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【22:10】
「それじゃ22時も回ったし、今夜はこれくらいにして明日に備えようかな?明日は日曜日だけど、寝る前にお風呂も入らなきゃだしねロミーちゃん?」
「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)今夜もまたアミのツヤツヤ肌を楽しませてもらえるのね♪」
「ちょっ!ロミーちゃん?」
✱「マジかよww」
✱「今から風呂場が百合の園?」
✱「一緒に入りて~」
✱「アミー水ロミー水ゴクゴク」
✱「百合ってんねぇ」
✱「いくら払えば鑑賞できますか?」
「出来る訳ないでしょ!!」
「ソレに…今夜は朝まで寝かせないぜ♪(クール口調で)」
「な、な、な、ナニ言ってるのぉ!?」
もちろんロミーが配信を盛り上げる為に言ってくれてる事なのは理解しているのだが、ロミータの場合はソレがリアルでも簡単に起こりうる事を身に染みて知っている亜沙美は、激しく動揺するのだった
【日曜日13時】
「いらっしゃいませ!2名様でしょうか?」
「えぇ、そうよ」
「お好きな席にお座りください。ご注文が決まりましたら、そのボタンを押してお呼びください。それでは…」
ロミータは亜沙美のデビューのお祝いに、彼女を連れ出して大型ショッピングモール【鈴街(ベルタウン)】に出掛けていた
「亜沙美は何にする?」
「うん…モーニング終わってるから、ホットコーヒーとサンドイッチかな?」
「じゃあロミーもホットで…フルーツパフェ頼んじゃおうかな?…ポチッと」
「ご注文はお決まりでしょうか?」
……………………………………………
「パフェ甘くて美味しいよ♪ほら、亜沙美もひと口食べなさいよ」
「うん。パクっ…美味しいね…」
大好きなロミータに誘われて街に来て、大好きなパフェを「あーん」してもらった亜沙美だが、元気がない顔をしている
「やっぱり今夜の事が気になってるの?」
「う、うん…先輩たちに失敗して嫌われたりしないか?とか、緊張し過ぎて上手く喋れないか?とか気になったらもう、全然頭が働かなくて…」
どうやら亜沙美は、自分が企業勢の仲間入りする事の重圧(プレッシャー)に襲われているようだ。そのせいで好物の甘味にも反応が薄くなっていた
「そんな気にしなくて良いって。それに、オリビアさんは来てくれるって約束してくれたんでしょ?もちろんロミーも居るんだしさ、誰かが居るならロミーは控えてるけど…いよいよ人が来なけりゃロミーとイチャイチャしてれば良いじゃない♪」
「そ、そうだよねぇ…うん?」
「どったの亜沙美?」
「会社グループから…メルルさんだ。「今夜の凸待ちにお邪魔します。待機してるので空きができた時に呼んでください」だって…」
「おお!良かったじゃん。メルルか…確か最近、凄く調子良いって言ってたような…」
「たくさん応援してもらえてる感じだよね?」
喫茶店米田コーヒーは全国チェーンのお店
メニューの中でも、サービス満点のモーニングセットが大好評だ。しかしサービスタイムは午前中で終わっている。なので店内の客数はまばらなのだが、一応配信者として身バレしないように隠語を交えて会話している亜沙美とロミータ
「なんか最近はロミーと同じくらい、エッチな話もしてるって聞くわね」
「路線変更して上手く行ってるって事ぉ?」
「たぶん、そうなんじゃない?良かったじゃない、これで少なくても3人は来る訳なんだからさっ♪」
「う、うん。そうだよねぇ♪」
どうやら寂しい凸待ち配信にはならないようだ。その事に安堵を覚えた亜沙美は、急に表情が柔らかくなった
「ところでさ…」
「ん、なぁに?」
急に亜沙美が小声で話し掛けてきた事に、何だろうと身構えたロミータ
「ロミータちゃんって、学校と配信中、お外に居る時とガラッとイメージ変えてるよね?凄いなぁ、って思って…」
「あぁ、それ?VTuberって身バレは絶対NGじゃない。人気が出てから気にするようになってたわ」
「やっぱり、そうなんだ…」
ロミータは家に居る時と配信中は、ワンサイドテールにして地声より音域を上げて話している。学校ではツインテールが多く声は地声だ。外に出ている時はストレートにし、声はかなり低めで話していた
「ねぇロミーちゃん。急にお腹すいてきちゃったから…ケーキも頼んで良いかな?」
「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あはは♪そうそうその顔よ!それでこそ亜沙美だわっ。遠慮しないで好きなだけ食べなさいな。今日はロミーが全部奢ってあげるんだからさ!」
チャンネル登録者35万人超えしているロミータの財布事情は、女子高生のレベルを遥かに超えて一般社会人並の収入を得られているので、亜沙美に服を一式買ってあげた後に、喫茶店での食事を奢った程度ではビクともしないのだった
「ワァ───ヽ(*゜∀゜*)ノ───イ。ありがとうロミーちゃん♪」
「良いのよ、良いのよ。リスのように口を膨らませておなかいっぱい食べなさいな♪」
「ブー…そんな下品な食べ方はしないよぉw」
「あはは、冗談よ♪」
(しかしメルルか…亜沙美と一緒に会社に行った時に社長室に社長とこもってたよね?3時間もナニしてたか知んないけど…アレからメルルの配信伸び始めたのよね…何かある?…ま、ロミーの亜沙美に悪影響が無いなら別に構わないんだけどね…)
東京に出向いた時に、社長室に居ながら結局会うこともなかった【蒼空メルル】
伸び悩んでいた彼女が、あの日くらいから登録者を増やしていることに疑問を覚えたロミータだが、今のところは大して気にならないようだ
続く
「それじゃ22時も回ったし、今夜はこれくらいにして明日に備えようかな?明日は日曜日だけど、寝る前にお風呂も入らなきゃだしねロミーちゃん?」
「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)今夜もまたアミのツヤツヤ肌を楽しませてもらえるのね♪」
「ちょっ!ロミーちゃん?」
✱「マジかよww」
✱「今から風呂場が百合の園?」
✱「一緒に入りて~」
✱「アミー水ロミー水ゴクゴク」
✱「百合ってんねぇ」
✱「いくら払えば鑑賞できますか?」
「出来る訳ないでしょ!!」
「ソレに…今夜は朝まで寝かせないぜ♪(クール口調で)」
「な、な、な、ナニ言ってるのぉ!?」
もちろんロミーが配信を盛り上げる為に言ってくれてる事なのは理解しているのだが、ロミータの場合はソレがリアルでも簡単に起こりうる事を身に染みて知っている亜沙美は、激しく動揺するのだった
【日曜日13時】
「いらっしゃいませ!2名様でしょうか?」
「えぇ、そうよ」
「お好きな席にお座りください。ご注文が決まりましたら、そのボタンを押してお呼びください。それでは…」
ロミータは亜沙美のデビューのお祝いに、彼女を連れ出して大型ショッピングモール【鈴街(ベルタウン)】に出掛けていた
「亜沙美は何にする?」
「うん…モーニング終わってるから、ホットコーヒーとサンドイッチかな?」
「じゃあロミーもホットで…フルーツパフェ頼んじゃおうかな?…ポチッと」
「ご注文はお決まりでしょうか?」
……………………………………………
「パフェ甘くて美味しいよ♪ほら、亜沙美もひと口食べなさいよ」
「うん。パクっ…美味しいね…」
大好きなロミータに誘われて街に来て、大好きなパフェを「あーん」してもらった亜沙美だが、元気がない顔をしている
「やっぱり今夜の事が気になってるの?」
「う、うん…先輩たちに失敗して嫌われたりしないか?とか、緊張し過ぎて上手く喋れないか?とか気になったらもう、全然頭が働かなくて…」
どうやら亜沙美は、自分が企業勢の仲間入りする事の重圧(プレッシャー)に襲われているようだ。そのせいで好物の甘味にも反応が薄くなっていた
「そんな気にしなくて良いって。それに、オリビアさんは来てくれるって約束してくれたんでしょ?もちろんロミーも居るんだしさ、誰かが居るならロミーは控えてるけど…いよいよ人が来なけりゃロミーとイチャイチャしてれば良いじゃない♪」
「そ、そうだよねぇ…うん?」
「どったの亜沙美?」
「会社グループから…メルルさんだ。「今夜の凸待ちにお邪魔します。待機してるので空きができた時に呼んでください」だって…」
「おお!良かったじゃん。メルルか…確か最近、凄く調子良いって言ってたような…」
「たくさん応援してもらえてる感じだよね?」
喫茶店米田コーヒーは全国チェーンのお店
メニューの中でも、サービス満点のモーニングセットが大好評だ。しかしサービスタイムは午前中で終わっている。なので店内の客数はまばらなのだが、一応配信者として身バレしないように隠語を交えて会話している亜沙美とロミータ
「なんか最近はロミーと同じくらい、エッチな話もしてるって聞くわね」
「路線変更して上手く行ってるって事ぉ?」
「たぶん、そうなんじゃない?良かったじゃない、これで少なくても3人は来る訳なんだからさっ♪」
「う、うん。そうだよねぇ♪」
どうやら寂しい凸待ち配信にはならないようだ。その事に安堵を覚えた亜沙美は、急に表情が柔らかくなった
「ところでさ…」
「ん、なぁに?」
急に亜沙美が小声で話し掛けてきた事に、何だろうと身構えたロミータ
「ロミータちゃんって、学校と配信中、お外に居る時とガラッとイメージ変えてるよね?凄いなぁ、って思って…」
「あぁ、それ?VTuberって身バレは絶対NGじゃない。人気が出てから気にするようになってたわ」
「やっぱり、そうなんだ…」
ロミータは家に居る時と配信中は、ワンサイドテールにして地声より音域を上げて話している。学校ではツインテールが多く声は地声だ。外に出ている時はストレートにし、声はかなり低めで話していた
「ねぇロミーちゃん。急にお腹すいてきちゃったから…ケーキも頼んで良いかな?」
「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あはは♪そうそうその顔よ!それでこそ亜沙美だわっ。遠慮しないで好きなだけ食べなさいな。今日はロミーが全部奢ってあげるんだからさ!」
チャンネル登録者35万人超えしているロミータの財布事情は、女子高生のレベルを遥かに超えて一般社会人並の収入を得られているので、亜沙美に服を一式買ってあげた後に、喫茶店での食事を奢った程度ではビクともしないのだった
「ワァ───ヽ(*゜∀゜*)ノ───イ。ありがとうロミーちゃん♪」
「良いのよ、良いのよ。リスのように口を膨らませておなかいっぱい食べなさいな♪」
「ブー…そんな下品な食べ方はしないよぉw」
「あはは、冗談よ♪」
(しかしメルルか…亜沙美と一緒に会社に行った時に社長室に社長とこもってたよね?3時間もナニしてたか知んないけど…アレからメルルの配信伸び始めたのよね…何かある?…ま、ロミーの亜沙美に悪影響が無いなら別に構わないんだけどね…)
東京に出向いた時に、社長室に居ながら結局会うこともなかった【蒼空メルル】
伸び悩んでいた彼女が、あの日くらいから登録者を増やしていることに疑問を覚えたロミータだが、今のところは大して気にならないようだ
続く
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