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第1章 はじめてづくし編 

えろえろな目にあ…… いいえ、いろいろな事ができるようになりました!

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「キャハ、アハハ、フハハハハハァ~ 怖かろ?悔しかろ? ひっひゃははは~」

狂た様に嗤いながら、目にも止まらぬ速さでカナエの防具を切り刻む変態黒スーツ!

(あ~! 私のマントとドレスが…… なぜか?エプロンはあまり切られてないけど… このままだと正面から見たら… 私裸にエプロン姿じゃん!? 恥ずかし~…… どうにかしないと!!)

「そらそら、どうしました? 現時点のプレイヤー最高Lvなのに戦え無いのですが? もうすぐ貴方を、まる裸にできますよ? ヒッヒヒヒヒぐっぎゃあわ!?」

カナエの服を切り刻みながら、挑発してる変態黒スーツに…… とりあえずカナエは、自分の周囲に【重力魔法】を発生させて仕掛けた。

(あっ! 地面にめり込んだ…… うわぁ…… まだ動いてる! 今のうちに、変態黒スーツの動きを【時間魔法】で遅くしよう。逆に私には速くなる魔法をかけると…… うわぁ!?)

変態黒スーツが置物みたいに固まり、カナエには周囲の景色がスローモーションに見えた。

試しに…… カナエは魔弾を変態に射つ!? 魔弾が何時もより遅く見える。

(これって私から離れると加速効果がきれる? これなら【新スキル】試せるかも! よし、変態黒スーツ…… かくごしろ! おまえは、私を怒らせた!!)

「私は、自分の【限界】を超える!」

カナエは、覚えたばかりの新スキル【限界突破】で、大幅パワーアップした!

さらに、新スキル【弾道操作】で変態黒スーツ周囲に、【バットステータス】を与える魔弾を配置。逃げ場を塞いでいたら……

(あっ……)

カナエが試し射ちの魔弾が変態の股間に直撃した……

変態がスローモーションでもがいている…… 時間魔法の効果が切れたのか? 股間を押さえてピクピクしてる。

【??? Lv??? (状態 麻痺)】

(雷属性だからか、麻痺になってる…… チャ~ンス!)

カナエは、新スキル【全力全開】発動!!

「全弾喰らいなさい!フルファイヤー!!」

配置してた魔弾とでりんじゃーから発射された破壊光線が、一斉に変態黒スーツに襲いかかる。

変態黒スーツの姿は、閃光と爆煙中に消えた……

『勝者 カナエ!』

システムアナウンス?の後、GMのお姉さん達が現れた。

(今まで何処に? あっ…… シロちゃんが走って来る!)

「おねいちゃん!「シロちゃん、ちょっと待っ!? あっ、はぅ…… ぐうっ…… あぁ~ッ!」おねいちゃん?だいじょうぶ!?おねいちゃん!」

【カナエ Lv30(状態 全身筋肉痛)】

シロちゃんに抱き着かれ、激痛に喘ぐカナエを抱き着いたまま心配して揺さぶるシロちゃん。

(らめ~やめて~ゆすらないで~!)

「シロさん、駄目です!それ以上揺さぶっては、カナエ様は限界です」「うッあん…… はァ~~ん!?」

せっちゃんがシロちゃんを止めてくれた、隙に【妖精の粉】で状態回復……!? あまりの気持ちよさに変な声でちゃった。恥ずかし~!

「おねいちゃん…… だいじょうぶ? かっこよかったよ! とくに、変身した時! ととさま見たい!!」

「カナエ様…… お見事でした! お姿が変わってからの高速射撃と弾道コントロールは、是非とも! 私にも砲戦ユニットが欲しくなるほどです!!」

「えっ…… 変身? 姿が変わる? 何の事?」

「カナエさん…… この姿の事です」

GMのお姉さんが画像をカナエに見せてくれた……

変態黒スーツの背中越しに写る…… スク水フリルエプロンの……!?

(えっ!? ちょっ、誰? この無数の緑色の蛍火を纏った人!?)

その画像には、160㎝くらいのスク水フリルエプロン姿で蛍火を纏う……

長い髪の黒猫耳少女が写っていた。

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