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第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編
奴隷の子供達と神クエスト?
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~ 盗賊団母艦 ~
「君が…… あの盗賊機神の設計者?」
奴隷の子供メカニックのリーダーに手を引かれて、ボロボロの大人物のシャツを来た子が現れる。
シャツの裾をスカートの様に引きずりながら歩く子は… 他の子供達よりも、頭ふたつ分くらい低い。
「おじいちゃんが…… チビにはキカイいじりできないから、セッケイズのかきかたをおしえたの」
(1番幼い子が虐待の対象にならない為に、重要な役割を教えたのかな……)
「そのおじいちゃんも、奴隷なの?」
「おじいちゃんは…… ハックツタイのひと」
「このオフネをほってたの」
「そこに、オカシラたちがキタの」
「オフネをほるのにつかうキカイをなおすのに、ボクたちにキカイいじりをおしえてくれたの」
「そのおじいちゃんは…… 何処に?」
「おじいちゃん…… ウラレタの」
「オフネをほってなおして、とんだら…… さばくのクニにいったの」
「ハックツタイのひとたちは…… そこで、オフネからおりたの」
「オカシラがたかくウレタっていたの…… あのクニにウラレタんだとおもうの」
(砂漠の国…… それって、確か…… スレイブとか言う【奴隷の国】の事かな?)
「発掘隊か…… 何処の国の隊か気になる上に、このサイズの戦艦が眠る発掘場所もヤバそうだな…… この盗賊団の拠点は其処か?」
「キョテン?」
「え~っと…… お頭達がこの船の他の場所に寝る処が在るの? この船を掘った場所はどうしてるの?」
「オカシラはオフネからおりないよ」
「このオフネがでたバショは…… つよいモンスターがキタの」
「モンスターよけのキカイがこわれたの」
「この戦艦が盗賊団の拠点みたいですね…… 発掘場所は、モンスターの巣になったのかな?」
「なら、盗賊団の引き渡しと子供達の保護してから、ホムンクルスプラントの調査後に発掘場所の確認に行こうか?」
「子供達の保護は、私がします」
「俺は首都に戻って、盗賊団の引き渡しをして来る。次いでに、盗賊団に協力してる賞金稼ぎを炙り出すか?」
「それは、ジノさんに任せます。処で…… この戦艦どうします?」
「どうしようか?」
クイクイ……
「うん? どうしたの?」
盗賊団の機神設計者の子が、私の袖を掴んで……
「カミさま…… おうちのオフネ…… でないとダメなの?」
と、私の見上げる……
前髪に隠されたつぶらな瞳に…… 負けた。
「この戦艦…… 私が預かります! 改修して、トイボックスの母艦にします! そして、この子達を船員にしたいと思います!」
「まあ…… 通常の移動用ならば、カナエちゃんが改修するなら問題ないだろうな…… 任せるよ。じゃあ、盗賊団の引き渡しに行って来るね」
「いってらっしゃい♪」
盗賊団を閉じ込めた荷台を繋いだバトラーに跨がり、走り出したジノさんを見送って…… 私は眷属召喚でダイヤとサファイア、エメラを喚ぶ。
「カミさま… このおねいちゃんたちは? だれなの?」
「初めまして、私達は主様…… 神様であるカナエ様の眷属…… メイドです。よろしくお願いいたしますね?」
「この銀色の髪のお姉ちゃんがダイヤ、青色の髪がサファイアで、緑色がエメラだよ。みんなに色々教えてくれるお姉ちゃん達だよ。みんなのお家の船をきれいにして直す間、このお姉ちゃん達の言う事を聞いて良い子にしてね?」
「おうちをなおす? ボクたちがなおしたよ?」
「もっと使いやすくするの♪ みんなも、自分達の部屋は使いやすい方が良いでしょ?」
「「「「「「うん♪」」」」」」
「でね…… 機械いじり続けたい? 辞めたいなら、別のお家が在るから、そっちに移っても良いんだよ?」
「ボクは…… おじいちゃんがおしえてくれたキカイいじりをつづけたい!」「ボクも!」「ボクも!」
子供達が次々に手を上げる。
クイクイ…… 設計者の子も、私の袖を掴んで手を上げる。
「じゃあ、船が直るまでは、このお姉ちゃん達と私の処にいてね」
「「「「「「は~い♪」」」」」」
神の力でパワーアップしたヒップバックに戦艦を収納して、驚いてる子供達を連れてフェアリーガーデンに転移した。
「主! お帰り。用事は済んだの…… その子等はどうした?」
「お帰りなさい。主様…… 可愛い子供達ですね?」
「ただいま。このお姉ちゃん達は…… エミリーとエナで機械いじりが、とっても、上手なお姉ちゃん達なの。だから、船が直るまでは…… このお姉ちゃん達と機械いじりをしていてね?」
「「「「「「はぁい♪」」」」」」
「主…… どういう訳だ?」
「この子達は…… 盗賊団の奴隷だった子でね。盗賊団でメカニックしていたの」
回収した盗賊機神を取り出し、エミリーとエナに見せると…
「コイツは…… 中々の腕だな!」
「別々の機神パーツを上手く組み合わせてますね……」
「再設計したヤツが優秀なんだろな…… 地形が悪くても機体バランスが崩れ無い様な組み合わせをしている。設計者は誰だ?」
「この子だよ。1番幼い子だから…… 子供達に技術を教えたおじいちゃんが守る為に、重要な役割を教えたみたい」
「なるほどな……」
「この子達が乗っていた戦艦の改修工事を頼みたいの。将来的には、この子達を船員にしてトイボックスの移動母艦になると思うから…… 攻撃より防御の安全第一で、この子達の意見も聞いてね」
「丁度、王様とお妃様、親衛隊の機神も完成したから、パールが輸送してるから格納庫に空きが在るしな…… 古代の戦艦いじりも楽しいそうだ。引き受けた!」
「主様、お任せを。ロッテさんとジュエリーズと協力して、この子達を安全に面倒見ます!」
「そ、そう…… お願いね?」
テンションが高いエミリーとエナに、ちょっと不安になりながら、子供達のお世話をお願いしてると……
クイクイ……
「カミさま…… いっちゃうの?」
「ちょっと、用事があるの…… 終わったら、あのヒーローさんと戻って来るね?」
「うん…… まってる……」
機神設計者の1番幼い子の頭を撫でてから、ジノさんと別れた場所に転移した。
ピコーン♪
〔神クエスト【信者を持つ神】をクリアしました。種族が【創星の混沌神(見習い神)】から【創星の混沌神(下級神)】に昇格します。〕
転移後に通知が来た!?
あっ…… 神クエストをクリアした?
私は、見習いを卒業したみたいです。
「君が…… あの盗賊機神の設計者?」
奴隷の子供メカニックのリーダーに手を引かれて、ボロボロの大人物のシャツを来た子が現れる。
シャツの裾をスカートの様に引きずりながら歩く子は… 他の子供達よりも、頭ふたつ分くらい低い。
「おじいちゃんが…… チビにはキカイいじりできないから、セッケイズのかきかたをおしえたの」
(1番幼い子が虐待の対象にならない為に、重要な役割を教えたのかな……)
「そのおじいちゃんも、奴隷なの?」
「おじいちゃんは…… ハックツタイのひと」
「このオフネをほってたの」
「そこに、オカシラたちがキタの」
「オフネをほるのにつかうキカイをなおすのに、ボクたちにキカイいじりをおしえてくれたの」
「そのおじいちゃんは…… 何処に?」
「おじいちゃん…… ウラレタの」
「オフネをほってなおして、とんだら…… さばくのクニにいったの」
「ハックツタイのひとたちは…… そこで、オフネからおりたの」
「オカシラがたかくウレタっていたの…… あのクニにウラレタんだとおもうの」
(砂漠の国…… それって、確か…… スレイブとか言う【奴隷の国】の事かな?)
「発掘隊か…… 何処の国の隊か気になる上に、このサイズの戦艦が眠る発掘場所もヤバそうだな…… この盗賊団の拠点は其処か?」
「キョテン?」
「え~っと…… お頭達がこの船の他の場所に寝る処が在るの? この船を掘った場所はどうしてるの?」
「オカシラはオフネからおりないよ」
「このオフネがでたバショは…… つよいモンスターがキタの」
「モンスターよけのキカイがこわれたの」
「この戦艦が盗賊団の拠点みたいですね…… 発掘場所は、モンスターの巣になったのかな?」
「なら、盗賊団の引き渡しと子供達の保護してから、ホムンクルスプラントの調査後に発掘場所の確認に行こうか?」
「子供達の保護は、私がします」
「俺は首都に戻って、盗賊団の引き渡しをして来る。次いでに、盗賊団に協力してる賞金稼ぎを炙り出すか?」
「それは、ジノさんに任せます。処で…… この戦艦どうします?」
「どうしようか?」
クイクイ……
「うん? どうしたの?」
盗賊団の機神設計者の子が、私の袖を掴んで……
「カミさま…… おうちのオフネ…… でないとダメなの?」
と、私の見上げる……
前髪に隠されたつぶらな瞳に…… 負けた。
「この戦艦…… 私が預かります! 改修して、トイボックスの母艦にします! そして、この子達を船員にしたいと思います!」
「まあ…… 通常の移動用ならば、カナエちゃんが改修するなら問題ないだろうな…… 任せるよ。じゃあ、盗賊団の引き渡しに行って来るね」
「いってらっしゃい♪」
盗賊団を閉じ込めた荷台を繋いだバトラーに跨がり、走り出したジノさんを見送って…… 私は眷属召喚でダイヤとサファイア、エメラを喚ぶ。
「カミさま… このおねいちゃんたちは? だれなの?」
「初めまして、私達は主様…… 神様であるカナエ様の眷属…… メイドです。よろしくお願いいたしますね?」
「この銀色の髪のお姉ちゃんがダイヤ、青色の髪がサファイアで、緑色がエメラだよ。みんなに色々教えてくれるお姉ちゃん達だよ。みんなのお家の船をきれいにして直す間、このお姉ちゃん達の言う事を聞いて良い子にしてね?」
「おうちをなおす? ボクたちがなおしたよ?」
「もっと使いやすくするの♪ みんなも、自分達の部屋は使いやすい方が良いでしょ?」
「「「「「「うん♪」」」」」」
「でね…… 機械いじり続けたい? 辞めたいなら、別のお家が在るから、そっちに移っても良いんだよ?」
「ボクは…… おじいちゃんがおしえてくれたキカイいじりをつづけたい!」「ボクも!」「ボクも!」
子供達が次々に手を上げる。
クイクイ…… 設計者の子も、私の袖を掴んで手を上げる。
「じゃあ、船が直るまでは、このお姉ちゃん達と私の処にいてね」
「「「「「「は~い♪」」」」」」
神の力でパワーアップしたヒップバックに戦艦を収納して、驚いてる子供達を連れてフェアリーガーデンに転移した。
「主! お帰り。用事は済んだの…… その子等はどうした?」
「お帰りなさい。主様…… 可愛い子供達ですね?」
「ただいま。このお姉ちゃん達は…… エミリーとエナで機械いじりが、とっても、上手なお姉ちゃん達なの。だから、船が直るまでは…… このお姉ちゃん達と機械いじりをしていてね?」
「「「「「「はぁい♪」」」」」」
「主…… どういう訳だ?」
「この子達は…… 盗賊団の奴隷だった子でね。盗賊団でメカニックしていたの」
回収した盗賊機神を取り出し、エミリーとエナに見せると…
「コイツは…… 中々の腕だな!」
「別々の機神パーツを上手く組み合わせてますね……」
「再設計したヤツが優秀なんだろな…… 地形が悪くても機体バランスが崩れ無い様な組み合わせをしている。設計者は誰だ?」
「この子だよ。1番幼い子だから…… 子供達に技術を教えたおじいちゃんが守る為に、重要な役割を教えたみたい」
「なるほどな……」
「この子達が乗っていた戦艦の改修工事を頼みたいの。将来的には、この子達を船員にしてトイボックスの移動母艦になると思うから…… 攻撃より防御の安全第一で、この子達の意見も聞いてね」
「丁度、王様とお妃様、親衛隊の機神も完成したから、パールが輸送してるから格納庫に空きが在るしな…… 古代の戦艦いじりも楽しいそうだ。引き受けた!」
「主様、お任せを。ロッテさんとジュエリーズと協力して、この子達を安全に面倒見ます!」
「そ、そう…… お願いね?」
テンションが高いエミリーとエナに、ちょっと不安になりながら、子供達のお世話をお願いしてると……
クイクイ……
「カミさま…… いっちゃうの?」
「ちょっと、用事があるの…… 終わったら、あのヒーローさんと戻って来るね?」
「うん…… まってる……」
機神設計者の1番幼い子の頭を撫でてから、ジノさんと別れた場所に転移した。
ピコーン♪
〔神クエスト【信者を持つ神】をクリアしました。種族が【創星の混沌神(見習い神)】から【創星の混沌神(下級神)】に昇格します。〕
転移後に通知が来た!?
あっ…… 神クエストをクリアした?
私は、見習いを卒業したみたいです。
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