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第7章 イベントクエスト編 

もうじゅう戦隊 クマカジャー 第3話 6人目は… 妖精でアライグマ!? クマカピンク登場!

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「マナちゃん、コレ付けてね」

「カナエさん?…… ですか?」

ビッグリボルバーサーモンの中で私は…… ベアー司令の姿でマナちゃんに……【熊の印エンブレムブレスレット】を渡した。

「ふっふっふ…… この姿の私は、クマカジャーの司令官!ベアー司令である!」

「この姿の時は、私がテディ副司令です」

「そして、彼らが…… もうじゅう戦隊! クマカジャー!…… だ」

「えっ!? え~! リンちゃん達が?」

「そうだよ♪ リンがクマカイエローで」

シュウがクマカブラック」

「ユキはクマカホワイト……」

アンはクマカグリーンよ♪」

「そして、エンが、一応…… リーダーのクマカレッドだ」

「そのブレスレットで変身すれば…… 今日から、マナちゃんはクマカピンクだよ! 専用マシンは…… 今、開発中だから、ちょっと待ってね」

「こちらが、マナさんの専用装備。【妖精フェアリー】シリーズです」

【フェアリーウイング 品質S 相手に物理ダメージアップ(小) 相手に属性ダメージアップ(小) 相手に状態異常追加アップ(小) 魔法の矢に追尾能力追加 耐久値回復(小)】

華妖精フラワーフェアリーシリーズ 品質S 物理耐性(小) 属性耐性(小) 状態異常耐性(小) MP回復(小) 耐久値回復(小) フィールド擬態】

魔導蝶蜂ゴーレムバタフライビービット 品質S 相手に物理ダメージアップ(小) 属性ダメージアップ(小) 状態異常追加アップ(小) 耐久値回復(小) フィールド追加発生】

【フェアリーウイング】は……
魔導弓で接近戦では【ツインブレード】になります。矢とブレードは魔力で作るので、魔力しだいで攻撃力が上がります。

防具の【華妖精フラワーフェアリーシリーズ】は……
見た目は… パステルピンクのふんわりミニスカドレスに魔銀に金の縁取りの軽鎧ライトアーマーを装備。もちろん!スカートの下は、スパッツです。

サブ武器の【魔導蝶蜂ゴーレムバタフライビービット】は……
蜂型と蝶型のゴーレムビットで、蜂型が攻撃を、蝶型が防御を分担します。

「みんなのも、後で強化するね」

「「「「「はい!」」」」」

「みんなのも、カナエさんが作ったのですか?」

「武器は、素材が私でテッシン君が製作して、防具は、ロッテが製作して、私が仕上げかな…… あっ! 日ノ本では、コレ着て!」

リンちゃん、アンちゃん、ユキちゃん、マナちゃんに千鶴ちゃんが作った着物を渡す。

「司令…… この着物は?」

「千鶴ちゃんが作って、私が仕上げた着物だよ」

【魔導紬の着物と袴 品質S 物理耐性(小) 属性耐性(小) 状態異常耐性(小) 耐久値回復(小) HPとMP回復(小)】

魔導合金属糸で作られた和服。下が袴なので、大正ロマン風の見た目です。

「すごい♪ かわいい!」

「ほんとうに、すごいわ♪」

「きれい……」

「きれいです! カナエさんはきないの?」

「私のは…… ちょっとね……」

千鶴ちゃんが作った私の着物は……【黒猫姫の花魁衣装】

まさか…… 私を花魁にするとは…… 千鶴ちゃんは、まったくもう~……

(高性能な上に際どいんだよね…… 色々と…… 迂闊に動くと…… 見えちゃいそうです……)

「それじゃ、神獣を狙う悪者退治に…… クマカジャー出動だ!」

「「「「「「了解!」」」」」」

 ・
 ・
 ・

 ~ 熊神神社近くの森 ~

「掲示板盛り上がってるぜ」

「狙い通りだ。他のプレイヤーが騒ぎになってる間に、神獣の素材を手に入れるぞ」

「しかし、大丈夫かよ? 死ぬと素材にならねぇって話だろう?」

「生け捕りにすればいいのさ。生きてる内に素材を取ればいいだろう?」

「それは…… うまくいけば、素材の量産ができるな!」

「ああ、行くぞ「みつけた!」誰だ!」

「真っ赤に燃える!日熊の戦士!【クマカレッド】!」

「闇に潜みて、悪を断つ!月ノ輪の侍!【クマカブラック】!」

「深緑の護り手!グリズリーの兵士!【クマカグリーン】♪」

「白いくまさんの魔法使い……【クマカホワイト】……」

「幸運を呼ぶ!黄色の熊猫パンダ♪【クマカイエロー】!」

「自然を愛する!桃色のアライグマ! 【クマカピンク】!」

「「「「「「我ら、【もうじゅう戦隊クマカジャー】!!!」」」」」」ドッカ~ン!!(背中にタイトルがバ~ン!)

「神獣を狙う! 悪者!」

「この手のゲームの常識を知らないの?」

「警告されたでしょ? 卵泥棒さん」

「緑人に嫌われたら終るのに……」

「う、うるせぇ~! どいつもこいつも、俺を馬鹿にしやがって! ぶっ殺してやる!」

「やらせません! 熊の様に遊びます!」

 ・
 ・
 ・

「で、ピンク1人で終わったな……」

「ちゃんとやってないんでしょ…… 装備以前の問題よ」

「神獣の相手は無理だろう? スキルがバラバラの大技狙い…ザコにしか当たらないな」

「ダンジョンのモンスターより…… おそい……」

「防御と回避のスキル持って無いのに特攻…… ばかね」

「わたしの【うータン】より、よわい……」

「【うータン】って…… テイムしたウサギか?」

「うん、いちばんつよいひと…… うータンのキックで、とんだ……」

「アレ? うータンって…… Lv10だったよね?」

「Lv10!? いくらなんでも、それは…… 弱すぎないか?」

「しゅぞくLvは10…… かくとうとたいじゅつのスキルLvも10」

「スキルLvカンストしてる!? なんでだ?」

「ベアー司令さんのモンスターさんが、つよくしてくれた」

「司令のテイムモンスターか?」

「あっ、掲示板の書き込みにあったよ! 【教官】さんって人の書き込みに、種族Lvが高いとスキルLvが上がり辛くなるって」

「こいつら…… アレだろう? 一時期話題になったLvアップ方で、Lvアップしたやつらだろう?」

「ああ、種族Lvが一気に上がるアレ? でも、アレを使うと…… 後が大変なんでしょ?」

「そうみたいね…… 教官さんの書き込みにも書いてあるわ…… スキルが上がらないから苦労するって」

「だからか…… どうするコイツら?」

「こんにちは、クマカジャーの皆さん」

「「「「「「!?」」」」」」

「GMのお姉さん!」

「はい、GMのお姉さんです。この子達は、私が連れて行きますね。忠告したのですが…… 無視されたので、ちょっと保護者の方も踏まえて…… 御話しないといけませんね…… あっ、皆さんの事を書き込みますが、よろしいですか?」

「みんな、どうする?」

「いいよ」

「俺も……」

「わたしも……」

「わたしたちも書いていいよ」

「うん」

「正体を隠すなら、書いていいですよ」

「ありがとうございます。勿論、正体は書き込みません! この騒動のGMコールが多くて…… 皆さんには、後で報酬を贈ります。楽しみにして下さいね。それでは失礼します」

元卵泥棒達は…… アカウント停止になりました。

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