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第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編
カナエの小惑星開拓開始です♪
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「ここが…… 霊峰の頂上か? ほぼ宇宙だな」
仮面のヒーロー姿に変身したジノさんが呟く。
「大丈夫ですか? こんな処に付き合わせて……」
「この姿の時は、大概の事は大丈夫だな…… 俺の事は気にしないで、目的の物は…… 有りそうかな?」
種族的に大丈夫だけど…… 念の為にFフィールドを張りながら頂上を捜索すると……
「あっ…… ありました!」
火口の中に…… 光輝く結晶があった。
「この結晶が【原初の神秘石】か?」
「はい…… これで〝あの星〟が、さらに住みやすくなります♪」
私が手に入れた〝あの小惑星〟をただの宇宙金属の資源衛生から、生命体が居住可能な星にする為に必要な〝重要アイテム〟を見付けました。
・
・
・
「ジノさん、ありがとうございます」
「ああ、ある程度出来たら連れてってくれなぁ?」
「はい♪」
神国の聖域から出て、ジノさんと別れてフェアリーガーデンへ転移しました。
「主さま、おかえりなさいませ」
「ただいま♪ ロッテ、フェアリーガーデンを浮上。この星から離してね」
「この星の環境を変更するのですね?」
「うん、何が起きるか解らないからフェアリーガーデンは待避して」
「わかりました…… 主さま、お気をつけて」
「うん! 行って来ます♪」
小惑星から私以外が退避したのを確認して、私は小惑星の中心部に向かった……
「え~っと、なになに…… 星の中心で【原初の神秘石】に必要とする神々の力を込める……と、神々の力か…… 私だけで大丈夫かな?」
とりあえず、原初の神秘石に【神化】して力を込める……
「う…… うぅん!? あ…… ん……」
原初の神秘石に力が流れ込むのが…… 止まらない!? ヤバイ…… これ以上は……
「き…… れい……」
意識が途切れる寸前に見た光景は…… 原初の神秘石ら無数の光が根の様に伸びるきれいな光景でした。
・
・
・
「…… マ……… マス…… マスター」
「う…… うぅ…… フェアリ…… エ? 私は…… どうなったの?」
目が覚めると…… 人化したフェアリエが私を支えていた。
「マスターが星の中心部に向かわれた後、星が大気に包まれマスターの生命反応が低下したので…… 私が捜索に来ました」
「そう…… ありがとうね。フェアリエ…… 原初の神秘石は…… アレかな?」
「その様ですね」
半径2メートルくらいの球体状になった星の中心部の中央に…… 虹に輝く結晶が浮いてる。
「え~っと……【創星結晶】…… この星のコア?」
私の力を吸収した原初の神秘石は…… 創星結晶になりました。
「この星の環境を設定出来るんだ…… とりあえず、海を作る?」
「この星の大きさから…… 植物が根付くまでは地表に水分を出しても蒸発してしまうので、多重惑星化して地中に作る事をオススメします」
「しばらくは…… 植物を増やして環境改善に勤めるしかないかな?」
「後、何よりも重要な事があります」
「重要な…… 事?」
「この星の〝名〟を付ける事です」
「名付けか…… 小妖精の星…… 位置的にネオアースの第二の月だから、【小妖精月】かな?」
「小妖精月ですか。良い名だと思います」
「じゃあ、決まりだね」
私は、創星結晶に手をかざすと…… 空中に半透明な操作パネルが現れた。
「え~…… 名前は小妖精月で…… 多重構造型惑星で地中に海が有りで…… 植物を」
惑星の初期設定をしたら……
「こんな感じかな?」
〔惑星名〕
【小妖精月】
【創星の混沌神カナエ】の〝神域〟…… 元は宇宙金属集合体型の資源衛生型小惑星だが、カナエが【原初の神秘石】に自分の〝神力〟を注ぎ【創星結晶】を作り出して〝多重構造型小惑星〟へと変えた。
惑星環境は【ネオアース】とほぼ同じだが…… 植物が少なく大気が薄い。地中に何層にもなる階層を持ち地表の直ぐ下は海になっている。
植物と微生物以外の生命体は、今はいない。
「と、まあ…… 大気が安定するまでは、動物は無理っぽいね?」
「重力はネオアースと同じですね」
「位置的にネオアースと月に衝突しない場所にあるから…… 大丈夫だと思うよ」
「そのへんは創星結晶が調節してくれる見たいですね」
「優秀だね……」
ピコーン♪
〔シークレットクエスト【星を作りし者】をクリアしました〕
「あっ…… クエストクリアした」
「クエストだったんですか?」
「うん、知らなかったよ」
「マスター、原初の神秘石の情報は誰から?」
「最高神様達から、教えて貰いましたけど?」
物産展の後、素材を取りに神々の箱庭に行ったら…… 最高神様達が双子の赤ちゃん神を遊ばしてたんだよね。
「現時点では、マスター以外お持ちでは無い情報元ですね」
「そう考えると…… 最初に妖精神様に会ってないと、今の情況じゃなかったね」
「私も…… マスターに会ってない可能性が出ますね」
一応、ターニャに確認したけど…… 私のプレイデータは不正が無かったとの事。
あの帝国勇者と仲間は不正アバターをスパイが作っていたらしいけど……
まあ、そのせいで順番がズレて…… 私が妖精神様に出会う事になったらしいけどね。
「神々の箱庭で、地の最高神様に金属のヒントを貰おうとしたら…… 小惑星の話になってね」
「神々から、星の環境を変えるアイテムの情報を得たと?」
「そう何だけど……」
「どうしました?」
「どうしよう…… フェアリエ…… クエスト報酬で、精霊樹と妖精樹…… そして、また世界樹の苗木を貰った」
神々の言う通りにしたら、生産系の究極級アイテムを…… 手に入れた!?
仮面のヒーロー姿に変身したジノさんが呟く。
「大丈夫ですか? こんな処に付き合わせて……」
「この姿の時は、大概の事は大丈夫だな…… 俺の事は気にしないで、目的の物は…… 有りそうかな?」
種族的に大丈夫だけど…… 念の為にFフィールドを張りながら頂上を捜索すると……
「あっ…… ありました!」
火口の中に…… 光輝く結晶があった。
「この結晶が【原初の神秘石】か?」
「はい…… これで〝あの星〟が、さらに住みやすくなります♪」
私が手に入れた〝あの小惑星〟をただの宇宙金属の資源衛生から、生命体が居住可能な星にする為に必要な〝重要アイテム〟を見付けました。
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「ジノさん、ありがとうございます」
「ああ、ある程度出来たら連れてってくれなぁ?」
「はい♪」
神国の聖域から出て、ジノさんと別れてフェアリーガーデンへ転移しました。
「主さま、おかえりなさいませ」
「ただいま♪ ロッテ、フェアリーガーデンを浮上。この星から離してね」
「この星の環境を変更するのですね?」
「うん、何が起きるか解らないからフェアリーガーデンは待避して」
「わかりました…… 主さま、お気をつけて」
「うん! 行って来ます♪」
小惑星から私以外が退避したのを確認して、私は小惑星の中心部に向かった……
「え~っと、なになに…… 星の中心で【原初の神秘石】に必要とする神々の力を込める……と、神々の力か…… 私だけで大丈夫かな?」
とりあえず、原初の神秘石に【神化】して力を込める……
「う…… うぅん!? あ…… ん……」
原初の神秘石に力が流れ込むのが…… 止まらない!? ヤバイ…… これ以上は……
「き…… れい……」
意識が途切れる寸前に見た光景は…… 原初の神秘石ら無数の光が根の様に伸びるきれいな光景でした。
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「…… マ……… マス…… マスター」
「う…… うぅ…… フェアリ…… エ? 私は…… どうなったの?」
目が覚めると…… 人化したフェアリエが私を支えていた。
「マスターが星の中心部に向かわれた後、星が大気に包まれマスターの生命反応が低下したので…… 私が捜索に来ました」
「そう…… ありがとうね。フェアリエ…… 原初の神秘石は…… アレかな?」
「その様ですね」
半径2メートルくらいの球体状になった星の中心部の中央に…… 虹に輝く結晶が浮いてる。
「え~っと……【創星結晶】…… この星のコア?」
私の力を吸収した原初の神秘石は…… 創星結晶になりました。
「この星の環境を設定出来るんだ…… とりあえず、海を作る?」
「この星の大きさから…… 植物が根付くまでは地表に水分を出しても蒸発してしまうので、多重惑星化して地中に作る事をオススメします」
「しばらくは…… 植物を増やして環境改善に勤めるしかないかな?」
「後、何よりも重要な事があります」
「重要な…… 事?」
「この星の〝名〟を付ける事です」
「名付けか…… 小妖精の星…… 位置的にネオアースの第二の月だから、【小妖精月】かな?」
「小妖精月ですか。良い名だと思います」
「じゃあ、決まりだね」
私は、創星結晶に手をかざすと…… 空中に半透明な操作パネルが現れた。
「え~…… 名前は小妖精月で…… 多重構造型惑星で地中に海が有りで…… 植物を」
惑星の初期設定をしたら……
「こんな感じかな?」
〔惑星名〕
【小妖精月】
【創星の混沌神カナエ】の〝神域〟…… 元は宇宙金属集合体型の資源衛生型小惑星だが、カナエが【原初の神秘石】に自分の〝神力〟を注ぎ【創星結晶】を作り出して〝多重構造型小惑星〟へと変えた。
惑星環境は【ネオアース】とほぼ同じだが…… 植物が少なく大気が薄い。地中に何層にもなる階層を持ち地表の直ぐ下は海になっている。
植物と微生物以外の生命体は、今はいない。
「と、まあ…… 大気が安定するまでは、動物は無理っぽいね?」
「重力はネオアースと同じですね」
「位置的にネオアースと月に衝突しない場所にあるから…… 大丈夫だと思うよ」
「そのへんは創星結晶が調節してくれる見たいですね」
「優秀だね……」
ピコーン♪
〔シークレットクエスト【星を作りし者】をクリアしました〕
「あっ…… クエストクリアした」
「クエストだったんですか?」
「うん、知らなかったよ」
「マスター、原初の神秘石の情報は誰から?」
「最高神様達から、教えて貰いましたけど?」
物産展の後、素材を取りに神々の箱庭に行ったら…… 最高神様達が双子の赤ちゃん神を遊ばしてたんだよね。
「現時点では、マスター以外お持ちでは無い情報元ですね」
「そう考えると…… 最初に妖精神様に会ってないと、今の情況じゃなかったね」
「私も…… マスターに会ってない可能性が出ますね」
一応、ターニャに確認したけど…… 私のプレイデータは不正が無かったとの事。
あの帝国勇者と仲間は不正アバターをスパイが作っていたらしいけど……
まあ、そのせいで順番がズレて…… 私が妖精神様に出会う事になったらしいけどね。
「神々の箱庭で、地の最高神様に金属のヒントを貰おうとしたら…… 小惑星の話になってね」
「神々から、星の環境を変えるアイテムの情報を得たと?」
「そう何だけど……」
「どうしました?」
「どうしよう…… フェアリエ…… クエスト報酬で、精霊樹と妖精樹…… そして、また世界樹の苗木を貰った」
神々の言う通りにしたら、生産系の究極級アイテムを…… 手に入れた!?
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