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イシス王国&ドルイド王国編
過去と未来
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【会議室】
「皆さん、ご足労様にゃん。早速診察結果を発表するにゃん。アドルさんの記憶が戻らない理由それは…記憶媒体である脳の1部がshortしてるにゃん。強過ぎる衝撃をもらった時に、焼き切れた感じみたいになってたにゃん。それと…
その時に感じた恐怖がデカ過ぎたみたいにゃん。生き物は誰でも怖過ぎる経験をすると、自我を保つ為に記憶に蓋をする事があるにゃん。その2つが原因と思うにゃん!」
「脳のダメージと恐怖心…」
理由を聞かされたアドルは、下を向いて考え込んでしまった
「アドルぅ…」
アリスは、そんなアドルに寄り添う
「それで、どうしますか?治しますか?治療するには損傷している脳の部分の修復手術と、強い精神力が必要だにゃん!…でも、損傷しているのは極一部にゃから、このままでも普通の人と変わらずな生きていけるにゃん…」
「直せますの?」
サーシャの問いに答える小町
「はい、治す方法はあります!ですが、今も、そしてこれからも生きていくには支障が無いようです。記憶の再生は1度忘れていた事を、ほぼ全て思い出してしまうでしょう…中には本当に思い出したくない事もある筈です。それでも治しますか?」
「確かに、その通りだろうね。現に今、姉さんとアドルさんは傍から見ても仲睦まじく付き合ってるよね
何かを思い出したが故に…2人の付き合いに大きな支障をきたす可能性もあるんだよ?」
カルーアの指摘は的を得ていた。アリスはアドルとの関係を続けたいのなら、手術しない方を勧めるべきなのだが…
「そっかぁ…思い出す事が全て良い事ばかりじゃないんだねぇ…アドルどうする?」
アリスはアドルを見つめた。純粋無垢な彼女は、自分の事よりもアドルの考えを尊重しようとしていた。また、アドルも必死に考えていた
「あの…少し考える時間を頂いても?」
「えぇ、構いませんよ。急ぐ事でもないようですし…」
後はアドルの考え次第だった。明日の朝には返事をすると言い、とりあえずこの話は終わった
【訓練所】
そこにはカルーアとサーシャが居た
「行きますの、お姉様!」
「遠慮なくおいで!」
カルーアが対物結界を張り、サーシャが魔法で強化した鉄球を投げつけていた
「それ、何してるの?」
ミクイが姿を消さずに、2人の訓練を見学していた
「わたしは極大魔法が使えるけど、魔力総量や耐久性に難があるからね」
「サーシャも回復だけでは、お姉様達の手助けとしては不足なのですの!」
「なるほどねー」
「ところで、キミはあの異世界勇者のパートナーなんだろ?付いてなくて良いのかい?」
ミクイは王都クラウンから、勇者優輝のお目付け役を任命されているのだが…最近は気に入ったサーシャにベッタリだ
「アドルさんと、何か話し込んでるよ」
「そうなんですの?でも、隙あらばサーシャの身体を触ろうと様子見してるのはやめて欲しいですのw」
「あ、バレてましたか」
優輝に気を使っての行動なのか?自分の欲求を優先しただけなのか?どちらなのかは分からない。もしくは、両方なのかも知れないが…真っ直ぐに元気に生きるミクイの姿に癒されるカルーアとサーシャ
【中庭】
「呼び止めてすまなかったね」
「いえ、アドルさんからアテにされるなんて、滅多にない事ですから俺で役に立つなら遠慮なく」
アドルが優輝に話し相手になって欲しいと、呼び止めていた
「キミは【消去の魔女】に、向こうの世界での記憶をあげちゃったんだよね?不都合な事はないのかい?」
「えぇ、特にないですね…最近、少しずつ思い出すのも難しくなってきてるのですが…どうやら部分的のようで、覚えている事は色々ありますよ
それよりも…これからの人生に生き甲斐を得ていきたいと思ってるから、問題ありません!」
「そうか、そうだよね。大切なのは過去よりも未来だよね…すまなかったね、ありがとう助かったよ」
「お役に立てたなら良かったです」
【大浴場、女湯】
夕食をご馳走になった後、三姉妹は大浴場に来ていた。アドルを心配しているアリス
「アドルさんの事が心配かい?」
「うん、記憶…戻った方が良いんだよねぇ?」
「うーん、難しいですの」
三姉妹はコレといった答えが出せずにいた
「お邪魔しますね」
三姉妹に話しかけてきたのは、王女の小町だった
「アドルさんの事で悩んでいるのですか?」
「そうなの、記憶ってやっぱり戻った方が良いよねぇ?」
沖田小町はアリスの横に来ると、身体を隠していたタオルを取った。王女でありながら引き締まった健康的な身体をしている
「鍛えてますのね」
王女とはいえ、剣士のアリスとひけを取らないくらいに、細身でありながらシッカリ筋肉を蓄えている身体をしている。結局、試合は優輝としたのだが、本気でアドルと勝ち負けの試合が出来る!と自信があっての事だった。小町はアリスの真横で湯に浸かった
「大切な思い出もあれば、記憶から消したいと願ってやまない物もありますよね。要は本人次第じゃないかしら?」
「そうですよね、アドルさんが、姉さんと一緒に居られたらソレで良い!と思っていれば無理に思い出す必要もない、よね」
「アリス姉様は、どう思ってますの?」
「アドルが…要らないって言うなら、このまま…欲しいと言うなら手伝いたいわ」
「はい、ソレで良いでしょうね」
小町の介入で一定の答えが出た三姉妹だった
【夜の寝室】
アリスはアドルと同じ部屋。同じベッドに入っていた。アリスはアドルの横顔を眺めていた
「ふふっ、ボクの顔に何か付いてる?」
「ううん、アタシ…アドルの悩んでる顔って、初めて見るような気がするのぉ」
「……そう言えば、そうだね。…ねぇ、アリスはドッチが良いと思う?」
「アタシは…アドルが望む方に付いていくぅ。この先もアドルが、何をどう選んでも付いていきたい!」
「そっか、ありがとうアリス」
アドルはしばらく寝付けずに考えていた
しばらくはアリスも付き合って起きていたが、早寝早起きのアリスは途中で眠りについた
続く
「皆さん、ご足労様にゃん。早速診察結果を発表するにゃん。アドルさんの記憶が戻らない理由それは…記憶媒体である脳の1部がshortしてるにゃん。強過ぎる衝撃をもらった時に、焼き切れた感じみたいになってたにゃん。それと…
その時に感じた恐怖がデカ過ぎたみたいにゃん。生き物は誰でも怖過ぎる経験をすると、自我を保つ為に記憶に蓋をする事があるにゃん。その2つが原因と思うにゃん!」
「脳のダメージと恐怖心…」
理由を聞かされたアドルは、下を向いて考え込んでしまった
「アドルぅ…」
アリスは、そんなアドルに寄り添う
「それで、どうしますか?治しますか?治療するには損傷している脳の部分の修復手術と、強い精神力が必要だにゃん!…でも、損傷しているのは極一部にゃから、このままでも普通の人と変わらずな生きていけるにゃん…」
「直せますの?」
サーシャの問いに答える小町
「はい、治す方法はあります!ですが、今も、そしてこれからも生きていくには支障が無いようです。記憶の再生は1度忘れていた事を、ほぼ全て思い出してしまうでしょう…中には本当に思い出したくない事もある筈です。それでも治しますか?」
「確かに、その通りだろうね。現に今、姉さんとアドルさんは傍から見ても仲睦まじく付き合ってるよね
何かを思い出したが故に…2人の付き合いに大きな支障をきたす可能性もあるんだよ?」
カルーアの指摘は的を得ていた。アリスはアドルとの関係を続けたいのなら、手術しない方を勧めるべきなのだが…
「そっかぁ…思い出す事が全て良い事ばかりじゃないんだねぇ…アドルどうする?」
アリスはアドルを見つめた。純粋無垢な彼女は、自分の事よりもアドルの考えを尊重しようとしていた。また、アドルも必死に考えていた
「あの…少し考える時間を頂いても?」
「えぇ、構いませんよ。急ぐ事でもないようですし…」
後はアドルの考え次第だった。明日の朝には返事をすると言い、とりあえずこの話は終わった
【訓練所】
そこにはカルーアとサーシャが居た
「行きますの、お姉様!」
「遠慮なくおいで!」
カルーアが対物結界を張り、サーシャが魔法で強化した鉄球を投げつけていた
「それ、何してるの?」
ミクイが姿を消さずに、2人の訓練を見学していた
「わたしは極大魔法が使えるけど、魔力総量や耐久性に難があるからね」
「サーシャも回復だけでは、お姉様達の手助けとしては不足なのですの!」
「なるほどねー」
「ところで、キミはあの異世界勇者のパートナーなんだろ?付いてなくて良いのかい?」
ミクイは王都クラウンから、勇者優輝のお目付け役を任命されているのだが…最近は気に入ったサーシャにベッタリだ
「アドルさんと、何か話し込んでるよ」
「そうなんですの?でも、隙あらばサーシャの身体を触ろうと様子見してるのはやめて欲しいですのw」
「あ、バレてましたか」
優輝に気を使っての行動なのか?自分の欲求を優先しただけなのか?どちらなのかは分からない。もしくは、両方なのかも知れないが…真っ直ぐに元気に生きるミクイの姿に癒されるカルーアとサーシャ
【中庭】
「呼び止めてすまなかったね」
「いえ、アドルさんからアテにされるなんて、滅多にない事ですから俺で役に立つなら遠慮なく」
アドルが優輝に話し相手になって欲しいと、呼び止めていた
「キミは【消去の魔女】に、向こうの世界での記憶をあげちゃったんだよね?不都合な事はないのかい?」
「えぇ、特にないですね…最近、少しずつ思い出すのも難しくなってきてるのですが…どうやら部分的のようで、覚えている事は色々ありますよ
それよりも…これからの人生に生き甲斐を得ていきたいと思ってるから、問題ありません!」
「そうか、そうだよね。大切なのは過去よりも未来だよね…すまなかったね、ありがとう助かったよ」
「お役に立てたなら良かったです」
【大浴場、女湯】
夕食をご馳走になった後、三姉妹は大浴場に来ていた。アドルを心配しているアリス
「アドルさんの事が心配かい?」
「うん、記憶…戻った方が良いんだよねぇ?」
「うーん、難しいですの」
三姉妹はコレといった答えが出せずにいた
「お邪魔しますね」
三姉妹に話しかけてきたのは、王女の小町だった
「アドルさんの事で悩んでいるのですか?」
「そうなの、記憶ってやっぱり戻った方が良いよねぇ?」
沖田小町はアリスの横に来ると、身体を隠していたタオルを取った。王女でありながら引き締まった健康的な身体をしている
「鍛えてますのね」
王女とはいえ、剣士のアリスとひけを取らないくらいに、細身でありながらシッカリ筋肉を蓄えている身体をしている。結局、試合は優輝としたのだが、本気でアドルと勝ち負けの試合が出来る!と自信があっての事だった。小町はアリスの真横で湯に浸かった
「大切な思い出もあれば、記憶から消したいと願ってやまない物もありますよね。要は本人次第じゃないかしら?」
「そうですよね、アドルさんが、姉さんと一緒に居られたらソレで良い!と思っていれば無理に思い出す必要もない、よね」
「アリス姉様は、どう思ってますの?」
「アドルが…要らないって言うなら、このまま…欲しいと言うなら手伝いたいわ」
「はい、ソレで良いでしょうね」
小町の介入で一定の答えが出た三姉妹だった
【夜の寝室】
アリスはアドルと同じ部屋。同じベッドに入っていた。アリスはアドルの横顔を眺めていた
「ふふっ、ボクの顔に何か付いてる?」
「ううん、アタシ…アドルの悩んでる顔って、初めて見るような気がするのぉ」
「……そう言えば、そうだね。…ねぇ、アリスはドッチが良いと思う?」
「アタシは…アドルが望む方に付いていくぅ。この先もアドルが、何をどう選んでも付いていきたい!」
「そっか、ありがとうアリス」
アドルはしばらく寝付けずに考えていた
しばらくはアリスも付き合って起きていたが、早寝早起きのアリスは途中で眠りについた
続く
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