177 / 464
第9章 新世界狂想編
神国大決戦 ~ 開戦 ~
しおりを挟む
~ 神国 霊峰保護区砦 ~
「おい……」
「どうした? 神獣様でも見えたか?」
「違う! 霊峰から…… 魔物の群れが現れた!」
「!?」
「緊急事態だ! 急ぎ、知らせと避難を!」
「間に合わん! 兵は、武器を持って! 足止めして、非戦闘員の避難時間を稼ぐ!」
「「「「「!?」」」」」
「皆の命を…… 私にくれ」
「騎士長…… 私の命は、神国を護る為の物! 神国に迫る魔物共に…… 我等の力を見せましょう!」
「「「「「うおぉ~! 神国の為に!」」」」」
「皆…… 行くぞ! 我等が神国を護る為に!」
・
・
・
ビー!ビー!ビー!
『神国の霊峰から、謎の魔物が大量発生しました! これにより、【緊急クエスト 神国防衛戦】が発生します』
けたたましい警告音と共に、緊急クエストの発生を報せるアナウンスが流れる。
「捜す必要が無くなったな……」
「今、確認したけど…… 例の合成獣キメラがいるみたい。リンちゃん達…… 呼べないかもね?」
「あ、年齢別に魔薬の効果が変わる仕様になった様です」
低年齢とフィルターを設定した人は、魔薬の効果が毒と同じ扱いで、汚染が進行すると死に戻る設定になった様です。
「これなら…… 呼べるのかな?」
「一応、確認してからにしたら?」
「そうだね」
確認したら、大丈夫だったので、トイボックスメンバー集合です!
「みんな…… 私の敵は、例の合成獣と主犯の3人」
「3人ですか?」
「死神に…… こないだの暗黒騎士と…… 魔王ですね?」
「そう、今回の騒動は…… その3人が起こしたと思ってる」
「その3人を倒せば、終わりか?」
「例の合成獣だけは、始末しないと汚染が広がるからね」
「合成獣の始末が優先か?」
「後は…… 緑人の避難だけど……」
「ゴルとジルのゴーレム部隊を護衛に、メイド部隊で誘導しましょう」
「お願いするね」
「俺達は、合成獣の始末だな?」
デンライ君、テッシン君、イズナちゃんがチームで動くので、エン君達のクマカジャーチームとラズリちゃん達ヨクユウジャーチームで参戦するみたい。
「それじゃあ…… 私は、お姉ちゃんに同行するね」
エルが、私と行動するを希望した。
「目的は…… お婆ちゃんとの約束?」
「そう、全力で! ひっ叩く!」
「いいよ。行こう!」
「浄化部隊も、配置して置きますね」
「お願いね。それじゃあ…… 行こうか?」
返事をして、トイボックスのメンバー達がそれぞれの戦場へ……
「いよいよだね…… お姉ちゃん」
「ええ…… 今までの事…… 倍返ししてやる!」
私は、エルを連れて…… 魔王を探しに戦場を翔る!
(さぁ…… 決着をつけましょう)
・
・
・
「マスター…… 我々の進行方向に、人が集まってます」
『敵対者カ…… 合成獣デ魔薬ヲ、散布シナサイ』
「了解しました。合成獣を先行させます」
『マタ…… 我等ノ兵ガ殖エルナ』
『後ハ…… ユックリト……』
「マスター、魔薬の効果がありません。無効化された様です」
『ヌウ! 無効化ダト!?』
『ドウヤラ…… 出テ来タ様ネ…… オ姉サマ』
・
・
・
『カナエさま、エメラとルウネが魔薬のサンプルを解析した結果、粗悪品だと判明しました。世界樹の万能薬を1000倍に薄めた物で無効化する事が可能ですので、戦場に散布しました』
「ロッテ、エメラとルウネ、ナイス! みんなに連絡して!」
魔薬の無効化に成功したので…… 死神あのこ達も、動くかな?
・
・
・
「ある人から連絡! 魔薬の無効化に成功!」
「「「「「おお~!」」」」」
「確認した。確かに、無効化されてるぞ!」
「よし、みんな! 突っ込め!」
「行くぞ!」
「魔物化されなければ、てめぇ等なんか恐くねんだよ!」
「あのスケルトンに気を付けろ! ただのスケルトンじゃないぞ!」
ドゴ~ン!
活気づく蒼人プレイヤー達の中で、爆発が起きる!
「ぐっ、気を付けろ! ボムスライムが居るぞ!」
「スライムだ! スライムを優先して倒せ!」
魔薬が無効化された事で、乱戦が始まった。
・
・
・
『我方ノ損耗率ハ……』
「3割です」
『デハ、計画通リニ……』
「はっ! 【融合スライム】前進!」
『【あれ】ヲ…… 使ウノカ?』
『私ナリノ、魔物ノ再利用ダヨ。適格ナネ……』
・
・
・
「ぎゃあ~!?」
「なんだ!?」
「おい、倒した魔物が…… 動いてるぞ!」
倒されたはずの魔物達が…… 動き出して【融合】した!?
「くっ! 魔物達の死体が、合体するぞ!」
「急いで、魔物の死体に火を掛けろ!」
「死体を燃やすんだ!」
「ヤバイぞ! 融合体の様子がおかしい!」
「おい…… 膨らんでないか?」
「ヤバイ! 離れろ!」
魔物の死体の融合体……【アンデッド合成獣】の【コアモンスター】、【融合スライム】に仕込まれた魔薬の効果が現れる!?
「融合体が…… 巨大化する!?」
融合スライムに仕込まれた魔薬は……【巨人の命薬】だったのです。
巨人の命薬の効果で膨れ上がる融合スライムが、アンデッド合成獣を包み込み、巨人型の魔物に変わる!
巨大なスカルフェイスの巨人が、蒼人達に襲い掛かる!?
その時!!
『ベアァァキィィックゥゥゥ!!』
ドッガ~ン!!!
巨大な影が、巨人の魔物を蹴り飛ばした!
巨大な影の正体は…… パンダの顔をした巨大ロボだった!?
『熊の様に、遊ぶよ♪』
と、巨大ロボから、楽しげな少女の声がした。
「おい……」
「どうした? 神獣様でも見えたか?」
「違う! 霊峰から…… 魔物の群れが現れた!」
「!?」
「緊急事態だ! 急ぎ、知らせと避難を!」
「間に合わん! 兵は、武器を持って! 足止めして、非戦闘員の避難時間を稼ぐ!」
「「「「「!?」」」」」
「皆の命を…… 私にくれ」
「騎士長…… 私の命は、神国を護る為の物! 神国に迫る魔物共に…… 我等の力を見せましょう!」
「「「「「うおぉ~! 神国の為に!」」」」」
「皆…… 行くぞ! 我等が神国を護る為に!」
・
・
・
ビー!ビー!ビー!
『神国の霊峰から、謎の魔物が大量発生しました! これにより、【緊急クエスト 神国防衛戦】が発生します』
けたたましい警告音と共に、緊急クエストの発生を報せるアナウンスが流れる。
「捜す必要が無くなったな……」
「今、確認したけど…… 例の合成獣キメラがいるみたい。リンちゃん達…… 呼べないかもね?」
「あ、年齢別に魔薬の効果が変わる仕様になった様です」
低年齢とフィルターを設定した人は、魔薬の効果が毒と同じ扱いで、汚染が進行すると死に戻る設定になった様です。
「これなら…… 呼べるのかな?」
「一応、確認してからにしたら?」
「そうだね」
確認したら、大丈夫だったので、トイボックスメンバー集合です!
「みんな…… 私の敵は、例の合成獣と主犯の3人」
「3人ですか?」
「死神に…… こないだの暗黒騎士と…… 魔王ですね?」
「そう、今回の騒動は…… その3人が起こしたと思ってる」
「その3人を倒せば、終わりか?」
「例の合成獣だけは、始末しないと汚染が広がるからね」
「合成獣の始末が優先か?」
「後は…… 緑人の避難だけど……」
「ゴルとジルのゴーレム部隊を護衛に、メイド部隊で誘導しましょう」
「お願いするね」
「俺達は、合成獣の始末だな?」
デンライ君、テッシン君、イズナちゃんがチームで動くので、エン君達のクマカジャーチームとラズリちゃん達ヨクユウジャーチームで参戦するみたい。
「それじゃあ…… 私は、お姉ちゃんに同行するね」
エルが、私と行動するを希望した。
「目的は…… お婆ちゃんとの約束?」
「そう、全力で! ひっ叩く!」
「いいよ。行こう!」
「浄化部隊も、配置して置きますね」
「お願いね。それじゃあ…… 行こうか?」
返事をして、トイボックスのメンバー達がそれぞれの戦場へ……
「いよいよだね…… お姉ちゃん」
「ええ…… 今までの事…… 倍返ししてやる!」
私は、エルを連れて…… 魔王を探しに戦場を翔る!
(さぁ…… 決着をつけましょう)
・
・
・
「マスター…… 我々の進行方向に、人が集まってます」
『敵対者カ…… 合成獣デ魔薬ヲ、散布シナサイ』
「了解しました。合成獣を先行させます」
『マタ…… 我等ノ兵ガ殖エルナ』
『後ハ…… ユックリト……』
「マスター、魔薬の効果がありません。無効化された様です」
『ヌウ! 無効化ダト!?』
『ドウヤラ…… 出テ来タ様ネ…… オ姉サマ』
・
・
・
『カナエさま、エメラとルウネが魔薬のサンプルを解析した結果、粗悪品だと判明しました。世界樹の万能薬を1000倍に薄めた物で無効化する事が可能ですので、戦場に散布しました』
「ロッテ、エメラとルウネ、ナイス! みんなに連絡して!」
魔薬の無効化に成功したので…… 死神あのこ達も、動くかな?
・
・
・
「ある人から連絡! 魔薬の無効化に成功!」
「「「「「おお~!」」」」」
「確認した。確かに、無効化されてるぞ!」
「よし、みんな! 突っ込め!」
「行くぞ!」
「魔物化されなければ、てめぇ等なんか恐くねんだよ!」
「あのスケルトンに気を付けろ! ただのスケルトンじゃないぞ!」
ドゴ~ン!
活気づく蒼人プレイヤー達の中で、爆発が起きる!
「ぐっ、気を付けろ! ボムスライムが居るぞ!」
「スライムだ! スライムを優先して倒せ!」
魔薬が無効化された事で、乱戦が始まった。
・
・
・
『我方ノ損耗率ハ……』
「3割です」
『デハ、計画通リニ……』
「はっ! 【融合スライム】前進!」
『【あれ】ヲ…… 使ウノカ?』
『私ナリノ、魔物ノ再利用ダヨ。適格ナネ……』
・
・
・
「ぎゃあ~!?」
「なんだ!?」
「おい、倒した魔物が…… 動いてるぞ!」
倒されたはずの魔物達が…… 動き出して【融合】した!?
「くっ! 魔物達の死体が、合体するぞ!」
「急いで、魔物の死体に火を掛けろ!」
「死体を燃やすんだ!」
「ヤバイぞ! 融合体の様子がおかしい!」
「おい…… 膨らんでないか?」
「ヤバイ! 離れろ!」
魔物の死体の融合体……【アンデッド合成獣】の【コアモンスター】、【融合スライム】に仕込まれた魔薬の効果が現れる!?
「融合体が…… 巨大化する!?」
融合スライムに仕込まれた魔薬は……【巨人の命薬】だったのです。
巨人の命薬の効果で膨れ上がる融合スライムが、アンデッド合成獣を包み込み、巨人型の魔物に変わる!
巨大なスカルフェイスの巨人が、蒼人達に襲い掛かる!?
その時!!
『ベアァァキィィックゥゥゥ!!』
ドッガ~ン!!!
巨大な影が、巨人の魔物を蹴り飛ばした!
巨大な影の正体は…… パンダの顔をした巨大ロボだった!?
『熊の様に、遊ぶよ♪』
と、巨大ロボから、楽しげな少女の声がした。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。
夢草 蝶
恋愛
侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。
そのため、当然婚約者もいない。
なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。
差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。
すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
【完結】そして、誰もいなくなった
杜野秋人
ファンタジー
「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げられ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆小説家になろう様でも公開しています。話数の関係上あちらの方が進みが早いです。
3/27、なろう版完結。あちらは全8話です。
3/30、小説家になろうヒューマンドラマランキング日間1位になりました!
4/1、完結しました。全14話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる