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少女たちとの出会い
カルーアの秘密
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【幻覚に溺れるカルーア】
更なる魔法を掛けられたカルーアは立っていられなくなり、その場に倒れこんで身体をくねらせて身悶えている
「あぁ…駄目だよ…先っぽを…吸わないでぇ…あぁ…兄さんの前なのに…駄目だって…」
どうやらカルーアは、温泉宿で天使魚の群れに胸を吸われた時の幻覚を見せられている
「この感覚はぁ…とても幻覚とは…思えないよぉ…そんなぁ…一緒には駄目ぇ…兄さんに見られてるなんて…やだぁ…」
流石に幻覚とは言え、人前でここまで辱められているカルーアを見せられて、ヒイロの我慢は限界を超えた
緋色の目になったヒイロは、さっきとは別人の様なパワーとスピードでクリスニッジに斬撃を浴びせる
「くあっ!これ程とは……さっきまでとは別人じゃないか!凄いねキミは…」
緋色化しての攻撃は、パワー、スピードともに今までと比べ物にならず、渾身の一撃でクリスニッジの鋼のソードを叩き折った!
「さぁ、もう良いだろ?カルーアに掛けてる幻覚をやめさせろ!俺は争いは好まない!」
ヒイロの真のチカラを見たクリスニッジは笑っている
「十分だよ、合格です。このソード、業物なのに折られるなんてね…でも、予想以上に興味が湧いた!…もう少し、付き合ってくださいね!」
クリスニッジが折れたソードに闘気の様な物を注ぐと、折れた先に光の刃が形成された
「行きますよ、もっと見せてください!」
クリスニッジもさっきまでとは別次元の動きを見せだした。ヒイロが押され気味になった
「待ってろ…カルーア…俺が今、助けるからな…」
「くぅ、そんなに…激しく…責めないで…あぁ…(駄目だ、兄さんの集中力を削いでしまってる…この幻覚を何とかしないと…)」
自分が幻覚に責められている事が、ヒイロの集中力を欠けている原因になっている事に気が付く
しかし、本物と同じ刺激に襲われているカルーアには幻覚を破れないでいた
(大切な兄さんを助ける為なんだ姉さんもサーシャも…秘密を打ち明けてくれたんだ…わたしも…秘密にしてる場合じゃない!…母さんゴメンなさい、初めて人前に本当の姿を晒すよ…)
カルーアは意識を集中し、何とか両腕を動かした。そして首に掛けているネックレスの飾られている緋翠に手を掛けた
カルーアは緋翠に手をかざした!緋翠の中の蒼い光は、カルーアの体内に入って行く
すると、カルーアの耳は長く伸び、髪の色は蒼色から銀色に変色した
「その姿、エルフだったのか?」
「エルフはエルフでも…これは!?…ハイ・エルフだわ!ワタシもはじめてミルわ!」
カルーアの姿の変わり様に、リリアも驚いている。集中力が弱まり幻覚魔法の効果が薄れた
カルーアは精霊語による何かの呪文を唱えた
すると、全身から魔法力の光を放たれ幻覚をかき消した
「まさか!リリアの幻覚を打ち破るなんて」
その光景にクリスニッジは動揺した
その隙を逃さず、叩き込むヒイロ
ガードごと、クリスニッジを吹き飛ばした
強制的に幻覚を打ち破った、カルーアの魔法力の強さに、精霊力を通す服は消滅した
【アルバート家のキッチン】
「手荒な真似をして悪かったね…ボクの大切なクリレアの装備を傷付けたのは、最近話題になっている魔族なんだ」
「まさか!そいつは…」
「そう、キミ達の義父達を殺した上位魔族らしい。対峙した本人が言ってたよ。その魔族の1人と遭遇して、戦うことになってしまったんだ…何とか撃退はしたんだけどね
大切な装備を傷付けられたよ。その魔族が殺した息子の鍛冶屋に、直して欲しかったんだ
けど、高級素材のクレリア製だろ?キミに託せるチカラがあるか、どうしても見たかったんだ」
「あのぅ、優秀な鍛冶屋さんも別であるでしょ?」
「確かにね、でも技術的にもそうだけど、鍛冶屋の熱い意思、信念を持った人に直して欲しかったんだ」
「それで、あんな事をしたのか…」
「それにしても、カルーア姉さんがハイエルフだったなんて、驚きですの」
カルーアがハイエルフだった事実は、俺たちにとっても衝撃だった
「兄さん、姉さん、サーシャゴメンね。本当は…わたしも隠していたくなかったんだけど…絶対に人に見せるな!と言われていたんだ…」
「普通にエルフってだけでも希少種だよ。ましてや、ハイエルフとなったら国が動いて捕らえに来てもおかしくないよね」
クリスニッジの言う通りだった
そんな事は他種族の前で言える筈が無い
エルフの姿を隠していた緋翠は、カルーアが再び魔力を注ぐとカルーアを人型の姿に見させている
「オワビにコレをあげるわ。【妖精の涙】っていうユビワよ。コレをはめていれば、セイレイのチカラをツカイいやすいし、フクにもエーキョウがデないハズよ」
「これもクレリアと同じくらい、レアなアイテムなんだろ、良いのか?」
「今回のお詫びだよ、流石にやり過ぎてしまったからね、すみませんでした
ところで修理の依頼、頼めるかな?」
ヒイロは少し思案した
1週間で直すと言い、その間の代用品として工房にあるレンタル用の武器防具を、クリスニッジに渡した
「ありがとう。コレは前金だよ。仕上がったら、同じ額を成功報酬として払うよ。宜しく頼みます」
1週間後にまた邪魔する。と言いクリスニッジとリリアは街へと消えていった
「カルーア姉さん、今回も大変な事に巻き込まれてしまいましたわね」
「全くだよ!なんだか最近、エッチぃ事されて…恥ずかしい思いをさせられる事が多い気がするよw
それはそれとしてさ……みんな、今まで【ハイエルフ】って事を黙ってて…本当にゴメンね」
流石に希少種のハイエルフである事など簡単に言えるハズもない事は、全員理解していたので誰もカルーアを責めたりはしなかった
「ところで、彼が置いていった袋にいくら入っているのかしら?お兄ちゃん、見ても良いですの?」
ヒイロの許可を得て、サーシャは中のコインを数えてみると…………なんと!100万ゼニーが入っていた
「凄い!という事は完了したら、合計で200万ですわ!お兄さま、頑張りましょう!サーシャも一生懸命お手伝いしますの!」
予想外の大金に目の色を変えるサーシャ
俺は今日から1週間、久しぶりに本気の本気で鍛冶仕事に精を出す事になる!
大金の仕事なので、三姉妹も手厚くヒイロをサポートしてくれたのだった
続く
更なる魔法を掛けられたカルーアは立っていられなくなり、その場に倒れこんで身体をくねらせて身悶えている
「あぁ…駄目だよ…先っぽを…吸わないでぇ…あぁ…兄さんの前なのに…駄目だって…」
どうやらカルーアは、温泉宿で天使魚の群れに胸を吸われた時の幻覚を見せられている
「この感覚はぁ…とても幻覚とは…思えないよぉ…そんなぁ…一緒には駄目ぇ…兄さんに見られてるなんて…やだぁ…」
流石に幻覚とは言え、人前でここまで辱められているカルーアを見せられて、ヒイロの我慢は限界を超えた
緋色の目になったヒイロは、さっきとは別人の様なパワーとスピードでクリスニッジに斬撃を浴びせる
「くあっ!これ程とは……さっきまでとは別人じゃないか!凄いねキミは…」
緋色化しての攻撃は、パワー、スピードともに今までと比べ物にならず、渾身の一撃でクリスニッジの鋼のソードを叩き折った!
「さぁ、もう良いだろ?カルーアに掛けてる幻覚をやめさせろ!俺は争いは好まない!」
ヒイロの真のチカラを見たクリスニッジは笑っている
「十分だよ、合格です。このソード、業物なのに折られるなんてね…でも、予想以上に興味が湧いた!…もう少し、付き合ってくださいね!」
クリスニッジが折れたソードに闘気の様な物を注ぐと、折れた先に光の刃が形成された
「行きますよ、もっと見せてください!」
クリスニッジもさっきまでとは別次元の動きを見せだした。ヒイロが押され気味になった
「待ってろ…カルーア…俺が今、助けるからな…」
「くぅ、そんなに…激しく…責めないで…あぁ…(駄目だ、兄さんの集中力を削いでしまってる…この幻覚を何とかしないと…)」
自分が幻覚に責められている事が、ヒイロの集中力を欠けている原因になっている事に気が付く
しかし、本物と同じ刺激に襲われているカルーアには幻覚を破れないでいた
(大切な兄さんを助ける為なんだ姉さんもサーシャも…秘密を打ち明けてくれたんだ…わたしも…秘密にしてる場合じゃない!…母さんゴメンなさい、初めて人前に本当の姿を晒すよ…)
カルーアは意識を集中し、何とか両腕を動かした。そして首に掛けているネックレスの飾られている緋翠に手を掛けた
カルーアは緋翠に手をかざした!緋翠の中の蒼い光は、カルーアの体内に入って行く
すると、カルーアの耳は長く伸び、髪の色は蒼色から銀色に変色した
「その姿、エルフだったのか?」
「エルフはエルフでも…これは!?…ハイ・エルフだわ!ワタシもはじめてミルわ!」
カルーアの姿の変わり様に、リリアも驚いている。集中力が弱まり幻覚魔法の効果が薄れた
カルーアは精霊語による何かの呪文を唱えた
すると、全身から魔法力の光を放たれ幻覚をかき消した
「まさか!リリアの幻覚を打ち破るなんて」
その光景にクリスニッジは動揺した
その隙を逃さず、叩き込むヒイロ
ガードごと、クリスニッジを吹き飛ばした
強制的に幻覚を打ち破った、カルーアの魔法力の強さに、精霊力を通す服は消滅した
【アルバート家のキッチン】
「手荒な真似をして悪かったね…ボクの大切なクリレアの装備を傷付けたのは、最近話題になっている魔族なんだ」
「まさか!そいつは…」
「そう、キミ達の義父達を殺した上位魔族らしい。対峙した本人が言ってたよ。その魔族の1人と遭遇して、戦うことになってしまったんだ…何とか撃退はしたんだけどね
大切な装備を傷付けられたよ。その魔族が殺した息子の鍛冶屋に、直して欲しかったんだ
けど、高級素材のクレリア製だろ?キミに託せるチカラがあるか、どうしても見たかったんだ」
「あのぅ、優秀な鍛冶屋さんも別であるでしょ?」
「確かにね、でも技術的にもそうだけど、鍛冶屋の熱い意思、信念を持った人に直して欲しかったんだ」
「それで、あんな事をしたのか…」
「それにしても、カルーア姉さんがハイエルフだったなんて、驚きですの」
カルーアがハイエルフだった事実は、俺たちにとっても衝撃だった
「兄さん、姉さん、サーシャゴメンね。本当は…わたしも隠していたくなかったんだけど…絶対に人に見せるな!と言われていたんだ…」
「普通にエルフってだけでも希少種だよ。ましてや、ハイエルフとなったら国が動いて捕らえに来てもおかしくないよね」
クリスニッジの言う通りだった
そんな事は他種族の前で言える筈が無い
エルフの姿を隠していた緋翠は、カルーアが再び魔力を注ぐとカルーアを人型の姿に見させている
「オワビにコレをあげるわ。【妖精の涙】っていうユビワよ。コレをはめていれば、セイレイのチカラをツカイいやすいし、フクにもエーキョウがデないハズよ」
「これもクレリアと同じくらい、レアなアイテムなんだろ、良いのか?」
「今回のお詫びだよ、流石にやり過ぎてしまったからね、すみませんでした
ところで修理の依頼、頼めるかな?」
ヒイロは少し思案した
1週間で直すと言い、その間の代用品として工房にあるレンタル用の武器防具を、クリスニッジに渡した
「ありがとう。コレは前金だよ。仕上がったら、同じ額を成功報酬として払うよ。宜しく頼みます」
1週間後にまた邪魔する。と言いクリスニッジとリリアは街へと消えていった
「カルーア姉さん、今回も大変な事に巻き込まれてしまいましたわね」
「全くだよ!なんだか最近、エッチぃ事されて…恥ずかしい思いをさせられる事が多い気がするよw
それはそれとしてさ……みんな、今まで【ハイエルフ】って事を黙ってて…本当にゴメンね」
流石に希少種のハイエルフである事など簡単に言えるハズもない事は、全員理解していたので誰もカルーアを責めたりはしなかった
「ところで、彼が置いていった袋にいくら入っているのかしら?お兄ちゃん、見ても良いですの?」
ヒイロの許可を得て、サーシャは中のコインを数えてみると…………なんと!100万ゼニーが入っていた
「凄い!という事は完了したら、合計で200万ですわ!お兄さま、頑張りましょう!サーシャも一生懸命お手伝いしますの!」
予想外の大金に目の色を変えるサーシャ
俺は今日から1週間、久しぶりに本気の本気で鍛冶仕事に精を出す事になる!
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続く
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