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第1章 はじめてづくし編
はじめての大型イベント! や、やめろ~勇者!? それは私の……
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~ カナエの視点 ~
クイーンを倒し、魔物が減ってきた時に王都の方が騒がしい……!?
「皆、聞けえー! これより、勇者とその仲間が魔物の発生源に出撃する。道を開けよ!」
門の内側に、勇者とその仲間約40人を乗せた巨大な装甲馬車が止まっている…… 装甲馬車の馬は巨大なゴーレムだ!
(あれ? 荷台に何か積んでる…… あれは……!?)
カナエが装甲馬車の荷台に目を向けた時に、門が開いた。
「出撃!!」
号令と共に、巨大な装甲馬車が魔物の群れに突っ込む! 装甲馬車は魔物の群れを引き裂きながら進む……
装甲馬車には、王都から現れる軍馬に騎乗した騎士団が付いて行く。
私も、積み荷が気になるので付いていく事にした! 先ずは…… せっちゃんにコール!
「せっちゃん、あのねぇ…… 積み荷が気になるから勇者を追うよ! せっちゃん達は作戦通りに魔物を掃討してね♪ 危なくなったら…… みんなで逃げるんだよ!」
「了解しました…… カナエ様も、お気をつけて!」
「うん!…… セルフィナ姫様、アルバさん、イザベルさん、お邪魔しました。私は…… 勇者を追いますね」
「王都は、私達が守るから気にせずに行って来てね。また…… お茶会をしましょう」
「カナエ殿、見事な攻撃だった! また会おうぞ!」
「茶菓子美味しかったです! 次もご一緒したいです!」
「はい♪ それではまた逢いましょう」バッ!
「「「!?、キャ~!」」」
カナエはお別れの挨拶をして、フード被り…… 城壁から飛び降りると! 後ろから複数の悲鳴が聞こえたので、すぐさま舞い上がり振り向く。
驚いた顔の姫様達に、お辞儀をして勇者に向かって飛んだ!
~ 王国騎士(女)の視点 ~
私は、王国騎士…… やっと念願の騎士になれたプレイヤーです♪
騎士なって始めてのイベント! 頑張るぞー!と……
思っていたら、私の部隊は…… 王都に待機……
今回は…… はずれかな?と思い始めた時に、魔物の群れが減ってきて勇者と共に発生源に出撃! やったー!
発生源までは、拍子抜けするほど意外と楽でしたwww
勇者達が乗った、巨大な装甲馬車が魔物を簡単に駆逐するので…… 後を追う私達は、警戒しながら発生源まで只の乗馬移動。
発生源に着いくと…… 巨大な魔力溜まりと周りに魔物の群れ、勇者達と共闘しながら魔物を掃討する!
粗方掃討すると、勇者達が装甲馬車の荷台から積み荷を降ろした…… 巨大ロボットだ!
・
・
・
~ カナエの視点 ~
「あっ! やっと追い付いた…… もう、飛行系の魔物が多すぎ!(間に合ったみたいだね? 勇者達が積み荷を降ろして……)る!?(おい…… 勇者…… そのロボット…… どうして……)あんたが、持ってる!? それは、私のロボットだ!!」
それは、間違いなく蒼のギルド格納庫に在るはずのカナエのロボット……
(何で…… 何で何で何で何で何で…… 何で! 勇者おまえが持っている!!)
「みんな、今より王より賜りしこの機神で、元凶を討つ!」
「(えっ!? 今…… 王って…… 王って言った? 王様が…… 盗んだの? 私からロボットを…… 王様が盗んだの? 待っててね♪ 王様…… 勇者の後に、会いに行くから……)って、ちょっと待って、勇者…… 何で? 乗れるの! どうして~!?」
勇者が乗ったカナエのロボットが、魔力貯まりに向かって構える!?
「ちょっ、ちょっと待って! 何する気だ! この馬鹿勇者!!」
咄嗟に、【限界突破】と【マルチロックオン】を使い……
王国騎士に【シェルター】の魔弾を射つ!
(あっ、ヤバ!)
カナエが自分も【シェルター】を使った瞬間!
ロボットが光線を放つ!? 魔力溜まりに当たった光線が拡散して地面に降り注ぐ! 辺り一面の地形が変わる……
それを見て…… カナエは、覚悟を決めた!
「(ごめん! ごめんね…… 私のロボット…… これから、私は……)貴方を壊す! でも、仇は獲るからね!!」
カナエは……【フル装備】にして、ロボットの前に立つ……
「王国軍! 退きなさい! あの勇者は、貴方達の安全を考えません」
「現れたな! 魔王め! 王国の機神の力を喰らえ!」
「借り物の力で、周りの被害を考えない…… これで、勇者? 馬鹿としか言いようがないですね? 子供ですか?」
「なんとでも言え! 貴様を倒せば、俺は英雄だ」
「魔力溜まりより、私ですか…… 私は、貴方を倒します!」
カナエは宣言すると、勇者が乗る機神に魔弾を撃ち込む!
(くっ! さっきの攻撃が思いの外かダメージになってる!? 長期戦は持たない!)
カナエは、ロボットの光線を【魔力障壁】で受けるが!? 服が焦げる!? 慌てて緊急回避! 【魔力障壁】だけでは、ダメージが貫通する!?
それでもカナエは、何とかギリギリで避けながら魔弾を射つ!
(避けてるのに…… ドレスアーマーが所々焦げてボロボロになって行く!? そろそろヤバいかな? 【メンテナンスカートリッジ】も使いきった…… 今回は、勝ってないかもね……)
諦めモードのカナエだが、【神眼】で機神を視ると!?
(魔力溜まりから魔力が流れ込んでる! 何で? あっ…… ロボットの動力が、【ゴーレムコア】になってる…… これは……【魔力暴走】!?)
カナエは、光線を縫う様に避けてロボット正面に!!
「ごめんね…… ありがとう…… そして、ばいばい……」
満身創痍になりながら、カナエは滲む視界の中……【ゴーレムコア】とその後ろに在る魔力溜まりを【全力全開】で射つ!!
【ゴーレムコア】と魔力溜まりが砕けて、辺りに閃光が溢れる!?
(間に合わないな……)
カナエが迫る閃光を見ながら、死を覚悟した時……
ブウーーーン!!
カナエに……
初代仮面のヒーローのオープニングの様なバイクエンジンの排気音が……
聞こえた気がした……
クイーンを倒し、魔物が減ってきた時に王都の方が騒がしい……!?
「皆、聞けえー! これより、勇者とその仲間が魔物の発生源に出撃する。道を開けよ!」
門の内側に、勇者とその仲間約40人を乗せた巨大な装甲馬車が止まっている…… 装甲馬車の馬は巨大なゴーレムだ!
(あれ? 荷台に何か積んでる…… あれは……!?)
カナエが装甲馬車の荷台に目を向けた時に、門が開いた。
「出撃!!」
号令と共に、巨大な装甲馬車が魔物の群れに突っ込む! 装甲馬車は魔物の群れを引き裂きながら進む……
装甲馬車には、王都から現れる軍馬に騎乗した騎士団が付いて行く。
私も、積み荷が気になるので付いていく事にした! 先ずは…… せっちゃんにコール!
「せっちゃん、あのねぇ…… 積み荷が気になるから勇者を追うよ! せっちゃん達は作戦通りに魔物を掃討してね♪ 危なくなったら…… みんなで逃げるんだよ!」
「了解しました…… カナエ様も、お気をつけて!」
「うん!…… セルフィナ姫様、アルバさん、イザベルさん、お邪魔しました。私は…… 勇者を追いますね」
「王都は、私達が守るから気にせずに行って来てね。また…… お茶会をしましょう」
「カナエ殿、見事な攻撃だった! また会おうぞ!」
「茶菓子美味しかったです! 次もご一緒したいです!」
「はい♪ それではまた逢いましょう」バッ!
「「「!?、キャ~!」」」
カナエはお別れの挨拶をして、フード被り…… 城壁から飛び降りると! 後ろから複数の悲鳴が聞こえたので、すぐさま舞い上がり振り向く。
驚いた顔の姫様達に、お辞儀をして勇者に向かって飛んだ!
~ 王国騎士(女)の視点 ~
私は、王国騎士…… やっと念願の騎士になれたプレイヤーです♪
騎士なって始めてのイベント! 頑張るぞー!と……
思っていたら、私の部隊は…… 王都に待機……
今回は…… はずれかな?と思い始めた時に、魔物の群れが減ってきて勇者と共に発生源に出撃! やったー!
発生源までは、拍子抜けするほど意外と楽でしたwww
勇者達が乗った、巨大な装甲馬車が魔物を簡単に駆逐するので…… 後を追う私達は、警戒しながら発生源まで只の乗馬移動。
発生源に着いくと…… 巨大な魔力溜まりと周りに魔物の群れ、勇者達と共闘しながら魔物を掃討する!
粗方掃討すると、勇者達が装甲馬車の荷台から積み荷を降ろした…… 巨大ロボットだ!
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~ カナエの視点 ~
「あっ! やっと追い付いた…… もう、飛行系の魔物が多すぎ!(間に合ったみたいだね? 勇者達が積み荷を降ろして……)る!?(おい…… 勇者…… そのロボット…… どうして……)あんたが、持ってる!? それは、私のロボットだ!!」
それは、間違いなく蒼のギルド格納庫に在るはずのカナエのロボット……
(何で…… 何で何で何で何で何で…… 何で! 勇者おまえが持っている!!)
「みんな、今より王より賜りしこの機神で、元凶を討つ!」
「(えっ!? 今…… 王って…… 王って言った? 王様が…… 盗んだの? 私からロボットを…… 王様が盗んだの? 待っててね♪ 王様…… 勇者の後に、会いに行くから……)って、ちょっと待って、勇者…… 何で? 乗れるの! どうして~!?」
勇者が乗ったカナエのロボットが、魔力貯まりに向かって構える!?
「ちょっ、ちょっと待って! 何する気だ! この馬鹿勇者!!」
咄嗟に、【限界突破】と【マルチロックオン】を使い……
王国騎士に【シェルター】の魔弾を射つ!
(あっ、ヤバ!)
カナエが自分も【シェルター】を使った瞬間!
ロボットが光線を放つ!? 魔力溜まりに当たった光線が拡散して地面に降り注ぐ! 辺り一面の地形が変わる……
それを見て…… カナエは、覚悟を決めた!
「(ごめん! ごめんね…… 私のロボット…… これから、私は……)貴方を壊す! でも、仇は獲るからね!!」
カナエは……【フル装備】にして、ロボットの前に立つ……
「王国軍! 退きなさい! あの勇者は、貴方達の安全を考えません」
「現れたな! 魔王め! 王国の機神の力を喰らえ!」
「借り物の力で、周りの被害を考えない…… これで、勇者? 馬鹿としか言いようがないですね? 子供ですか?」
「なんとでも言え! 貴様を倒せば、俺は英雄だ」
「魔力溜まりより、私ですか…… 私は、貴方を倒します!」
カナエは宣言すると、勇者が乗る機神に魔弾を撃ち込む!
(くっ! さっきの攻撃が思いの外かダメージになってる!? 長期戦は持たない!)
カナエは、ロボットの光線を【魔力障壁】で受けるが!? 服が焦げる!? 慌てて緊急回避! 【魔力障壁】だけでは、ダメージが貫通する!?
それでもカナエは、何とかギリギリで避けながら魔弾を射つ!
(避けてるのに…… ドレスアーマーが所々焦げてボロボロになって行く!? そろそろヤバいかな? 【メンテナンスカートリッジ】も使いきった…… 今回は、勝ってないかもね……)
諦めモードのカナエだが、【神眼】で機神を視ると!?
(魔力溜まりから魔力が流れ込んでる! 何で? あっ…… ロボットの動力が、【ゴーレムコア】になってる…… これは……【魔力暴走】!?)
カナエは、光線を縫う様に避けてロボット正面に!!
「ごめんね…… ありがとう…… そして、ばいばい……」
満身創痍になりながら、カナエは滲む視界の中……【ゴーレムコア】とその後ろに在る魔力溜まりを【全力全開】で射つ!!
【ゴーレムコア】と魔力溜まりが砕けて、辺りに閃光が溢れる!?
(間に合わないな……)
カナエが迫る閃光を見ながら、死を覚悟した時……
ブウーーーン!!
カナエに……
初代仮面のヒーローのオープニングの様なバイクエンジンの排気音が……
聞こえた気がした……
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