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第8章 現実と新世界と…編
神々の箱庭と反逆の○○○
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「私から会いに行くはずが…… 神界こっちに来ちゃうなんてね…… まさか、【世界樹】に育つとは…… 私達の予想を超えたわ」
目の前に…… 何処か嬉しそうな羽の生えた七色に光る銀髪ロングヘアーの美人さんがいます。
【妖精神】様らしいです。
「え~と…… こっちって、どう言う事ですか?」
「あれ? 気付いてないの?」
「えっ! せっちゃん達がいない!? ここは…… 何処ですか!」
巨木と私と美人(妖精神)しかいない…… マジで何処?
「ここはね…… 世界樹で繋がる神界の【神々の箱庭】よ♪」
「箱庭…… ですか?」
「そう…… 本来ならば…… 地上に隠された世界樹から、神々に会う為の場所…… なんだけどね。世界樹になる条件を満たすなんて…… 本当に予想外だったわ」
「それって…… どう言う事です?」
「あの【種】はね。条件によって……【世界樹】【精霊樹】【妖精樹】に育つの。妖精の貴女の回りで育つなら…… 普通は妖精樹に育つはずなのよ」
「妖精樹ですか…… それぞれ、どんな違いがあるんですか?」
「それはね……」
妖精神様の話では……
【妖精樹】……【妖精】のいるところに育つ樹木で、【妖精界】との【門】。【種族】が【妖精】かパーティーに【妖精】がいるなら、樹木を通って妖精界に行き来できる。
【精霊樹】……【精霊】のいるところに育つ樹木で、【精霊界】との【門】。【種族】が【精霊】かパーティーに【精霊】がいるなら、樹木を通って精霊界に行き来できる。
【世界樹】…… 特殊な条件下で育つと言う神の樹木…… 新世界の何処かに自生していて、新世界のバランスを保っている。この樹木を見つけた者は、【神界】にあると伝わる……【神々の箱庭】に行き来できると言われている。
「と、まあ…… 伝説の樹木なんだけどね」
「じゃあ…… ここは…… 神界なんですか?」
「一応はね…… 世界樹を見つけた人だけのボーナスステージみたいなものかな♪」
「ボーナスステージ?」
「そう、たとえば…… この落ち葉を鑑定して見て」
「?…… !? この落ち葉!?」
【世界樹の葉】……【完全回復薬】や【蘇生薬】などの素材アイテム。錬金術士や薬師に伝わる伝説級のアイテムで、不老不死の神薬の材料とも…… 噂されている。
「後…… そこの湧き水とか」
【神浄水】…… この水で作る薬剤などは、効能が10倍に跳ね上がる伝説の浄水。【蘇生薬】や【完全回復薬】の素材アイテムでもある。
「なんですか!? ここは!」
「本当はね。秘境中の秘境にある世界樹から来るとこなのよ。だからね…… 伝説の素材アイテムの宝庫なの」
「摘み放題ですか?」
「そんな事しなくても、貴女なら来たい時に来れるじゃない」
確かに、フェアリーガーデンの中庭に世界樹がある限り…… 何時でも来れる。
「しかし…… どうしましょう…… 貴女…… 厄介な【呪い】にかかってるわね?」
「解るんですか?」
「ええ、そのせいでね…… 貴女の【種族進化】ができないわ…… 貴女の解放ボーナス…… どうしましょう?」
【ドッペルゲンガー】の呪いで、種族Lvが半減してる私は…… そのせいで進化できないらしいです。
「何を困っておるのじゃ? 妖精よ?」
「アラ? 地の最高神じゃないの。どうしたの?」
「神界に来た蒼人を見に来たのじゃ…… おぬし! やはりそうじゃ! オロチキュウビを倒した蒼人じゃ!」
「えっ…… あっ! 初めまして、カナエです」
「そうじゃの…… あの時は、お主は気を失のうていたからの…… 初めまして、わしが【地の最高神】じゃ」
妖精神と話していると、突然ツインテールのじゃ幼女が現れた!
その幼女は、地の最高神でした。
「…… なるほどのぉ…… そうじゃな…… カナエよ。素材アイテムでも良いか?」
「素材アイテム…… ですか?」
「そうじゃ。妖精に代わり、解放ボーナスをわしが用意するのじゃ!」ゴゴゴゴ……!
地の最高神様の足下が…… せり上がる!?
「どうじゃ? オリハルコンとヒヒイロカネとミスリルを10トンづつじゃ!」
鉱石の山が3つ…… 伝説の鉱石が…… いっぱいです!
「こんなに…… 良いんですか?」
「うむ。持って行くがよい!」
「私からは、呪いが解けた時に渡すわね」
「はい! その時は、よろしくお願いします」
「それとね…… 貴女の【種族名】を教えるわね」
「種族名…… ???の部分ですか?」
「そう、貴女の【種族】は…… 混沌……【カオスフェアリー】よ」
「カオスフェアリー……」
「そう…… 全ての妖精の要素が混ざりあった…… 存在。それが貴女よ」
・
・
・
「それじゃ、また来ますね」
「うむ。わしらも、何時もいるわけでは無いが…… お主は神々と縁がある様じゃ。また会おうぞ」
「また何時でもいらっしゃいね♪」
「はい。失礼します」
【フェアリーガーデン】のより、立派な巨木の世界樹に触れて…… 目を瞑ると……
「待っていたわ! 主さま」
「えっ! あ、アグラ?」
【神々の箱庭】から世界樹を通って、【フェアリーガーデン】の中庭に戻ると…… アグラがいました。
「アグラ、どうしたの? ダンジョンは大丈夫?」
パッシーン!
地面に鞭を打ち据えて、アグラが構える……!?
「主…… いいえ! カナエ。貴女を倒して…… 私が真の魔王になるわ…… さあ、元主さま…… いい声で泣いてちょうだい!」
神界から戻ったら…… アグラに反逆されました。
目の前に…… 何処か嬉しそうな羽の生えた七色に光る銀髪ロングヘアーの美人さんがいます。
【妖精神】様らしいです。
「え~と…… こっちって、どう言う事ですか?」
「あれ? 気付いてないの?」
「えっ! せっちゃん達がいない!? ここは…… 何処ですか!」
巨木と私と美人(妖精神)しかいない…… マジで何処?
「ここはね…… 世界樹で繋がる神界の【神々の箱庭】よ♪」
「箱庭…… ですか?」
「そう…… 本来ならば…… 地上に隠された世界樹から、神々に会う為の場所…… なんだけどね。世界樹になる条件を満たすなんて…… 本当に予想外だったわ」
「それって…… どう言う事です?」
「あの【種】はね。条件によって……【世界樹】【精霊樹】【妖精樹】に育つの。妖精の貴女の回りで育つなら…… 普通は妖精樹に育つはずなのよ」
「妖精樹ですか…… それぞれ、どんな違いがあるんですか?」
「それはね……」
妖精神様の話では……
【妖精樹】……【妖精】のいるところに育つ樹木で、【妖精界】との【門】。【種族】が【妖精】かパーティーに【妖精】がいるなら、樹木を通って妖精界に行き来できる。
【精霊樹】……【精霊】のいるところに育つ樹木で、【精霊界】との【門】。【種族】が【精霊】かパーティーに【精霊】がいるなら、樹木を通って精霊界に行き来できる。
【世界樹】…… 特殊な条件下で育つと言う神の樹木…… 新世界の何処かに自生していて、新世界のバランスを保っている。この樹木を見つけた者は、【神界】にあると伝わる……【神々の箱庭】に行き来できると言われている。
「と、まあ…… 伝説の樹木なんだけどね」
「じゃあ…… ここは…… 神界なんですか?」
「一応はね…… 世界樹を見つけた人だけのボーナスステージみたいなものかな♪」
「ボーナスステージ?」
「そう、たとえば…… この落ち葉を鑑定して見て」
「?…… !? この落ち葉!?」
【世界樹の葉】……【完全回復薬】や【蘇生薬】などの素材アイテム。錬金術士や薬師に伝わる伝説級のアイテムで、不老不死の神薬の材料とも…… 噂されている。
「後…… そこの湧き水とか」
【神浄水】…… この水で作る薬剤などは、効能が10倍に跳ね上がる伝説の浄水。【蘇生薬】や【完全回復薬】の素材アイテムでもある。
「なんですか!? ここは!」
「本当はね。秘境中の秘境にある世界樹から来るとこなのよ。だからね…… 伝説の素材アイテムの宝庫なの」
「摘み放題ですか?」
「そんな事しなくても、貴女なら来たい時に来れるじゃない」
確かに、フェアリーガーデンの中庭に世界樹がある限り…… 何時でも来れる。
「しかし…… どうしましょう…… 貴女…… 厄介な【呪い】にかかってるわね?」
「解るんですか?」
「ええ、そのせいでね…… 貴女の【種族進化】ができないわ…… 貴女の解放ボーナス…… どうしましょう?」
【ドッペルゲンガー】の呪いで、種族Lvが半減してる私は…… そのせいで進化できないらしいです。
「何を困っておるのじゃ? 妖精よ?」
「アラ? 地の最高神じゃないの。どうしたの?」
「神界に来た蒼人を見に来たのじゃ…… おぬし! やはりそうじゃ! オロチキュウビを倒した蒼人じゃ!」
「えっ…… あっ! 初めまして、カナエです」
「そうじゃの…… あの時は、お主は気を失のうていたからの…… 初めまして、わしが【地の最高神】じゃ」
妖精神と話していると、突然ツインテールのじゃ幼女が現れた!
その幼女は、地の最高神でした。
「…… なるほどのぉ…… そうじゃな…… カナエよ。素材アイテムでも良いか?」
「素材アイテム…… ですか?」
「そうじゃ。妖精に代わり、解放ボーナスをわしが用意するのじゃ!」ゴゴゴゴ……!
地の最高神様の足下が…… せり上がる!?
「どうじゃ? オリハルコンとヒヒイロカネとミスリルを10トンづつじゃ!」
鉱石の山が3つ…… 伝説の鉱石が…… いっぱいです!
「こんなに…… 良いんですか?」
「うむ。持って行くがよい!」
「私からは、呪いが解けた時に渡すわね」
「はい! その時は、よろしくお願いします」
「それとね…… 貴女の【種族名】を教えるわね」
「種族名…… ???の部分ですか?」
「そう、貴女の【種族】は…… 混沌……【カオスフェアリー】よ」
「カオスフェアリー……」
「そう…… 全ての妖精の要素が混ざりあった…… 存在。それが貴女よ」
・
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「それじゃ、また来ますね」
「うむ。わしらも、何時もいるわけでは無いが…… お主は神々と縁がある様じゃ。また会おうぞ」
「また何時でもいらっしゃいね♪」
「はい。失礼します」
【フェアリーガーデン】のより、立派な巨木の世界樹に触れて…… 目を瞑ると……
「待っていたわ! 主さま」
「えっ! あ、アグラ?」
【神々の箱庭】から世界樹を通って、【フェアリーガーデン】の中庭に戻ると…… アグラがいました。
「アグラ、どうしたの? ダンジョンは大丈夫?」
パッシーン!
地面に鞭を打ち据えて、アグラが構える……!?
「主…… いいえ! カナエ。貴女を倒して…… 私が真の魔王になるわ…… さあ、元主さま…… いい声で泣いてちょうだい!」
神界から戻ったら…… アグラに反逆されました。
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