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冒険と成長の三姉妹

侵攻アレクス城

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【アルバート家 翌朝】
朝日が昇る頃カルーアは下腹部と両胸への、強い刺激で目を覚ました

「んっ!?……あっ!あぁん…兄さん、朝からナニしてるのさ…」

カルーアは全裸で兄の布団で寝ていたが…背後から抱きつかれ股間でキカン棒を挟まされ、両胸の先端を指で転がされていた

「先っぽが熱くて…燃えちゃうよぉ…」

「いやぁ…中々起きないから…こうしたら、起きるかなぁ~っと…」

「馬鹿バカ!…あはっ!ただ、したかっただけだろう?…もう!…かひゅ!」

朝からの激しい責めに意識がハッキリしたと同時に、全身が熱くなっている事に気付かされた

「駄目っ!もう…イク…イッちゃうよ!…かはっ!」

カルーアは寝起きから強い痙攣を迎えさせられた



【キッチン】
全員が揃って朝食を食べている途中で、シェリーとシャルル、そしてガルダンのBランクパーティが、工房を訪れた

「それでね…王宮騎士隊が大軍を編成して、アレクス城を目指して侵攻を開始したらしいのよ。んー付近の街のBランク以上の冒険者にも、自主的な支援活動が募集されたわ」

「お前達は、それに参加するのか?」

「だって考えてよヒイロ!王宮騎士隊の大半を動員しているこの戦いに敗れたら、魔族が勢力を拡大するのは目に見えてるわ!」

「そうなってしまうと…わたし達の生活も一変してしまう。って訳だね…」

「そうなったら大変ですの!」

「お兄ちゃん、アタシ達も出ようよぉ!」

我が家でのBランクは…俺とエリエスだけだった。アリスとカルーアなら、いずれ間違いなくBランクになるだろうが…

「今回のは戦争だ!…迂闊に首を突っ込んで、この中の誰かが死んでも受け入れられるのか?」

「だよね…実戦は物語のように主人公側だけは、何があっても全員無事!…って甘くはないからね…」

「待ってヒイロ、私達はなにも最前線に出向こう!って訳じゃないのよ、あくまで後方支援よ」

「後方支援?…いや、後方が最前線にならない保証もないぞ…ん…そういや、アドルさんは?」

「昨夜のうちに出発してるらしいよ…」

「そうなのか……みんなはどうなんだ?」

3姉妹全員が今より幼い頃、抗(あらが)えない不幸から、ただ逃げるだけの過去を持っていた
今は、ココにある幸せを守る為に戦いたい!ソッチ方向の意見でまとまった

「なら、行くか!良いな、生還するのが最優先だからな!…回復薬などは、あるだけ持って行こう!」

ヒイロ達は自分達の生活を守る為に、後方支援活動をしに参加する事になった

「ミル、1人で留守番させてすまない。留守を頼むぞ!」

「は、はい!…お気を…付けて…」



【森林地帯】
ヒイロ達はアレクス城と、ヘルメスの街の中間地点あたりの森林地帯に入っていた
先ほど遭遇した王宮騎士隊から聞いた話では…このルートを侵攻しているのは、異世界勇者御一行を含む右翼の遊撃隊らしい

「お兄ちゃん、あの人達に付いて行かないのぉ?」

「彼らが最後尾らしい、俺達は彼らが退路を塞がれないようにする為に頑張ろう!」

「そうだね。もし敗走する事になって、囲まれて退路を塞がれたら全滅だからね」

「ヒイロ!私達は貴方達と彼らとの中間地点に位置を取るわ!何かあったら、連絡役になるわね」
 

そう言うとシェリー達は、王宮騎士隊の彼らの後方から付いて行った



【アレクス城南部】
「なるほどな…正面から700、西から200、東から100か…」

「対して我が方は総数、約700です。如何なさいますか?」

ロキシードの問いに少し悩んだアレクスだったが、意外と答えは早く出した

「西に300お前が指揮を取れ!東の100は【不死の魔女】エーデに任せる。異世界勇者とやらも居るようだが、宜しく頼むぞ!あと、城内に100残して魔王様を守れ!これは最重要任務だ!残りは俺と共に、正面の敵に当たり撃破する!」

「そ、それではアレクス様は200の兵で、敵700と相対することになりますぞっ!」

「お前が西側を早く撃破して、中央の敵の横腹を突いてくれれば勝てるだろ?」

アレクスの策は、城主の自らを囮にする作戦だった。その背後で静かに考える【渇望の魔女】


「フュール、お前は俺の世話役じゃない!魔王様の側近がお前の立場だ。お前は自由に行動して欲しい」

「分かったわ。だけど、私が最善だと思う行動をさせてもらうわよ!」

魔王の側近役を受けているフュールは、まさに【一騎当千】の魔法力(チカラ)を持つ。迎撃隊に加えれば心強いのだが…彼女(フュール)の使命は魔王様を守り抜く事だ!
そんな彼女がどう動くか?が、魔族側に大きな意味を持つのだが、アレクスは敢えて自由を与えた



【工房のミル】
「はぁ…こんな時でも…ボクは…1人…留守番かぁ…それじゃ…サーシャさんに…頼られる男には…見てもらえないよね…」

この家には男2人、女4人なのに、1人男の自分が留守番をしている事が辛かった…



続く
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