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第8章 現実と新世界と…編
ようこそ♪ 初級ダンジョンへ ~ カナエは、他のダンジョンへ…… ~
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「なかなかの人気かな?」
「人がいっぱい! 姫さま、よかったね♪」
私は【ちい】と姿を隠して、転移して来る二次生産組のプレイヤーとサポートプレイヤーの様子を見ていた。
エン君とアンちゃんにシュウ君とユキちゃん、最後にリンちゃんとマナちゃんのサポートするパーティーを神眼で鑑定して、一応確認……
(PKじゃないから…… 大丈夫かな?)
一応、PK対策はしているから…… 安心だけどね。
町の方も、人気があるみたい?
意外にも、ボディースーツ型の水着が大人気です。性能が性能なので、インナー装備する人が男女問わず多いみたいです…… 下手な皮鎧より防具力あるもんね。
「……大丈夫みたいだね…… それじゃあ予定通りに、他のダンジョンに行こうか?」
「はぁい♪」
私はちいを連れて、他のダンジョンを覗きに行きます♪
・
・
・
~ とあるダンジョンマスター ~
「始まっちゃったよ…… どうしよう…… 大丈夫かな?」
【初級ダンジョン】の【コアルーム】で、長身の女性がダンジョンの様子を見ていた。
「1万DPもらって、【コアルーム】は出来る限りの強化したけど……【ダンジョンマスター】って…… どうすればいいんだろう?」
女性は…… 第二陣の初心者プレイヤー。
初期職業ジョブが【ダンジョンモンスター】だったのと…… ちょっとだけ、特殊な種族を選んでしまった事で…… 冒険ができなくなってしまいました。
元来の人見知りと引き籠り体質だった事もあり…… 一度死に戻った後、ダンジョンから出る事ができずにいた。
「高校生になったんだから…… 人見知りを治さないと…… と、思ったのに…… 小説に影響されて【吸血鬼】なんて選ぶんじゃなかった…… 責めて、スタート地点がダンジョンじゃなかったらな……」
ダンジョンがスタートだったのと種族を【吸血鬼】にした事で、昼間に移動ができずに夜間に町を目指したら…… 夜間の高Lvモンスターに食べられました…… ウルフこわいウルフこわい(ガクガクブルブル)……
とりあえず、今回のキャンペーンイベントでダンジョンを強化して引き籠ろう! 階層も増やしたし、【コアルーム】も…… わからない様に隠して封鎖! 全力で引き籠ってやる!
「ここなら、安……「【コアルーム】は、ここかな?」全じゃなかった!?」
入念に隠したはずの【コアルーム】に侵入したのは…… 小学生くらいの【ネコミミくの一】でした!?
・
・
・
~ カナエ ~
「なるほど…… 初期ジョブが【ダンジョンモンスター】だから、ボスを無視して【コアルーム】に来れたと?」
「はい……【ダンジョンコア】に触ったら……【ダンジョンマスター】の称号をもらいました」
ビクビクしながら長身の【吸血鬼】美女の【アーデ】がこれまでの事を話てくれました。なぜ、ビクビクしているかと言うと……
~ 【コアルーム】に侵入直後 ~
「ここなら、安……「【コアルーム】は、ここかな?」全じゃなかった!?」
「あなたが【ダンジョンマスター】?」
「小学生が…… 何でここに?」
「だれが幼女だ!! この長身モデル体型!!!」
「ひっ!? 言ってません~!」
・
・
・
思わず……【威圧系】スキル全開で怒鳴り付けてしまいました(てへペロ)。
よく話すと…… 年下の高校生みたいなので、私は【アーデ】をアシストする事に決めました♪
「えっ!? アシストですか? でも、私…… 昼間は出歩けませんよ?」
「だいじょうぶ! コレがあるから!」
私はストレージから【日傘】と【紐】を取り出す……
【耐性のアンブレラ】…… 全てに耐性を持つ日傘。防具として使えるが…… 耐久値は低い。
【邪鬼の組紐】……【妖怪 天の邪鬼】が作ったアクセサリー。装備すると【種族弱点反転】の効果で、種族特性と種族弱点が反転する。
「日傘をさしてダンジョンを出ましょう。アクセサリーはダンジョンの外で付けてね」
「は、はい……」
「だいじょうぶ♪ だいじょうぶ♪」
不安そうなアーデを連れて、ダンジョンの入り口へ……
「あう~陽射しが……」
「だいじょうぶ! 日傘さしてダンジョン出て」
「はい……」
傘の柄をしっかり掴んで、アーデが恐る恐る陽射しの下に…
「あっうぅ……!? やっぱりダメージが……」
「早くアクセサリーを!」
ダンジョンから出たアーデが徐々にダメージを受けてる!? 急ぎアクセサリーを付けると……
「ダメージを受けない!? 何で?」
「アクセサリーの効果だよ。弱点が反転するから…… 夜間は外してね。後は…… 昼間は日陰に気を付けてね」
「は、はい!」
「それじゃあ…… 行こうか?」
「はい! お願いします」
私は…… アーデを連れて、私の初級ダンジョンに向かいながら…… 私はちょっと…… ドキドキしていた。
【吸血鬼】か…… 色々と有名な種族だよね……【新世界】の【吸血鬼】は…… どんな種族かな? 楽しみ♪
私の後を、おっかなびっくり付いて来るアーデの様子を感じながら…… 顔がニヤついていた。
「さぁ、アーデ。一緒に【新世界】を楽しみましょうね?」
「は……!? はい! よろしくお願いします! カナエさん」
その時の私は…… アーデを連れて行く先で、久し振りの再会をするとは…… 思いもしなかった……
「人がいっぱい! 姫さま、よかったね♪」
私は【ちい】と姿を隠して、転移して来る二次生産組のプレイヤーとサポートプレイヤーの様子を見ていた。
エン君とアンちゃんにシュウ君とユキちゃん、最後にリンちゃんとマナちゃんのサポートするパーティーを神眼で鑑定して、一応確認……
(PKじゃないから…… 大丈夫かな?)
一応、PK対策はしているから…… 安心だけどね。
町の方も、人気があるみたい?
意外にも、ボディースーツ型の水着が大人気です。性能が性能なので、インナー装備する人が男女問わず多いみたいです…… 下手な皮鎧より防具力あるもんね。
「……大丈夫みたいだね…… それじゃあ予定通りに、他のダンジョンに行こうか?」
「はぁい♪」
私はちいを連れて、他のダンジョンを覗きに行きます♪
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~ とあるダンジョンマスター ~
「始まっちゃったよ…… どうしよう…… 大丈夫かな?」
【初級ダンジョン】の【コアルーム】で、長身の女性がダンジョンの様子を見ていた。
「1万DPもらって、【コアルーム】は出来る限りの強化したけど……【ダンジョンマスター】って…… どうすればいいんだろう?」
女性は…… 第二陣の初心者プレイヤー。
初期職業ジョブが【ダンジョンモンスター】だったのと…… ちょっとだけ、特殊な種族を選んでしまった事で…… 冒険ができなくなってしまいました。
元来の人見知りと引き籠り体質だった事もあり…… 一度死に戻った後、ダンジョンから出る事ができずにいた。
「高校生になったんだから…… 人見知りを治さないと…… と、思ったのに…… 小説に影響されて【吸血鬼】なんて選ぶんじゃなかった…… 責めて、スタート地点がダンジョンじゃなかったらな……」
ダンジョンがスタートだったのと種族を【吸血鬼】にした事で、昼間に移動ができずに夜間に町を目指したら…… 夜間の高Lvモンスターに食べられました…… ウルフこわいウルフこわい(ガクガクブルブル)……
とりあえず、今回のキャンペーンイベントでダンジョンを強化して引き籠ろう! 階層も増やしたし、【コアルーム】も…… わからない様に隠して封鎖! 全力で引き籠ってやる!
「ここなら、安……「【コアルーム】は、ここかな?」全じゃなかった!?」
入念に隠したはずの【コアルーム】に侵入したのは…… 小学生くらいの【ネコミミくの一】でした!?
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~ カナエ ~
「なるほど…… 初期ジョブが【ダンジョンモンスター】だから、ボスを無視して【コアルーム】に来れたと?」
「はい……【ダンジョンコア】に触ったら……【ダンジョンマスター】の称号をもらいました」
ビクビクしながら長身の【吸血鬼】美女の【アーデ】がこれまでの事を話てくれました。なぜ、ビクビクしているかと言うと……
~ 【コアルーム】に侵入直後 ~
「ここなら、安……「【コアルーム】は、ここかな?」全じゃなかった!?」
「あなたが【ダンジョンマスター】?」
「小学生が…… 何でここに?」
「だれが幼女だ!! この長身モデル体型!!!」
「ひっ!? 言ってません~!」
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思わず……【威圧系】スキル全開で怒鳴り付けてしまいました(てへペロ)。
よく話すと…… 年下の高校生みたいなので、私は【アーデ】をアシストする事に決めました♪
「えっ!? アシストですか? でも、私…… 昼間は出歩けませんよ?」
「だいじょうぶ! コレがあるから!」
私はストレージから【日傘】と【紐】を取り出す……
【耐性のアンブレラ】…… 全てに耐性を持つ日傘。防具として使えるが…… 耐久値は低い。
【邪鬼の組紐】……【妖怪 天の邪鬼】が作ったアクセサリー。装備すると【種族弱点反転】の効果で、種族特性と種族弱点が反転する。
「日傘をさしてダンジョンを出ましょう。アクセサリーはダンジョンの外で付けてね」
「は、はい……」
「だいじょうぶ♪ だいじょうぶ♪」
不安そうなアーデを連れて、ダンジョンの入り口へ……
「あう~陽射しが……」
「だいじょうぶ! 日傘さしてダンジョン出て」
「はい……」
傘の柄をしっかり掴んで、アーデが恐る恐る陽射しの下に…
「あっうぅ……!? やっぱりダメージが……」
「早くアクセサリーを!」
ダンジョンから出たアーデが徐々にダメージを受けてる!? 急ぎアクセサリーを付けると……
「ダメージを受けない!? 何で?」
「アクセサリーの効果だよ。弱点が反転するから…… 夜間は外してね。後は…… 昼間は日陰に気を付けてね」
「は、はい!」
「それじゃあ…… 行こうか?」
「はい! お願いします」
私は…… アーデを連れて、私の初級ダンジョンに向かいながら…… 私はちょっと…… ドキドキしていた。
【吸血鬼】か…… 色々と有名な種族だよね……【新世界】の【吸血鬼】は…… どんな種族かな? 楽しみ♪
私の後を、おっかなびっくり付いて来るアーデの様子を感じながら…… 顔がニヤついていた。
「さぁ、アーデ。一緒に【新世界】を楽しみましょうね?」
「は……!? はい! よろしくお願いします! カナエさん」
その時の私は…… アーデを連れて行く先で、久し振りの再会をするとは…… 思いもしなかった……
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