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第9章 新世界狂想編
三年以上前の因縁と… 夢の蕾
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~ とある男の三年以上前の事…… ~
「マジかよ…… じぃちゃん!」
「ああ、私の親父…… つまりは、お前のひい祖父さんに隠し子がいる」
「やるね…… で、俺を呼んだ理由は?」
「最近、その隠し子と私の息子でお前の父が…… ひい祖父さんと何かしようとしている」
「何か?」
「判らんのか…… 会社を隠し子が継ぐ可能性がある」
「はぁ!? ひい祖父さんの隠し子だろ? 歳は?」
「お前に近い…… 二十歳前後だ」
「な、ひい祖母さんは…… 知っていたのか?」
「この事は、お袋も荷担してる…… 戸籍上で親父と別れた後に、隠し子の母親と養子縁組し…… お袋の実家を継がしてる」
「なんだよそれ……」
「隠し子も、実の孫の様に可愛がっていた。そして、もうすぐ…… 緊急の株主説明会が開かれる」
「で…… 俺にどうしろと?」
「説明会に…… 隠し子の参加を阻止しろ」
・
・
・
~ 三年以上前…… 下校中のとある少女 ~
「こないだのアニメに出たロボがね!」
「も~…… あいかわらず、ロボットばっかりだね」
二人の少女が同じ制服で歩いていた。
呆れながらも、微笑ましく笑う普通の女子高生と元気にロボットの話をする…… 同じ女子高の制服を着た小学生?ぐらいの身長の少女。
二人は…… 同級生である。
「あっ、親から連絡だ」
「私、ちょっと飲み物買って来る」
スマホを取り出した友人に、言って少女が自販機へ……
「くっ、飲みたい物が一番上…… う~」
一段階上に設置された自販機の一番上のラインナップのスイッチに…… 少女が手を伸ばした時に!?
「きゃ~!」
友人の悲鳴が聞こえた!
「何!?」
振り返ると…… 車に押し込まれそうになってる友人と女性の姿を見る! 少女は走り出し… 友人達を掴む男にロケット頭突きで体当たりした!
「こ…… このクソガキが!」
少女の体当たりで吹き飛んだ男が立ち上がると、少女を突飛ばし……
「きゃ……」
少女の意識は…… 途絶えた。
・
・
・
「…… ここは……? どこ? 知らない天井だ……?」
少女の意識が戻ったのは…… あの時から、二年以上経ってからだった。
・
・
・
~ カナエ ~
あの時の男だ…… 声、仕草、覚えてる…… 三年以上前の出来事だが…… 私にとっては…… 一年も経ってない。
「誘拐犯…… だと……」
私の言葉に動揺してる…… 間違えないね…… あの誘拐犯だ!
カッコン…… チャリチャリ……
私は【ショットガングローブ】から…… 空薬莢を排出して新たなショットガンシェルを補充する……
「くっ……」
帝国勇者が身構える…… 瞬殺を警戒してるの? 無駄なのに……
ドゴーン!ビチャビチャ……
「ぐぅ…… ギャ……!! ……!?」
帝国勇者が再生された身体を抱えて転げ回る…… 声の無い悲鳴を上げる口から火が飛び出す!
「どう? 体内から焼かれるのは?」
帝国勇者の体内に…… 熔解の魔弾を生成して散弾を撃ち込む!
散弾と共に飛び散る魔弾が…… 再生された帝国勇者の身体を体内から焼き溶かす!
「ぐっ! ……!?」
帝国勇者が身体をかきむしる! 絶え間無く再生される身体から…… 苦痛の原因の【マグマの様に熔解した散弾】が取り出せないのだ。
しばらく転げ回った帝国勇者の動きが止まる…… マグマ化していた散弾が冷えたのかな?
「コイツ!」
変態裸兜が飛び掛かって来た!? デンライ君は? 何時もの姿で膝をついてる…… 隣の全裸少女は誰!?
ドゴーン!
「ゴファ!?」
変態裸兜を吹き飛し、デンライ君の方を見ると……
「主よ…… 時間オーバーじゃな。我も主も限界じゃ」
「クソ…… 身体が動かねぇ……」
どうやら…… あの魔○騎士モードは、全裸少女と合体していた姿みたいだね…… フュー○ョンスキル? でも、全裸少女と合体って…… 事案じゃない?
「獣王が動けない!? 今がチャンスです……【集え!】」
聖女の言葉に…… 魔王の死体達が集まり始める!?
「この光景は…… ヒーローさん! 獣王君を連れて後退です!」
私の言葉に反応して、デンライ君が全裸少女を棺桶に仕舞いストレージに、ジノさんがデンライ君を担いで離脱!
私も、せっちゃん達に合図して離れると……
魔王にせもの達が聖女あのこの元に群がる…… その光景にアーデのダンジョンで見た【アレ】を思い出した。
「フランちゃんと同じか…… って事は……」
群がる魔王にせものが融合して、一つの個体になっる…… その姿は全長20メートル級の魔王わたしの姿……
『これぞ…… 究極の愛の形!【アルティメットビックラブシスター】です! しかし…… まだ未完成…… お姉様を取り込んで完成体になるのよ❤』
フランの【リビングデストロイ】と同じ集合体型の巨大人型兵器……
(コアは…… 変態裸兜!?)
神眼で魔力の流れを見ると… 変態裸兜が流れの中心にいる。あの変態も魔王と同じ扱いなの?
「デカイな…… 身長盛ってるけど」
「何の事かな? デンライ君…… さっきの少女は誰かな?」
「あっ!? 違う、アイツは剣なんだ」
焦るデンライ君は…… 後で吊し上げるとして、先ずは【巨大魔王】をどうにかしないとね……
私は胸のブローチに魔力を流して…… 呟く。
「さあ…… 出番だよ。私の【妖精】」
胸の【キャットエンブレムブローチ】のネコの目が光!? 空に妖精のエンブレムが映し出された……【特殊召喚の魔法陣】だ。
妖精のエンブレム魔法陣から蕾が現れる!?
「とお!」
私は光の球体に包まれて蕾の中に……
「お披露目だよ……【フェアリエ】」
『了解です。マスター!』
私は【妖精】に【機神眷属化】を使った……
「マジかよ…… じぃちゃん!」
「ああ、私の親父…… つまりは、お前のひい祖父さんに隠し子がいる」
「やるね…… で、俺を呼んだ理由は?」
「最近、その隠し子と私の息子でお前の父が…… ひい祖父さんと何かしようとしている」
「何か?」
「判らんのか…… 会社を隠し子が継ぐ可能性がある」
「はぁ!? ひい祖父さんの隠し子だろ? 歳は?」
「お前に近い…… 二十歳前後だ」
「な、ひい祖母さんは…… 知っていたのか?」
「この事は、お袋も荷担してる…… 戸籍上で親父と別れた後に、隠し子の母親と養子縁組し…… お袋の実家を継がしてる」
「なんだよそれ……」
「隠し子も、実の孫の様に可愛がっていた。そして、もうすぐ…… 緊急の株主説明会が開かれる」
「で…… 俺にどうしろと?」
「説明会に…… 隠し子の参加を阻止しろ」
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~ 三年以上前…… 下校中のとある少女 ~
「こないだのアニメに出たロボがね!」
「も~…… あいかわらず、ロボットばっかりだね」
二人の少女が同じ制服で歩いていた。
呆れながらも、微笑ましく笑う普通の女子高生と元気にロボットの話をする…… 同じ女子高の制服を着た小学生?ぐらいの身長の少女。
二人は…… 同級生である。
「あっ、親から連絡だ」
「私、ちょっと飲み物買って来る」
スマホを取り出した友人に、言って少女が自販機へ……
「くっ、飲みたい物が一番上…… う~」
一段階上に設置された自販機の一番上のラインナップのスイッチに…… 少女が手を伸ばした時に!?
「きゃ~!」
友人の悲鳴が聞こえた!
「何!?」
振り返ると…… 車に押し込まれそうになってる友人と女性の姿を見る! 少女は走り出し… 友人達を掴む男にロケット頭突きで体当たりした!
「こ…… このクソガキが!」
少女の体当たりで吹き飛んだ男が立ち上がると、少女を突飛ばし……
「きゃ……」
少女の意識は…… 途絶えた。
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「…… ここは……? どこ? 知らない天井だ……?」
少女の意識が戻ったのは…… あの時から、二年以上経ってからだった。
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~ カナエ ~
あの時の男だ…… 声、仕草、覚えてる…… 三年以上前の出来事だが…… 私にとっては…… 一年も経ってない。
「誘拐犯…… だと……」
私の言葉に動揺してる…… 間違えないね…… あの誘拐犯だ!
カッコン…… チャリチャリ……
私は【ショットガングローブ】から…… 空薬莢を排出して新たなショットガンシェルを補充する……
「くっ……」
帝国勇者が身構える…… 瞬殺を警戒してるの? 無駄なのに……
ドゴーン!ビチャビチャ……
「ぐぅ…… ギャ……!! ……!?」
帝国勇者が再生された身体を抱えて転げ回る…… 声の無い悲鳴を上げる口から火が飛び出す!
「どう? 体内から焼かれるのは?」
帝国勇者の体内に…… 熔解の魔弾を生成して散弾を撃ち込む!
散弾と共に飛び散る魔弾が…… 再生された帝国勇者の身体を体内から焼き溶かす!
「ぐっ! ……!?」
帝国勇者が身体をかきむしる! 絶え間無く再生される身体から…… 苦痛の原因の【マグマの様に熔解した散弾】が取り出せないのだ。
しばらく転げ回った帝国勇者の動きが止まる…… マグマ化していた散弾が冷えたのかな?
「コイツ!」
変態裸兜が飛び掛かって来た!? デンライ君は? 何時もの姿で膝をついてる…… 隣の全裸少女は誰!?
ドゴーン!
「ゴファ!?」
変態裸兜を吹き飛し、デンライ君の方を見ると……
「主よ…… 時間オーバーじゃな。我も主も限界じゃ」
「クソ…… 身体が動かねぇ……」
どうやら…… あの魔○騎士モードは、全裸少女と合体していた姿みたいだね…… フュー○ョンスキル? でも、全裸少女と合体って…… 事案じゃない?
「獣王が動けない!? 今がチャンスです……【集え!】」
聖女の言葉に…… 魔王の死体達が集まり始める!?
「この光景は…… ヒーローさん! 獣王君を連れて後退です!」
私の言葉に反応して、デンライ君が全裸少女を棺桶に仕舞いストレージに、ジノさんがデンライ君を担いで離脱!
私も、せっちゃん達に合図して離れると……
魔王にせもの達が聖女あのこの元に群がる…… その光景にアーデのダンジョンで見た【アレ】を思い出した。
「フランちゃんと同じか…… って事は……」
群がる魔王にせものが融合して、一つの個体になっる…… その姿は全長20メートル級の魔王わたしの姿……
『これぞ…… 究極の愛の形!【アルティメットビックラブシスター】です! しかし…… まだ未完成…… お姉様を取り込んで完成体になるのよ❤』
フランの【リビングデストロイ】と同じ集合体型の巨大人型兵器……
(コアは…… 変態裸兜!?)
神眼で魔力の流れを見ると… 変態裸兜が流れの中心にいる。あの変態も魔王と同じ扱いなの?
「デカイな…… 身長盛ってるけど」
「何の事かな? デンライ君…… さっきの少女は誰かな?」
「あっ!? 違う、アイツは剣なんだ」
焦るデンライ君は…… 後で吊し上げるとして、先ずは【巨大魔王】をどうにかしないとね……
私は胸のブローチに魔力を流して…… 呟く。
「さあ…… 出番だよ。私の【妖精】」
胸の【キャットエンブレムブローチ】のネコの目が光!? 空に妖精のエンブレムが映し出された……【特殊召喚の魔法陣】だ。
妖精のエンブレム魔法陣から蕾が現れる!?
「とお!」
私は光の球体に包まれて蕾の中に……
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