引き籠もりVTuber 配信者編

龍之介21時

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チョコとスカート

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【新幹線】
12月29日 お昼過ぎ
コンサートプリンセスが年末に開催する【カウントダウンライブ】と先輩達とのオフコラボ配信の為に、新幹線に乗って東京に向かっている亜沙美とロミータ

「もうすぐ静岡県を抜けちゃうんだぁ…本当に新幹線って速いよねぇ♪」

「そうね。10時に白子駅を出て名古屋駅で乗り換えたけど、13時30分過ぎには東京駅に着くものね」

前回、亜沙美の事務所入りの申請と社長達との挨拶の為に2人で上京した時は、亜沙美がまだブイチューバーとしての収入が微々たるモノだったので、節約して移動した結果…片道だけで約5時間も掛かった

しかし、彼女の収入が上がってきた事と、ロミータが家賃と称して彼女の収入の1部を入れてくれているので、今回は経費よりも時間を重要視したようだ

「ところでさ、ロミータちゃん。今日の服装似合ってるね。凄く可愛いよぉ♪」

「おほっ❤︎嬉しいこと言ってくれるじゃない。亜沙美も少しはオシャレすれば良いのに…」

亜沙美はいつものパーカーに、短めなスカート姿だったが…ロミータはジャケットとミニスカート姿が良く似合っていた


「はいロミータちゃん、あ~ん♪」

「何?ングッ…チョコレートね。ありがとう亜沙美♬」

亜沙美はバッグから出した板チョコの包装を剥くと、ロミータの口に運んであげた。亜沙美は甘い物は大好きなのだが、彼女は甘過ぎるのは苦手なのでビターミルク味を買っていた

「どう美味しい?」

「うん♬ほら亜沙美、あげるわ」

「ありがとうロミータちゃん♪…ゴクゴク…」

チョコレートのお返しか?元々用意していたのか?ロミータもバッグから乳酸菌飲料のペットボトルを亜沙美に手渡した

「ヒソヒソ…」
「仲良しみたいね」
「女子高生かな?」

最初の頃こそ、ロミータの猛アピールに戸惑っていた亜沙美だが…最近は慣れたのか?彼女の好意を受け入れたのか?人前で多少イチャイチャする事に抵抗が無くなってきていた

「ほらほら亜沙美。見てみなさい」

「な~に?…ブフォ!…ろ、ロミータちゃん!?」

ロミータはインナーの開かれている首下の部分を手で摘むと、亜沙美より低い身長ながらも、亜沙美を遥かに凌駕するパイ。つまりは彼女自慢の巨乳が見えるように下へ引っ張ったので、ブラまで見えてしまい思わず吹き出してしまった

「み、みんなに見られちゃうよォ?」

「あら、亜沙美が喜んでくれるなら全然構わないわよ(笑)」

ロミータは亜沙美のことが好き過ぎるので、彼女を喜ばせる為なら人前で多少恥ずかしい行動をしても、ちっとも気にならないようだ

「ケホッ、けほ…チョコ落としちゃったよぉ」

「お尻の後ろにも落ちてるわよ」

新幹線内でのロミータの予想外過ぎる行動に、思わず手に持っていたチョコを落としてしまった亜沙美。すかさず広い半分を自分の口に入れて、残りをロミータの口の中に押し込んだ

「モグモグ…んっ!?」

唐突に押し込まれたチョコを緩く噛み砕いて、喉の奥に流しこもうとしていたロミータは、周りの視線が自分達に注がれている事に気が付いた

「亜沙美…ん~❤︎」

「ちょっとロミータちゃん!?近い、近いってばぁ!!」

更に周りの人達に、自分達の仲の良さを魅せ付けようとしたロミータは、口の中のチョコの一部を前歯で挟むと、亜沙美に口移しで食べさせようと顔を近づけて来た

「あはは♬亜沙美ってば照れ屋さんね(笑)」

「人前では自重してよぉ(汗)」

「人前じゃなかったらするのか?」
「最近の子は進んでるわね」
「エッチぃなあの2人…」

ロミータの積極的過ぎる行動のせいで、新幹線内でかなり目立ってしまった2人。亜沙美は恥ずかしさのあまり、顔を赤くし下を向いて縮こまったのだが…

(うはっ❤︎鳴かせたいっ!)

ロミータはそんな亜沙美の姿に興奮するだけで、恥ずかしさなど微塵も感じていないようだ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「今日から先輩の家にお泊まりするんだよねぇ?」

「えぇ。オリビア先輩のマンションに泊めてもらえるハズよ」

コンサートプリンセスのメンバー10人の内の7人は都内に住んでいるので、彼女達でのオフコラボ配信は珍しくないのだが…亜沙美とロミータ。それと新人の火影は県外(静岡県)なので、上京した時にしかオフコラボ配信が出来ない

なので、早くに上京してカウントダウンライブの前後数日に、オフコラボ配信を予定しているようだ



【都内某駅】
東京駅で降りた2人はオリビア先輩のマンションに行くために、タクシー乗り場を探していた

「あったわ。行きましょ…んっ、どうかしたの亜沙美?」

タクシー乗り場を見付けたロミータは、すかさず亜沙美の手を握り移動しようと思ったのだが…彼女の様子がおかしい事に気が付いた

「あ、あのね…さっき新幹線の中でチョコレート落としちゃったでしょ?」

「そうね。でも全部食べたわよね?また欲しくなっちゃったの?」

亜沙美は頬を染め下を向き、手でスカートの端を摘んでモジモジしている

「そうじゃなくってぇ…チョコの破片をお尻で踏んだまま座ってたみたいでぇ、チョコがし、下着に付いちゃってるかもォ…」

「んまっ!?何ですって…(ピキーン!)向こうに行きましょ。アッチなら人も少ないし…」

「う、うん…」

何やら思い付いたロミータは、亜沙美の手を取るとニヤニヤした顔で路地裏へと移動する



【路地裏】
「ほら亜沙美。自分で捲って魅せなさい」

「ここ外だよぉ?…うん、分かった。ちょっとだけ見せるから、ちゃんと見ててね」

「脳裏に刻み込んで、お墓まで忘れずに持っていくから早くしなさい。ゆっくりしてたら誰か来るかもよ?」

建物と建物の間の狭い路地裏に来たロミータは、亜沙美を本通りの方を向かせて、自分は彼女のスグ後ろにしゃがみ込んで見上げていた

「汚れてないか気になるだけだからァ、じっくり見なくていいよぉ…じゃあ捲るね…はい」

「うほっ(*´ω`*)❤︎」

亜沙美は照れながらもスカートを、お尻の半分くらいまで捲り上げた。彼女の真っ白い可愛いパンツが網膜に焼き付いたロミータは、思わず鼻血が出そうになるのを顔を上にあげて堪えた

「もう!喜んでないで、どうだったのォ?」

聞こえたロミータの歓喜の声に反応した亜沙美は、素早く捲り上げたスカートを両手で元に直した

「あ、ごめんなさい。パンツとスカートで挟んでたみたいね。両方とも茶色くなってるわよ」

「やだァ(> - < )漏らしたみたいに見えちゃうよぉ…」

パンツとスカートに付いた茶色いシミ。他人が見れば、大きい方が出てしまったと勘違いされるかも知れない


「そんなに大きくはないから、よっぽど近くで見詰めなかったら分からないと思うわよ?」

「でもォ…こんな格好でオリビア先輩の家に行けないよォ…」

「それもそうね~ちょっと寄って服を買って行きましょう!」

ロミータは素早く服屋に行き、替えの服を買うことを決めた

「えっ?でも着替えは持ってるよォ?」

「汚させたのはロミーなんだから、お詫びに亜沙美の好きなのを買ってあげるわよ♬」

チャンネル登録者数37万に達し意欲的に活動しているロミータは、高校1年生としては十分過ぎる収入を得ているのだ。服の1着や2着、大好きな亜沙美にプレゼントする事に躊躇などは無かった



【都内某所】
「…ねぇ、寒くないの?」

「今日は割と温かいから平気ダヨォ。そりゃ日が沈んだら寒いとは思うけどォ…」

亜沙美はロミータの好意を受け入れ、服屋でホットパンツと可愛い下着を買ってもらった

「まるで上トレーナーだけで、下はノーパンで歩いてる痴女な女の子に見えるわよ…」

「ちょっ!?…そんなエッチぃこと考えるのはロミータちゃんだけだって!…それよりも先輩のマンションは何処なのぉ?」

確かに下には股下までのホットパンツを履いているのだが…亜沙美は普段からブカブカな服を着るのが好きなので、完全にトレーナーに隠れて下は履いていないように見える

「…………にあるマンションだけど…」

「タブレットで検索してみるね。この先の角を右に曲がって、2つ目を左に曲がった場所に有るみたいだよォ」

オフコラボをしようとすれば、客人としてお邪魔させてもらう側もスマホとタブレットくらい持って行くのが常識らしい。熱心な配信者の中には、ノートパソコンを持って行く者まで居るという

亜沙美は画面の大きい方のタブレットに、ロミータから聞いた住所を打ち込んでオリビアのマンションを見付けた

「東京は建物がいっぱい過ぎて難しいわね。立て替えとかあって景色が変わったのかしら?」

「そうだねぇ…私はロミータちゃんが居なかったら辿り着ける自信は無いなぁ…」

ロミータもオリビアのマンションに来るのは2年振りの2回目なので、コンサートプリンセスの事務所近くのマンションといえど探すのに苦労したようだ

「モタついちゃったから時間ギリギリになっちゃったわね、急いで行きましょう!」

「もう、ロミータちゃんが人目を気にせずにエッチぃ事するからだよぉ。反省してよね」

ともあれオリビアのマンションに辿り着いた2人は、エレベーターに乗り彼女の部屋を目指す。目的の階に着くまでの間に、彼女にメールを送り「もう数秒で着きます」と連絡したロミータ

カウントダウンライブの前に、東京での初めてのオフコラボにロミータと共に挑む亜沙美



続く
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