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少女たちとの出会い

サーシャを救う剣

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【エルドラ山脈 崖側面】
電気イノシシのリーダー格を倒したヒイロは、別のイノシシとロープに絡まりながら落ちて行く、サーシャを追って崖下へ向かった

かなり傾斜は激しいが、緋色化で強化されている身体能力を活かしサーシャに追いついた

「良しっ!捕まえたぞ!」

左手でサーシャの服を掴み、右手で岩の隙間から生えている太めの枝を掴んだ
ロープはイノシシの首と、サーシャの両手両足を縛り上げるように絡んでいた
暴れるイノシシのせいで揺れる!

「落ちたきゃ、お前だけ落ちろ!」

ヒイロは渾身のチカラを込めてイノシシに頭突きを喰らわせた!ロープから抜けたイノシシは、単独で崖下に落ちていった…だが、その衝撃で枝が折れた!
ヒイロはサーシャを抱きかかえ斜面を滑り落ちる。途中で別の枝を見つけて右手で掴む
滑り落ちる勢いが強過ぎて2人は弾んだ

サーシャはロープに両手首と両膝をM字開脚の様に、あたかも特殊プレイを楽しむ様に縛られていて、ヒイロの身体を掴めない

「サーシャ!俺の服に噛み付け!」

ヒイロは跳ねた身体を固定させる為、両手で枝を掴み直した。サーシャは唯一、自由に動く口で俺のジャケットを咥えこんだ

「はふぅ…ふぎゅう…」

「な…なんとか、固定出来たな…」

サーシャはヒイロのジャケットの右側を口で咥え、縛られた形の両手の指先でジャケットの左側を掴んでいた
ただ、両膝もロープで縛られた格好なので足も動かせない。俺も枝を掴むのを片手にすると、枝が太めなので捕まりきれなくなる

ヒイロは背中を何度も岩肌にぶつけていた!今も背中は崖の斜面に向いている。両手は枝を離せない

サーシャは不自由な足が邪魔をしている
指先だけで掴み、口で咥えて捕まっている
このままでは長くもたない……まるでベッドに横たわる俺に、馬乗りになっているかの様な体制だが、この体勢は危険だ

「お兄ちゃーん!大丈夫ぅ?イノシシはやっつけたよぉ!今、ロープをいくつか繋ぎ合わせて降ろすからぁ!」

イノシシを倒し、フリーになったアリスが崖の上から声をかけてくれた。あと数分持てば助かるのだが、無理矢理しがみついてるサーシャはあまり長く持ちそうに無い
ヒイロと向かい合わせのサーシャ
彼のジャケットに噛み付くサーシャは

「フゥーッ!フゥーッ!!」

と息が荒い……怯える表情でジャケットを咥えているサーシャの口から唾液が漏れている

(あれ?なんかこの構図エッちくね?)

チカラが続かず、少しずつ俺からずり落ちていくサーシャ
しかし、サーシャの身体をヒイロの剣が支えた
と言うか、サーシャのエッちい姿に俺のキカン棒が、社会の窓をブチ破り直立体勢に入った

「あっ!熱ぅい…お兄さまのキカン棒が…サーシャの股を押し上げてますの…」

2人とも両手が自由にならない状態で、サーシャを支えているのは俺のキカン棒だった

「あっ!?すまんサーシャ!」

申し訳なく感じるとキカン棒は縮み出した!このままでは、サーシャが落下する
サーシャは口をジャケットから離して、代わりにヒイロの首筋を舐め回し始めた。荒い吐息が混じりながら、唾液を塗り付けてくるサーシャの唇
ヒイロのキカン棒は再硬直を始めた!鉄の様に硬くなったキカン棒は、サーシャを十分支えていた

崖の上から、ようやくロープを垂らし始めたアリス。俺達の場所に届くまでまだ少し時間が要る
いくら体重が軽いと言ってもサーシャを支えるヒイロのキカン棒は、限界が近くなっている
彼が苦悶の表情を浮かべているのに気付くと、サーシャは首を伸ばしヒイロにKissをした

「むぐっ!」

しかもサーシャのKissは、ただ唇を重ねているだけではない。舌をヒイロの口の中に入れて来ている
荒い息遣いのサーシャとKiss
口から溢れる唾液が垂れている
幼い彼女の甘い匂いが俺の鼻を刺激する

そして!重なり合い、舐め合う2人の舌!ヒイロのキカン棒は今日、人生の中で最高の強度を記録した

ロープが俺達の元まで降りてくる間…2人は年頃のカップルも恥ずかしがる様な、甘くて深いKissを続けた
ヒイロのキカン棒は脈打ち、サーシャの股の間を激しく刺激し続けた!

「す、凄いです!お兄さま…あはぁ!サーシャ熱くて溶けちゃいそうですの!…んぅ!」

ロープの反対側は岩に結んでくれたようだ。ヒイロは向きを反転させ、ロープを手繰り寄せながら登って行く。その間サーシャはヒイロに
【だいしゅきホールド】していた

半分くらい登ったところに広めの足場を見つけた。とりあえずソコに止まって、サーシャの身体をロープから解放した

「はぁ…はぁ…ハァ…お兄さま…凄かったでしゅ……サーシャは…もぅ、駄目かと…逝くかと……あ、あら?…ソコに生えているのは何かしら?」
 


サーシャが指さした先には【ミスリル】の鉱石が生えている。直径30cm 長さ60cmくらいの大型の鉱石が生えていた…コレならミスリル製の工具を、2つくらい作れそうだ

サーシャに絡まっていたロープを使い、ミスリルの鉱石を背中に括り付け、2人はアリスのロープを掴み上まで戻った


【その日の深夜の工房】
「ガチャリ」

「おかえり兄さん達、鉱石は無事に見つけられたのかい?」

アリスはニコニコ顔で立派なサイズの鉱石を、紅茶とお菓子で出迎えてくれたカルーアに見せびらかした

「ソレと電気イノシシ2頭も土産だ!えーと…そのなんだ…中々、色々と大変だったが良い結果だよ」

俺もアリスと同じ様に満足の行く笑みを浮かべていた

「2人の顔を見たら良い結果なのは分かるけど…サーシャの…蕩けた表情は…なんなんだい?採掘に行った顔には…見えないよ」

ウットリした笑みを浮かべるサーシャ

「今日…サーシャはお兄さまと熱いKissを交わし…ドッキングしてしまいましたの!」

「はい?3人は採掘に行ったんだよね?ナニが、どうしたら、そうなるんだい?」

説明するのが難しく、俺は苦笑いを浮かべるしか出来なかった

「ねー!早くご飯にしようよぉ!アタシお腹空いたよぉ!ねぇってばぁ!」

サーシャの言葉に呆気に取られるカルーア。しかし、無垢なアリスは空腹の方が気になる様だった

「いただきマース!」

「ねぇ兄さん、詳しく聞かせてってばさぁ!」

夜、布団に入ってからもしつこく質問されたヒイロは、カルーアにその身体をもって何が起きたのか?教えることにした!



続く
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