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激怒する亜沙美
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【6:20】
今日は11月の第2日曜日。山奥にあるこの温泉旅館の朝は、それなりに冷え込んでいた
「うぅ~…は!?何か寒いよぉ…」
「お、おはようアミ」
「ようやく目が覚めたか」
「ん~どうしたのぉ…朝から録音してるのぉ?……Σ(ㅇㅁㅇ;;)えっ!?何でぇ!!」
山奥の朝の厳しい冷え込みに目を覚ました亜沙美は、自分の姿を見て驚嘆の声を上げた!
「えっと…あのね…」
「謝った方が良いと思うけど?」
驚いている亜沙美に対して申し訳なさそうな表情をしているロミータと、彼女に謝罪を促しているミネア
「ちょっとぉ…これは、どういう事なのか説明してよぉ!!」
寝ている間に服を脱がされ、下着まで買った覚えのない物に変えさせられていた亜沙美は当然激怒した!流石に大人しい彼女も、コレは黙っていられなかったようだ(当然ではある)
……………………………………………
「……で、ロミータちゃんとミネアさんが口論していて、どうして私が着替えさせられる事になったのぉ?(怒)」
「それは…ミネアがロミーは全然成長していない!って言うから…ムカっとしちゃって…」
「そしたらロミーが高一の亜沙美ちゃんとワタシが同じ発育具合なんだから、成長してないのはワタシだろ?って煽ってくるから…」
「ロミーが亜沙美にプレゼントしようと買ってた下着が、亜沙美とミネアどっちが似合うか確認しよう!って話になって…」
「えぇ!?そんな理由で私、寝てる間に脱がされちゃったのぉ!?」
「ごめんなさいね。亜沙美ちゃん…」
「でもでも、亜沙美の方が下着似合ってるわよっ♪」
「……………………………………………」
「亜沙美?」
「ちっがーう!大事な事はソコじゃないでしょロミータちゃん!友達に降格どころか今度同じことしたら絶交だからねぇ!…はぁはぁ…本気で家から追い出しちゃうからねぇ!!」
「Σ( ˙꒳˙ ;)ビクッ!ご、ごめんなさい亜沙美…」
竹取家に居候を始めて少し日数が過ぎているロミータだが、ここまで怒っている亜沙美の姿は初めて目の当たりにしたようだ
「お取り込み中申し訳ありません。露天風呂の準備が出来ましたが…利用されますか?室内風呂で済まされますか?」
この旅館はほぼ木造造りで建築からかなりの年数が経っているようだが…またしても木の軋(きし)む音を立てることも無く、部屋の前まで来ていたスタッフが気を利かせて、話の途切れ目まで待ってから朝風呂を提案してくれた
「行こうミネアさん!」
「え、あ、はい。行きましょうか」
「あの、ロミーも…」
「ロミータちゃんは部屋風呂に入ってて!!とにかく今日だけは絶対に無理ぃ!」
今までも何度かロミータから身の危険を感じさせられてきた亜沙美だが、それでも今回のことは許せないようでロミータだけは独りで済ませるように!と釘を刺した
【8:00食堂】
「おはようございます皆さん。昨夜はゆっくりと寝られましたか?……おや?どうか致しましたか?」
前日の夕食以降、亜沙美たちとは別行動をし久しぶりに両親たちと家族の団らんを楽しんでいた茜は、朝風呂を済ませた彼女たちと一緒に朝食を取ろうとした時に、彼女たちの間に漂う不穏な空気に気が付いた
「…何でも、ないですぅ…」
「………………………………………」
「あはは…ロミーが亜沙美ちゃんに悪戯し過ぎちゃってね」
「またですか…アナメルさんは竹取さんのことが大好きなんですね~」
昨日も露天風呂で亜沙美に悪戯をし過ぎるロミータを、自分が割って入ることで牽制したというのに…今日も今朝から似たような事で亜沙美を怒らせているロミータに呆れる茜
「とにかくですね。今朝はお寿司をご用意させていただきました。その後10時には旅館をたって鈴鹿市に戻ることになりますから、その段取りでお願いしますね」
「はい。分かりました…」
「はい…」
「了解しましたわ」
茜は兄からロミータが亜沙美の良き友人で、公私共に面倒を見ている。と聞いてはいたが…それと同じくらい亜沙美の純潔を汚しかねない危険人物でもあると聞かされていたのだが…
「本当にその通りでしたね…」
「えっ?何がですか?」
「あ、いえ…何でもありません」
思わず口からこぼれた呟きを亜沙美に聞かれたが、何でもないですよ。と返した茜
朝食の後も亜沙美はロミータと距離を取り、ミネアの方に寄り添っていた。少し厳しくする事により、ロミータの変化を期待している亜沙美なりの優しさでもある訳だが…果たしてロミータからの亜沙美へのスキンシップは改善されるのだろうか?
続く
今日は11月の第2日曜日。山奥にあるこの温泉旅館の朝は、それなりに冷え込んでいた
「うぅ~…は!?何か寒いよぉ…」
「お、おはようアミ」
「ようやく目が覚めたか」
「ん~どうしたのぉ…朝から録音してるのぉ?……Σ(ㅇㅁㅇ;;)えっ!?何でぇ!!」
山奥の朝の厳しい冷え込みに目を覚ました亜沙美は、自分の姿を見て驚嘆の声を上げた!
「えっと…あのね…」
「謝った方が良いと思うけど?」
驚いている亜沙美に対して申し訳なさそうな表情をしているロミータと、彼女に謝罪を促しているミネア
「ちょっとぉ…これは、どういう事なのか説明してよぉ!!」
寝ている間に服を脱がされ、下着まで買った覚えのない物に変えさせられていた亜沙美は当然激怒した!流石に大人しい彼女も、コレは黙っていられなかったようだ(当然ではある)
……………………………………………
「……で、ロミータちゃんとミネアさんが口論していて、どうして私が着替えさせられる事になったのぉ?(怒)」
「それは…ミネアがロミーは全然成長していない!って言うから…ムカっとしちゃって…」
「そしたらロミーが高一の亜沙美ちゃんとワタシが同じ発育具合なんだから、成長してないのはワタシだろ?って煽ってくるから…」
「ロミーが亜沙美にプレゼントしようと買ってた下着が、亜沙美とミネアどっちが似合うか確認しよう!って話になって…」
「えぇ!?そんな理由で私、寝てる間に脱がされちゃったのぉ!?」
「ごめんなさいね。亜沙美ちゃん…」
「でもでも、亜沙美の方が下着似合ってるわよっ♪」
「……………………………………………」
「亜沙美?」
「ちっがーう!大事な事はソコじゃないでしょロミータちゃん!友達に降格どころか今度同じことしたら絶交だからねぇ!…はぁはぁ…本気で家から追い出しちゃうからねぇ!!」
「Σ( ˙꒳˙ ;)ビクッ!ご、ごめんなさい亜沙美…」
竹取家に居候を始めて少し日数が過ぎているロミータだが、ここまで怒っている亜沙美の姿は初めて目の当たりにしたようだ
「お取り込み中申し訳ありません。露天風呂の準備が出来ましたが…利用されますか?室内風呂で済まされますか?」
この旅館はほぼ木造造りで建築からかなりの年数が経っているようだが…またしても木の軋(きし)む音を立てることも無く、部屋の前まで来ていたスタッフが気を利かせて、話の途切れ目まで待ってから朝風呂を提案してくれた
「行こうミネアさん!」
「え、あ、はい。行きましょうか」
「あの、ロミーも…」
「ロミータちゃんは部屋風呂に入ってて!!とにかく今日だけは絶対に無理ぃ!」
今までも何度かロミータから身の危険を感じさせられてきた亜沙美だが、それでも今回のことは許せないようでロミータだけは独りで済ませるように!と釘を刺した
【8:00食堂】
「おはようございます皆さん。昨夜はゆっくりと寝られましたか?……おや?どうか致しましたか?」
前日の夕食以降、亜沙美たちとは別行動をし久しぶりに両親たちと家族の団らんを楽しんでいた茜は、朝風呂を済ませた彼女たちと一緒に朝食を取ろうとした時に、彼女たちの間に漂う不穏な空気に気が付いた
「…何でも、ないですぅ…」
「………………………………………」
「あはは…ロミーが亜沙美ちゃんに悪戯し過ぎちゃってね」
「またですか…アナメルさんは竹取さんのことが大好きなんですね~」
昨日も露天風呂で亜沙美に悪戯をし過ぎるロミータを、自分が割って入ることで牽制したというのに…今日も今朝から似たような事で亜沙美を怒らせているロミータに呆れる茜
「とにかくですね。今朝はお寿司をご用意させていただきました。その後10時には旅館をたって鈴鹿市に戻ることになりますから、その段取りでお願いしますね」
「はい。分かりました…」
「はい…」
「了解しましたわ」
茜は兄からロミータが亜沙美の良き友人で、公私共に面倒を見ている。と聞いてはいたが…それと同じくらい亜沙美の純潔を汚しかねない危険人物でもあると聞かされていたのだが…
「本当にその通りでしたね…」
「えっ?何がですか?」
「あ、いえ…何でもありません」
思わず口からこぼれた呟きを亜沙美に聞かれたが、何でもないですよ。と返した茜
朝食の後も亜沙美はロミータと距離を取り、ミネアの方に寄り添っていた。少し厳しくする事により、ロミータの変化を期待している亜沙美なりの優しさでもある訳だが…果たしてロミータからの亜沙美へのスキンシップは改善されるのだろうか?
続く
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