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猫耳少女の最高の夜
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【竹取家キッチン】
00:42
かなり遅い晩ご飯を食べながら、配信であった事を話していた亜沙美とロミータ。しかし、1通り話終えると沈黙が訪れた
(ロミーがエッチぃ事をし過ぎたせいで、亜沙美からの信用を失っちゃったんだ。間違いないわ…何とか機嫌を取らなきゃ…)
「ね、ねぇ亜沙美。魅せたいモノがあるの…少しだけ目を閉じていてもらえるかな?」
ロミータは以前、亜沙美から「是非して欲しい」と頼まれつつも、恥ずかしさから断っていた彼女のある願いを叶えようと覚悟を決めた
「とか言ってぇ、私の身体を触ろうとするんじゃないのぉ?」
(ヤッバイ!間違えちゃったかも?…本当はお母さんの事で怖い思いをしちゃったから、軽めのハグをして安心したいだけなのかも?)
事あるごとに隙を伺って、ロミータからハードなスキンシップを受け続けてきた亜沙美は、今回も何か企んでるのかも?と、条件反射で疑ったことを少し後悔した
「あ、うん…警戒しちゃうよね?でも、今回は本当に触れたりしないわ…もし触ったら家から出ていくから…ね?」
(やっばーい!これは警戒されちゃってる)
「そ、そこまで言ったりしてないよォ…うん、分かった。目を瞑ったら良いのね?」
(やっぱり違ったんだ。私ったら、ついクセでロミータちゃんを疑っちゃったよォ…悪いことしちゃったぁ…)
ある程度の同居生活を経て、最近は少し意思の疎通が噛み合い始めていた2人だが…今日はお互いにショッキングな事が起きた為、相手の気持ちの予想を外して噛み合っていない
「はい…なぁに、ロミータちゃん?」
「良い。って言うまで少しそのままでいてね。ちょっと準備するから!」
今夜はロミータを信用してそっと目を閉じた亜沙美。ソレを見たロミータは、走って2階の自室に入り紙袋を持って戻ってきた
「はい、目を開けて良いよ…」
「う、うん…」
(何だろう?本当に何もされなかったけど…!?)
「あっ!か、可愛いロミータちゃん❤︎」
「あはは…前に亜沙美からリクエストされた後に、買ってはいたんだけど…恥ずかしくて…」
「恥ずかしがる事ないよぉ。すっごく可愛いよロミータちゃん!」
(あ!私が元気なさそうに見えたから、きっと私を励まそうと恥ずかしいのを我慢して付けてくれたんだ……)
「そう?亜沙美が喜んでくれて良かったわ♪」
「………今から一緒にお風呂入ろっか?久しぶりに背中を流してあげたいんだぁ」
「えっ!?本当に良いの?」
今までエッチぃスキンシップをし過ぎたせいで、最近は一緒にお風呂に入れば「絶対に触っちゃ駄目だからねぇ!」と警戒されまくったり、機嫌の悪い日には一緒に入らせてももらえない日々だったので、亜沙美から誘ってもらえたのには驚いたようだ
【お風呂】
「はい、亜沙美の背中洗い終わったわよ」
亜沙美の柔らかい身体を、必要もないのにベタベタ触りたくて仕方の無いロミータだが…ツラそうな顔をした彼女から、何も相談をされない事に危機感を感じているロミータは、今回は大人しく身体を洗うことに専念したようだ
「それじゃ、ロミータちゃんの身体を洗ってあげるねぇ…」
「…………い、良いよ。ロミーは自分で洗うから…亜沙美は身体が冷えない内に湯船に入りなさいな…」
正直、亜沙美に身体を洗って欲しいロミータだが、彼女から頼りに思われる為の信頼を回復させるまでは、エッチぃスキンシップをしてはイケないと判断し遠慮した
「う~ん、じゃあ先に入らせてもらうねぇ」
(ミネアさんから言われた「ロミータちゃんに相談してあげないと寂しがるよ?」って言葉の意味は分かるんだけど…改まって言うの恥ずかしいなぁ…ん!?)
「ありゃりゃ。まだまだお湯が少なかった。全然、身体浸かれないやぁ(笑)」
「えっ!?大丈夫なの?」
亜沙美の声に反応したロミータは、すかさず振り返ったのだが…
「もう!スグに私の裸を見ようとするだからぁ。でも残念でした」
ロミータに身体を見られる可能性を考えていた亜沙美は、ハンドタオルを前面に貼り付けるようにしていた
「あはは。つい反応しちゃった。ごめんね…」
そう言ってまた背中を向けて身体を洗うのを再開したロミータの顔が、どことなく寂しそうに見えた亜沙美は考えた
「ロミータちゃん!スポンジ貸してっ!」
「えっ!?突然どうしたのよ?」
こんなに強くモノを言う亜沙美は珍しい。一瞬、驚きで動きを止めたロミータだが…
「お湯がまだ溜まらないし普段からお世話にいるから……少しロミータちゃんが喜んでくれそうな恩返しがしたいの。だから、動いちゃ駄目だからねぇ!」
「わ、分かったわ…はい…」
戸惑いつつも、亜沙美に背中を向けたままスポンジを渡したロミータだが、次の瞬間!
「ムニュ❤︎」
「えっ!?この感触は…」
亜沙美はロミータの背後から、身体と身体の間にスポンジを挟んで、彼女の背中と自分の前面を密着させた!
「は、は、は、恥ずかしいんだから、絶対にコッチを見たら駄目だし、お触りはNGだよっ!」
「あ、はい…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ゴシゴシゴシゴシ…」
亜沙美は顔を真っ赤にしたまま、スポンジはあくまでオマケ的なもので、風俗嬢がしてくれるという噂の【性感マッサージ】的なサービスで、いつも心配してくれるロミータへ恩返ししようとした
「あ、亜沙美?…きょ、今日は少し大胆じゃない?あ、凄く嬉しいから止めて欲しくはないんだけど…あ、何かあったのかしら?帰ってきてから元気が無いように見えたし…」
ところどころ声が裏がったロミータが緊張しているのは、ニブチンの亜沙美でも理解出来たようだ
「じ、実はね…ボイトレの帰りに男の人から告白されちゃったの。も、もちろん断ったんだけど…断った途端に襲われそうになっちゃって…」
「えぇっ!?う、嘘!?」
(亜沙美がものすんごく可愛いのは知ってたけど、たった1日1人で行ってもらったからって、ピンポイントで襲われちゃったの?…バカ
、馬鹿。ロミーの大バカっ!!)
「で、でも大丈夫だよ。偶然、居合わせた服部さんが助けてくれたのぉ」
「えっ!?服部さんは明日の朝早くから出掛けるって言ってなかったっけ?」
「あ、ごめん違う…違わないんだけど、服部さんでも妹の茜ちゃんの方。颯爽と現れて助けてくれたんだ」
女の子にとって襲われた!という出来事は親しい間柄の相手であったとしても、口に出すのは中々難しいものだ
更に、今日はロミータの母親が交通事故にあったと聞かされていたので、完全に言うタイミングを逃していたのだ
「だからね、何もされない内に助けてもらったから、何もされなかったから安心してね…ん!?ロミータちゃん、どうかしたの?…ロミータちゃん…ロミータちゃん!?」
いきなり彼女が黙ってしまったので、心配した亜沙美は身体を前へと押し込み彼女の顔を覗き込む。すると…
「ボタボタボタボタ…」
長時間、亜沙美の素肌と密着し続けていて興奮し過ぎたロミータは、大量の鼻血を出して気を失っていた
「しっかりしてロミータちゃ~ん!」
【リビング】
「……うぅん…あ、亜沙美?」
「良かったぁ。気が付いたんだね」
流石にロミータを2階まで運ぶるのは無理だった亜沙美はリビングで、押し入れから来客用の布団を2人分出しソコにロミータを寝かせ、添い寝するかのように彼女に付き添っていた
「亜沙美ってばロミーの事を殺す気なの?あんな密着され続けられたら、心臓が破れちゃうかと思ったわよ?」
「あはは。ごめんねぇ…はい、お水」
入浴すると発汗作用で体内から水分が減っていく事を知っていた亜沙美は、ミネラルウォーターを既に準備していたようだ
「ありがとう…ゴクゴク…ぷはぁ…」
「ごめんねぇ。ロミータちゃんのお母さんが事故にあってたし、配信まで時間が無かったから言いそびれてたの…」
亜沙美はミネアからのアドバイスどおり、ロミータに報告出来ずに心配させた事を謝った
「良いのよ亜沙美。お互いに今日は厄日だったみたいね。今夜は早く寝て、明日は日曜日なんだから気分転換に出掛けましょ?」
「うん、そうだねぇ…」
(やっぱり、ロミータちゃんは何時でも私を心配してくれてる。もう少しお返ししないと申し訳ないよねぇ…)
「あのねロミータちゃん…」
「なぁに亜沙美?」
「少しの間、目を瞑っててくれる?」
「え?うん、分かったわ…あ!いつもロミーがしてるみたいにエッチぃ悪戯するつもり?…って亜沙美にソレは無いか。あはは…えっ!?」
「チュッ❤︎」
「コレは…いつも助けてくれるロミータちゃんへの感謝の証だよ……うぅん、違う。私もロミータちゃんのこと大好きだよ?」
「え、えぇぇぇぇぇぇ!」
ロミータは今起きた出来事を信じられずにいた。それもそのハズで、自分の唇に何か温かいモノが一瞬とはいえ密着したのを感じたからだ
「だからね、今のはご褒美だよぉ(笑)」
「ブホッ!」
「ちょっとロミータちゃん!!また鼻血が出てるよォ!」
実は亜沙美の悪戯で、彼女の指とかを唇にあてられただけなのでは?と思っていたロミータだが、今の亜沙美の言い回しからすれば…唇と唇がくっついたのは間違いない!と確信したので、再び鼻から血を噴いたようだ
「も、もう…今夜は最後までヤっちゃっても良い!って事よね?…NOって言われても、もう止まれないわよっ!あ、亜沙美が悪いんだからねっ!」
「待って、待ってぇ!お布団がロミータちゃんの鼻血で真っ赤になっちゃうよォ!とにかく落ち着いてロミータちゃぁぁぁん!」
予想外のご褒美に完全に萌え上がったロミータは、鼻血が出っ放しになっているのもお構い無しに、亜沙美のパジャマを脱がさせようと迫ってきた
「そんな事はどうでも良いわ!今、亜沙美を食べちゃわないと一生後悔しちゃうからっ!」
「このままだと死んじゃうってばぁ!」
またしても無自覚にロミータを興奮させてしまった亜沙美。その迂闊さが、思春期真っ只中の高校生男子の目を奪っている事を、いつまで経っても理解出来ない亜沙美だった
続く
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かなり遅い晩ご飯を食べながら、配信であった事を話していた亜沙美とロミータ。しかし、1通り話終えると沈黙が訪れた
(ロミーがエッチぃ事をし過ぎたせいで、亜沙美からの信用を失っちゃったんだ。間違いないわ…何とか機嫌を取らなきゃ…)
「ね、ねぇ亜沙美。魅せたいモノがあるの…少しだけ目を閉じていてもらえるかな?」
ロミータは以前、亜沙美から「是非して欲しい」と頼まれつつも、恥ずかしさから断っていた彼女のある願いを叶えようと覚悟を決めた
「とか言ってぇ、私の身体を触ろうとするんじゃないのぉ?」
(ヤッバイ!間違えちゃったかも?…本当はお母さんの事で怖い思いをしちゃったから、軽めのハグをして安心したいだけなのかも?)
事あるごとに隙を伺って、ロミータからハードなスキンシップを受け続けてきた亜沙美は、今回も何か企んでるのかも?と、条件反射で疑ったことを少し後悔した
「あ、うん…警戒しちゃうよね?でも、今回は本当に触れたりしないわ…もし触ったら家から出ていくから…ね?」
(やっばーい!これは警戒されちゃってる)
「そ、そこまで言ったりしてないよォ…うん、分かった。目を瞑ったら良いのね?」
(やっぱり違ったんだ。私ったら、ついクセでロミータちゃんを疑っちゃったよォ…悪いことしちゃったぁ…)
ある程度の同居生活を経て、最近は少し意思の疎通が噛み合い始めていた2人だが…今日はお互いにショッキングな事が起きた為、相手の気持ちの予想を外して噛み合っていない
「はい…なぁに、ロミータちゃん?」
「良い。って言うまで少しそのままでいてね。ちょっと準備するから!」
今夜はロミータを信用してそっと目を閉じた亜沙美。ソレを見たロミータは、走って2階の自室に入り紙袋を持って戻ってきた
「はい、目を開けて良いよ…」
「う、うん…」
(何だろう?本当に何もされなかったけど…!?)
「あっ!か、可愛いロミータちゃん❤︎」
「あはは…前に亜沙美からリクエストされた後に、買ってはいたんだけど…恥ずかしくて…」
「恥ずかしがる事ないよぉ。すっごく可愛いよロミータちゃん!」
(あ!私が元気なさそうに見えたから、きっと私を励まそうと恥ずかしいのを我慢して付けてくれたんだ……)
「そう?亜沙美が喜んでくれて良かったわ♪」
「………今から一緒にお風呂入ろっか?久しぶりに背中を流してあげたいんだぁ」
「えっ!?本当に良いの?」
今までエッチぃスキンシップをし過ぎたせいで、最近は一緒にお風呂に入れば「絶対に触っちゃ駄目だからねぇ!」と警戒されまくったり、機嫌の悪い日には一緒に入らせてももらえない日々だったので、亜沙美から誘ってもらえたのには驚いたようだ
【お風呂】
「はい、亜沙美の背中洗い終わったわよ」
亜沙美の柔らかい身体を、必要もないのにベタベタ触りたくて仕方の無いロミータだが…ツラそうな顔をした彼女から、何も相談をされない事に危機感を感じているロミータは、今回は大人しく身体を洗うことに専念したようだ
「それじゃ、ロミータちゃんの身体を洗ってあげるねぇ…」
「…………い、良いよ。ロミーは自分で洗うから…亜沙美は身体が冷えない内に湯船に入りなさいな…」
正直、亜沙美に身体を洗って欲しいロミータだが、彼女から頼りに思われる為の信頼を回復させるまでは、エッチぃスキンシップをしてはイケないと判断し遠慮した
「う~ん、じゃあ先に入らせてもらうねぇ」
(ミネアさんから言われた「ロミータちゃんに相談してあげないと寂しがるよ?」って言葉の意味は分かるんだけど…改まって言うの恥ずかしいなぁ…ん!?)
「ありゃりゃ。まだまだお湯が少なかった。全然、身体浸かれないやぁ(笑)」
「えっ!?大丈夫なの?」
亜沙美の声に反応したロミータは、すかさず振り返ったのだが…
「もう!スグに私の裸を見ようとするだからぁ。でも残念でした」
ロミータに身体を見られる可能性を考えていた亜沙美は、ハンドタオルを前面に貼り付けるようにしていた
「あはは。つい反応しちゃった。ごめんね…」
そう言ってまた背中を向けて身体を洗うのを再開したロミータの顔が、どことなく寂しそうに見えた亜沙美は考えた
「ロミータちゃん!スポンジ貸してっ!」
「えっ!?突然どうしたのよ?」
こんなに強くモノを言う亜沙美は珍しい。一瞬、驚きで動きを止めたロミータだが…
「お湯がまだ溜まらないし普段からお世話にいるから……少しロミータちゃんが喜んでくれそうな恩返しがしたいの。だから、動いちゃ駄目だからねぇ!」
「わ、分かったわ…はい…」
戸惑いつつも、亜沙美に背中を向けたままスポンジを渡したロミータだが、次の瞬間!
「ムニュ❤︎」
「えっ!?この感触は…」
亜沙美はロミータの背後から、身体と身体の間にスポンジを挟んで、彼女の背中と自分の前面を密着させた!
「は、は、は、恥ずかしいんだから、絶対にコッチを見たら駄目だし、お触りはNGだよっ!」
「あ、はい…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ゴシゴシゴシゴシ…」
亜沙美は顔を真っ赤にしたまま、スポンジはあくまでオマケ的なもので、風俗嬢がしてくれるという噂の【性感マッサージ】的なサービスで、いつも心配してくれるロミータへ恩返ししようとした
「あ、亜沙美?…きょ、今日は少し大胆じゃない?あ、凄く嬉しいから止めて欲しくはないんだけど…あ、何かあったのかしら?帰ってきてから元気が無いように見えたし…」
ところどころ声が裏がったロミータが緊張しているのは、ニブチンの亜沙美でも理解出来たようだ
「じ、実はね…ボイトレの帰りに男の人から告白されちゃったの。も、もちろん断ったんだけど…断った途端に襲われそうになっちゃって…」
「えぇっ!?う、嘘!?」
(亜沙美がものすんごく可愛いのは知ってたけど、たった1日1人で行ってもらったからって、ピンポイントで襲われちゃったの?…バカ
、馬鹿。ロミーの大バカっ!!)
「で、でも大丈夫だよ。偶然、居合わせた服部さんが助けてくれたのぉ」
「えっ!?服部さんは明日の朝早くから出掛けるって言ってなかったっけ?」
「あ、ごめん違う…違わないんだけど、服部さんでも妹の茜ちゃんの方。颯爽と現れて助けてくれたんだ」
女の子にとって襲われた!という出来事は親しい間柄の相手であったとしても、口に出すのは中々難しいものだ
更に、今日はロミータの母親が交通事故にあったと聞かされていたので、完全に言うタイミングを逃していたのだ
「だからね、何もされない内に助けてもらったから、何もされなかったから安心してね…ん!?ロミータちゃん、どうかしたの?…ロミータちゃん…ロミータちゃん!?」
いきなり彼女が黙ってしまったので、心配した亜沙美は身体を前へと押し込み彼女の顔を覗き込む。すると…
「ボタボタボタボタ…」
長時間、亜沙美の素肌と密着し続けていて興奮し過ぎたロミータは、大量の鼻血を出して気を失っていた
「しっかりしてロミータちゃ~ん!」
【リビング】
「……うぅん…あ、亜沙美?」
「良かったぁ。気が付いたんだね」
流石にロミータを2階まで運ぶるのは無理だった亜沙美はリビングで、押し入れから来客用の布団を2人分出しソコにロミータを寝かせ、添い寝するかのように彼女に付き添っていた
「亜沙美ってばロミーの事を殺す気なの?あんな密着され続けられたら、心臓が破れちゃうかと思ったわよ?」
「あはは。ごめんねぇ…はい、お水」
入浴すると発汗作用で体内から水分が減っていく事を知っていた亜沙美は、ミネラルウォーターを既に準備していたようだ
「ありがとう…ゴクゴク…ぷはぁ…」
「ごめんねぇ。ロミータちゃんのお母さんが事故にあってたし、配信まで時間が無かったから言いそびれてたの…」
亜沙美はミネアからのアドバイスどおり、ロミータに報告出来ずに心配させた事を謝った
「良いのよ亜沙美。お互いに今日は厄日だったみたいね。今夜は早く寝て、明日は日曜日なんだから気分転換に出掛けましょ?」
「うん、そうだねぇ…」
(やっぱり、ロミータちゃんは何時でも私を心配してくれてる。もう少しお返ししないと申し訳ないよねぇ…)
「あのねロミータちゃん…」
「なぁに亜沙美?」
「少しの間、目を瞑っててくれる?」
「え?うん、分かったわ…あ!いつもロミーがしてるみたいにエッチぃ悪戯するつもり?…って亜沙美にソレは無いか。あはは…えっ!?」
「チュッ❤︎」
「コレは…いつも助けてくれるロミータちゃんへの感謝の証だよ……うぅん、違う。私もロミータちゃんのこと大好きだよ?」
「え、えぇぇぇぇぇぇ!」
ロミータは今起きた出来事を信じられずにいた。それもそのハズで、自分の唇に何か温かいモノが一瞬とはいえ密着したのを感じたからだ
「だからね、今のはご褒美だよぉ(笑)」
「ブホッ!」
「ちょっとロミータちゃん!!また鼻血が出てるよォ!」
実は亜沙美の悪戯で、彼女の指とかを唇にあてられただけなのでは?と思っていたロミータだが、今の亜沙美の言い回しからすれば…唇と唇がくっついたのは間違いない!と確信したので、再び鼻から血を噴いたようだ
「も、もう…今夜は最後までヤっちゃっても良い!って事よね?…NOって言われても、もう止まれないわよっ!あ、亜沙美が悪いんだからねっ!」
「待って、待ってぇ!お布団がロミータちゃんの鼻血で真っ赤になっちゃうよォ!とにかく落ち着いてロミータちゃぁぁぁん!」
予想外のご褒美に完全に萌え上がったロミータは、鼻血が出っ放しになっているのもお構い無しに、亜沙美のパジャマを脱がさせようと迫ってきた
「そんな事はどうでも良いわ!今、亜沙美を食べちゃわないと一生後悔しちゃうからっ!」
「このままだと死んじゃうってばぁ!」
またしても無自覚にロミータを興奮させてしまった亜沙美。その迂闊さが、思春期真っ只中の高校生男子の目を奪っている事を、いつまで経っても理解出来ない亜沙美だった
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