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第3章 カナエ(魔王)のクラン?編

クラン結成と元オーナーの依頼?

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地下室を掃除して【空中城塞都市】への転移ゲートを設置。

ちなみに、このゲートは私とせっちゃん、眷属、パーティーメンバーのみが使えます。

灯り取りの照明器具を増やしたり、床に敷物を敷いたりしながら、地下室を私の部屋に改装する。

(ベッドも…… 欲しいかな?)

「カナ姉さん、兄さん達がきました」

「は~い、達?」





「いよいよ、クラン作るんだって?」

なぜか…… デンライ君の他に、ジノさんとレオンさん夫妻、後…… 始めて見る男女が二人居た…… 誰だろう?

「あっ! 初めまして、俺はガルジの息子のテッシン。これから、よろしくな。それと、コイツは……」

「……イズナです…… よろしく……」

師匠ガルジの息子さんのテッシンさんは…… 2㍍くらいの長身で甚平に所々金属の軽鎧を着た。人族?角刈りの青年で、イヅナさんは…… ファンタジーでよく見る丈の短い着物姿のたぶんだけど、狐獣人?短めのポニーテールの160㎝くらいの少女でした。

「クランだけど、クラン名どうする?」

「う~ん…… どうしようか?」

集まったみんなで、あ~でもないこ~でもないと、意見が飛び交う。

「だから、新撰組が、かっこいいだろ!」

「いや! わたし達、侍じゃないもん! もっとかわいらしいのがいい」

「どうぶつ園……」

「エンとゆかいな仲間達?」

「ヤダよ! なんで、おれだけ名指しなんだよ!」

「みんな…… 元気だね~」

「カナ姉さん、どんなのがいいですか?」

「色々やりたいんだよね? 玩具箱トイボックスとか…」

「!? それいい! それがいい!」

「じゃあ、多数決とります……」





トイボックスに決まりました…… いいの?

クラン名も決まって、いよいよクランを結成です!

「え~と、クランリーダーと副リーダーに各役職も決めれるみたいだね…… どうする?」

「リーダーはリンちゃんか、カナエ姉さんが良いんじゃない?」

「う~ん、お店やりたいなら…… 私じゃなく、リンちゃんがいいんじゃない? 私は役職が無い方が良い。(たぶん…… 巻き込んじゃうから)」

「? わたしも、お料理しかわからないから…… リーダーは、エン君が良いと思う」

「女子はお店やるから、男子でリーダーと副リーダーやってよ。良いでしょう? エン」

「たしかに、店は…… おれとシュウじゃあ~役に立たないな。おれがリーダーで良いの? デンライさんは?クランに誘うんだろ?」

「俺達は…… クラン作ってからのお楽しみだから、自分達の中から、リーダーと副リーダーを決めた方が良いぞ」

「じゃあ、クラン名は玩具箱トイボックスで、リーダーはエン。副リーダーは…… 不安だけど、シュウで」

「おい! 不安とは、なんだ!」

「「「「「賛成」」」」」

ピコーン♪
〔クラン【玩具箱トイボックス】が、結成しました。

・クランメンバーが条件を満たしました。【レア蒼人プレイヤー】ジノ、デンライをクランメンバーに加えますか? はい/いいえ〕

「「「「「「え~!?」」」」」」

「ジノさんとデンライ君って、隠しキャラなの?」

「俺達は、運営に雇われたプロプレイヤーなんだよ。一部のテストプレイヤーは、運営と契約して条件で仲間にできる様になってるけど…… まぁ、俺達にも拒否権が有るから、条件満たしても仲間ならなくてもいいんだけどね」

「リンとカナエさんが、俺とジノさんの条件満たしたから…… 丁度良かったよ。リン達のクランなら、俺もジノさんも、この世界をプレイヤーとして、楽しめそうだしね」

「でも、テッシンさん達は?」

「あっ、テッシン達は…… 千鶴に追い出されたんだよ」

「おい…」

「まぁまぁ、本当の事だろ? 新婚生活の邪魔だから、彼女が出来たんだから、親離れしろって…… それに、このクランなら知らない仲じゃないから良いだろ?」

「「「「「「えっ?」」」」」」

「シュウとエンは、解るだろ? リアルでリンの兄の俺と同じ道場だし」

「「!?」」

「先輩達ですか!?」

「今気付いた? ちなみに、デンライ、レオン、テッシンと千鶴が同級生で道場の先輩。イズナちゃんが道場の娘さんだ」

「「!? イズナさんは…… 師範代!!」」

どうやら、リンちゃんとシュウ君、ユキちゃん、エン君は、デンライ君達、同級生組とリアルで面識があるらしく。

イズナさんが…… エン君とシュウ君、同級生組が通っている古流武術道場の娘さんで、小学生以下の師範代をしてるらしいです。ちなみに、テッシンさんの彼女だそうです……

「じゃあ、デンライさんとジノさんにテッシンさん、イズナ師範代が…… クランに加入するって事で良いですか?」

「ああ、よろしくな!」

「クランに入ったら、シロも、こっちに来るから、よろしく頼むよ」

「よろしく…… 武具の生産なら、任せろ!」

「私も、よろしくね」

「「「「「「「はい! よろしくお願いします」」」」」」」

新たに増えたメンバーの部屋割や、役割などを決めていると……

「すみませんが、私のメイド達を見つけて下さい!」

元オーナーの紳士的なお爺ちゃんが、入って来るなり土下座で頼み込んできた!?

(メイド達……? 地下の秘密クラブ❤メイドの舘のメイドか!? リンちゃん達を隠さないと!!)

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