189 / 464
第9章 新世界狂想編
魔王の夢… 【機神姫 フェアリエ】誕生!
しおりを挟む
「うぅ…… あぁん……」
私の身体から魔力が【妖精】に流れて行く…… 感じる…… 魔力の流れが血潮の様に【妖精】機体に刻まれた魔力回路を廻り…… 眷属に生まれ変えて行くのを……
「うぅあぅん! はぁ……はぁ……はぁ……はぁ…… ふぅ~…… 終りかな?」
【妖精】に流れ込む魔力の流れが止まった…… 試しに【妖精】の腕を動かすと、機体が完成時の機械的な動きが無く…… 生命体の様になめらかでしなやかに動く!?
『マスター…… どうやら私は…… 眷属化した事でより、機械から生物としての能力が上がった様です』
「つまり…… アニメの人の姿をしたロボットの様に動けるって事かな?」
『そうですね。あと、生物と同じく多少の傷なら治癒しますし、【回復魔法】や【回復アイテム】が効きます』
なるほど…… サポートユニット達と同じ様な扱いになったのかな?
「生まれ変わって、すぐに実戦だけど…… 大丈夫?【フェアリエ】」
『マスター、【フェアリエ】とは?』
「貴女の名前だよ。いつまでも【妖精】じゃね、紛らわしいし…… どう?」
『私の名前…… フェアリエ…… 了解しました。私の名は…… フェアリエです!』
「よし、行くよ……【機神姫フェアリエ】…… フェアリィィィゴ~!」
『フラワーバリアベール開花! フェアリエ…… 戦場に舞います!』
・
・
・
妖精のエンブレムに現れた蕾に、巨大な魔王にせものが迫る!
『今こそ…… 一つになりましょう❤ お・姉・様!?』
蕾が花開き、花の中から…… 3メートル級の妖精がドレスを翻して舞う。
その姿をフェアリーガーデンで見ていたカナエの眷属達…… そして、ロッテが呟く……
「新たな妹の誕生だよ。あの娘が主様の夢見た形…… 主様と新たな妹に祝福を♪」
「「「「「祝福を♪」」」」」
・
・
・
「妖精…… アレがカナエちゃんの機神の完成系……」
「機神!? 巨大な妖精じゃないのか?」
ジノの言葉にデンライが驚愕する…… その姿はサイズ以外は、妖精の美少女にしか見えなかった。
『なんだか知らないけど、私の邪魔をするな! 殺りなさい! 勇者!』
『死ねぇ!』
巨大魔王がフェアリエに雷を降らせる!?
「操縦は勇者か…… だけど!」
降り注ぐ雷が妖精を襲う! が…… 舞う様に妖精がすり抜ける!?
『この程度…… 遅いですね』
片手でドレスの裾を掴みながら優雅に舞い踊る様に…… 妖精が雷を避ける!?
「千百夜の借りを返す! フェアリエ、【ドレスアップシステム】機動!」
『衣装箱オープン! 多目的多重装甲浮遊盾【妖精竜】ドレスアップ!』
フェアリエの足下に妖精のエンブレムが現れて、10メートルぐらいのクローゼットが現れると…… フェアリエより一回り大きい二枚の大盾がクローゼットから出て来て、フェアリエの両肩の少し上の位置で浮いている。
『盾ごと砕いてやる!』
巨大魔王の手に魔力が集まり、魔力砲が発射される!
「スーノ、ルーノ、【武装融合】」
「「はい!」」
スーノとルーノがフェアリエの両肩に浮くそれぞれの大盾に触れると!? 二人は大盾の中に消える! そして、大盾が変形した。
『【ヴァルキリアシールド】展開…… 敵対象の魔力攻撃を集束して打ち返します。バーストリフレクション!』
フェアリエが変形した大盾で巨大魔王の魔力砲を受け止めると…… 受け止めた魔力砲を集束して打ち返した!
『ギャアァァァ!?』
集束して打ち返した魔力砲の威力は強力で…… 巨大魔王の身体を焼き溶かして射ち貫いた!
『きゃ~!? なにやってんのよバカ! 私の究極の愛に傷付けてんじゃないわよ!』
『俺に怒鳴るな! 敵に言え!』
『ギ…… ちゃんと殺れ! クソ勇者!』
巨大魔王のダメージは、ダイレクトに変態裸兜のダメージになるみたいで……
(私達を前にケンカ始めたよ……)
『殺ればいいんだろ? 殺ればよ!』
巨大魔王の身体から、5メートルぐらいの魔王が複数分離する!?
「はうりんぐ…… 来て」
『『『アオゥーン!』』』
私の呼び掛けに応えてた【はうりんぐ】が駆け付けて、フェアリエに合わせたライフルに変形した。
『羽虫が…… 落ちろ!』
複数の5メートル級の魔王が私達に襲い掛かる!
「狙撃に専念するから…… フェアリエ、回避お願いね?」
『了解…… 回避を開始します』
「さ、久し振りに狙い射つよ♪」
私がとった射撃姿勢のまま…… 滑る様にフェアリエが回避行動を開始する。
私は、神眼に映る魔王に…… ライフルモードの【はうりんぐ】の引き金を引き続ける。
次々に群がる5メートル級の魔王達…… ゴスロリタイプの魔力砲を妖精竜で跳ね返し、斬り掛かる花魁タイプを射ち墜とす!
「5メートル級の死体も回収融合してる? 切りがない…… ね!」
接近した魔王越しに3体を射ち貫く!
『聖女の固有結界が発動中ですね……【巴姉さん】の出番では?』
「でも、聖女…… 巴の付けた傷を再生したけど?」
結界を貫通した巴の斬撃を思い出す…… 聖女の頬に付けた傷が再生したはずだ……
『あの時は…… 召喚モンスター扱いでしたから、アグラ姉さんと巴姉さんのステータスが下がっていたと認識します』
「詰まりは、私が巴と憑依合体して【聖魔刀 巴鬼桜】で斬り付ければ…… 再生しない?」
『マスターと巴姉さんが憑依合体時は、相手の欠損発生率100%なので…… フェアリーガーデンメインシステムからも、過去の【オロチキュウビ】との戦闘データと照らし合わせて…… 再生しないと判断してます』
なら……
「やるよ! 来て、巴! 憑依合体!」
『マスターの憑依合体を確認…… Fフィールド展開。ドレスアップを開始します』
Fフィールドのバリアフィールドの中で衣装箱が現れ、フェアリエの姿がドレスから和装に変わる……
『フェアリエ…… お色直し【夢幻千夜胡蝶】』
ドレスアップが終了すると桜吹雪が起き、桜吹雪の中から…… 夜桜に蝶が舞う花魁衣装のフェアリエが…… 美しい月の様な刀を持って現れた。
私の身体から魔力が【妖精】に流れて行く…… 感じる…… 魔力の流れが血潮の様に【妖精】機体に刻まれた魔力回路を廻り…… 眷属に生まれ変えて行くのを……
「うぅあぅん! はぁ……はぁ……はぁ……はぁ…… ふぅ~…… 終りかな?」
【妖精】に流れ込む魔力の流れが止まった…… 試しに【妖精】の腕を動かすと、機体が完成時の機械的な動きが無く…… 生命体の様になめらかでしなやかに動く!?
『マスター…… どうやら私は…… 眷属化した事でより、機械から生物としての能力が上がった様です』
「つまり…… アニメの人の姿をしたロボットの様に動けるって事かな?」
『そうですね。あと、生物と同じく多少の傷なら治癒しますし、【回復魔法】や【回復アイテム】が効きます』
なるほど…… サポートユニット達と同じ様な扱いになったのかな?
「生まれ変わって、すぐに実戦だけど…… 大丈夫?【フェアリエ】」
『マスター、【フェアリエ】とは?』
「貴女の名前だよ。いつまでも【妖精】じゃね、紛らわしいし…… どう?」
『私の名前…… フェアリエ…… 了解しました。私の名は…… フェアリエです!』
「よし、行くよ……【機神姫フェアリエ】…… フェアリィィィゴ~!」
『フラワーバリアベール開花! フェアリエ…… 戦場に舞います!』
・
・
・
妖精のエンブレムに現れた蕾に、巨大な魔王にせものが迫る!
『今こそ…… 一つになりましょう❤ お・姉・様!?』
蕾が花開き、花の中から…… 3メートル級の妖精がドレスを翻して舞う。
その姿をフェアリーガーデンで見ていたカナエの眷属達…… そして、ロッテが呟く……
「新たな妹の誕生だよ。あの娘が主様の夢見た形…… 主様と新たな妹に祝福を♪」
「「「「「祝福を♪」」」」」
・
・
・
「妖精…… アレがカナエちゃんの機神の完成系……」
「機神!? 巨大な妖精じゃないのか?」
ジノの言葉にデンライが驚愕する…… その姿はサイズ以外は、妖精の美少女にしか見えなかった。
『なんだか知らないけど、私の邪魔をするな! 殺りなさい! 勇者!』
『死ねぇ!』
巨大魔王がフェアリエに雷を降らせる!?
「操縦は勇者か…… だけど!」
降り注ぐ雷が妖精を襲う! が…… 舞う様に妖精がすり抜ける!?
『この程度…… 遅いですね』
片手でドレスの裾を掴みながら優雅に舞い踊る様に…… 妖精が雷を避ける!?
「千百夜の借りを返す! フェアリエ、【ドレスアップシステム】機動!」
『衣装箱オープン! 多目的多重装甲浮遊盾【妖精竜】ドレスアップ!』
フェアリエの足下に妖精のエンブレムが現れて、10メートルぐらいのクローゼットが現れると…… フェアリエより一回り大きい二枚の大盾がクローゼットから出て来て、フェアリエの両肩の少し上の位置で浮いている。
『盾ごと砕いてやる!』
巨大魔王の手に魔力が集まり、魔力砲が発射される!
「スーノ、ルーノ、【武装融合】」
「「はい!」」
スーノとルーノがフェアリエの両肩に浮くそれぞれの大盾に触れると!? 二人は大盾の中に消える! そして、大盾が変形した。
『【ヴァルキリアシールド】展開…… 敵対象の魔力攻撃を集束して打ち返します。バーストリフレクション!』
フェアリエが変形した大盾で巨大魔王の魔力砲を受け止めると…… 受け止めた魔力砲を集束して打ち返した!
『ギャアァァァ!?』
集束して打ち返した魔力砲の威力は強力で…… 巨大魔王の身体を焼き溶かして射ち貫いた!
『きゃ~!? なにやってんのよバカ! 私の究極の愛に傷付けてんじゃないわよ!』
『俺に怒鳴るな! 敵に言え!』
『ギ…… ちゃんと殺れ! クソ勇者!』
巨大魔王のダメージは、ダイレクトに変態裸兜のダメージになるみたいで……
(私達を前にケンカ始めたよ……)
『殺ればいいんだろ? 殺ればよ!』
巨大魔王の身体から、5メートルぐらいの魔王が複数分離する!?
「はうりんぐ…… 来て」
『『『アオゥーン!』』』
私の呼び掛けに応えてた【はうりんぐ】が駆け付けて、フェアリエに合わせたライフルに変形した。
『羽虫が…… 落ちろ!』
複数の5メートル級の魔王が私達に襲い掛かる!
「狙撃に専念するから…… フェアリエ、回避お願いね?」
『了解…… 回避を開始します』
「さ、久し振りに狙い射つよ♪」
私がとった射撃姿勢のまま…… 滑る様にフェアリエが回避行動を開始する。
私は、神眼に映る魔王に…… ライフルモードの【はうりんぐ】の引き金を引き続ける。
次々に群がる5メートル級の魔王達…… ゴスロリタイプの魔力砲を妖精竜で跳ね返し、斬り掛かる花魁タイプを射ち墜とす!
「5メートル級の死体も回収融合してる? 切りがない…… ね!」
接近した魔王越しに3体を射ち貫く!
『聖女の固有結界が発動中ですね……【巴姉さん】の出番では?』
「でも、聖女…… 巴の付けた傷を再生したけど?」
結界を貫通した巴の斬撃を思い出す…… 聖女の頬に付けた傷が再生したはずだ……
『あの時は…… 召喚モンスター扱いでしたから、アグラ姉さんと巴姉さんのステータスが下がっていたと認識します』
「詰まりは、私が巴と憑依合体して【聖魔刀 巴鬼桜】で斬り付ければ…… 再生しない?」
『マスターと巴姉さんが憑依合体時は、相手の欠損発生率100%なので…… フェアリーガーデンメインシステムからも、過去の【オロチキュウビ】との戦闘データと照らし合わせて…… 再生しないと判断してます』
なら……
「やるよ! 来て、巴! 憑依合体!」
『マスターの憑依合体を確認…… Fフィールド展開。ドレスアップを開始します』
Fフィールドのバリアフィールドの中で衣装箱が現れ、フェアリエの姿がドレスから和装に変わる……
『フェアリエ…… お色直し【夢幻千夜胡蝶】』
ドレスアップが終了すると桜吹雪が起き、桜吹雪の中から…… 夜桜に蝶が舞う花魁衣装のフェアリエが…… 美しい月の様な刀を持って現れた。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。


冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる