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アリス IN 異世界日本
魔女参上
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【路地裏】
カルーア達は、ひったくりの少年が逃げ込んだ路地裏にやって来た。すると、そこには意外な知り合いが居た
「あっ!カルーアじゃん…この財布ってアンタの物なの?」
彼女はエーデ・E・フォンデ【不死の魔女】と呼ばれる【魔剣の将】アレクス専属の魔女だ。それと、いつもの如く彼女の保護者?のリッチーも来ていた
「キミ達が、こんな賑やかで人の多い街に来ているなんて意外だね…用事かい?」
「そうよ。用事でこの街に来たから、少し観光しようと思ってね……まぁ、魔族側の魔女だから…姿を消してヒッソリと、だけどね…そしたら、人のお金を盗んでイイ気になってるクソガキがいたからさぁ!」
「ふっ。魔女とは言えど悪事は見逃せないか…やっぱり立場とか種族だとかで、一括りに人を判断するのは良くないね」
後から来た優輝たち。彼は不死の魔女を見ても堂々としていた
「優輝。何かあったか?この前…対マルバァス戦の時は、魔女達に怯えてたのにさ」
ミクイはなんだかんだ言っても、優輝の事をよく観察しているようだ。あの時と違い余裕がある彼の態度に違和感を感じていた
「それよりも!俺を助けろー!」
カルーアから袋ごと財布を盗んだ少年がコハラコに倒され、更にエーデが使用した魔法で地面に開いた黒い穴に、徐々に飲まれるように沈みこんでいっている
「コイツ、盗みをしといて生意気!死者の森に叩き落として、アンデッド達の養分にしてやろうかな?」
エーデは犯罪行為をしておきながら、ろくに反省もせず生意気な態度の少年に本当に腹を立てている様だ
「勘弁しといてやれよ…相手は13歳くらいのガキだろ?」
「ふん!それでもエーデより年上なんだぞ!気分が悪いのよ!」
13歳くらいの子供がした事。と諌(いさ)めようとしたミントスだったが、エーデの方が年下なので、その言葉はあまり効果を得られなかった
【クラウン城】
「そうか、こんな子供が窃盗を…カルーアさん達、迷惑を掛けてしまいました!これも私の政策の至らぬが故、代わりに謝罪する」
王であるロードが、少年窃盗犯に代わり頭を下げた
「王に頭を下げさせんな!しっかり生きろクソガキ!」
「ゲシッ!」自分より年上の少年が起こした犯罪に対し、一国の王が頭を下げているのに謝罪の無い少年にイラつき、その少年のケツを蹴り飛ばしたエーデ
「さて、とりあえずこの少年に関してはコチラで対処するとして…【不死の魔女】よ、本日はどういったご要件かな?」
一国の王であるロードからすれば、人類と敵対関係にある魔族側の魔女が目の前に居れば、何の目的なのか?気になるのは当然だろう。しかし、そこへ予期せぬジジイ達が現れた
「おやおや、これは何の騒ぎですかなロード王よ……こんな年端もいかない少年が窃盗をしなければ生きていけないとは…やはり、貴方様の統治政策には問題があるのではありませんかな?」
現れたのは、前王の側近神官ズだ。これみよがしに、ロードの政策を批判しようと現れたようだ
「何を偉そうに言っているんだか…」
カルーアは呆れ顔で神官ズにガンを飛ばした
「何ですかな?いくらマルバァス戦の英雄とは言え、前王から王都クラウンに仕え民の為に骨身を削っている我々に、そんな無礼な物言いは許されませんぞ!」
来訪した時には散々カルーアの事を持ち上げていた神官ズだが、彼女から侮蔑の言葉を投げ掛けられた途端、鼻息を荒く批判して来た
「聞いたよ…武闘会開催中の混乱に乗じて、ロード王を抹殺する為にわざわざアレクス城に伝令を放って魔女を雇うなんてね……ソレが国民の為に骨身を削る神官達のする事なのかい?」
「か、カルーア殿!いくら貴女でも、そのような戯れは許されませんぞ!」
いよいよ血相を変えてカルーアを糾弾し始めた神官ズ
「その話は本当。だって、その為にエーデが派遣されたのだから!」
「それは本当か?…どういう事なのかな…説明してもらえるんだろうな?」
温厚なロード王も、流石に顔色が変わった!獲物を狩る時の鋭い目付きをしている
「そ、そんな事があるハズが…そ、それが本当だという証拠でもあると言うのか?」
いよいよ平静さを失う神官ズ。すると、その中からローブを深々と被る若い神官が前に出た
「ロード王よ、コチラをご覧ください」
その若い神官が両手で四角の形を作り、そこに魔力を流すと…ソコから光が伸び城の壁に映像を映し出した。それはまるで映写機の様に、ある人物たちを写している
「ロード王を暗殺して欲しいのです!もし、それが成功した暁には…ソナタ達の要望を聞き入れましょう。政策大臣長の名にかけて!」
映し出された映像には、さっきから食ってかかってきている神官の顔がハッキリ映し出されている
「んなっ!?な、なあぁ……こ、コレは我らを陥れる為の魔女の計略に違いありません!……き、貴様は何者だ。見習い神官程度の卑しい立場の者が我らを嵌めようとは…どういう了見かっ!?」
神官はデカい態度で、無理やりこの局面を乗り切ろうと焦った。すると映像を映写した神官は、豪快に高笑いをし始めた
「ふふふ…あはは…HAHAHAHAHA!卑しい立場の者?この私が!?…全く20年以上経っても、アンタらのお粗末さと卑しさは変わらないのね!」
「……あっ!?この声は有栖!」
若い神官がローブを脱ぎ捨てると、その中身は…あろう事か【消去の魔女】と呼ばれる徳川有栖だった!彼女は不敵な笑みを浮かべて笑っていた
続く
◤◢◤◢⚠︎注意⚠︎◤◢◤◢
使用できる挿し絵が上限の400枚に達してしまったので、【ようこそ幼い嫁候補たちR18-2】に移ります
話はまだまだ、まだまだ続きますので引き続きよろしくお願いします ┏○ペコッ
カルーア達は、ひったくりの少年が逃げ込んだ路地裏にやって来た。すると、そこには意外な知り合いが居た
「あっ!カルーアじゃん…この財布ってアンタの物なの?」
彼女はエーデ・E・フォンデ【不死の魔女】と呼ばれる【魔剣の将】アレクス専属の魔女だ。それと、いつもの如く彼女の保護者?のリッチーも来ていた
「キミ達が、こんな賑やかで人の多い街に来ているなんて意外だね…用事かい?」
「そうよ。用事でこの街に来たから、少し観光しようと思ってね……まぁ、魔族側の魔女だから…姿を消してヒッソリと、だけどね…そしたら、人のお金を盗んでイイ気になってるクソガキがいたからさぁ!」
「ふっ。魔女とは言えど悪事は見逃せないか…やっぱり立場とか種族だとかで、一括りに人を判断するのは良くないね」
後から来た優輝たち。彼は不死の魔女を見ても堂々としていた
「優輝。何かあったか?この前…対マルバァス戦の時は、魔女達に怯えてたのにさ」
ミクイはなんだかんだ言っても、優輝の事をよく観察しているようだ。あの時と違い余裕がある彼の態度に違和感を感じていた
「それよりも!俺を助けろー!」
カルーアから袋ごと財布を盗んだ少年がコハラコに倒され、更にエーデが使用した魔法で地面に開いた黒い穴に、徐々に飲まれるように沈みこんでいっている
「コイツ、盗みをしといて生意気!死者の森に叩き落として、アンデッド達の養分にしてやろうかな?」
エーデは犯罪行為をしておきながら、ろくに反省もせず生意気な態度の少年に本当に腹を立てている様だ
「勘弁しといてやれよ…相手は13歳くらいのガキだろ?」
「ふん!それでもエーデより年上なんだぞ!気分が悪いのよ!」
13歳くらいの子供がした事。と諌(いさ)めようとしたミントスだったが、エーデの方が年下なので、その言葉はあまり効果を得られなかった
【クラウン城】
「そうか、こんな子供が窃盗を…カルーアさん達、迷惑を掛けてしまいました!これも私の政策の至らぬが故、代わりに謝罪する」
王であるロードが、少年窃盗犯に代わり頭を下げた
「王に頭を下げさせんな!しっかり生きろクソガキ!」
「ゲシッ!」自分より年上の少年が起こした犯罪に対し、一国の王が頭を下げているのに謝罪の無い少年にイラつき、その少年のケツを蹴り飛ばしたエーデ
「さて、とりあえずこの少年に関してはコチラで対処するとして…【不死の魔女】よ、本日はどういったご要件かな?」
一国の王であるロードからすれば、人類と敵対関係にある魔族側の魔女が目の前に居れば、何の目的なのか?気になるのは当然だろう。しかし、そこへ予期せぬジジイ達が現れた
「おやおや、これは何の騒ぎですかなロード王よ……こんな年端もいかない少年が窃盗をしなければ生きていけないとは…やはり、貴方様の統治政策には問題があるのではありませんかな?」
現れたのは、前王の側近神官ズだ。これみよがしに、ロードの政策を批判しようと現れたようだ
「何を偉そうに言っているんだか…」
カルーアは呆れ顔で神官ズにガンを飛ばした
「何ですかな?いくらマルバァス戦の英雄とは言え、前王から王都クラウンに仕え民の為に骨身を削っている我々に、そんな無礼な物言いは許されませんぞ!」
来訪した時には散々カルーアの事を持ち上げていた神官ズだが、彼女から侮蔑の言葉を投げ掛けられた途端、鼻息を荒く批判して来た
「聞いたよ…武闘会開催中の混乱に乗じて、ロード王を抹殺する為にわざわざアレクス城に伝令を放って魔女を雇うなんてね……ソレが国民の為に骨身を削る神官達のする事なのかい?」
「か、カルーア殿!いくら貴女でも、そのような戯れは許されませんぞ!」
いよいよ血相を変えてカルーアを糾弾し始めた神官ズ
「その話は本当。だって、その為にエーデが派遣されたのだから!」
「それは本当か?…どういう事なのかな…説明してもらえるんだろうな?」
温厚なロード王も、流石に顔色が変わった!獲物を狩る時の鋭い目付きをしている
「そ、そんな事があるハズが…そ、それが本当だという証拠でもあると言うのか?」
いよいよ平静さを失う神官ズ。すると、その中からローブを深々と被る若い神官が前に出た
「ロード王よ、コチラをご覧ください」
その若い神官が両手で四角の形を作り、そこに魔力を流すと…ソコから光が伸び城の壁に映像を映し出した。それはまるで映写機の様に、ある人物たちを写している
「ロード王を暗殺して欲しいのです!もし、それが成功した暁には…ソナタ達の要望を聞き入れましょう。政策大臣長の名にかけて!」
映し出された映像には、さっきから食ってかかってきている神官の顔がハッキリ映し出されている
「んなっ!?な、なあぁ……こ、コレは我らを陥れる為の魔女の計略に違いありません!……き、貴様は何者だ。見習い神官程度の卑しい立場の者が我らを嵌めようとは…どういう了見かっ!?」
神官はデカい態度で、無理やりこの局面を乗り切ろうと焦った。すると映像を映写した神官は、豪快に高笑いをし始めた
「ふふふ…あはは…HAHAHAHAHA!卑しい立場の者?この私が!?…全く20年以上経っても、アンタらのお粗末さと卑しさは変わらないのね!」
「……あっ!?この声は有栖!」
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