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性別が変わった元軍人でテストパイロットのウィリアムは…… ロボットに乗りたい!!
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「腕の操作は、左右の操縦レバーで…… 足は、左右のペダルを操作するのか? こんなんで、よく動かせるな……」
180センチの長身メイド服姿の美女…… になったウィリアムは、ジンとジェフが奪って来たクラフタリア製の巨大ロボットのコックピットにいた。
『オートバランサーが高性能の様ですね』
「うお!? この…… 直接、脳ユニットに…… 通話して来るなよ!」
クラフタリア製の巨大人型兵器のコックピット内で、ウィリアムが驚きの声を上げた。
今のウィリアムの身体である警備用女性型サイボーグ義体は……
元々の持ち主がクレアなので、クレアは……
義体の操作系統の優先度を、クレアの方が高いままの設定していた。
「ここでしたか…… やはり、テストパイロットの貴方には、この機体が気になりましたか?」
「ジェフか? まあな…… 見たことの無い巨大な人型で、しかも、魔法なんて未知の力で動く兵器だ。元軍人のテストパイロットだった俺には、気になってしょうがないぜ」
ウィリアムは、クラフタリア製のコックピットから頭を出すと……
「できれば動かしてみたいが……」
「艦内では、勘弁して下さい」
ジェフに嗜められて、ウィリアムはコックピットを出た。
「チィ…… 解ったよ。ところで…… どれが最新機なんだ?」
立ち並ぶ巨大な人型兵器を見渡して、ウィリアムが聞くと……
「この3機の中で、ならば…… あなたの降りた機体が製造日数的には、1番の最新機です」
と、現れたクレアが答えた。
「コイツが…… なんか…… 弱そうな機体だぜ?」
「たぶん、性能的には…… 1番低い機体ですよ」
「はあ? 最新機なんだろ? 何でだよ?」
「この機体だけ…… 開発国が違うのですよ。この機体は、模造品…… オリジナルは、あちらの機体で…… そちらの機体は、その開発者の一人が作り上げたバリエーション機です」
「模造品…… オリジナルの方が性能的が高いのか?」
「ええ、あちらのオリジナルは、巨大な魔物と戦う為に作られた機体で、それを重装甲のパワー重視にした機体がアレらしいので…… 1部の部品や見た目から模造し、開発した機体では、再現できていないスペックを持っています」
「へぇ~…… 乗ってみたいなぁ」
「重装甲型なら可能ですが…… オリジナルの方は、魔法的な登録が無いと動かせない様です」
「そうなのか? でも、あの3人は乗れるよな?」
「ジンさんとネネさんにリューナさんですね? あの人達は特別ですよ」
「特別?」
「先ずは、ジンさんですが…… あの方は特別ですね。私とマスター、あなたとは別の世界から流れ着いた人で…… その時に特殊能力を獲たそうです」
「その能力が巨大人型兵器なら何でも乗れるって、能力だったらしく…… この世界に流れ着いた時にも、気付い時には…… あの機体のコックピットの中だったそうですから」
「特殊能力…… 俺にもあるのか?」
「それは解りません…… 僕の場合は、クレアだと思いますけど……」
「この姉ちゃんが?」
「この世界に流れ着く前、クレアは起動できませんでした。リューナさんの話では…… クレアとこの艦は、僕専用の魔導具になったらしいです」
「魔導具? また魔法か…… で、あの猫嬢ちゃんと姉ちゃんが乗れるのは?」
「あの機体の元々の持ち主が、ネネ様ですからですよ。リューナさんは、乗るだけ…… 操作はしません」
「えっ!? あの機体の持ち主が猫嬢ちゃん? あの猫嬢ちゃん…… 何もんだ?」
「あの機体は、この世界初の4機のみ作られた巨大人型兵器の4号機…… ネネ様は、その開発国の王女様です」
「姫様なのかよ!?」
「ちなみに、リューナさんも姫様みたいな者らしいです」
「マジか……」
「大マジなので…… 無礼は許しませんよ」
「何で…… あんたが威圧してんだ?」
「その身体は、私のプロトタイプ…… 愛着があるので、リューナさんを怒らせたりして…… 破壊されないで下さいね」
「あの姉ちゃん…… ヤバイのか?」
「ヤバイです……」
「ネネ様の国…… あの巨大人型兵器を開発した国ですが…… リューナさんが滅ぼしたらしいです」
「はあ…… 国を…… 滅ぼした…… あの姉ちゃんが?」
「人の姿をしてますが…… ドラゴンの姫様みたいですよ」
「ドラゴン…… あの巨大な空を飛ぶ…… 伝説の?」
「はい…… ですから、ネネさんとリューナさんには…… 変な事しないで下さいよ」
「解ったよ…… でも、乗ってみてぇなぁ……」
「あの兵器の操作法なら…… ジンさんが、ドワーフと小人族の子達に教えるらしいので、一緒に習って見ては?」
「マジで! 習う!」
「それなら、もうすぐ山脈に囲まれた盆地に着くので…… そこで水の補給と艦の点検をします。その間に試乗して見ては?」
「マジか!? 乗る乗る」
龍が飛び交うフロンティア・エデンの空では……
航空技術 は、1部の者達が秘匿しており……
まだ巨大な機神を運搬する航空機は…… 無い。
その事から…… ジン達は、山脈に囲まれた盆地地帯での水の補給と点検する事した。
ジンは、その間に戦力を少しでも上げる為にも…… 機神の操作法を教える事にした。
180センチの長身メイド服姿の美女…… になったウィリアムは、ジンとジェフが奪って来たクラフタリア製の巨大ロボットのコックピットにいた。
『オートバランサーが高性能の様ですね』
「うお!? この…… 直接、脳ユニットに…… 通話して来るなよ!」
クラフタリア製の巨大人型兵器のコックピット内で、ウィリアムが驚きの声を上げた。
今のウィリアムの身体である警備用女性型サイボーグ義体は……
元々の持ち主がクレアなので、クレアは……
義体の操作系統の優先度を、クレアの方が高いままの設定していた。
「ここでしたか…… やはり、テストパイロットの貴方には、この機体が気になりましたか?」
「ジェフか? まあな…… 見たことの無い巨大な人型で、しかも、魔法なんて未知の力で動く兵器だ。元軍人のテストパイロットだった俺には、気になってしょうがないぜ」
ウィリアムは、クラフタリア製のコックピットから頭を出すと……
「できれば動かしてみたいが……」
「艦内では、勘弁して下さい」
ジェフに嗜められて、ウィリアムはコックピットを出た。
「チィ…… 解ったよ。ところで…… どれが最新機なんだ?」
立ち並ぶ巨大な人型兵器を見渡して、ウィリアムが聞くと……
「この3機の中で、ならば…… あなたの降りた機体が製造日数的には、1番の最新機です」
と、現れたクレアが答えた。
「コイツが…… なんか…… 弱そうな機体だぜ?」
「たぶん、性能的には…… 1番低い機体ですよ」
「はあ? 最新機なんだろ? 何でだよ?」
「この機体だけ…… 開発国が違うのですよ。この機体は、模造品…… オリジナルは、あちらの機体で…… そちらの機体は、その開発者の一人が作り上げたバリエーション機です」
「模造品…… オリジナルの方が性能的が高いのか?」
「ええ、あちらのオリジナルは、巨大な魔物と戦う為に作られた機体で、それを重装甲のパワー重視にした機体がアレらしいので…… 1部の部品や見た目から模造し、開発した機体では、再現できていないスペックを持っています」
「へぇ~…… 乗ってみたいなぁ」
「重装甲型なら可能ですが…… オリジナルの方は、魔法的な登録が無いと動かせない様です」
「そうなのか? でも、あの3人は乗れるよな?」
「ジンさんとネネさんにリューナさんですね? あの人達は特別ですよ」
「特別?」
「先ずは、ジンさんですが…… あの方は特別ですね。私とマスター、あなたとは別の世界から流れ着いた人で…… その時に特殊能力を獲たそうです」
「その能力が巨大人型兵器なら何でも乗れるって、能力だったらしく…… この世界に流れ着いた時にも、気付い時には…… あの機体のコックピットの中だったそうですから」
「特殊能力…… 俺にもあるのか?」
「それは解りません…… 僕の場合は、クレアだと思いますけど……」
「この姉ちゃんが?」
「この世界に流れ着く前、クレアは起動できませんでした。リューナさんの話では…… クレアとこの艦は、僕専用の魔導具になったらしいです」
「魔導具? また魔法か…… で、あの猫嬢ちゃんと姉ちゃんが乗れるのは?」
「あの機体の元々の持ち主が、ネネ様ですからですよ。リューナさんは、乗るだけ…… 操作はしません」
「えっ!? あの機体の持ち主が猫嬢ちゃん? あの猫嬢ちゃん…… 何もんだ?」
「あの機体は、この世界初の4機のみ作られた巨大人型兵器の4号機…… ネネ様は、その開発国の王女様です」
「姫様なのかよ!?」
「ちなみに、リューナさんも姫様みたいな者らしいです」
「マジか……」
「大マジなので…… 無礼は許しませんよ」
「何で…… あんたが威圧してんだ?」
「その身体は、私のプロトタイプ…… 愛着があるので、リューナさんを怒らせたりして…… 破壊されないで下さいね」
「あの姉ちゃん…… ヤバイのか?」
「ヤバイです……」
「ネネ様の国…… あの巨大人型兵器を開発した国ですが…… リューナさんが滅ぼしたらしいです」
「はあ…… 国を…… 滅ぼした…… あの姉ちゃんが?」
「人の姿をしてますが…… ドラゴンの姫様みたいですよ」
「ドラゴン…… あの巨大な空を飛ぶ…… 伝説の?」
「はい…… ですから、ネネさんとリューナさんには…… 変な事しないで下さいよ」
「解ったよ…… でも、乗ってみてぇなぁ……」
「あの兵器の操作法なら…… ジンさんが、ドワーフと小人族の子達に教えるらしいので、一緒に習って見ては?」
「マジで! 習う!」
「それなら、もうすぐ山脈に囲まれた盆地に着くので…… そこで水の補給と艦の点検をします。その間に試乗して見ては?」
「マジか!? 乗る乗る」
龍が飛び交うフロンティア・エデンの空では……
航空技術 は、1部の者達が秘匿しており……
まだ巨大な機神を運搬する航空機は…… 無い。
その事から…… ジン達は、山脈に囲まれた盆地地帯での水の補給と点検する事した。
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