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アリス IN 異世界日本
知識と魔法の女神エリスア様
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【ヒイロの工房】
徳川有栖が彼の工房を訪れて1時間が経過した。ここに色々と聞きに来た有栖だったが…蓋を開けてみれば有栖の方が質問されまくっていた
逆に彼女が得た情報と言えば…自暴自棄になったアリスの願いに呼応した【賢者の石】がGATEを開き、アリスを日本へ転移させた。という事くらいだった
「それでは有栖さんにも、アリスお姉様が日本で無事なのか?それも分からないですのね?」
エロエロな性格ではあるが、心優しいサーシャは長女の安否を気遣っていた。見渡せば室内の全員がアリスを心配していた
「そうよね~、家出とかとはレベルが違い過ぎるから当然心配だよね~。どうしましょうかね~…」
「いくら【消去の魔女】さんと言えども、流石にアリスの安否は分かりませんよね…」
ヒイロも自分の言葉がアリスを誤解させてしまった事に、深く心を痛めていた。まるでお通夜の様な状況に耐えられなかったのか?何か奥の手でもあるのか?有栖は妙な事を言い出した
「アリスちゃんが無事に日本に着いたのか?心配で仕方ないってさ!貴方から説明してあげてよ。私は25年も帰ってないから、地球の近況は分からないんだしさ~」
有栖はミャンジャムの背後に立っている、ミルを見つめて言った。正確にはミルの右横の誰も居ないはずの空間に話し掛けたようだ
「有栖さん、どうかしたのかい?」
有栖の行動の意味が分からないカルーアは、素直に質問してみる事にした。すると…
「はあぁ…仕方ないですね。事態が事態ですし、特別に説明させていただきますね」
突然ミルの横にひとりの女性が現れた
「えっ!?」
「ひえっ!?」
「誰ですの!?」
突然的に、ミルとミャンジャムの真ん中に立っている女性が居た!有栖以外は知らない女性のようだが、何やら特別な神々しい雰囲気の様なものを発しているのを皆は感じていた
「有栖ちゃん25年振りね。それと、それ以外の皆さん初めまして…私はこの星を守護する者【エリスア】と申します。よろしくね」
「えっ!?えぇ!…エリスア様ぁ?」
ミャンジャムは、しこたま驚いた。それもそのハズで、この世界を創ったと神話の物語で語られているこの星の女神。それこそが【惑星神エリスア】だからだ
「皆さん良いですか?神である私も色々な制約がありますので、長々と皆さんに説明する事が許可されていません。なので…貴方達が理解出来ようが?出来まいが?淡々と説明しますので、そのつもりで聞いてください」
自らをこの星の神と称する女性のエリスアは、そう前置きすると今回の件に関して知りうる事を説明し始めた
……………………………………………
この星も目の前の自称神様も、同じく名前を【エリスア】と言い、この星は太陽から第24番目の惑星にあたり第3惑星の地球の日本とGATEが繋がっている星であるという事
彼女がこの星に召喚される者に、この星の言語を脳にコピーしてあげる。更に生き抜けるように2つのチートスキルを与えている事
今回は呼ぶのではなく送ったという異例につき、彼女エリスアから地球の女神【ガイア】にアリスの事を頼んでくれた事が語られた
「それじゃ、姉さんはそのニホンという国に向かったんですね?」
「そうよ、恐らくガイア様がアリスちゃんの脳内に日本語のコピーと、何らかのチートを授けてくれたと思います。ですから安心してください……それにしても嫌だわ…後が怖いわ」
「どうしたのさ、エリスアちゃん?」
「ちょっと貴方ねえ…神様を「ちゃん」付けで呼ばないでくれる?はあぁ…ガイア様は太陽神アポロン様の奥さんなの!神々の中で1番偉い人の奥さんなのよ
その方に、コチラの不手際でご迷惑をお掛けしてしまったんだから、後で絶対に処罰がくだされるわ…気が滅入るわ…」
「ふーん、神様も大変ね」
「ちょっと有栖ちゃん!他人事の様に紅茶飲みながら言わないで!少しは心配してよ!」
「仕方ないじゃない実際他人事なんだからさ。ほれに私に何か出来る訳でもないんだしさ…」
エリスアと有栖以外は放心していた
ヘルメスの街の離れにあるヒイロの工房。その一室に世界最強の魔女と、この星の守護女神エリスア様が、紅茶を飲みながら女子会のノリでトークしているのだから無理もないw
「あ、あの、それで…姉さんはコッチに戻ってこれそうですか?」
カルーアは勇気を出して、女神エリスア様に質問した
「分からないわ…難しいかも知れないわね…アリスって娘を転移させた【賢者の石】アレは私も理解出来ないシロモノですから」
「そうねぇ、魔法やファンタジー要素が存在しない日本で、獣人族の能力とか【賢者の石】のチカラとか魅せてしまったら、あの娘は研究対象とかにされちゃうでしょうね
そうならないウチに【賢者の石】のチカラでサッサと帰ってくるしかないでしょうね…もしも、不測の事態でピンチになったら、ガイア様が神の能力(チカラ)でチョチョイ!って助けてくれるんじゃない?」
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!有栖ったら…さっきも言ったでしょ?簡単に神の能力(チカラ)を使えない協定があるのよ!」
本当にエリスア様が神様で有栖が人間なのか?と疑わしく思えるほどに、有栖の言葉に弄ばれているエリスア様w
ともかく、有栖の言い分では日本という国は、ヒイロ達にとってはあまり良い世界では無いように聞こえる
「ひとつ良いですか?有栖さんや優輝と、もう1人の女性についても何故その日本からばかり呼ばれるのでしょうか?地球もいくつかの国から成り立っているのでしょ?…それに何故アリスも同じ国に?」
「最初にGATEが繋がったのが日本だからでしょうね。本来GATEの接続の成功確率は奇跡のようなものですから、1度開通したGATEをまた使った方が成功確率が高いからでしょうね」
「そうそうエリスアちゃん。私からも質問したいんだけど…なんでキッカリ25年に1度繋がるのよ?」
「先程も言いましたが…地球は第3惑星で、この星が第24惑星です。当然その間に、その分の星があってGATEの接続の邪魔になります
太陽の周りを周回移動している他の惑星が邪魔をせずに、一直線の空間がクリアに成立する周期が25年ごとに成立するからですよ
………………
ずいぶん長居してしまいましたね。それでは皆さん、もし次の機会がありましたら…紅茶美味しかったですよ。ご馳走様でした。それでは…」
そう言い残し、この星の女神エリスア様は突然その場から姿を消した
続く
徳川有栖が彼の工房を訪れて1時間が経過した。ここに色々と聞きに来た有栖だったが…蓋を開けてみれば有栖の方が質問されまくっていた
逆に彼女が得た情報と言えば…自暴自棄になったアリスの願いに呼応した【賢者の石】がGATEを開き、アリスを日本へ転移させた。という事くらいだった
「それでは有栖さんにも、アリスお姉様が日本で無事なのか?それも分からないですのね?」
エロエロな性格ではあるが、心優しいサーシャは長女の安否を気遣っていた。見渡せば室内の全員がアリスを心配していた
「そうよね~、家出とかとはレベルが違い過ぎるから当然心配だよね~。どうしましょうかね~…」
「いくら【消去の魔女】さんと言えども、流石にアリスの安否は分かりませんよね…」
ヒイロも自分の言葉がアリスを誤解させてしまった事に、深く心を痛めていた。まるでお通夜の様な状況に耐えられなかったのか?何か奥の手でもあるのか?有栖は妙な事を言い出した
「アリスちゃんが無事に日本に着いたのか?心配で仕方ないってさ!貴方から説明してあげてよ。私は25年も帰ってないから、地球の近況は分からないんだしさ~」
有栖はミャンジャムの背後に立っている、ミルを見つめて言った。正確にはミルの右横の誰も居ないはずの空間に話し掛けたようだ
「有栖さん、どうかしたのかい?」
有栖の行動の意味が分からないカルーアは、素直に質問してみる事にした。すると…
「はあぁ…仕方ないですね。事態が事態ですし、特別に説明させていただきますね」
突然ミルの横にひとりの女性が現れた
「えっ!?」
「ひえっ!?」
「誰ですの!?」
突然的に、ミルとミャンジャムの真ん中に立っている女性が居た!有栖以外は知らない女性のようだが、何やら特別な神々しい雰囲気の様なものを発しているのを皆は感じていた
「有栖ちゃん25年振りね。それと、それ以外の皆さん初めまして…私はこの星を守護する者【エリスア】と申します。よろしくね」
「えっ!?えぇ!…エリスア様ぁ?」
ミャンジャムは、しこたま驚いた。それもそのハズで、この世界を創ったと神話の物語で語られているこの星の女神。それこそが【惑星神エリスア】だからだ
「皆さん良いですか?神である私も色々な制約がありますので、長々と皆さんに説明する事が許可されていません。なので…貴方達が理解出来ようが?出来まいが?淡々と説明しますので、そのつもりで聞いてください」
自らをこの星の神と称する女性のエリスアは、そう前置きすると今回の件に関して知りうる事を説明し始めた
……………………………………………
この星も目の前の自称神様も、同じく名前を【エリスア】と言い、この星は太陽から第24番目の惑星にあたり第3惑星の地球の日本とGATEが繋がっている星であるという事
彼女がこの星に召喚される者に、この星の言語を脳にコピーしてあげる。更に生き抜けるように2つのチートスキルを与えている事
今回は呼ぶのではなく送ったという異例につき、彼女エリスアから地球の女神【ガイア】にアリスの事を頼んでくれた事が語られた
「それじゃ、姉さんはそのニホンという国に向かったんですね?」
「そうよ、恐らくガイア様がアリスちゃんの脳内に日本語のコピーと、何らかのチートを授けてくれたと思います。ですから安心してください……それにしても嫌だわ…後が怖いわ」
「どうしたのさ、エリスアちゃん?」
「ちょっと貴方ねえ…神様を「ちゃん」付けで呼ばないでくれる?はあぁ…ガイア様は太陽神アポロン様の奥さんなの!神々の中で1番偉い人の奥さんなのよ
その方に、コチラの不手際でご迷惑をお掛けしてしまったんだから、後で絶対に処罰がくだされるわ…気が滅入るわ…」
「ふーん、神様も大変ね」
「ちょっと有栖ちゃん!他人事の様に紅茶飲みながら言わないで!少しは心配してよ!」
「仕方ないじゃない実際他人事なんだからさ。ほれに私に何か出来る訳でもないんだしさ…」
エリスアと有栖以外は放心していた
ヘルメスの街の離れにあるヒイロの工房。その一室に世界最強の魔女と、この星の守護女神エリスア様が、紅茶を飲みながら女子会のノリでトークしているのだから無理もないw
「あ、あの、それで…姉さんはコッチに戻ってこれそうですか?」
カルーアは勇気を出して、女神エリスア様に質問した
「分からないわ…難しいかも知れないわね…アリスって娘を転移させた【賢者の石】アレは私も理解出来ないシロモノですから」
「そうねぇ、魔法やファンタジー要素が存在しない日本で、獣人族の能力とか【賢者の石】のチカラとか魅せてしまったら、あの娘は研究対象とかにされちゃうでしょうね
そうならないウチに【賢者の石】のチカラでサッサと帰ってくるしかないでしょうね…もしも、不測の事態でピンチになったら、ガイア様が神の能力(チカラ)でチョチョイ!って助けてくれるんじゃない?」
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!有栖ったら…さっきも言ったでしょ?簡単に神の能力(チカラ)を使えない協定があるのよ!」
本当にエリスア様が神様で有栖が人間なのか?と疑わしく思えるほどに、有栖の言葉に弄ばれているエリスア様w
ともかく、有栖の言い分では日本という国は、ヒイロ達にとってはあまり良い世界では無いように聞こえる
「ひとつ良いですか?有栖さんや優輝と、もう1人の女性についても何故その日本からばかり呼ばれるのでしょうか?地球もいくつかの国から成り立っているのでしょ?…それに何故アリスも同じ国に?」
「最初にGATEが繋がったのが日本だからでしょうね。本来GATEの接続の成功確率は奇跡のようなものですから、1度開通したGATEをまた使った方が成功確率が高いからでしょうね」
「そうそうエリスアちゃん。私からも質問したいんだけど…なんでキッカリ25年に1度繋がるのよ?」
「先程も言いましたが…地球は第3惑星で、この星が第24惑星です。当然その間に、その分の星があってGATEの接続の邪魔になります
太陽の周りを周回移動している他の惑星が邪魔をせずに、一直線の空間がクリアに成立する周期が25年ごとに成立するからですよ
………………
ずいぶん長居してしまいましたね。それでは皆さん、もし次の機会がありましたら…紅茶美味しかったですよ。ご馳走様でした。それでは…」
そう言い残し、この星の女神エリスア様は突然その場から姿を消した
続く
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