137 / 295
冒険と成長の三姉妹
真の勇者 接近!
しおりを挟む
【大工の兄弟の家】
「良く来てくれたね、俺は兄のローリー、コチラは弟のコーン。俺達は2か月前程のこの街への大侵攻の後、街を復興したくてやって来た大工の兄弟だ。よろしくミルくん」
「オデが弟のコーンなんだ、よろしくぅ」
180cm程の兄弟、兄のローリーは筋肉質で男前な顔、弟は兄よりやや低い背丈だが、体重は兄の5割増くらいありそうな感じに横幅がある
「ミル、10歳です。家事なら…普段からしてるから…多少は…出来ると…思います…」
「弟は頭が弱いから、こんな喋り方だが優しい奴なんだ、気にしないでくれ
それと仕事なんだけど、俺達は土曜日と日曜日が休みだから、どちらかに定期的に来てもらい、部屋の掃除や俺達の食事などで、世話をしてもらえると助かる
給料だが、1日6時間で1万ゼニーを日払いする。後は能力とサービス次第で上乗せするから、出来る範囲で頑張って欲しい」
「わ、分かりました…頑張らせて…いただきます…」
「そのまま家事をしてもらって、キミの服を汚してはいけない
作業服を用意してあるから、隣の部屋で着替えてきてもらえるかい?」
「は、はい…ありがとう…ございます…」
ミルは紙袋に入った服を受け取り、隣の部屋に移動した
(怖い人だったら…どうしよう…って思ってたけど…優しい感じの人達で…良かった……!?
これって…メイド服?ボク…男なのに…)
紙袋の中身は…日本で言うメイド喫茶で可愛い女の子たちが着ると、凄く喜びそうなフリフリの服が入っていた
【勇者達vs不死の魔女】
シェリー達は三位一体で、何とかカイザードラゴンゾンビと戦っている
カイザーの放つブレスと雷系の魔法をシャルルが防ぎ、肉弾攻撃はガルダンが防ぎつつ、シェリーが剣戟を繰り出ししていた
ドーガはエーデとサシで戦っている
彼の聖騎士の鎧は彼女の多少の魔法は、跳ね返していた。闘気を纏わせた彼のバスターソードを、ホバーリングで華麗に避けるエーデ
「フハハハハ!数ばかり揃えても所詮はその程度か…浅ましい騎士たちめ。身の程を知りなさい!」
リッチーと戦っているティンクルとスター
勇者の優輝はアンデッド。だが、エーデの呼び出すアンデッドの数は多く、彼1人では相手しきれなくなっていた
「いくら何でも…数が…多過ぎるぞ!」
「諦めないで!」
「俺達も加勢する!」
ソコへヒイロとエリエスが現れ、優輝ひとりでは処理しきれないアンデッドと戦う
「どうやら今回は分が悪いようだな【不死の魔女】いい加減、諦めろ!」
「いーひっひっ、確かにね~…でも、アンタの遅い足では私を捕まえられは…」
「火柱闘技場(フラムステージ)!!」
リッチーとの戦闘の隙間をぬい、スターはドーガとエーデを囲うように無数の火柱を発生させた
「どうだ、どうだ!恐れ入ったか!?その炎は鉄をも溶かす超高熱よ。アンデッド系のアンタには、最高に嫌な闘技場でしょーが!」
火柱でエーデの逃げ道を塞いだスターは【我してやったり!】なイキリ顔だ!
「もらったぞ、不死の魔女!」
ドーガは見た目、10歳のエーデの胴体にバスターソードを突き立てた!
「ゲフッ!…いっ、痛い…いっ、いーひっひっ!馬鹿め、動きを止めたなぁ!いでよ、エルザールの鎌!」
エーデはドーガに胴体を突き立てられながらも両手を天にかかげると…死神の鎌の様な武器が彼女の手に現れた
「アレクス様のコレクション、エルザールの鎌だ!喰らえ人間っ!」
エーデは腹に穴を空けられながら、その鎌を振り下ろした
「ぐはっ!!」
エルザールの鎌はドーガの聖騎士の鎧を貫通し、彼の肩口に刺さった!
「いーひっひっ、死神(エルザール)の鎌よ、奴の魂を喰らい尽くせっ!」
「ティンクル!破邪のチカラだ!…破邪のチカラを俺の剣に!」
「分かったわ、受け取ってぇ!」
ティンクルは破邪の魔力を、彼のバスターソードに注ぎ込む。が…
「なっ!?破邪のチカラが…鎌に吸われる?」
「いーひっひっ、あーっはっはっは!エルザールは魂以外にも魔法力が大好物だからなぁ!」
破邪のチカラはドーガに突き刺さる、死神の鎌に吸われてしまった!ティンクルの魔法力を吸い込んだ鎌は、更にドーガの肉体にくい込んで行く!
「ぐわあっ!!」
「ドーガっ!」
ティンクルは自分の魔法力を吸い込んだ鎌に、刺されているドーガを助けに行こうとしたが…
「おっとぉ?私を置き去りかい?」
リッチーが立ち塞がり、ティンクルとスターを足止めする!その間にもドーガに深く、くい込んでいく死神の鎌!
「まずは1人!聖騎士の首をいただいたっ!」
しかし!
エーデの背後の木々の中から、景色と同化し魔法で気配を消している者が、高速で迫って来ていた
「そこまでだ、不死の魔女!」
姿と気配をリリアの魔法で消していたアドルの姿が現れ、背後からエーデに斬り掛かる
「なっ!?イシスの勇者ぁ?」
「フォース・ブレード!」
不死の魔女は普通の武器では倒せない
特に銀製品(クレリア製)に弱く、闘気や破邪のチカラに弱い。今、闘気を乗せたクレリアの剣が、不死の魔女エーデの心臓を背後から襲いかかろうとしていた
続く
「良く来てくれたね、俺は兄のローリー、コチラは弟のコーン。俺達は2か月前程のこの街への大侵攻の後、街を復興したくてやって来た大工の兄弟だ。よろしくミルくん」
「オデが弟のコーンなんだ、よろしくぅ」
180cm程の兄弟、兄のローリーは筋肉質で男前な顔、弟は兄よりやや低い背丈だが、体重は兄の5割増くらいありそうな感じに横幅がある
「ミル、10歳です。家事なら…普段からしてるから…多少は…出来ると…思います…」
「弟は頭が弱いから、こんな喋り方だが優しい奴なんだ、気にしないでくれ
それと仕事なんだけど、俺達は土曜日と日曜日が休みだから、どちらかに定期的に来てもらい、部屋の掃除や俺達の食事などで、世話をしてもらえると助かる
給料だが、1日6時間で1万ゼニーを日払いする。後は能力とサービス次第で上乗せするから、出来る範囲で頑張って欲しい」
「わ、分かりました…頑張らせて…いただきます…」
「そのまま家事をしてもらって、キミの服を汚してはいけない
作業服を用意してあるから、隣の部屋で着替えてきてもらえるかい?」
「は、はい…ありがとう…ございます…」
ミルは紙袋に入った服を受け取り、隣の部屋に移動した
(怖い人だったら…どうしよう…って思ってたけど…優しい感じの人達で…良かった……!?
これって…メイド服?ボク…男なのに…)
紙袋の中身は…日本で言うメイド喫茶で可愛い女の子たちが着ると、凄く喜びそうなフリフリの服が入っていた
【勇者達vs不死の魔女】
シェリー達は三位一体で、何とかカイザードラゴンゾンビと戦っている
カイザーの放つブレスと雷系の魔法をシャルルが防ぎ、肉弾攻撃はガルダンが防ぎつつ、シェリーが剣戟を繰り出ししていた
ドーガはエーデとサシで戦っている
彼の聖騎士の鎧は彼女の多少の魔法は、跳ね返していた。闘気を纏わせた彼のバスターソードを、ホバーリングで華麗に避けるエーデ
「フハハハハ!数ばかり揃えても所詮はその程度か…浅ましい騎士たちめ。身の程を知りなさい!」
リッチーと戦っているティンクルとスター
勇者の優輝はアンデッド。だが、エーデの呼び出すアンデッドの数は多く、彼1人では相手しきれなくなっていた
「いくら何でも…数が…多過ぎるぞ!」
「諦めないで!」
「俺達も加勢する!」
ソコへヒイロとエリエスが現れ、優輝ひとりでは処理しきれないアンデッドと戦う
「どうやら今回は分が悪いようだな【不死の魔女】いい加減、諦めろ!」
「いーひっひっ、確かにね~…でも、アンタの遅い足では私を捕まえられは…」
「火柱闘技場(フラムステージ)!!」
リッチーとの戦闘の隙間をぬい、スターはドーガとエーデを囲うように無数の火柱を発生させた
「どうだ、どうだ!恐れ入ったか!?その炎は鉄をも溶かす超高熱よ。アンデッド系のアンタには、最高に嫌な闘技場でしょーが!」
火柱でエーデの逃げ道を塞いだスターは【我してやったり!】なイキリ顔だ!
「もらったぞ、不死の魔女!」
ドーガは見た目、10歳のエーデの胴体にバスターソードを突き立てた!
「ゲフッ!…いっ、痛い…いっ、いーひっひっ!馬鹿め、動きを止めたなぁ!いでよ、エルザールの鎌!」
エーデはドーガに胴体を突き立てられながらも両手を天にかかげると…死神の鎌の様な武器が彼女の手に現れた
「アレクス様のコレクション、エルザールの鎌だ!喰らえ人間っ!」
エーデは腹に穴を空けられながら、その鎌を振り下ろした
「ぐはっ!!」
エルザールの鎌はドーガの聖騎士の鎧を貫通し、彼の肩口に刺さった!
「いーひっひっ、死神(エルザール)の鎌よ、奴の魂を喰らい尽くせっ!」
「ティンクル!破邪のチカラだ!…破邪のチカラを俺の剣に!」
「分かったわ、受け取ってぇ!」
ティンクルは破邪の魔力を、彼のバスターソードに注ぎ込む。が…
「なっ!?破邪のチカラが…鎌に吸われる?」
「いーひっひっ、あーっはっはっは!エルザールは魂以外にも魔法力が大好物だからなぁ!」
破邪のチカラはドーガに突き刺さる、死神の鎌に吸われてしまった!ティンクルの魔法力を吸い込んだ鎌は、更にドーガの肉体にくい込んで行く!
「ぐわあっ!!」
「ドーガっ!」
ティンクルは自分の魔法力を吸い込んだ鎌に、刺されているドーガを助けに行こうとしたが…
「おっとぉ?私を置き去りかい?」
リッチーが立ち塞がり、ティンクルとスターを足止めする!その間にもドーガに深く、くい込んでいく死神の鎌!
「まずは1人!聖騎士の首をいただいたっ!」
しかし!
エーデの背後の木々の中から、景色と同化し魔法で気配を消している者が、高速で迫って来ていた
「そこまでだ、不死の魔女!」
姿と気配をリリアの魔法で消していたアドルの姿が現れ、背後からエーデに斬り掛かる
「なっ!?イシスの勇者ぁ?」
「フォース・ブレード!」
不死の魔女は普通の武器では倒せない
特に銀製品(クレリア製)に弱く、闘気や破邪のチカラに弱い。今、闘気を乗せたクレリアの剣が、不死の魔女エーデの心臓を背後から襲いかかろうとしていた
続く
0
お気に入りに追加
428
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
赤い部屋
山根利広
ホラー
YouTubeの動画広告の中に、「決してスキップしてはいけない」広告があるという。
真っ赤な背景に「あなたは好きですか?」と書かれたその広告をスキップすると、死ぬと言われている。
東京都内のある高校でも、「赤い部屋」の噂がひとり歩きしていた。
そんな中、2年生の天根凛花は「赤い部屋」の内容が自分のみた夢の内容そっくりであることに気づく。
が、クラスメイトの黒河内莉子は、噂話を一蹴し、誰かの作り話だと言う。
だが、「呪い」は実在した。
「赤い部屋」の手によって残酷な死に方をする犠牲者が、続々現れる。
凛花と莉子は、死の連鎖に歯止めをかけるため、「解決策」を見出そうとする。
そんな中、凛花のスマートフォンにも「あなたは好きですか?」という広告が表示されてしまう。
「赤い部屋」から逃れる方法はあるのか?
誰がこの「呪い」を生み出したのか?
そして彼らはなぜ、呪われたのか?
徐々に明かされる「赤い部屋」の真相。
その先にふたりが見たものは——。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる