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夢忘れ編
エルデスの初恋?
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【アルバート家・夕方】
「ただいまぁ!!」
元気いっぱいなアリスの帰宅の挨拶が家の中に響き渡った!その声に反応しキッチンに居た者たちが返事をした
「あのねぇヨシュアがねぇ…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アリスの口からヨシュアの機転で、明日から向かう【マナティート地方】への長期遠征に【ホロミナティ】の4人が同行してくれる約束を取り付けてくれた事が知らされた
「良かったじゃないか姉さん。彼女たちも結構強くなってると聞くし、ヨシュアの居ない分も何とかなりそうだね♪」
「う、うん…そうだねぇ…」
姉のアリスを気遣い少し明るく話したカルーアだったが…アリスの寂しそうな態度から、本当は彼についてきて欲しいという彼女の本音がみんなに伝わった
【夕食後】
今日は、明日からの長期遠征にサーシャも出掛けるので、彼女たちが買い物に行ってる間にミルとエルデスが頑張って美味しい料理を作ってくれていた
それをみんなで、明日の打ち合わせを交えながら美味しそうに食べ終わった。そして風呂の水炊きを始めたアリスとカルーア。アリスが薪を割ってくべ、カルーアが火の魔法で薪を焼いた。その熱は貯水タンク内の水を温め、放水タンクと浴槽タンクへと流れた
「済まないけど先に風呂、入らせてもらうぞ。かなり汗をかいてしまったからな」
「一緒に入ってあげるけど…遠征前なんだからエッチぃ事はしないでよね。分かってる?」
「わ、分かってるよ…」
「本当だろうね?」
昨夜「お客さんの居る時は激しいエッチはしない!」という約束を破ったばかりのヒイロに、強い疑いの視線を送るカルーア
ヒイロはこの家の家主でもあるし、工房で働いていた彼が1番汗をかいていたので、ヒイロとカルーアが1番風呂に決まった
「サーシャたちは皿洗いしましょうか?」
「コハラコも手伝うノ!」
「いえ!サーシャさんもコハラコちゃんも…明日から遠征なんだから…ここはボクと…エルデスさんに任せて休んでいてください!」
弱気な話し方が印象的なミルだが…今日は強めな口調でサーシャたちを皿洗いから遠ざけた
「ミル…ありがとうですの♪」
「ノ!」
サーシャは嬉しそうに礼を言った
コハラコもサーシャの真似をした?
「悪い…少し庭を散歩してくるわ」
「ヨシュア…」
明日からのクエストに付いていけないと宣言したヨシュアは、やり切れない気持ちなのだろうか?ひとりで夜の庭に出ていった。それについて行こうとしたアリスだが…
「アリスさん。ここは私に~お任せください~ミルさん、お願いします~」
「あ、はい…」
フニャ。とした口調だが、ついて行こうとしたアリスを制止したエルデスが、ヨシュアの後を追い庭に出て行った。そんな彼らの様子を申し訳なさそうに見つめているエリスア様…
【アルバート家の庭】
「ふぅ…参ったな。スッキリしねーぜ…」
ヒイロが日曜大工で作ったベンチに腰を掛け、ドコと的を絞るでもなく夜空を見上げているヨシュア
「ヨシュア様~やっぱり付いて行きたいのでは~?」
「エルデスか…そうなんだけどよ。俺の立場上、今回は付いていけないのはお前も分かるだろうがよ」
エルデスが気を使ってくれているのは理解しているものの…彼女にあたらずには居られないヨシュア
「そうですね~元魔王(ザッド)様の息子様ですものね~万が一ですよ~次期魔王として育てられている【メイビー様】に何かあった時には…ヨシュア様が立ち上がらなければならない日が来るかも~ですからね~」
「んだよ。分かってんじゃねーか…」
「そうなのですが~……大切な人の生命が奪われた時に~あの時~あんなちっぽけな事なんか気にしなきゃ良かった~なんて想いを後からするのは~ツライですよ~?」
「エルデス。お前なに珍しくシリアスになってんだよ…エリエスもホロ何とかも居るんだぜ。そんなに気にするこっちゃ…」
「本当に良いのですか~万が一が起きた時に~本当に後悔しませんか~?」
何気なくエルデスの顔を覗き込んだヨシュアは、初めて見る深い悲しみを浮かべた彼女の表情に思わず言葉を失った…
エルデスの悲しみを浮かべた表情は、ヨシュアの心に想いを届かせた
「………そうだな!【マナティート地方】の入り口辺りくらいまでは付いて行ってやるか。手前に広がるあの山脈には狂暴化した魔物がけっこう居やがったしな!」
「流石ヨシュア様です~カッコ良いですよ~♪」
自分の意見を聞いてスグに考えを変更する事が出来たヨシュアの男らしさと、判断の良さを素直に褒めるエルデス
「まーなんだ。かなり強くなりはしたが…アリスはそそっかしいからな。山脈を超えるくらいまでは付いて行ってやんねーと不安だからよ」
「むふふ( ´艸`)素直じゃないですね~♪」
「うっせーな!…でもまぁ、お前のアドバイスのおかけで良い答えが出せたぜ。そうだな、いつも支えられてばかりだったな。何かお前の望みは無いのか?俺に出来ることなら叶えてやるぜ?」
「えっ!?望み…ですか~?」
思えば普段から自分が支えられてばかりだ。と気が付いたらヨシュアは、たまにはエルデスの望みを聞いてあげようと考えた
【三姉妹の部屋】
「なぁ、こんな事で良いのか?」
「はい。私も1度は~男性と2人きりで~同じ布団で眠りたいな~、と思っていたのですよ~♪」
エルデスがヨシュアに望んだ事。それは朝まで添い寝してもらう事だった。予想に反してイージーな希望だったので拍子抜けしているヨシュア
「なんだ?恋人気分でも味わいたかったのか?…なら、少し触らせてもらうぞ…」
「えっ!?」
エルデスは同じベッドで添い寝して欲しい。と言っておきながら、ヨシュアに背中を向けて寝ていた
合体こそした事は無いヨシュアだが、アリスとはもっとベッタリひっついて寝ているので、ヨシュアはアリスにする様にエルデスの背中から彼女を抱き締めた
「ドッドッドッ…」
「ドドド?」
「どうされたのですかヨシュア様~エルデスはドキドキしてしまいますよ~(汗)」
異性に背中から密着されたのは初めてのエルデス。元魔王(ザッド)の世話役を引き受けて長い月日の彼女だが…神聖な島の巫女をしていた彼女に気を使ったのか?元魔王(ザッド)もエルデスには手を出していなかったようだ
(Σ(//ω//)はぅ~こんなに密着されたら~顔が熱くなってしまいます~……はっ!?まさか~ヒイロさんとカルーアさんがしていた事と同じ事を~私にもしようとか~思っておられるでしょうか~?)
【エルデスの妄想】
「たっぷり肉付きやがって…けしからん身体してやがんな、エルデスはよぉ♪」
「あっ!はぁ、ふぅ…そ、そんなに激しく~後ろからゴンゴンされたら~…壊れてしまいます~」
「ナニ言ってんだ、どうせ父親(オヤジ)に何度も可愛がられてんだろ?ネンネなフリしてんじゃねーよ!」
「あ、うあっ!はぁはぁ…エルデスは~こんなの~初めてなんです~」
今朝、股間を抑えてヨタヨタ歩いて来たカルーアに驚いた一同だったが、惑星神であるエリスアとエルフ族の特性である聴力の良さを持つエルデスは、ヒイロに可愛がられ喘ぐカルーアの声を聞いていたのだ
その時の艶(なま)めかしく艶(つや)っぼいカルーアの声が脳裏に鮮明に思い出されたエルデスは、まさか今から自分もヨシュアに似た様なエッチぃ事をされてしまうのでは?と想像したのだが…
「ぐおー…(´-ω-`)スピー…」
「┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈」
こんなにもスタイルの良いエルデスに抱きついているというのに、童貞のヨシュアは性的興奮が発揮されずにいつの間にか眠りについていた
「……やれやれ~ヨシュア様が~威厳を携えた魔王の貫禄や~夜の魔王と呼ばれるのは~まだまだ先のようですね~」
ホッとした気持ちもしたのだが、同時に少し残念な思いをしたエルデスは彼のほっぺたをツンツンしながら次第に眠るのだった
続く
「ただいまぁ!!」
元気いっぱいなアリスの帰宅の挨拶が家の中に響き渡った!その声に反応しキッチンに居た者たちが返事をした
「あのねぇヨシュアがねぇ…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アリスの口からヨシュアの機転で、明日から向かう【マナティート地方】への長期遠征に【ホロミナティ】の4人が同行してくれる約束を取り付けてくれた事が知らされた
「良かったじゃないか姉さん。彼女たちも結構強くなってると聞くし、ヨシュアの居ない分も何とかなりそうだね♪」
「う、うん…そうだねぇ…」
姉のアリスを気遣い少し明るく話したカルーアだったが…アリスの寂しそうな態度から、本当は彼についてきて欲しいという彼女の本音がみんなに伝わった
【夕食後】
今日は、明日からの長期遠征にサーシャも出掛けるので、彼女たちが買い物に行ってる間にミルとエルデスが頑張って美味しい料理を作ってくれていた
それをみんなで、明日の打ち合わせを交えながら美味しそうに食べ終わった。そして風呂の水炊きを始めたアリスとカルーア。アリスが薪を割ってくべ、カルーアが火の魔法で薪を焼いた。その熱は貯水タンク内の水を温め、放水タンクと浴槽タンクへと流れた
「済まないけど先に風呂、入らせてもらうぞ。かなり汗をかいてしまったからな」
「一緒に入ってあげるけど…遠征前なんだからエッチぃ事はしないでよね。分かってる?」
「わ、分かってるよ…」
「本当だろうね?」
昨夜「お客さんの居る時は激しいエッチはしない!」という約束を破ったばかりのヒイロに、強い疑いの視線を送るカルーア
ヒイロはこの家の家主でもあるし、工房で働いていた彼が1番汗をかいていたので、ヒイロとカルーアが1番風呂に決まった
「サーシャたちは皿洗いしましょうか?」
「コハラコも手伝うノ!」
「いえ!サーシャさんもコハラコちゃんも…明日から遠征なんだから…ここはボクと…エルデスさんに任せて休んでいてください!」
弱気な話し方が印象的なミルだが…今日は強めな口調でサーシャたちを皿洗いから遠ざけた
「ミル…ありがとうですの♪」
「ノ!」
サーシャは嬉しそうに礼を言った
コハラコもサーシャの真似をした?
「悪い…少し庭を散歩してくるわ」
「ヨシュア…」
明日からのクエストに付いていけないと宣言したヨシュアは、やり切れない気持ちなのだろうか?ひとりで夜の庭に出ていった。それについて行こうとしたアリスだが…
「アリスさん。ここは私に~お任せください~ミルさん、お願いします~」
「あ、はい…」
フニャ。とした口調だが、ついて行こうとしたアリスを制止したエルデスが、ヨシュアの後を追い庭に出て行った。そんな彼らの様子を申し訳なさそうに見つめているエリスア様…
【アルバート家の庭】
「ふぅ…参ったな。スッキリしねーぜ…」
ヒイロが日曜大工で作ったベンチに腰を掛け、ドコと的を絞るでもなく夜空を見上げているヨシュア
「ヨシュア様~やっぱり付いて行きたいのでは~?」
「エルデスか…そうなんだけどよ。俺の立場上、今回は付いていけないのはお前も分かるだろうがよ」
エルデスが気を使ってくれているのは理解しているものの…彼女にあたらずには居られないヨシュア
「そうですね~元魔王(ザッド)様の息子様ですものね~万が一ですよ~次期魔王として育てられている【メイビー様】に何かあった時には…ヨシュア様が立ち上がらなければならない日が来るかも~ですからね~」
「んだよ。分かってんじゃねーか…」
「そうなのですが~……大切な人の生命が奪われた時に~あの時~あんなちっぽけな事なんか気にしなきゃ良かった~なんて想いを後からするのは~ツライですよ~?」
「エルデス。お前なに珍しくシリアスになってんだよ…エリエスもホロ何とかも居るんだぜ。そんなに気にするこっちゃ…」
「本当に良いのですか~万が一が起きた時に~本当に後悔しませんか~?」
何気なくエルデスの顔を覗き込んだヨシュアは、初めて見る深い悲しみを浮かべた彼女の表情に思わず言葉を失った…
エルデスの悲しみを浮かべた表情は、ヨシュアの心に想いを届かせた
「………そうだな!【マナティート地方】の入り口辺りくらいまでは付いて行ってやるか。手前に広がるあの山脈には狂暴化した魔物がけっこう居やがったしな!」
「流石ヨシュア様です~カッコ良いですよ~♪」
自分の意見を聞いてスグに考えを変更する事が出来たヨシュアの男らしさと、判断の良さを素直に褒めるエルデス
「まーなんだ。かなり強くなりはしたが…アリスはそそっかしいからな。山脈を超えるくらいまでは付いて行ってやんねーと不安だからよ」
「むふふ( ´艸`)素直じゃないですね~♪」
「うっせーな!…でもまぁ、お前のアドバイスのおかけで良い答えが出せたぜ。そうだな、いつも支えられてばかりだったな。何かお前の望みは無いのか?俺に出来ることなら叶えてやるぜ?」
「えっ!?望み…ですか~?」
思えば普段から自分が支えられてばかりだ。と気が付いたらヨシュアは、たまにはエルデスの望みを聞いてあげようと考えた
【三姉妹の部屋】
「なぁ、こんな事で良いのか?」
「はい。私も1度は~男性と2人きりで~同じ布団で眠りたいな~、と思っていたのですよ~♪」
エルデスがヨシュアに望んだ事。それは朝まで添い寝してもらう事だった。予想に反してイージーな希望だったので拍子抜けしているヨシュア
「なんだ?恋人気分でも味わいたかったのか?…なら、少し触らせてもらうぞ…」
「えっ!?」
エルデスは同じベッドで添い寝して欲しい。と言っておきながら、ヨシュアに背中を向けて寝ていた
合体こそした事は無いヨシュアだが、アリスとはもっとベッタリひっついて寝ているので、ヨシュアはアリスにする様にエルデスの背中から彼女を抱き締めた
「ドッドッドッ…」
「ドドド?」
「どうされたのですかヨシュア様~エルデスはドキドキしてしまいますよ~(汗)」
異性に背中から密着されたのは初めてのエルデス。元魔王(ザッド)の世話役を引き受けて長い月日の彼女だが…神聖な島の巫女をしていた彼女に気を使ったのか?元魔王(ザッド)もエルデスには手を出していなかったようだ
(Σ(//ω//)はぅ~こんなに密着されたら~顔が熱くなってしまいます~……はっ!?まさか~ヒイロさんとカルーアさんがしていた事と同じ事を~私にもしようとか~思っておられるでしょうか~?)
【エルデスの妄想】
「たっぷり肉付きやがって…けしからん身体してやがんな、エルデスはよぉ♪」
「あっ!はぁ、ふぅ…そ、そんなに激しく~後ろからゴンゴンされたら~…壊れてしまいます~」
「ナニ言ってんだ、どうせ父親(オヤジ)に何度も可愛がられてんだろ?ネンネなフリしてんじゃねーよ!」
「あ、うあっ!はぁはぁ…エルデスは~こんなの~初めてなんです~」
今朝、股間を抑えてヨタヨタ歩いて来たカルーアに驚いた一同だったが、惑星神であるエリスアとエルフ族の特性である聴力の良さを持つエルデスは、ヒイロに可愛がられ喘ぐカルーアの声を聞いていたのだ
その時の艶(なま)めかしく艶(つや)っぼいカルーアの声が脳裏に鮮明に思い出されたエルデスは、まさか今から自分もヨシュアに似た様なエッチぃ事をされてしまうのでは?と想像したのだが…
「ぐおー…(´-ω-`)スピー…」
「┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈」
こんなにもスタイルの良いエルデスに抱きついているというのに、童貞のヨシュアは性的興奮が発揮されずにいつの間にか眠りについていた
「……やれやれ~ヨシュア様が~威厳を携えた魔王の貫禄や~夜の魔王と呼ばれるのは~まだまだ先のようですね~」
ホッとした気持ちもしたのだが、同時に少し残念な思いをしたエルデスは彼のほっぺたをツンツンしながら次第に眠るのだった
続く
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