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第6章 魔王の新世界放浪記?編

八百万の神の集う国 日の本

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日の本への航海途中に…… ホエール1で体当りして海賊船を沈め、海賊達を電流を流した網で回収して気絶状態で、蒼のギルドに引き渡したり……

孤島でプール遊びして、千鶴ちゃん達が海で水着を狙う軟体モンスターに襲われて、色々とポロリ(特にデンライ君が)した映像がCMで流れたりしました。

「そろそろ、海龍が出る海域です。警戒しましょう!」

「海龍は、どのくらいでかいの?」

「そうですね。だいたい…… 普通の大人が10㍍から100㍍ぐらいですかね」

「素材の回収も大変そうだね」

「後、この辺りは、海龍信仰があるから…… 下手に倒すと緑人が敵になるかも」

「神様か…… 場合によっては、海龍は諦めるしかないな?」

「そうですね。これからの事も考えると…… 揉めたくないですね」

「先ずは、日の本に行こう。難しい事は行ってから考えよう」

「そうだな。俺も日の本が早くみたいし」

「じゃあ、日の本に向かって、ゴー♪」

とりあえず、カナエ達は、戦闘を避けながら日の本へ……

「日の本には、神様が多いので…… 気を付けて下さいね。場所によっては、モンスターも信仰の対象ですから」

「戦う前に確認だね!」

「そうだな。デンライとラズリも、気を付けろよ」

「解った。考えるは苦手だから…… 大人しくしてるよ」

「俺…… 留守番でいい……」

「何時まで引き摺ってるんだ。ちゃんとCMでは顔とアソコにモザイクかかってたろ?」

「いいよな! ジノさん達は…… 映ってないから!」

「あのCM…… 凄く人気みたいですね」

「みんなひでぇ~んだよ! カナエさん!」

「えっ、え~っと…… 何が?」

「水着を狙うと解ると…… みんなで、俺をモンスターに投げやがったんだ!」

「え~!? ひど!」

「だって、デンライだし」

「だって、デンライ先輩ですし」

「まあ、デンライだからな」

「あんたらは…… 鬼か!」

「だ、大丈夫! 水着を奪われながら、素手でモンスターを倒した! デンライ君を、誰かが応援してるよ…… たぶん……」

「あんまりだ~!」

後に…… 水着を奪われたデンライ君の素手でモンスターを倒した後ろ姿のSSが、デンライ君のファンである姉ちゃんズのエン君とシュウ君の姉二人に、テッシン君が撮影した物を、イズナちゃんから手に入れた千鶴ちゃんが渡してしまい……

それを知ったミントスさんから情報が漏れ、その手の人達が活性化して大変になる事を……

デンライ君は、まだ知らない……

 ・
 ・
 ・

「カナエ様! 前方で戦闘反応です! 船舶と海中モンスターが戦闘してます!」

「急速接近! 状況を確認するよ!」

近付くと…… 小型船が多数で海龍を攻撃しています。

「海龍を攻撃してる!? 神様じゃないの?」

「何かおかしい…… あの海龍、反撃をしない!?」

「一機、逃げ回ってる船を追ってる?」

神眼で確認……!? 逃げ回ってる船に海龍の卵を確認!

「あの船! 卵泥棒です!」

「な!? ヤバイですよ! 海龍達の怒りを買います! 周囲の港に被害が!!」

「それが狙いかもな…… 海龍達に港を襲わせて、自分達は火事場泥棒するつもりかもな」

「なんてヤツ等だ!」

「ついでに、親海龍を倒すつもりかもなぁ? ますます許せねぇな!」

「はい、なので…… 私が行きます! ホエール1、緊急浮上!!」

「はっ! ホエール1緊急浮上! 甲板メインカタパルト展開! カナエ様の発進準備!」

「ふぅ…… 久し振りの限界突破! からの憑依合体スーノバージョン! カナエ、はうりんぐ弾丸ライナーフォーメーション…… 行きます!」

限界突発の姿で、スーノと憑依合体して騎獣化したはうりんぐに乗って、スーノの女性騎士の姿でカタパルトのリニアレールから発進!

(私は…… 弾丸になった!)

「てめえ等! もっと、もっとだ! もっと痛め付けて、仲間を呼ばせろ! 海龍どもを港に襲わせてや」ドッゴーン!!!「うおぉぉぉ…… な、なんだ!?」

「こんにちは、卵泥棒さん…… そして、さよなら……」

「な!?」ドッゴーン!

カナエは、卵を奪い返えすと小型船の船底を射ち抜いて沈めると…… さらに飛び回り、卵泥棒の仲間をマルチロックオンした。

(そげき、ソゲキ、狙撃!)

はうりんぐで飛び回りながら、一人一人を追い詰めて…… 狙撃!

卵泥棒と仲間が死に戻ったのを確認して、限界突発を解除……

「くぅあぁ~…… 相変わらずキツゥ~…… 卵、返さないと」

カナエは、妖精の粉で筋肉痛の状態異常を治して、海龍の元へ……

「海龍様…… 卵を御返しします。どうか、怒りを静めて下さい……」

『…… ありがとう…… 妖精神縁の方よ。我が子を取り戻してくれて……』

「えっ!? 海龍様は喋れるの?」

『私達は、人化ができるのよ。海の中はこちらの姿が一番なのでしませんが、日の本の者は知っていますよ』

「そうなんですか…… あっ、卵を御返ししますね」

『確かに…… 感謝します…… そして、ようこそ…… 日の本へ。世界を作りし神々に縁の者よ…… 歓迎致します』

「えっ…… 神々!? 神々って…… なんの事?」

思わぬ海龍の言葉に…… カナエの頭には、?が浮かぶのだった。

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