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夢忘れ編
魔王様からの招待
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【ベイ・ガウザー城】
今日も城内ではベイの部下が自分の仕事をこなす為、せわしなく移動していたのだが突然、その人の波がモーゼの十戒の如く割れた。その中央を歩いてくる者が居る
「…ったく優輝たちってば、いつまで楽しんでるのよ。もうすぐ昼になってるのに…分かっているけど気分悪いなぁ…」
「あ、あの…有栖様!」
「あぁん!?何か用なの?」
「ヒイィィィ!!(゜ロ゜ノ)ノ 」
何かの目的を持って城内を歩き回っていた【消去の魔女】徳川有栖。だが彼女は旦那である優輝が4日に1度のミクイとお楽しみの日である為、ご機嫌斜めで通路をズカズカと歩いていた
そんな彼女を見付けた兵隊長は、八つ当たりを受ける覚悟をキメて有栖を呼び止めた
「あ、あの有栖様。お忙しいところすみませんが…ベイ様がお呼びです。至急とのことです」
「………分かったわ。ありがと…」
城主であるベイが呼んでいると聞いた有栖は、予定を変更し優輝とミクイを捕まえてから彼の待つ玉座の間に行くことにした
【露天風呂付客室】
「あっ、あん!凄い!優輝のが奥まで届いて…深いところにガンガン響いて来ちゃうよ!」
「くっ、急に締め付けが強くなって…このままじゃ…もう…」
有栖が【認識阻害(ハードゥーン)】を張ってくれた客室内にある露天風呂の中で、激しくお互いを求め合う【アサシンマスター】のミクイと【異世界転移勇者】の優輝。その背後から…
「さっさと終わっちゃいなさいよ…感度10倍魔法よ。えい!」
「ほわあぁぁぁ!?効っくぅーー!?」
「んうっ!?吐き出され…かはっ!?」
優輝の首の裏に人差し指をあてて、性感帯を10倍にあげる魔法力を流し込んだ有栖。突然10倍の気持ち良さに襲われた優輝のキカン棒は、漢汁をミクイの中に吐き出していた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ほら速く2人とも起きて服を着なさいよ」
「なんて事してくれんのさ!…せっかく優輝との楽しい営みの時間を満喫していたのにさ!ミクイは有栖の半分しか優輝とエッチ出来ないんだから邪魔しないでよっ!」
有栖の場合は、優輝の【本妻】なのであまり人の目を気にすることなく堂々と営みを楽しめるのだが…ミクイの場合は、いくら認められてるとは言え【愛人】の立場なので、なるべく人目につかないように合体していたのだ。そこを邪魔されては、ミクイも不機嫌になって当然だ
「私(ありす)だってアンタらが男女の絡み合いをしてる場になんか来たくないわよ!」
「じゃあ、何なのさ!」
「ベイが呼んでるのよ。私(ありす)たち3人をね。大事な用事らしいのよ。早く来いって…」
「何だろう?」
ミクイと優輝はもちろん、有栖も何故呼び出されているのかは心当たりが無いようだ。ミクイと優輝は素早くシャワーを浴び、3人でベイの待つ玉座の間に向かった
【玉座の間】
「キィィィ…」
玉座の間に入る正面の大きな扉が、半自動のようにスムーズに開くと…有栖と優輝とミクイの3人が入ってきた
「来たわよー…どったのベイ呼び出しなんかして、私(ありす)達に何か用でもあるの?」
「相変わらず貴様は緊張感が無いなw…まぁ、最強の魔女ともなればそんなものか…まぁ良い。アナンナ、例の手紙を渡してくれ」
「有栖様こちらになります」
「読んじゃって良いのね?…分かった。読むわね…ふむふむ…」
有栖はベイの妃(きさき)であるアナンナから受け取った手紙の中身を読む許可を、ちゃんとベイから得てから読み始めた
「ベイ・ガウザー城の皆さまへ
明日の朝10時より我が城の次期あるじ様にて、次期魔王であらせられる【メイビー・クルス様】の生誕祭を執り行うことになりました。まだまだ戦火の収まらない世界各地の情勢を鑑(かんが)みて各国の主要人物数人ずつをお呼びする形で行いますので、ソチラからも何人か参加して下さる事を願います
【渇望の魔女フュール・アシェスタ】より」
「オォ(*˙꒫˙* )メイビー様の2歳の誕生日だったかしらね?…あー!なるほどね、ベイがアナンナと生誕祭に参加するから私に責任者代理としてこの城を守って留守番してろ。という事ね」
メイビー・クルスはまだ2歳とは言え、次期魔王となる人である。その祝いの席に呼ばれたからには、その城の城主が参加するのが当然なのだが…ベイは…
「なぁ有栖よ。お前がこの城に帰ってからハネムーン以外では、ずっと狭い城内に半年も居続けたのだ。そろそろ退屈しておるだろう?予想外に真面目に働いてくれておるし…優輝も修行の毎日で気分転換も必要だろう?だからな、城主としてお前たちに……」
「(ꐦ ᷇ᢦ ᷆ )はあぁ!?ソレって、ただ単にアンタが儀式的な場に参加するのが億劫(おっくう)だから、耳障りの良い理由を付けて私(ありす)に代わりに出て欲しい!って事なんでしょーがっ!!」
単純に、儀式などの礼節を重んじる場に参加するのが大嫌いなベイが、その役目を有栖に押し付けようとしているだけの話だ。と読み取った有栖は、城主のベイに対して喧嘩腰に言った
「きっさまーっ!!この俺は城主なのだぞっ!お前が仕えるべき魔族の将なのだぞっ!なんだ、その口の聞き方わっ!!」
「うっさいわ!どうしても、ってんなら代わりに行ってあげなくもないけどさ…だったら、言い訳なんてカッコ悪い事しないで素直に言いなさい!ってのよ!!」
いくらベイがこの城のあるじとは言え、そんな体裁を取り繕う言い訳じみた言い方をされた有栖は、先ほどミクイと旦那の優輝の濡れ場を邪魔しに行かなければならなくなった八つ当たりも込めて、ガツン!と強く言い返したようだw
「貴方様っ!!控えてください!有栖様の言われている事はごもっともなのですよ?事もあろうに全魔族の頂点に立たれるメイビー様の生誕祭に招待されて、堅苦しい場が嫌いだから。と配下の者に代理を任せる者がありますか!有栖様。ベイのワガママを許してあげてください。このとおりです…」
「………はぁ。アナンナにそれだけ言われちゃ仕方ないわね。良いベイ!今度は城主であるアンタがちゃんと出席するのよ!」
「(;`皿´)グヌヌ…分かった。約束しよう…」
礼儀作法を身に付けられないまま、一国の主となってしまったベイは、部下である有栖から説教されてしまった
【有栖の部屋】
「へぇ~…立派な部屋に住んでるのね~…やっぱりミクイとミントスの部屋とは全然違うのね…フゥン…この部屋で楽しんでるのね~」
初めて有栖の部屋に招待されたミクイは、自分たちの部屋とは段違いに立派な彼女の部屋をジロジロ見渡していた
「あのね、人の部屋をジロジロ見ないの!ソレにアンタらの部屋も、指揮官クラスの者たちのよりも遥かに立派なのよ?」
「えっ!?そうなの?」
「当たり前でしょ!アサシンマスターなんて、世界に数人しか居ない諜報活動のエキスパートなんだからさ。そのトップクラスの者を粗末に扱う訳ないでしょ」
確かにミクイたちの部屋よりかは遥かに立派な有栖たちの部屋ではあるが、戦闘力自体は低めだがSS(ダブルエス)ランクの彼女(ミクイ)を粗末に扱って、他国に流れて行かれたりしたら国内外から笑われてしまうだろう
「なぁ有栖。その生誕祭には俺(ユウキ)たち3人で行くのか?」
「その予定よ。生誕祭とは言えメイビー様はまだ2歳だからね、世界の情勢もあるのだけど……魔王様のための祝いだからアレクス達も毎年開催するだろうけど、その度に毎年毎年盛大なモノを開いてはいられないでしょうし…」
「なるほどね。とは言え相手は次期魔王様。階級の低い者が参加すれば失礼になるから、【消去の魔女様】とその旦那様が出向くのね…でもさ有栖、そんな式典にミクイも行って良いの?」
徳川有栖は世界最強の魔女だし、優輝はその旦那様。魔王様の生誕祭に顔を出すには十分な役者と言えるが…元々魔族ではない自分(ミクイ)まで参加して良いのか?と気にしているようだ
「良いのよ。アンタはベイ城にとって重要人物の1人なんだから、胸を張って参加しなさい。一応断っておくけど…普段は緩いアレクス達だけど、今回は次期魔王様の生誕祭なんだから、弁(わきま)えた行動しなさいよ。ヘタな事をしたら首を飛ばされる事も有り得るわよ。脅しじゃないからね」
アレクス達を「普段は緩い」と表現した有栖だが、ソレは彼女が魔王専属の魔女フュールの親友だからである。並の客人の前とかでは決して、そんな様子は見せていない
「でしょうね…全魔族の最上位の人の生誕祭だからね。ミクイさんだってその程度は理解してますよ。むしろ優輝が心配よね…馬鹿な事はしないでよね」
「首が飛ぶってマジかよ?…あぁ、ヘマしないように気を付けて行動するよ」
と、フラグを立てていく優輝。明日の朝は3人で2時間前に集まり、アレクス城に向かう準備をすると決めて解散した……
【その日の夜】
「ドスン!」
恐らく何かの魔法を使ったと思われるのだが…有栖は優輝を強引にベッドの上に押し倒して、彼の上に馬乗りになった
「ちょっと有栖さん!?有栖の相手は昨日したよな?2日に1回で良いって言って…」
「うるさいわね!明日はメイビー様の生誕祭なんだから、夜の営みなんかする時間作れる訳ないでしょ!前払いしてよね!」
今日の事でイライラした有栖は、明日は恐らく優輝と夜の営みをする時間は無いだろうと予想し、ストレス解消も兼ねて優輝の身体を求めるのだった…
続く
今日も城内ではベイの部下が自分の仕事をこなす為、せわしなく移動していたのだが突然、その人の波がモーゼの十戒の如く割れた。その中央を歩いてくる者が居る
「…ったく優輝たちってば、いつまで楽しんでるのよ。もうすぐ昼になってるのに…分かっているけど気分悪いなぁ…」
「あ、あの…有栖様!」
「あぁん!?何か用なの?」
「ヒイィィィ!!(゜ロ゜ノ)ノ 」
何かの目的を持って城内を歩き回っていた【消去の魔女】徳川有栖。だが彼女は旦那である優輝が4日に1度のミクイとお楽しみの日である為、ご機嫌斜めで通路をズカズカと歩いていた
そんな彼女を見付けた兵隊長は、八つ当たりを受ける覚悟をキメて有栖を呼び止めた
「あ、あの有栖様。お忙しいところすみませんが…ベイ様がお呼びです。至急とのことです」
「………分かったわ。ありがと…」
城主であるベイが呼んでいると聞いた有栖は、予定を変更し優輝とミクイを捕まえてから彼の待つ玉座の間に行くことにした
【露天風呂付客室】
「あっ、あん!凄い!優輝のが奥まで届いて…深いところにガンガン響いて来ちゃうよ!」
「くっ、急に締め付けが強くなって…このままじゃ…もう…」
有栖が【認識阻害(ハードゥーン)】を張ってくれた客室内にある露天風呂の中で、激しくお互いを求め合う【アサシンマスター】のミクイと【異世界転移勇者】の優輝。その背後から…
「さっさと終わっちゃいなさいよ…感度10倍魔法よ。えい!」
「ほわあぁぁぁ!?効っくぅーー!?」
「んうっ!?吐き出され…かはっ!?」
優輝の首の裏に人差し指をあてて、性感帯を10倍にあげる魔法力を流し込んだ有栖。突然10倍の気持ち良さに襲われた優輝のキカン棒は、漢汁をミクイの中に吐き出していた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ほら速く2人とも起きて服を着なさいよ」
「なんて事してくれんのさ!…せっかく優輝との楽しい営みの時間を満喫していたのにさ!ミクイは有栖の半分しか優輝とエッチ出来ないんだから邪魔しないでよっ!」
有栖の場合は、優輝の【本妻】なのであまり人の目を気にすることなく堂々と営みを楽しめるのだが…ミクイの場合は、いくら認められてるとは言え【愛人】の立場なので、なるべく人目につかないように合体していたのだ。そこを邪魔されては、ミクイも不機嫌になって当然だ
「私(ありす)だってアンタらが男女の絡み合いをしてる場になんか来たくないわよ!」
「じゃあ、何なのさ!」
「ベイが呼んでるのよ。私(ありす)たち3人をね。大事な用事らしいのよ。早く来いって…」
「何だろう?」
ミクイと優輝はもちろん、有栖も何故呼び出されているのかは心当たりが無いようだ。ミクイと優輝は素早くシャワーを浴び、3人でベイの待つ玉座の間に向かった
【玉座の間】
「キィィィ…」
玉座の間に入る正面の大きな扉が、半自動のようにスムーズに開くと…有栖と優輝とミクイの3人が入ってきた
「来たわよー…どったのベイ呼び出しなんかして、私(ありす)達に何か用でもあるの?」
「相変わらず貴様は緊張感が無いなw…まぁ、最強の魔女ともなればそんなものか…まぁ良い。アナンナ、例の手紙を渡してくれ」
「有栖様こちらになります」
「読んじゃって良いのね?…分かった。読むわね…ふむふむ…」
有栖はベイの妃(きさき)であるアナンナから受け取った手紙の中身を読む許可を、ちゃんとベイから得てから読み始めた
「ベイ・ガウザー城の皆さまへ
明日の朝10時より我が城の次期あるじ様にて、次期魔王であらせられる【メイビー・クルス様】の生誕祭を執り行うことになりました。まだまだ戦火の収まらない世界各地の情勢を鑑(かんが)みて各国の主要人物数人ずつをお呼びする形で行いますので、ソチラからも何人か参加して下さる事を願います
【渇望の魔女フュール・アシェスタ】より」
「オォ(*˙꒫˙* )メイビー様の2歳の誕生日だったかしらね?…あー!なるほどね、ベイがアナンナと生誕祭に参加するから私に責任者代理としてこの城を守って留守番してろ。という事ね」
メイビー・クルスはまだ2歳とは言え、次期魔王となる人である。その祝いの席に呼ばれたからには、その城の城主が参加するのが当然なのだが…ベイは…
「なぁ有栖よ。お前がこの城に帰ってからハネムーン以外では、ずっと狭い城内に半年も居続けたのだ。そろそろ退屈しておるだろう?予想外に真面目に働いてくれておるし…優輝も修行の毎日で気分転換も必要だろう?だからな、城主としてお前たちに……」
「(ꐦ ᷇ᢦ ᷆ )はあぁ!?ソレって、ただ単にアンタが儀式的な場に参加するのが億劫(おっくう)だから、耳障りの良い理由を付けて私(ありす)に代わりに出て欲しい!って事なんでしょーがっ!!」
単純に、儀式などの礼節を重んじる場に参加するのが大嫌いなベイが、その役目を有栖に押し付けようとしているだけの話だ。と読み取った有栖は、城主のベイに対して喧嘩腰に言った
「きっさまーっ!!この俺は城主なのだぞっ!お前が仕えるべき魔族の将なのだぞっ!なんだ、その口の聞き方わっ!!」
「うっさいわ!どうしても、ってんなら代わりに行ってあげなくもないけどさ…だったら、言い訳なんてカッコ悪い事しないで素直に言いなさい!ってのよ!!」
いくらベイがこの城のあるじとは言え、そんな体裁を取り繕う言い訳じみた言い方をされた有栖は、先ほどミクイと旦那の優輝の濡れ場を邪魔しに行かなければならなくなった八つ当たりも込めて、ガツン!と強く言い返したようだw
「貴方様っ!!控えてください!有栖様の言われている事はごもっともなのですよ?事もあろうに全魔族の頂点に立たれるメイビー様の生誕祭に招待されて、堅苦しい場が嫌いだから。と配下の者に代理を任せる者がありますか!有栖様。ベイのワガママを許してあげてください。このとおりです…」
「………はぁ。アナンナにそれだけ言われちゃ仕方ないわね。良いベイ!今度は城主であるアンタがちゃんと出席するのよ!」
「(;`皿´)グヌヌ…分かった。約束しよう…」
礼儀作法を身に付けられないまま、一国の主となってしまったベイは、部下である有栖から説教されてしまった
【有栖の部屋】
「へぇ~…立派な部屋に住んでるのね~…やっぱりミクイとミントスの部屋とは全然違うのね…フゥン…この部屋で楽しんでるのね~」
初めて有栖の部屋に招待されたミクイは、自分たちの部屋とは段違いに立派な彼女の部屋をジロジロ見渡していた
「あのね、人の部屋をジロジロ見ないの!ソレにアンタらの部屋も、指揮官クラスの者たちのよりも遥かに立派なのよ?」
「えっ!?そうなの?」
「当たり前でしょ!アサシンマスターなんて、世界に数人しか居ない諜報活動のエキスパートなんだからさ。そのトップクラスの者を粗末に扱う訳ないでしょ」
確かにミクイたちの部屋よりかは遥かに立派な有栖たちの部屋ではあるが、戦闘力自体は低めだがSS(ダブルエス)ランクの彼女(ミクイ)を粗末に扱って、他国に流れて行かれたりしたら国内外から笑われてしまうだろう
「なぁ有栖。その生誕祭には俺(ユウキ)たち3人で行くのか?」
「その予定よ。生誕祭とは言えメイビー様はまだ2歳だからね、世界の情勢もあるのだけど……魔王様のための祝いだからアレクス達も毎年開催するだろうけど、その度に毎年毎年盛大なモノを開いてはいられないでしょうし…」
「なるほどね。とは言え相手は次期魔王様。階級の低い者が参加すれば失礼になるから、【消去の魔女様】とその旦那様が出向くのね…でもさ有栖、そんな式典にミクイも行って良いの?」
徳川有栖は世界最強の魔女だし、優輝はその旦那様。魔王様の生誕祭に顔を出すには十分な役者と言えるが…元々魔族ではない自分(ミクイ)まで参加して良いのか?と気にしているようだ
「良いのよ。アンタはベイ城にとって重要人物の1人なんだから、胸を張って参加しなさい。一応断っておくけど…普段は緩いアレクス達だけど、今回は次期魔王様の生誕祭なんだから、弁(わきま)えた行動しなさいよ。ヘタな事をしたら首を飛ばされる事も有り得るわよ。脅しじゃないからね」
アレクス達を「普段は緩い」と表現した有栖だが、ソレは彼女が魔王専属の魔女フュールの親友だからである。並の客人の前とかでは決して、そんな様子は見せていない
「でしょうね…全魔族の最上位の人の生誕祭だからね。ミクイさんだってその程度は理解してますよ。むしろ優輝が心配よね…馬鹿な事はしないでよね」
「首が飛ぶってマジかよ?…あぁ、ヘマしないように気を付けて行動するよ」
と、フラグを立てていく優輝。明日の朝は3人で2時間前に集まり、アレクス城に向かう準備をすると決めて解散した……
【その日の夜】
「ドスン!」
恐らく何かの魔法を使ったと思われるのだが…有栖は優輝を強引にベッドの上に押し倒して、彼の上に馬乗りになった
「ちょっと有栖さん!?有栖の相手は昨日したよな?2日に1回で良いって言って…」
「うるさいわね!明日はメイビー様の生誕祭なんだから、夜の営みなんかする時間作れる訳ないでしょ!前払いしてよね!」
今日の事でイライラした有栖は、明日は恐らく優輝と夜の営みをする時間は無いだろうと予想し、ストレス解消も兼ねて優輝の身体を求めるのだった…
続く
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