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少女たちとの出会い
商業ギルマスの奥さん
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【商業ギルド】
ヒイロ達は街に帰り商業ギルドを訪れた
時刻はお昼前と言うところか?ギルマスと奥さん、アリスの3人が出迎えてくれた
グレイス達は今日【サメ焼き屋】がオープン出来るから、その準備で忙しいらしい。気になったのはジュリアンの頬に、手の平のアザが浮かんでいる事だ
「採取は上手く行きました……それよりも、その頬はどうしたんですか?」
「あっ!いや、これは…」
「ヒイロ君、気にしなくて良いのよ。ウチの旦那がおイタしたことに折檻しただけだから(笑)」
ジュリアンさんが何かしらやらかして、ソレを奥さんのネネカさんに叱られた。という訳か…
「今回は助かりました。お借りしたコテージの鍵と馬車をお返しに来ました」
ジュリアンはコテージの鍵を受け取った。そして、馬車をギルド裏に返そうとしたのだが…
「待って、ヒイロ君。その馬車は貴方にあげるわ、持って帰りなさい」
「なっ!?アレは俺の金で買った馬で、ギルド所有物じゃない俺のなんだぞ!」
いきなりの譲渡宣言に持ち主のジュリアンが反発した、奥さんへ振り向いたジュリアン。しかし、ネネカさんの顔が彼の目の前にあった
「何か不満でもあるの?」
ヒイロ達からはネネカの表情は観れなかったが、ジュリアンが滝のように汗をかいた事から察した
「あぁ…俺の馬車がぁ…」
ジュリアンは落ち込んでいた。ネネカさんはクスクス笑いながら、ヒイロに近づいてきた
「頼まれていた工房の事だけど…私の知り合いに頼んでおいたわ、それで先程、完了報告があったわ……そうそう、馬を住まわせる馬房もサービスで、頼んでおいたわよ」
なるほど、ジュリアンさんが何かやらかしたのを聞いた時点で、ネネカさんは俺に彼の馬車を譲ると決めていたようだ
にしても、一体ジュリアンさんは何をやらかしたんだ?
「少し過剰にサービスしちゃったかな?旦那がやらかした事を詮索しないでね。って事と、これからも商業ギルドを贔屓にしてあげてね!って意味も込みだから、遠慮なく受け取ってね」
この前、ジュリアンさんが家に来て、グレイスとの会話で策士だと感心させられたが、どうやらネネカさんの方が1枚上手のようだ…
「ヒイロ君、グレイスちゃんのお店を見学に行ってきなさいな。アリスちゃんの事も気になるでしょう?
ミルちゃんだっけ、貴方は最近まで彼女達と暮らしてたのだから尚更気になるでしょ?それに、お馬さんたちに休息も必要でしょうし」
繁華街【サメ焼き屋】
ネネカさんの説明された場所に来ると、中規模の保安所の真横にグレイスの店があった
今日は開店初日と言う事もあって、貧民街に行かない人には物珍しさもあって、沢山の客で賑わっていた
「いらっしゃいニャ…あっ!?アリスたち、よく来てくれたニャ!」
「お姉ちゃん、注文が多くて追い付かないニャン~(汗)あっ!皆さん、いらっしゃいませニャン」
2人で十分お店はやって行けると言ってはいたが、流石に開店初日のこの客の多さは2人で捌(さば)ききれるものではなかった
「あの…ヒイロさん…お店のお手伝い…しても…宜しいでしょう…か?」
「もちろん良いぞ!手伝ってあげな」
了承を得たミルは、以前から使っていた衣装に着替え店の手伝いを始めた
「い、いらっしゃいませ…ご注文はナニに…いたしますか?」
「お兄さま、私もお手伝いしますの、知らない料理ですから、代金の受け取りと品渡しくらいになりますけど…」
ミルの働く姿に触発されたサーシャも、ミルと一緒にサメ焼き屋を手伝いに入った。ヒイロとアリス、カルーアは客として注文しようとした時、サメ焼き以外のメニューを見付けた
「新しく魚屋さんと協力関係が出来たから、他のメニューも追加してみたニャ!」
【イカ焼き】と【マグロ焼き】が新メニューとして加わっていた。3種類とも注文し、3人で分け合いながら食べることにした
「うん、このマグロ焼きも美味しいよ!兄さんも1口食べないかい?」
ヒイロはカルーアからいわゆる【はい、あーん】をされた。ソレを見ていたサーシャに嫉妬の炎が灯った
(あのカルーア姉さまが、あんな積極的な事を?採取中に何かあったに違いないですの!)
(アレは…1人前のレディと言える行為だわ
やるわね、カルーア)
姉妹たちはカルーアの行動を見逃さず、それぞれの想いを抱いていた
「お兄ちゃん、イカ焼きもどうぞ」
カルーアの行為に触発されたアリスも、見よう見まねで、ヒイロに食べさせていた
夕方になった頃には、売れ行きが好調過ぎて多めに仕入れておいた食材が底をついてしまい、本日は店じまいになった
ヒイロは店が落ち着くまで、手伝ってあげる様にミルに言った。ミルもグレイス達も喜んでいた。お店の裏にある6畳二間の家に入って行った
ヒイロたちは商業ギルドに寄って馬車を受け取り、我が家へと帰宅した
「お兄ちゃん、私たちの部屋が広くなってるよ!」
「アドルさんからの依頼金200万ゼニーで、お前達の部屋を6畳から10畳に拡張してもらったんだ」
「鉱石の採取に出掛けてる間に工事してもらいましたのね、お兄さまの部屋の裏側に馬房が増設されてますの!」
こちらはネネカさんのサービスだ。俺たちは疲れを癒し、風呂食事を済ませ、今日は早々に寝た
商業ギルド裏【ロバート夫妻宅】
ギルドの建物の裏
ジュリアンロバート、ネネカロバート夫婦の家がある。1回の寝室に小さい灯りがともっていた
「ネネカさん、いい加減に機嫌を直してくれよぉ…これじゃあ、蛇の生殺しだってぇ」
「今度から仕事はちゃんとします?あっ!それと浮気も許さないわよ!」
「約束するし、浮気はした事ないから!
先っぽだけじゃ、逆につれーんだって(汗)」
「仕方ないわね、じゃあ縄を解いてあげるわ
好きな様に動いて良いわよ(笑)」
嫁のネネカに主導権を握られながらも、なんだかんだで仲の良い2人だった
続く
ヒイロ達は街に帰り商業ギルドを訪れた
時刻はお昼前と言うところか?ギルマスと奥さん、アリスの3人が出迎えてくれた
グレイス達は今日【サメ焼き屋】がオープン出来るから、その準備で忙しいらしい。気になったのはジュリアンの頬に、手の平のアザが浮かんでいる事だ
「採取は上手く行きました……それよりも、その頬はどうしたんですか?」
「あっ!いや、これは…」
「ヒイロ君、気にしなくて良いのよ。ウチの旦那がおイタしたことに折檻しただけだから(笑)」
ジュリアンさんが何かしらやらかして、ソレを奥さんのネネカさんに叱られた。という訳か…
「今回は助かりました。お借りしたコテージの鍵と馬車をお返しに来ました」
ジュリアンはコテージの鍵を受け取った。そして、馬車をギルド裏に返そうとしたのだが…
「待って、ヒイロ君。その馬車は貴方にあげるわ、持って帰りなさい」
「なっ!?アレは俺の金で買った馬で、ギルド所有物じゃない俺のなんだぞ!」
いきなりの譲渡宣言に持ち主のジュリアンが反発した、奥さんへ振り向いたジュリアン。しかし、ネネカさんの顔が彼の目の前にあった
「何か不満でもあるの?」
ヒイロ達からはネネカの表情は観れなかったが、ジュリアンが滝のように汗をかいた事から察した
「あぁ…俺の馬車がぁ…」
ジュリアンは落ち込んでいた。ネネカさんはクスクス笑いながら、ヒイロに近づいてきた
「頼まれていた工房の事だけど…私の知り合いに頼んでおいたわ、それで先程、完了報告があったわ……そうそう、馬を住まわせる馬房もサービスで、頼んでおいたわよ」
なるほど、ジュリアンさんが何かやらかしたのを聞いた時点で、ネネカさんは俺に彼の馬車を譲ると決めていたようだ
にしても、一体ジュリアンさんは何をやらかしたんだ?
「少し過剰にサービスしちゃったかな?旦那がやらかした事を詮索しないでね。って事と、これからも商業ギルドを贔屓にしてあげてね!って意味も込みだから、遠慮なく受け取ってね」
この前、ジュリアンさんが家に来て、グレイスとの会話で策士だと感心させられたが、どうやらネネカさんの方が1枚上手のようだ…
「ヒイロ君、グレイスちゃんのお店を見学に行ってきなさいな。アリスちゃんの事も気になるでしょう?
ミルちゃんだっけ、貴方は最近まで彼女達と暮らしてたのだから尚更気になるでしょ?それに、お馬さんたちに休息も必要でしょうし」
繁華街【サメ焼き屋】
ネネカさんの説明された場所に来ると、中規模の保安所の真横にグレイスの店があった
今日は開店初日と言う事もあって、貧民街に行かない人には物珍しさもあって、沢山の客で賑わっていた
「いらっしゃいニャ…あっ!?アリスたち、よく来てくれたニャ!」
「お姉ちゃん、注文が多くて追い付かないニャン~(汗)あっ!皆さん、いらっしゃいませニャン」
2人で十分お店はやって行けると言ってはいたが、流石に開店初日のこの客の多さは2人で捌(さば)ききれるものではなかった
「あの…ヒイロさん…お店のお手伝い…しても…宜しいでしょう…か?」
「もちろん良いぞ!手伝ってあげな」
了承を得たミルは、以前から使っていた衣装に着替え店の手伝いを始めた
「い、いらっしゃいませ…ご注文はナニに…いたしますか?」
「お兄さま、私もお手伝いしますの、知らない料理ですから、代金の受け取りと品渡しくらいになりますけど…」
ミルの働く姿に触発されたサーシャも、ミルと一緒にサメ焼き屋を手伝いに入った。ヒイロとアリス、カルーアは客として注文しようとした時、サメ焼き以外のメニューを見付けた
「新しく魚屋さんと協力関係が出来たから、他のメニューも追加してみたニャ!」
【イカ焼き】と【マグロ焼き】が新メニューとして加わっていた。3種類とも注文し、3人で分け合いながら食べることにした
「うん、このマグロ焼きも美味しいよ!兄さんも1口食べないかい?」
ヒイロはカルーアからいわゆる【はい、あーん】をされた。ソレを見ていたサーシャに嫉妬の炎が灯った
(あのカルーア姉さまが、あんな積極的な事を?採取中に何かあったに違いないですの!)
(アレは…1人前のレディと言える行為だわ
やるわね、カルーア)
姉妹たちはカルーアの行動を見逃さず、それぞれの想いを抱いていた
「お兄ちゃん、イカ焼きもどうぞ」
カルーアの行為に触発されたアリスも、見よう見まねで、ヒイロに食べさせていた
夕方になった頃には、売れ行きが好調過ぎて多めに仕入れておいた食材が底をついてしまい、本日は店じまいになった
ヒイロは店が落ち着くまで、手伝ってあげる様にミルに言った。ミルもグレイス達も喜んでいた。お店の裏にある6畳二間の家に入って行った
ヒイロたちは商業ギルドに寄って馬車を受け取り、我が家へと帰宅した
「お兄ちゃん、私たちの部屋が広くなってるよ!」
「アドルさんからの依頼金200万ゼニーで、お前達の部屋を6畳から10畳に拡張してもらったんだ」
「鉱石の採取に出掛けてる間に工事してもらいましたのね、お兄さまの部屋の裏側に馬房が増設されてますの!」
こちらはネネカさんのサービスだ。俺たちは疲れを癒し、風呂食事を済ませ、今日は早々に寝た
商業ギルド裏【ロバート夫妻宅】
ギルドの建物の裏
ジュリアンロバート、ネネカロバート夫婦の家がある。1回の寝室に小さい灯りがともっていた
「ネネカさん、いい加減に機嫌を直してくれよぉ…これじゃあ、蛇の生殺しだってぇ」
「今度から仕事はちゃんとします?あっ!それと浮気も許さないわよ!」
「約束するし、浮気はした事ないから!
先っぽだけじゃ、逆につれーんだって(汗)」
「仕方ないわね、じゃあ縄を解いてあげるわ
好きな様に動いて良いわよ(笑)」
嫁のネネカに主導権を握られながらも、なんだかんだで仲の良い2人だった
続く
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