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冒険と成長の三姉妹
百合の花 咲かせて
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【離れた小川】
テントから離れた場所まで来たアリスにコッソリ付いてきたサーシャが見守る中、川辺で急に泣き出したアリス!それを見たサーシャはアリスに駆け寄った
「どうしましたの?アリス姉様!」
「あっ!……うぅ、サーシャぁ…」
サーシャはアリスの肩にそっと手を置き、彼女の話に耳を傾けた
撒かれた粉末を吸い込んだとこで意識を失っていた事。次に意識を取り戻り薄目を開けたら…血相を変えたエリエスが自分に刃を振りかざしていた事
その刃は目の前に居たダークエルフの右目を切り裂き、逃げようとしたソイツをエリエスが追いかけようとしたら、自分を掴んでいたゴーレムがエリエスの行く手を阻んだ事
「ロマーニャ!」
と、エリエスが叫ぶとエクスカリバーが光を纏い、自分を掴んでいたゴーレムを一刀両断した事。そしてその時、自分が半裸だった事と女の子の穴に強い刺激が残っていた事から…
ゴーレムに捕まって、初めてをダークエルフに奪われたんじゃないか?と言う不安で泣いていたようだ
「アリス姉様ダークエルフでしたのね?…もしソイツがサーシャの知ってるダークエルフなら、姉様は初めてを失っていませんわ」
「ふえっ!?どういう事なの?」
サーシャは、ヒイロ抜きでの初めての姉妹のクエスト。つまり漁船のヘルプをした時、同じ人物と思われるダークエルフ達に、スラム街で襲われてた事を話した
「マジックアイテムで擬似的に、男の人のを生やすらしいですが、実際はエネルギーによる感覚だけで、その時に襲われたカルーアお姉さまは初めてを失っていませんでしたの!」
「じゃあ同じダークエルフだったなら、アタシも感覚だけで、初めてを失っていないの?
………………………
でも!アタシの居ない所で、そんな辛い事にあったのなら、なんで話してくれなかったの?」
そう言われて、サーシャは少し寂しい顔をして目線を逸らして話を続けた
「アリス姉様は、本当に優しい人ですの………でも言葉だけの優しさは、辛い目にあった本人にしたら、残酷なだけって事もありますの」
「そんな!?アタシは、カルーアとサーシャの事を本当に大切に思ってるから…同情とか慰めじゃないのに!?」
「……アリス姉様、サーシャが奴隷市場出身なのは、お話しましたよね…あの時、私達の前を過ぎ去る方達が、奴隷の私達の方を見て…
「辛くても頑張るんだよ!」
「いつかは良い事があるんだよ」
って、沢山の方が声を掛けてくれましたの
でも!あの時、奴隷だった私達には、そんな言葉は更に残酷なだけでしたの!!そんな気休めの言葉なんかどれだけ掛けられても、あの地獄から抜け出せる希望にすらならなかったんですの!!」
アリスはサーシャが初めて魅せる、強い感情を乗せた厳しい表情に気圧された
「そっか……そうだね、ごめんなさい…」
アリスは自分の言葉が間違いだった事に気付いた。そしたら涙が込み上げてきた
「起きた事はどうしても、変わりませんの…それならば…アリス姉様に話せば優しい姉様の心を痛めるだけですから、言わない事も優しさなんですの」
「ごめんなさい…アタシ馬鹿だから、素直に話す事がいつも正しい事だって…簡単に思ってた…」
辛い目にあった直後の、自分の考えの足りなさに気が付いたアリスは涙を流してしまう
そんな姉を正面から抱きしめるサーシャ
「良いんですの!それこそがアリス姉様の素晴らしいところで、私やカルーアお姉さまが大好きな部分ですから気にしないで欲しいですの!」
「ありがとうサーシャ!アタシね、本当に良い家族に出会えてたんだねぇ♪なのに…今回もまた感情的に飛び出して、みんなに迷惑かけちゃった…お姉さんなのに…」
サーシャは、アリスの優しさの深さを再認識した。両手を頬に当て声を殺して涙する姉の姿に、言い表せない尊さを感じていた
(今日は…今だけは!アリスお姉さまへのサーシャの掟を曲げる時ですの!)
サーシャは真剣な表情で「ジッ」とアリスを見つめた
「えっと…サーシャ何かなぁ?」
「好きなの、アリスお姉さま!」
「ふえっ!?サーシャ?…んっ!」
サーシャは禁断の聖域として崇めるアリスに、初めて自分からKissをした!素直で純粋無垢で優しいアリスは絶対に手を出してはイケナイ、サーシャにとって神聖な相手だと思っている
(しかし!であればこそ!今ここで慰めの手をさし伸ばさないのは、絶対に許されませんの!)
サーシャは自分の上着を脱ぐとアリスの背後に敷いて、その上にアリスを寝かせる様に押し倒した
「な、何をするの?サーシャ…」
「アリスお姉さまの傷付いた心と身体は、サーシャが全身全霊で慰めさせていただきますの!」
サーシャは再びアリスの唇を奪い、口の中に舌を伸ばしアリスの舌と絡ませた
(サーシャが、アタシの事を初めて【お姉さま】って呼んでくれてる!)
サーシャは神聖なるアリスに、優しさのエロスを展開する覚悟を決めた。今夜ばかりは熱い想いをアリスにぶつけるのだ!
続く
テントから離れた場所まで来たアリスにコッソリ付いてきたサーシャが見守る中、川辺で急に泣き出したアリス!それを見たサーシャはアリスに駆け寄った
「どうしましたの?アリス姉様!」
「あっ!……うぅ、サーシャぁ…」
サーシャはアリスの肩にそっと手を置き、彼女の話に耳を傾けた
撒かれた粉末を吸い込んだとこで意識を失っていた事。次に意識を取り戻り薄目を開けたら…血相を変えたエリエスが自分に刃を振りかざしていた事
その刃は目の前に居たダークエルフの右目を切り裂き、逃げようとしたソイツをエリエスが追いかけようとしたら、自分を掴んでいたゴーレムがエリエスの行く手を阻んだ事
「ロマーニャ!」
と、エリエスが叫ぶとエクスカリバーが光を纏い、自分を掴んでいたゴーレムを一刀両断した事。そしてその時、自分が半裸だった事と女の子の穴に強い刺激が残っていた事から…
ゴーレムに捕まって、初めてをダークエルフに奪われたんじゃないか?と言う不安で泣いていたようだ
「アリス姉様ダークエルフでしたのね?…もしソイツがサーシャの知ってるダークエルフなら、姉様は初めてを失っていませんわ」
「ふえっ!?どういう事なの?」
サーシャは、ヒイロ抜きでの初めての姉妹のクエスト。つまり漁船のヘルプをした時、同じ人物と思われるダークエルフ達に、スラム街で襲われてた事を話した
「マジックアイテムで擬似的に、男の人のを生やすらしいですが、実際はエネルギーによる感覚だけで、その時に襲われたカルーアお姉さまは初めてを失っていませんでしたの!」
「じゃあ同じダークエルフだったなら、アタシも感覚だけで、初めてを失っていないの?
………………………
でも!アタシの居ない所で、そんな辛い事にあったのなら、なんで話してくれなかったの?」
そう言われて、サーシャは少し寂しい顔をして目線を逸らして話を続けた
「アリス姉様は、本当に優しい人ですの………でも言葉だけの優しさは、辛い目にあった本人にしたら、残酷なだけって事もありますの」
「そんな!?アタシは、カルーアとサーシャの事を本当に大切に思ってるから…同情とか慰めじゃないのに!?」
「……アリス姉様、サーシャが奴隷市場出身なのは、お話しましたよね…あの時、私達の前を過ぎ去る方達が、奴隷の私達の方を見て…
「辛くても頑張るんだよ!」
「いつかは良い事があるんだよ」
って、沢山の方が声を掛けてくれましたの
でも!あの時、奴隷だった私達には、そんな言葉は更に残酷なだけでしたの!!そんな気休めの言葉なんかどれだけ掛けられても、あの地獄から抜け出せる希望にすらならなかったんですの!!」
アリスはサーシャが初めて魅せる、強い感情を乗せた厳しい表情に気圧された
「そっか……そうだね、ごめんなさい…」
アリスは自分の言葉が間違いだった事に気付いた。そしたら涙が込み上げてきた
「起きた事はどうしても、変わりませんの…それならば…アリス姉様に話せば優しい姉様の心を痛めるだけですから、言わない事も優しさなんですの」
「ごめんなさい…アタシ馬鹿だから、素直に話す事がいつも正しい事だって…簡単に思ってた…」
辛い目にあった直後の、自分の考えの足りなさに気が付いたアリスは涙を流してしまう
そんな姉を正面から抱きしめるサーシャ
「良いんですの!それこそがアリス姉様の素晴らしいところで、私やカルーアお姉さまが大好きな部分ですから気にしないで欲しいですの!」
「ありがとうサーシャ!アタシね、本当に良い家族に出会えてたんだねぇ♪なのに…今回もまた感情的に飛び出して、みんなに迷惑かけちゃった…お姉さんなのに…」
サーシャは、アリスの優しさの深さを再認識した。両手を頬に当て声を殺して涙する姉の姿に、言い表せない尊さを感じていた
(今日は…今だけは!アリスお姉さまへのサーシャの掟を曲げる時ですの!)
サーシャは真剣な表情で「ジッ」とアリスを見つめた
「えっと…サーシャ何かなぁ?」
「好きなの、アリスお姉さま!」
「ふえっ!?サーシャ?…んっ!」
サーシャは禁断の聖域として崇めるアリスに、初めて自分からKissをした!素直で純粋無垢で優しいアリスは絶対に手を出してはイケナイ、サーシャにとって神聖な相手だと思っている
(しかし!であればこそ!今ここで慰めの手をさし伸ばさないのは、絶対に許されませんの!)
サーシャは自分の上着を脱ぐとアリスの背後に敷いて、その上にアリスを寝かせる様に押し倒した
「な、何をするの?サーシャ…」
「アリスお姉さまの傷付いた心と身体は、サーシャが全身全霊で慰めさせていただきますの!」
サーシャは再びアリスの唇を奪い、口の中に舌を伸ばしアリスの舌と絡ませた
(サーシャが、アタシの事を初めて【お姉さま】って呼んでくれてる!)
サーシャは神聖なるアリスに、優しさのエロスを展開する覚悟を決めた。今夜ばかりは熱い想いをアリスにぶつけるのだ!
続く
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