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第7章 イベントクエスト編 

イベントクエストのボスは… 邪神機? 伝説の魔物? いいえ、魔神です。

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「なんだ! この柱は!」

蒼人プレイヤー達が協力して、なんとかオロチの再生スキルに苦しみながらも、なんとか追い詰めた矢先に…… どす黒い柱に阻まれてしまいました。

『これはこれは…… 誰が都を守っているかと思えば、結界を揺るがした蒼人達では…… ないか?』

全てのオロチがどす黒い柱に包まれた時に、一回り大きな9体目のオロチが現れ…… その頭に白髪白装束の女性が立っている。

明らかに敵なので、神眼発動……!?

【魔神九尾(玄黯げんあん)【種族】魔物サイボーグLv100【ジョブ】邪神機製造士Lv100【サブ】破滅の妖術士Lv100】

(Lvのせいかな? 前よりもいろいろ見える……!? 魔神九尾!玄黯!? オロチを作った魔神!…… アレ? 玄黯って、鬼人で男だったような……?)

『感謝するぞ…… 蒼人よ。お前達のおかげで、俺は…… 最強の身体を完成させた…… 見るがいい! これぞ俺の真の姿……【オロチキュウビ】を!!』

激しい地響きの後、地面が割れて30㍍ぐらいの鋼鉄の獣が現れる!?

「アレは、狐?…… 九尾の狐か!」

オロチを包んだどす黒い柱が鋼鉄の狐に集う!? 柱が狐の尾に…… 9体目のオロチも狐の尾になって合体!? 9体のオロチを尾に持つ、鋼鉄の狐が現れた!!

いにしえより…… この日ノ本に恐怖と破滅をもたらした! 伝説の魔物2体を材料に作り上げた…… 究極体!! その姿を御霊みたまに刻み、我等の神の贄になるがいい!!!』

9のオロチと1の狐が口から! いろいろ吐いた!?

「負傷者と損傷が激しい機体は後退しろ!! 毒以外に属性攻撃も吐くぞ!気を付けろ!!」

「騎士級は盾装備! 壁になるぞ! 急げ!!」

『何機来ようが無駄だ。俺の最高傑作は止まらんぞ』

「くっ、砲撃隊! 敵が1つになった今がチャンスだ! 集中砲火だ!!」

魔法と砲撃の集中砲火を食らっても、ものともしないオロチキュウビ!

「頭だ! 頭に集中攻撃!!」

【聖女の楯】ランドさんの一声で、蒼人プレイヤー達は1ヶ所のオロチの頭に攻撃を集中させた!

「やっ!? 再生…… してる!」

集中攻撃で砕けたオロチの頭が、直ぐに再生し始める!

「再生スキルも強化されてる!?」

「頭全部を1度には…… チィ、無理か……」

「糞がぁ! ぶった斬ろうにも…… 近付けねぇ!」

『だっしゃあ!!』

『ギヤシャァァァァァ!?』

突然現れた!? ライオン顔のマッチョゴリラ男が狐の横面をぶん殴る!!

『ナイスだ! デンライ! みんな、一斉攻撃だ!!』

『『『『『了解!!』』』』』

オロチキュウビを殴り倒した。ライオン顔のゴリラ男は、デンライ君でした。

駆け付けた! 巨大化したヒーロー(ジノ)さんと人型に変形したクマカマシンが横倒しになった。オロチキュウビを攻撃する!!

「今だ! 我等も続けぇ!!」

「撃て! 全て撃ち込め!!」

「斬れ! 斬っちまえー!!」

蒼人プレイヤー達も、一斉攻撃を開始!!!

「このまま押し込め!!」

「攻撃を絶やすな! 死ぬ気で撃ってぇ!!!」

「死にやがれ!!!」

蒼人プレイヤー達が休み無しに攻撃するが……

「まずいかも…… 傷口の再生が早い!?」

『ギャシャアァァァァァァ!!!』

「「「「「「!?」」」」」」

「総員! 退避!!!」

9本の尾のオロチが暴れ回り、蒼人プレイヤー達を吹き飛ばして、オロチキュウビが立ち上がる。

『みんながあぶない! 白くまさんおねがい!』

『了解です。【強化 白氷結界】』

ホワイトほっきょくが結界を張って、蒼人プレイヤー達を守る!

『そんな薄氷で、何が守れる!!』

『!? こおりがわれちゃう!』

『先ずは、貴様から血祭りだ!』

『『『『ホワイト!?』』』』

オロチの頭が氷を叩き割り、ホワイトほっきょくに噛み付こうと、大きく口を開けた! その時!?

「「「「「「!?」」」」」」

オロチの首が…… 宙を舞う!?

「誰が、誰を…… 血祭りだって?」

『な…… 何者だ! 貴様は!?』

「何者だっていいじゃない? こっからは…… 貴方と私、妖怪の力を持つ者同士の…… 決戦だよ!!」

オロチの首を切り落とした…… 刀を剥き出しの肩に担いで、黒猫の花魁がオロチキュウビと睨み合う!

その花魁は…… 巴と憑依合体して限界突破した…… カナエだった……

「いくよ! みんな!」

「「「「「「はい!!!」」」」」」

さあ…… 魔神と決戦だ!!!

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