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第9章 新世界狂想編
魔法国の超問題児優等生
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「街まで…… 後5㎞くらいかな?」
『マスター、約6.5㎞です』
「この子だと目立つんじゃない?」
ホバーモードでゆっくり移動中のライファータマスのブリーフィングルームで、せっちゃんを交えて私達5人でこれからの事を話し合っていた。
「街が見える前に乗り換えかな……」
「ピンクちゃんにのりかえですか?」
ピンクちゃんは、マナちゃん専用機の【ピンクあらい】の事だ。
リンちゃん達と同型機のピンク色のアライグマ型のクマカマシンで、マナちゃんに合わせた遠中距離の攻撃支援型の兵装をしている。
「マナちゃんのも、目立つから…… 今回は【マシンズ】で行こう」
『マスター、もうすぐ街を視認します』
「ライファータマス停止! 格納1を出して」
『了解、停止後に格納1を開放します』
ライファータマスの胴体の装甲がスライドして、1の扉が開くと…… 特殊装甲車が出て来た。
「砲身が無い戦車みたいな車だな」
「この子は、頑丈さと走破性能が得りだからね。武装は最小限だよ」
盗賊団の入った檻の荷台を連結して、街を目指す。
「そろそろ街が見えて『攻撃反応!』!? シェルターモード!」
・
・
・
~ 魔法国勇者 めておん ~
「最近盗賊が出るのは、この辺りかな?」
僕の名は…… めておん。
魔法国の国立魔法学園ウィザガードの生徒だ。
リアルの僕は難病で…… 長い入院生活中だ。
そんな僕に、家族が新世界をプレゼントしてくれた。
何でも出来る! 何にでもなれる! その言葉に僕は…… 夢だった学園生活を叶える事にした。
小説とかまんがとかアニメで、何度も見たあの光景の中に入れる……
リアルだと…… いじめや体罰にワイセツなどの問題が在るみたいだけど…… 物語で見る学生生活に憧れる。
アバターを作る時は、少し迷ったけど…… 知力と魔力が高い人間にした。
まんがとかの不良とかにも憧れるけど…… まともに運動した事が無い僕には、ケンカは無理! 折角なので、魔法使いになって見ることにしました。
スタート場所が、魔法使いの国……〝魔法国ウィザリース〟だった事もあり、魔法学園ウィザガードに通う事が出来てよかった。
この学園は、新世界の事とリアルの学校と同じ授業が受けれた。
新世界の授業は、新世界の歴史と国々の事に魔法とかの戦闘授業、後は…… 魔法などを使った研究や生産の授業が受けれる。
僕は、魔法の研究にも興味があったけど…… リアルの授業を優先して、余った時間で魔法の授業と研究をした。
魔法の授業の時に適性検査で、僕は【勇者】になった。
勇者になった時のボーナスを魔法スキルに全ふりしたら……【流星群】が撃てる様になっていた。
魔物の大量発生イベントの時に試し撃ちをしたら…… 魔物が消滅した。
魔法国の魔物をほぼ独り占めしてしまった僕は、イベントで1位になったけど……
魔法国のプレイヤーさん達のLvアップイベントを台無しにしてしまって、居たたまれなくなって学園に引きこもった。
その後は…… 魔法の授業などで魔物を討伐する以外は、勉強に集中した。
最初のうちは、勇者の特性が解らずにスライムに「出たな! 【魔王】!」と言ってしまい……【魔王】を生み出してしまったりして大変だったけど……
今は、学園の友達も出来て充実している。
少し前に、商業連合の島国でイベントが在ったけど…… また独り占めする可能性を考えて、行かなかった。
それからは、Lvが一定になって来たので学園の依頼を受ける様にした。
学園の優秀な学生には、学園から依頼が来る。
戦闘での攻撃力が優秀な僕には…… 討伐の依頼がよく来る様になった。
学園からの依頼をこなしながら授業に出るを繰り返していると、学園で商業連合のイベントの話が話題になっていた。
僕も掲示板などで、イベントの動画などを見たりしたけど… 話題はイベントよりも、イベントの場所の方だった。
商業連合の島国……【日ノ本】
時代劇の様な江戸時代の日本に近い国で、独特な文化が在り、何よりも【日本の味】と【刀】が在る国。
それを聞いて…… 僕は…… 心底後悔をした。
普段の味気無い病院食の虚しさを、この新世界の味でカバーしている僕は…… 日本食を求めていた。
「しかもさぁ~、温泉が在るんだぜ」
な、なんだと…… 風呂…… しかも…… 温泉!?
「しかも、あの【冒険屋】系列の温泉旅館が在るだぜ」
な!? 冒険屋だと! あの【カレー少女】の冒険屋か?
「行きたい!」
「だろう? なら、交換条件だ!」
・
・
・
「単位が足りないからって、依頼を手伝うのは良いけどさぁ~」
「悪いな。リアルで成績が落ちてさあ…… ログイン出来なかったんだ」
「でも、何で盗賊団討伐?」
「報酬が良いんだよねぇ~、色々と」
僕達は… 仲の良い友達数人とパーティーを組んで、盗賊団の討伐依頼を受けた。
最初は、男友達で行こうとしたら…… みんなが攻めだ受けだと騒がれるから、男だけはヤダと言うので…… 女子も誘った。
依頼をクリアしたら、このメンバーで日ノ本に行って温泉旅館に♪ その後は、【島ダンジョン】のレジャーランドに行くんだ♪
「国境から何か来る! たぶん、盗賊団だ」
「よし! 任せて!」
「待て! 確認を」ドッゴ~~~ン!!!
あっ…… やり過ぎちゃった……
『マスター、約6.5㎞です』
「この子だと目立つんじゃない?」
ホバーモードでゆっくり移動中のライファータマスのブリーフィングルームで、せっちゃんを交えて私達5人でこれからの事を話し合っていた。
「街が見える前に乗り換えかな……」
「ピンクちゃんにのりかえですか?」
ピンクちゃんは、マナちゃん専用機の【ピンクあらい】の事だ。
リンちゃん達と同型機のピンク色のアライグマ型のクマカマシンで、マナちゃんに合わせた遠中距離の攻撃支援型の兵装をしている。
「マナちゃんのも、目立つから…… 今回は【マシンズ】で行こう」
『マスター、もうすぐ街を視認します』
「ライファータマス停止! 格納1を出して」
『了解、停止後に格納1を開放します』
ライファータマスの胴体の装甲がスライドして、1の扉が開くと…… 特殊装甲車が出て来た。
「砲身が無い戦車みたいな車だな」
「この子は、頑丈さと走破性能が得りだからね。武装は最小限だよ」
盗賊団の入った檻の荷台を連結して、街を目指す。
「そろそろ街が見えて『攻撃反応!』!? シェルターモード!」
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~ 魔法国勇者 めておん ~
「最近盗賊が出るのは、この辺りかな?」
僕の名は…… めておん。
魔法国の国立魔法学園ウィザガードの生徒だ。
リアルの僕は難病で…… 長い入院生活中だ。
そんな僕に、家族が新世界をプレゼントしてくれた。
何でも出来る! 何にでもなれる! その言葉に僕は…… 夢だった学園生活を叶える事にした。
小説とかまんがとかアニメで、何度も見たあの光景の中に入れる……
リアルだと…… いじめや体罰にワイセツなどの問題が在るみたいだけど…… 物語で見る学生生活に憧れる。
アバターを作る時は、少し迷ったけど…… 知力と魔力が高い人間にした。
まんがとかの不良とかにも憧れるけど…… まともに運動した事が無い僕には、ケンカは無理! 折角なので、魔法使いになって見ることにしました。
スタート場所が、魔法使いの国……〝魔法国ウィザリース〟だった事もあり、魔法学園ウィザガードに通う事が出来てよかった。
この学園は、新世界の事とリアルの学校と同じ授業が受けれた。
新世界の授業は、新世界の歴史と国々の事に魔法とかの戦闘授業、後は…… 魔法などを使った研究や生産の授業が受けれる。
僕は、魔法の研究にも興味があったけど…… リアルの授業を優先して、余った時間で魔法の授業と研究をした。
魔法の授業の時に適性検査で、僕は【勇者】になった。
勇者になった時のボーナスを魔法スキルに全ふりしたら……【流星群】が撃てる様になっていた。
魔物の大量発生イベントの時に試し撃ちをしたら…… 魔物が消滅した。
魔法国の魔物をほぼ独り占めしてしまった僕は、イベントで1位になったけど……
魔法国のプレイヤーさん達のLvアップイベントを台無しにしてしまって、居たたまれなくなって学園に引きこもった。
その後は…… 魔法の授業などで魔物を討伐する以外は、勉強に集中した。
最初のうちは、勇者の特性が解らずにスライムに「出たな! 【魔王】!」と言ってしまい……【魔王】を生み出してしまったりして大変だったけど……
今は、学園の友達も出来て充実している。
少し前に、商業連合の島国でイベントが在ったけど…… また独り占めする可能性を考えて、行かなかった。
それからは、Lvが一定になって来たので学園の依頼を受ける様にした。
学園の優秀な学生には、学園から依頼が来る。
戦闘での攻撃力が優秀な僕には…… 討伐の依頼がよく来る様になった。
学園からの依頼をこなしながら授業に出るを繰り返していると、学園で商業連合のイベントの話が話題になっていた。
僕も掲示板などで、イベントの動画などを見たりしたけど… 話題はイベントよりも、イベントの場所の方だった。
商業連合の島国……【日ノ本】
時代劇の様な江戸時代の日本に近い国で、独特な文化が在り、何よりも【日本の味】と【刀】が在る国。
それを聞いて…… 僕は…… 心底後悔をした。
普段の味気無い病院食の虚しさを、この新世界の味でカバーしている僕は…… 日本食を求めていた。
「しかもさぁ~、温泉が在るんだぜ」
な、なんだと…… 風呂…… しかも…… 温泉!?
「しかも、あの【冒険屋】系列の温泉旅館が在るだぜ」
な!? 冒険屋だと! あの【カレー少女】の冒険屋か?
「行きたい!」
「だろう? なら、交換条件だ!」
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「単位が足りないからって、依頼を手伝うのは良いけどさぁ~」
「悪いな。リアルで成績が落ちてさあ…… ログイン出来なかったんだ」
「でも、何で盗賊団討伐?」
「報酬が良いんだよねぇ~、色々と」
僕達は… 仲の良い友達数人とパーティーを組んで、盗賊団の討伐依頼を受けた。
最初は、男友達で行こうとしたら…… みんなが攻めだ受けだと騒がれるから、男だけはヤダと言うので…… 女子も誘った。
依頼をクリアしたら、このメンバーで日ノ本に行って温泉旅館に♪ その後は、【島ダンジョン】のレジャーランドに行くんだ♪
「国境から何か来る! たぶん、盗賊団だ」
「よし! 任せて!」
「待て! 確認を」ドッゴ~~~ン!!!
あっ…… やり過ぎちゃった……
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