192 / 295
イシス王国&ドルイド王国編
千載一遇の好機
しおりを挟む
【ヒイロの工房】
「ふぃぃぃぃ…ようやく終わったぁ…ふはぁ…」
「ヒイロさん…お疲れ様…です」
先のアレクス城攻略戦(敗北)に参加したヘルメスの冒険者は予想外に多く、翌日から彼らの武具の修理依頼が殺到していた【アルバート工房】では、今朝までの数日間その仕事に掛かりっきりになっていた
「はい…コーヒーです」
「ありがとうな…くぅぅ……うがあぁっ!」
数日ぶりに単調な修理仕事から解放されたヒイロは、突然立ち上がると雄叫びをあげた
「ど、どうか…しました…か?」
驚いたミルが恐る恐るヒイロに聞いた。イスに座り直して深くため息をついたヒイロが話す
「驚かせてすまないな…カルーア達が、アリスを探して旅立ってから…何日経ったっけ?」
「えーと…今日で…8日目…ですね」
「ぐおあぁ…ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛…はぁはぁ…正直20歳の俺にこんな長い日数、彼女が夜の相手をしてくれない状況で働き続けたら頭がおかしくなるわ!」
ヒイロは再びテーブルから立ち上がり絶叫した
「あ、あの…その…ボクで良かったら…身体…提供しますよ?」
ヒイロはミルを舐め回すように見た
(ミルは不味いんだ!男だって分かってはいるが、女の子と言われても疑わない可愛い顔で声も可愛いし、丸っとした華奢(きゃしゃ)な身体…どこからどう見ても女の子なんだよなぁ!オマケに10歳で背徳感もやべーし!)
「その、気持ちは有難いんだが…」
「はい?」
「ミルはまだ10歳だ。エッちい事が馴染んでしまうにはまだ若いんだ。良いな?」
「そう…ですか…ボクは…全然…構わないのに…」
(ぐおあぁ!その目だ!その目が駄目なんだ!恋する乙女の様な目で見ないでくれ、俺の理性が崩壊するからっ!)
「少し、気晴らしに出掛けてくるよ…」
「分かりました。掃除と…晩御飯の…用意をして…待ってますね」
【喫茶店の双子の姉妹】
「このケーキ、美味しいよ!…はい、あーん!」
「そうなんですね……パクっ!…モグモグ…本当だ!美味しいですね…では、あの、その…お返しを…あーん…」
「パクっ!…んむんむ…んぅ~!美味しい♪」
「ちょっとお!お姉ちゃん達、目の前でイチャイチャラブラブするの、少しは遠慮してくれませんか!?」
喫茶店ではシェリーとシャルルの双子姉妹と、ガルダンの3人が居る。姉のシェリーとガルダンが若いカップルの様に、ケーキの【食べさせあいっこ】をシャルルの目の前でやっていた
「何よぉ、そんな怒んなくても良いじゃない?」
「事ある度に見せ続けられると、流石に耐え難いんですけどっ!」
「だったら、シャルルも早くヒイロ君と引っ付いちゃえば良いじゃない!」
「な、な、何を言ってるのよ!」
ヒイロの名前を出されて、照れて焦るシャルル
「シャルルちゃんがヒイロさんを好きな事、自分でも知ってますし…思い切って行動しないと、他の女性に取られちゃいますよ?」
控えめなガルダンも、シャルルのことを思って今日は珍しく進言した
「えーと、その…わ、分かってるわよ。私はヒイロの事が好きよ。一緒になりたいわ…私はヒイロとは3年の付き合いだし、傍目(はため)から見てもお似合いの美男美女カップルだって分かってる
でも!あの三姉妹が居るんだもん!特にチンチクリンのエルフっ娘が邪魔なのよ!いつも私を目の敵にして!」
「あら!?彼女達、三姉妹は今は居ないわよ」
「( °◽︎° ;)えっ!?」
「アレクス城攻略戦でアリスちゃんとアドル君が行方不明になって、イシス王国の南部辺りで発見されたのは知ってますよね?姉のアリスちゃんを探しに、妹さん達が迎えに出掛けたままだと聞いてますよ。知りませんでしたか?」
「ガルダンさん!そういう事は早く教えてよ!ヒイロといつ結ばれるの?……今でしょっ!!」
そう言うとシャルルは、喫茶店を飛び出してヒイロの工房へ走り出した
【商業ギルド】
「はい、頼まれてた武具修理の依頼、全て終わりましたよ…」
「おっ、今回もお疲れ!…良し。いつも良い仕事だな。大変だったろ、それほどの量だと?」
「えぇ、まぁ…」
もの凄い数の依頼を終わらせたヒイロをねぎらおうとしたジュリアンだったが、予想以上にヒイロは疲れていた
「んー?本当に疲れてるな…もしかして…おんな日照りか!?」
ビクッ!と反応したヒイロ
「はっはっは!分かりやすい奴だな(笑)三姉妹が居ないから…あ~、カルーアちゃんだな?」
「∑( °口° )えっ?何故それを?」
おんな日照りで三姉妹までが居ない。までは予測されてもピンポイントで、カルーアを言い当てられた事に動揺するヒイロ
「見てたら分かるぜ…お前、カルーアちゃんと出掛けてる時と他の2人と出掛けてる時で、全然顔色が違うじゃねーか」
「そ、そんなにですか?」
「気付いてなかったのか…やれやれだな。そうだ!その三姉妹だがな…心して聞けよ!」
「な、何ですか?」
人の恋路を楽しんで話していたジュリアンが、一変して真面目な顔で話し始めた
「イシス王国に近い街【クハナ】から、魔力通信が入って来て知った話なんだがな……三姉妹が【イシス王国】に向かったらしいんだ。だが…その直後、イシスは魔族【ベイ・ガウザー】の軍と戦争状態になったそうだ」
「ええΣ( ꒪□꒪)な、何ですって!?…カルーアは、三姉妹たちは無事なんですか?」
「分からん、その後の情報がまだ来ていない」
「そ、そうですか…」
「続報が入ったら知らせてやる。マメに顔を出してくれ」
衝撃の内容を聞かされ商業ギルドを後にするヒイロ。彼が出てきたのを見つけ近付くシャルル
「ヒイロ!はぁはぁ…き、奇遇ね!」
「シャルル…今日も元気そうだな」
【ヒイロの工房】
「ごめんね、私までご馳走になって…」
「いえ、ここ数日…ヒイロさんと…2人きりの食事が続いてたから…久しぶりに…賑やかで…楽しい…です!じゃあボク…片付けを…」
「あっ!じゃあ私も…」
ご馳走になったお礼に、食器洗いを手伝おうとしたシャルルだったが…
「ヒイロさん…カ、あの…三姉妹の方たちが居なくて…元気無いんです…相手を…してあげてください。ボクではチカラに…なれなくて…」
ミルはヒイロに聞こえないように、小声でシャルルに伝えた
(これは!千載一遇の好機(チャンス)だわ!同居人の1人ミル君が後押ししてくれている。願ってもない好機よ!)
腐れ縁友達の関係から、進展できずにいたシャルルの猛プッシュが今始まる!
続く
「ふぃぃぃぃ…ようやく終わったぁ…ふはぁ…」
「ヒイロさん…お疲れ様…です」
先のアレクス城攻略戦(敗北)に参加したヘルメスの冒険者は予想外に多く、翌日から彼らの武具の修理依頼が殺到していた【アルバート工房】では、今朝までの数日間その仕事に掛かりっきりになっていた
「はい…コーヒーです」
「ありがとうな…くぅぅ……うがあぁっ!」
数日ぶりに単調な修理仕事から解放されたヒイロは、突然立ち上がると雄叫びをあげた
「ど、どうか…しました…か?」
驚いたミルが恐る恐るヒイロに聞いた。イスに座り直して深くため息をついたヒイロが話す
「驚かせてすまないな…カルーア達が、アリスを探して旅立ってから…何日経ったっけ?」
「えーと…今日で…8日目…ですね」
「ぐおあぁ…ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛…はぁはぁ…正直20歳の俺にこんな長い日数、彼女が夜の相手をしてくれない状況で働き続けたら頭がおかしくなるわ!」
ヒイロは再びテーブルから立ち上がり絶叫した
「あ、あの…その…ボクで良かったら…身体…提供しますよ?」
ヒイロはミルを舐め回すように見た
(ミルは不味いんだ!男だって分かってはいるが、女の子と言われても疑わない可愛い顔で声も可愛いし、丸っとした華奢(きゃしゃ)な身体…どこからどう見ても女の子なんだよなぁ!オマケに10歳で背徳感もやべーし!)
「その、気持ちは有難いんだが…」
「はい?」
「ミルはまだ10歳だ。エッちい事が馴染んでしまうにはまだ若いんだ。良いな?」
「そう…ですか…ボクは…全然…構わないのに…」
(ぐおあぁ!その目だ!その目が駄目なんだ!恋する乙女の様な目で見ないでくれ、俺の理性が崩壊するからっ!)
「少し、気晴らしに出掛けてくるよ…」
「分かりました。掃除と…晩御飯の…用意をして…待ってますね」
【喫茶店の双子の姉妹】
「このケーキ、美味しいよ!…はい、あーん!」
「そうなんですね……パクっ!…モグモグ…本当だ!美味しいですね…では、あの、その…お返しを…あーん…」
「パクっ!…んむんむ…んぅ~!美味しい♪」
「ちょっとお!お姉ちゃん達、目の前でイチャイチャラブラブするの、少しは遠慮してくれませんか!?」
喫茶店ではシェリーとシャルルの双子姉妹と、ガルダンの3人が居る。姉のシェリーとガルダンが若いカップルの様に、ケーキの【食べさせあいっこ】をシャルルの目の前でやっていた
「何よぉ、そんな怒んなくても良いじゃない?」
「事ある度に見せ続けられると、流石に耐え難いんですけどっ!」
「だったら、シャルルも早くヒイロ君と引っ付いちゃえば良いじゃない!」
「な、な、何を言ってるのよ!」
ヒイロの名前を出されて、照れて焦るシャルル
「シャルルちゃんがヒイロさんを好きな事、自分でも知ってますし…思い切って行動しないと、他の女性に取られちゃいますよ?」
控えめなガルダンも、シャルルのことを思って今日は珍しく進言した
「えーと、その…わ、分かってるわよ。私はヒイロの事が好きよ。一緒になりたいわ…私はヒイロとは3年の付き合いだし、傍目(はため)から見てもお似合いの美男美女カップルだって分かってる
でも!あの三姉妹が居るんだもん!特にチンチクリンのエルフっ娘が邪魔なのよ!いつも私を目の敵にして!」
「あら!?彼女達、三姉妹は今は居ないわよ」
「( °◽︎° ;)えっ!?」
「アレクス城攻略戦でアリスちゃんとアドル君が行方不明になって、イシス王国の南部辺りで発見されたのは知ってますよね?姉のアリスちゃんを探しに、妹さん達が迎えに出掛けたままだと聞いてますよ。知りませんでしたか?」
「ガルダンさん!そういう事は早く教えてよ!ヒイロといつ結ばれるの?……今でしょっ!!」
そう言うとシャルルは、喫茶店を飛び出してヒイロの工房へ走り出した
【商業ギルド】
「はい、頼まれてた武具修理の依頼、全て終わりましたよ…」
「おっ、今回もお疲れ!…良し。いつも良い仕事だな。大変だったろ、それほどの量だと?」
「えぇ、まぁ…」
もの凄い数の依頼を終わらせたヒイロをねぎらおうとしたジュリアンだったが、予想以上にヒイロは疲れていた
「んー?本当に疲れてるな…もしかして…おんな日照りか!?」
ビクッ!と反応したヒイロ
「はっはっは!分かりやすい奴だな(笑)三姉妹が居ないから…あ~、カルーアちゃんだな?」
「∑( °口° )えっ?何故それを?」
おんな日照りで三姉妹までが居ない。までは予測されてもピンポイントで、カルーアを言い当てられた事に動揺するヒイロ
「見てたら分かるぜ…お前、カルーアちゃんと出掛けてる時と他の2人と出掛けてる時で、全然顔色が違うじゃねーか」
「そ、そんなにですか?」
「気付いてなかったのか…やれやれだな。そうだ!その三姉妹だがな…心して聞けよ!」
「な、何ですか?」
人の恋路を楽しんで話していたジュリアンが、一変して真面目な顔で話し始めた
「イシス王国に近い街【クハナ】から、魔力通信が入って来て知った話なんだがな……三姉妹が【イシス王国】に向かったらしいんだ。だが…その直後、イシスは魔族【ベイ・ガウザー】の軍と戦争状態になったそうだ」
「ええΣ( ꒪□꒪)な、何ですって!?…カルーアは、三姉妹たちは無事なんですか?」
「分からん、その後の情報がまだ来ていない」
「そ、そうですか…」
「続報が入ったら知らせてやる。マメに顔を出してくれ」
衝撃の内容を聞かされ商業ギルドを後にするヒイロ。彼が出てきたのを見つけ近付くシャルル
「ヒイロ!はぁはぁ…き、奇遇ね!」
「シャルル…今日も元気そうだな」
【ヒイロの工房】
「ごめんね、私までご馳走になって…」
「いえ、ここ数日…ヒイロさんと…2人きりの食事が続いてたから…久しぶりに…賑やかで…楽しい…です!じゃあボク…片付けを…」
「あっ!じゃあ私も…」
ご馳走になったお礼に、食器洗いを手伝おうとしたシャルルだったが…
「ヒイロさん…カ、あの…三姉妹の方たちが居なくて…元気無いんです…相手を…してあげてください。ボクではチカラに…なれなくて…」
ミルはヒイロに聞こえないように、小声でシャルルに伝えた
(これは!千載一遇の好機(チャンス)だわ!同居人の1人ミル君が後押ししてくれている。願ってもない好機よ!)
腐れ縁友達の関係から、進展できずにいたシャルルの猛プッシュが今始まる!
続く
0
お気に入りに追加
427
あなたにおすすめの小説
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
憧れの童顔巨乳家庭教師といちゃいちゃラブラブにセックスするのは最高に気持ちいい
suna
恋愛
僕の家庭教師は完璧なひとだ。
かわいいと美しいだったらかわいい寄り。
美女か美少女だったら美少女寄り。
明るく元気と知的で真面目だったら後者。
お嬢様という言葉が彼女以上に似合う人間を僕はこれまて見たことがないような女性。
そのうえ、服の上からでもわかる圧倒的な巨乳。
そんな憧れの家庭教師・・・遠野栞といちゃいちゃラブラブにセックスをするだけの話。
ヒロインは丁寧語・敬語、年上家庭教師、お嬢様、ドMなどの属性・要素があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる