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第2章 拠点作り?編

闘え! ヒーロー!! 魔王の為に!?

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バイク?に撥ね飛ばされて、死神が樹に激突した!

撥ね飛ばしたバイク?は、運転手が飛び降りたら形状が変わり…… 2メートル位の人型のロボットに変形!?

【サポート名】

【バトラー】

【種族 可変型バトルアンドロイドLv??】

【ジョブ バトル支援ユニットLv?? サブ レスキューロイドLv??】

(う~ん…… Lvが私より高いのかな? 表示されない……)

「大丈夫か?」

死神の方を向いては、警戒しながら背越しに声をかけてくれたのは?

動画時とは、違う姿の仮面のヒーロー……

「あっ、はい、大丈夫です…… えっと、ジノさんですか?」

軽く頷く、仮面のヒーロー。

「後は、任せろ! バトラー、カナエちゃんの護衛を頼む」

『了解しました』

バイクが変形したロボット【バトラー】さん?が、カナエを護る様にして、カナエの前に立つ!

「ジノさん! 気をつけて、魔弾が効かない相手です!」

「!? 試してみるか?」『ガンモード』

ジノさんは、可変型のガンブレードを銃にして!? 死神に向けた!

バァン!バァン!バァン!『ソードモード』ガキン!

ジノさんが死神に向けて実弾を射つ! やはり、当たる直前で消滅! 死神が斬りかかるが…… ジノさんは、ガンブレードを剣に変えて受ける!

「飛び道具無効スキルか? 厄介…… だな!」「!?」

鍔迫り合いの状態から…… ジノさんが死神をフロントキックで、蹴っ飛ばす!

「近接は、効くみたいだな」

死神が鎌?を振り回して! ジノさんに斬りかかる…… ガンブレードで受け流しながら、ジノさんがパンチとキックで反撃してる。

(日曜朝の特撮みたいだ! 今の内に、死神に鑑定を…… !?)

【種族 ?神人Lv?? ジョブ 邪祖師Lv?9 サブ 錬金術師Lv5?】

(所々見えないのは、隠蔽スキルかな? 種族が【?神人】って事は…… あの勇者バカと同類なのかな? 神の前に在る【?】の部分が気になるよ……)

ブシュゥゥゥー! ビチャビチャ!

死神から紅い液体が吹き出した!

(血…… 血液なの?)

ジノさんにも返り血の様に降りかかると…… 液体が点滅発光して!?

バァーン!『マスター!!』

液体が爆発した!

「ジノさんは!?」

「ウッ…… クッ…… 爆発する液体か!」

「(ヤバい! 大ダメージみたいだ!)ジノさん! 回復を…… 危ない!」

ビチャ! バキ! ドカ! ドッゴーン!

死神が液体を撒きながら斬りかかる! ジノさんが液体を腕でガードして、死神を蹴り飛ばす!

液体が爆発すると爆風を利用して、ジノさんが後方に飛んで距離を取る! 爆発のダメージを受けた腕を軽く振った後、ベルトのバックルの前に?

「やってくれたな…… ベル、頼む」『了解♪ マスター、解析完了! 最適なモードに変更します』

『バーニングストーム』バッシュン!

可愛らしい少女の電子音声が流れた後、火炎竜巻が現れてジノさんを飲み込む! 竜巻が消えると!?

ジノさんの姿が紅い流線形に変わった!!

「さあ、続きを始めよう……」

死神がジノさんに向けて液体を飛ばす! ジノさんが手を前に出す……

(熱い!)

ジノの手から出た強力な熱風が、死神の液体を吹き飛ばす!

吹き飛ばした液体の爆発の中、ジノさんが死神を殴り飛ばすと、死神が爆発して燃え上がる!?

死神が火を消す為にか? 地面を転がると…… ゲル状の紅い液体を撒いた!

(神眼で鑑定…… !?)

【人工生命名 ボムスライム(レッド)Lv45】

「ジノさん! あのゲル、ボムスライムです!」

「クッ!」『ガンモード』バァン!バァン!バァン!ドゴーン!

(良かった。スライムには…… 飛び道具効くみたいだ!)

ボムスライムに、カナエも魔弾を撃ち込み! 全部倒して、死神を捜すが…… 火が消えた死神が自分の周りに液体を撒く!?

ドッゴォォォォーン!!!

大爆発!! ジノさんが熱風で…… ちょっと熱いけど、爆風を防いでくれる!

爆音が止むと、ジノさんが爆煙を吹き飛ばすが……

(死神が…… 居ない!?)

「逃げた?」

「解らないから…… まだ、警戒してくれ」

ジノさんと私は…… しばらく索敵してから、戦闘モードを解除した。

「ジノさん、助かりました! ありがとうございます! でも、どうして此処に?」

「あっ、それはね……」

変身?を解除して、ロングコートにマフラー姿で…… ハットをかぶり直し、ジノさんが話してくれた。

ジノさんは、特殊なジョブ持ちで運営からも依頼を受ける事が有るんだって……

その依頼の一つが迷惑プレイヤーとPKの調査! 私と一緒にいる事が多いシロちゃんが一人なので、理由を聞いた後で掲示板を確認……

私の行き先とPKの情報が一致したので、調査にきたら……

私が死神に襲われてるのに遭遇! バトラーで突っ込んだ。との事です……

「ジノさん…… あの、おねがいがあります!」

「なんだい? あらたまって……」

「私に…… 接近戦、接近戦を教えて下さい! 弟子にして下さい! お願いします!」

「えっ、あっ、ちょっ…… 待って!」

カナエは、ジノさんに弟子入り志願した。

 ・
 ・
 ・

カナエがジノに弟子入りを申し出ていた頃に……


とある実験場の研究室で……

数多くの薬品や試験管、培養槽が並ぶ中……

培養槽から、生命体が死神に話しかける……

『主サマ、何カ…… 良イ事ガ有リマシタカ?』

「アア…… ミツケタ……」

嬉しそうに呟く死神を見て、生命体が不気味に笑うのだった……

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