収納魔法や魔道具があるから、大型戦艦は…… 個人にはあまり必要無いけどね……」
「あの大きいの…… ひとりで動かすの?」
「クルー…… 乗組員は用意出来るけど、艦長は誰がやる?」
・
・
・
「前方に敵性の金属反応。ターニャ艦長、どうしますか?」
「金属? 機神持ちの盗賊かしら…… 6、合図したら、カモフラージュ解錠と同時にミサイル発射! 機神小学生部隊発進スタンバイ!」
『『『『『『りょうかい!』』』』』』
「機神高校生部隊は待機していて、小学生部隊がピンチになったら出撃」
『『『『了解!』』』』
「じゃあ…… 攻撃開始! 機神部隊発進!」
その後… 盗賊や海賊、空賊プレイをしていた蒼人プレイヤーや緑人の間で、急に現れては消える【賊狩りの幽霊戦艦】の話が流れるのだった。
「了解しました。子供達とこの艦は、私が護ります!」
「子供達と自分の命を第1に考えて、行動してね?」
「マスター…… 必ず、皆無事に運用します!」
マザーグースの艦長代理をレイに決めて、1~5のカオスロイド達をクルーに配置しました。
「白鳥の方は…… 6から10にクルーになってもらうね」
「了解しました。マスター…… 艦長は何方が?」
「白鳥は、トイボックスの機神母艦にするからね…… とりあえず、ぼうけん屋に着いてからにしようか」
「了解しました」
「主様…… 申し訳ございません! お預りした艦を危険にさらしました」
「パール、今回は運が無かったね。機神や母艦を持つ空賊達や盗賊団が出て来る様になったからねぇ…… ホエールとサーモンも強化改修しないと、危ないかな?」
「ホエール1の損傷から考えて…… 今の防御力では持ちませんね」
「う~ん…… ホエールとサーモンは、装甲部の換装とバリアシステム搭載するまでは使用停止にします。パールは白鳥の副艦長をお願いね?」
「はい…… 謹んで、お請けします」
「じゃあ、ぼうけん屋に出発!」
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~ 温泉旅館ぼうけん屋 ~
「「おねぇちゃん、おかえりなさい♪」」
「ただいま♪」
「お帰りなさいませ。親方様」
「ただいま、あおいちゃんとシュリちゃん、巴、この子達は新しい家族だから温泉に案内して上げてね?」
「「はぁい♪ こちらにどうぞ♪」」
「巴、レイ、お願いね?」
「はっ、お任せを」
「了解です。マスター」
あおいちゃんとシュリちゃんに連れられ、温泉に向かう混沌族の後ろにレイと巴が付いて行くのを見送り、私はクランルームへ。
「お帰りなさいませ」
「ただいま。せっちゃん、みんなは?」
「広間に御出です」
広間に入ると…… ジノとデンライ以外のクランメンバーとレオン王、セルフィナ王妃、ガルジ師匠、千鶴ちゃんとミントスさんがいました。
「クランメンバーはわかりますが…… そこの王夫妻と師匠と千鶴ちゃん、ミントスさんは何故?」
「ジノさんとデンライから報せを受けてね」
「最近、遺跡から手に入れた兵器を使う賊が増えてなぁ…… 対策を練る為にも、蒼のギルドに賊が掘り返してそうな古代遺跡の場所を教えて欲しい」
「私達にもね」
「わかりました…… だけど、地形が古代の地図データですから…… 今の地形に合わせた地図データに修正するので、ちょっとお待ち下さいね」
ジノさんには、運営さんから依頼用に詳細な今の地図データが送られたらしいけど…… 私が持ってるのは、地形変動前の地図データだからね…… 今の地図データに修正しないといけない。
修正した遺跡の地図データを渡した後……
「ここからは、クランメンバーにお知らせです」
クランメンバーだけを集めて、ホエール1とリボルバーサーモンの改修による使用停止する事を報告しました。
「鯨と鮭が強化されるまでは、どうする?」
「しばらくは…… もうじゅう戦隊の活動は停止してね。代わりに、機神はヒーロー型とヒロイン型、妖精型に追加武装装甲と新造機動戦艦の白鳥を配備するから、使ってね♪」
「新型戦艦作ったの?」
「偶然、盗賊団が掘り返した古代戦艦を手に入れたからね。構造解析して、同型の戦艦作ったから…… クランで使ってね♪」
「クラン専用万能機動戦艦…… 買ったら何Gするの?」
「え~っと…… 機神が搭載できる万能戦艦ですよね? 出品されてるのは…… 30メートル級で、一、十、百… 一千万G!?」
「しかも、最低限の設備しか無いのと機神搭載スペース狭いですよ」
「課金のも、そのサイズで本体価格が一万円以上ですよ!? しかも、後付けのオプションが無いと弱いです……」
「カナエが作った戦艦を出品したら…… 一千億G以上するじゃない?」
「今…… 1番稼げるのは?」
「確実なのは…… 王国の端にある【異界の谷】での中級ドラゴン狩りで、当り外れがあるのが魔法国の【魔道具の墓場】で採集かな?」
「スレイブにあるカジノが景品で戦艦出してるって、話もあるけど?」
「彼処は国中が無法地帯みたいな処だから…… カジノにたどり着く迄が、大変よ」
「それでも…… 1日、五十万G稼げるかだよね?」
「死にもどると…… マイナスになるかもよ……」
「まぁ…… この世界には収納魔法や魔道具があるから、大型戦艦は…… 個人にはあまり必要無いけどね……」
「あの大きいの…… ひとりで動かすの?」
「クルー…… 乗組員は用意出来るけど、艦長は誰がやる?」
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「前方に敵性の金属反応。ターニャ艦長、どうしますか?」
「金属? 機神持ちの盗賊かしら…… 6、合図したら、カモフラージュ解錠と同時にミサイル発射! 機神小学生部隊発進スタンバイ!」
『『『『『『りょうかい!』』』』』』
「機神高校生部隊は待機していて、小学生部隊がピンチになったら出撃」
『『『『了解!』』』』
「じゃあ…… 攻撃開始! 機神部隊発進!」
その後… 盗賊や海賊、空賊プレイをしていた蒼人プレイヤーや緑人の間で、急に現れては消える【賊狩りの幽霊戦艦】の話が流れるのだった。
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