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イシス王国&ドルイド王国編
新しい冒険
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【港町トーバ】
「アリス、お腹は満たされたかい?」
「うん、レディはご満悦よ♪♬」
朝から旅立ったカルーア達とは違い、アリス達は昼食を済ませてからの旅立ちになった
「まさか、イシスの勇者様に護衛して頂けるとは有難い事じゃのぅ」
アリス達は街中で偶然、同じく【イシス王国】を目指す行商人のお爺さんと出会い、Cランク募集で出ていた依頼額で彼を護衛する事にした
「アタシはCランクだからねぇ、アドルはAランクなんだけどねぇ」
「…けどボクは記憶喪失中でして、いつも通りの実力が出せないのもありますし、目的地も同じなのですから気になさらなくて良いですよ」
「Cランク冒険者の護衛なら、この先の【嘆きの森】を大きく迂回するルートを選ぶんじゃが…イシスの勇者様の護衛があるのなら、森を突っ切っても大丈夫かのぉ?」
「フタリのサポートはワタシがするから、ダイジョウブよ!」
【渇望の魔女】から喰らった傷もほぼ癒えたアドル達とのクエストに、リリアもご機嫌なようだ
「ボクが居るとは言え油断はしちゃ駄目だよ!単体なら【ヴォィドルフ】を上回るモンスターも居る森らしいからね」
「分かってるわ!調子に乗ってアドルに心配されないように頑張るわぁ」
ヒイロお兄ちゃん以外の男性から激しく求められて、熱い一夜を過ごした事がアリスを成長させたのか?今の彼女に驕りは感じられなかった
【王都クラウン謁見の間】
謁見の間では今回の戦いに参加した騎士団長より上のクラスの者達と、内政官達が呼ばれていた
「皆の者よ!今回の戦いは…我が方の敗北だった…新兵器の【鉄器槍】や、偶然【ドルイド王国】から来ていた【臥龍族】と呼ばれるドラゴンハーフの兄妹の参戦、更には転生の女神から2つのチートを授かった異世界勇者の参戦…これ程の好条件が揃って尚、我々は敗北した。師団長クラスからは、これに関する意見を述べて貰いたい」
…………………………………………………
1時間程だろうか?様々な意見が謁見の間を行き交った。そして話がまとまりを見せた頃…
「うむ、皆の意見良くわかった
まず、今回の戦いに参加した全ての者達に王として感謝を述べる!しかし、2つ不愉快な点がある」
異世界勇者の優輝やダークエルフのミントス達も、この会議に参加して沈黙して聞いていたが…ミントスは自分の事を言われるのではないか?と不安を感じていた
「1つは!【渇望の魔女】と【魔王】の復活の情報を得られていなかった事だ
磐石で挑んだ今回の戦いで負けた最大の要因は、ソコにあると言っても過言ではないだろうな」
王のロードの言葉に諜報部隊長が、一瞬身体が反応していた
「とは言え、予想外の事は起こるものよな。ソレに魔族にとっても、魔王の側近の魔女の復活は最重要極秘事項であろう。恐らく、かなり限られた1部の者しか知らなかった事であろう。我等の諜報の網をかいくぐっても、当然と言えような」
諜報部隊長はロードの言葉に「ホッ」と胸を撫で下ろした
「2つ目は…異世界勇者よ、そなたの事だ!」
「ど、どの様な事でしょうか?」
王都の王「ロード」の威厳ある言葉にすっかり萎縮していた優輝は、返す言葉がどもってしまった
「そなたは…召喚された直後に、かなり圧倒的なチートを得られた故に、多少の事では敗北は有り得ない!と、豪語していたな?それに……横にはべらしているダークエルフは…なんの真似だ!?」
今までの王とは明らかに口調が変わったのを、その場の全員が理解できた
「か、彼女は確かに…この世界では忌み嫌わている種族ではありますが…幼少期から過酷で不当な扱いしか受けていなかった様です。やり直す機会さえ与えれば、彼女は人々の為に、立派に働いてくれるはずです!」
(しまった!私の見立ては甘かった…異世界から来たこの国の常識に囚われていないコイツなら、別の人生を提示してくれる?と、期待したが…流石に甘すぎたみたいね…)
「異世界の勇者、優輝よ!今回の敗北の最大の原因が【渇望の魔女】の復活、そして参戦にあった事は理解しているな?…ふむ、では!
今回【渇望の魔女】は、何処から現れたのかね?ソナタ等が対峙していた【不死の魔女】の体内に潜伏していた、と報告が来ているのだが…
【鉄器槍】の第2射まで、彼女を足留めしてくれていれば、あんな被害は出なかったハズだ!戦況も我ら側が大いに優位だったハズだ!」
「うっ、それは…でも、ロード王。敢えて生意気な意見を言わせて頂ければ…転生直後の俺に、そんな凄い魔女と対峙して…」
「そうだ!ワシとて馬鹿では無い!召喚された直後のソナタが、戦のイロハも知らぬ素人なのは理解していた。だが、問題はそこでは無い!まだまだ素人にも関わらず、そなたはそのチートで敗北は無いと豪語した!…軽はずみではなかったかね?…そして、ダークエルフは300年以上前から人類の天敵として存在している
それを覆す意見をするなら、それなりの結果を出した者でなければ通るまい?反論はあるか?異世界の勇者?それにダークエルフよ?」
「……ロード王の言い分、理解致しました。ですが、辱めを受けるくらいなら…くっ…ころ…」
ミントスは死を理解した
続く
「アリス、お腹は満たされたかい?」
「うん、レディはご満悦よ♪♬」
朝から旅立ったカルーア達とは違い、アリス達は昼食を済ませてからの旅立ちになった
「まさか、イシスの勇者様に護衛して頂けるとは有難い事じゃのぅ」
アリス達は街中で偶然、同じく【イシス王国】を目指す行商人のお爺さんと出会い、Cランク募集で出ていた依頼額で彼を護衛する事にした
「アタシはCランクだからねぇ、アドルはAランクなんだけどねぇ」
「…けどボクは記憶喪失中でして、いつも通りの実力が出せないのもありますし、目的地も同じなのですから気になさらなくて良いですよ」
「Cランク冒険者の護衛なら、この先の【嘆きの森】を大きく迂回するルートを選ぶんじゃが…イシスの勇者様の護衛があるのなら、森を突っ切っても大丈夫かのぉ?」
「フタリのサポートはワタシがするから、ダイジョウブよ!」
【渇望の魔女】から喰らった傷もほぼ癒えたアドル達とのクエストに、リリアもご機嫌なようだ
「ボクが居るとは言え油断はしちゃ駄目だよ!単体なら【ヴォィドルフ】を上回るモンスターも居る森らしいからね」
「分かってるわ!調子に乗ってアドルに心配されないように頑張るわぁ」
ヒイロお兄ちゃん以外の男性から激しく求められて、熱い一夜を過ごした事がアリスを成長させたのか?今の彼女に驕りは感じられなかった
【王都クラウン謁見の間】
謁見の間では今回の戦いに参加した騎士団長より上のクラスの者達と、内政官達が呼ばれていた
「皆の者よ!今回の戦いは…我が方の敗北だった…新兵器の【鉄器槍】や、偶然【ドルイド王国】から来ていた【臥龍族】と呼ばれるドラゴンハーフの兄妹の参戦、更には転生の女神から2つのチートを授かった異世界勇者の参戦…これ程の好条件が揃って尚、我々は敗北した。師団長クラスからは、これに関する意見を述べて貰いたい」
…………………………………………………
1時間程だろうか?様々な意見が謁見の間を行き交った。そして話がまとまりを見せた頃…
「うむ、皆の意見良くわかった
まず、今回の戦いに参加した全ての者達に王として感謝を述べる!しかし、2つ不愉快な点がある」
異世界勇者の優輝やダークエルフのミントス達も、この会議に参加して沈黙して聞いていたが…ミントスは自分の事を言われるのではないか?と不安を感じていた
「1つは!【渇望の魔女】と【魔王】の復活の情報を得られていなかった事だ
磐石で挑んだ今回の戦いで負けた最大の要因は、ソコにあると言っても過言ではないだろうな」
王のロードの言葉に諜報部隊長が、一瞬身体が反応していた
「とは言え、予想外の事は起こるものよな。ソレに魔族にとっても、魔王の側近の魔女の復活は最重要極秘事項であろう。恐らく、かなり限られた1部の者しか知らなかった事であろう。我等の諜報の網をかいくぐっても、当然と言えような」
諜報部隊長はロードの言葉に「ホッ」と胸を撫で下ろした
「2つ目は…異世界勇者よ、そなたの事だ!」
「ど、どの様な事でしょうか?」
王都の王「ロード」の威厳ある言葉にすっかり萎縮していた優輝は、返す言葉がどもってしまった
「そなたは…召喚された直後に、かなり圧倒的なチートを得られた故に、多少の事では敗北は有り得ない!と、豪語していたな?それに……横にはべらしているダークエルフは…なんの真似だ!?」
今までの王とは明らかに口調が変わったのを、その場の全員が理解できた
「か、彼女は確かに…この世界では忌み嫌わている種族ではありますが…幼少期から過酷で不当な扱いしか受けていなかった様です。やり直す機会さえ与えれば、彼女は人々の為に、立派に働いてくれるはずです!」
(しまった!私の見立ては甘かった…異世界から来たこの国の常識に囚われていないコイツなら、別の人生を提示してくれる?と、期待したが…流石に甘すぎたみたいね…)
「異世界の勇者、優輝よ!今回の敗北の最大の原因が【渇望の魔女】の復活、そして参戦にあった事は理解しているな?…ふむ、では!
今回【渇望の魔女】は、何処から現れたのかね?ソナタ等が対峙していた【不死の魔女】の体内に潜伏していた、と報告が来ているのだが…
【鉄器槍】の第2射まで、彼女を足留めしてくれていれば、あんな被害は出なかったハズだ!戦況も我ら側が大いに優位だったハズだ!」
「うっ、それは…でも、ロード王。敢えて生意気な意見を言わせて頂ければ…転生直後の俺に、そんな凄い魔女と対峙して…」
「そうだ!ワシとて馬鹿では無い!召喚された直後のソナタが、戦のイロハも知らぬ素人なのは理解していた。だが、問題はそこでは無い!まだまだ素人にも関わらず、そなたはそのチートで敗北は無いと豪語した!…軽はずみではなかったかね?…そして、ダークエルフは300年以上前から人類の天敵として存在している
それを覆す意見をするなら、それなりの結果を出した者でなければ通るまい?反論はあるか?異世界の勇者?それにダークエルフよ?」
「……ロード王の言い分、理解致しました。ですが、辱めを受けるくらいなら…くっ…ころ…」
ミントスは死を理解した
続く
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