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少女たちの覚悟
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【亜沙美の家】
時刻は19:30を少し回っていた。明日は月曜日で学校に行かなくてはならない2人は、帰りは飛行機に乗り急いで帰ってきた。亜沙美の家に向かう途中で【ケンタイキ・プライドチキン】に寄って買ったハンバーガーを食べ終えたところだ
「ふぅ。美味しかったねぇ♪お腹は満たされた?ロミータちゃん」
「えぇ美味しかったわ。カロリーが気になるから、あまり頻繁には食べられないけどね」
「それで、この後はどうするの?」
「ちょっと待ちなさい亜沙美!」
「え?な、何?」
「今、全部のゴミをまとめて1袋に入れようとしたでしょ?ダメよ!燃えるゴミと燃えないゴミに分けないと!」
亜沙美は1人暮らししていた時の感覚で、全てのゴミを1つにしようとしたところをロミータに指摘された
「はーい。ごめんなさい」
「ん、よろしい。さて亜沙美。アナタ本当に覚悟は出来てるの?専属ではない半契約と言っても、東京に行く途中で亜沙美が言っていたように就職することには違いないのよ。軽々しく音をあげないで、シッカリと頑張り続けられるの?」
久々に魅せるロミータの真剣な眼差しに、亜沙美は目を閉じ真剣に考えた。数秒後、彼女は目を開き力強く答えた
「モチロンであります!分からない事を何度も聞いちゃう事になると思うけど、ロミータちゃんの背中を見てシッカリと頑張る所存であります!」
「プー、クスクス。何よソレ(笑)」
「あ、緊張したらイーグルさんとのやり取りの口調になっちゃったぁ…」
やはり亜沙美は契約する。イコール就職という事が大きなプレッシャーとなっているようで、緊張し過ぎて訳の分からない態度をとっていた
「でも、本当によく考えなさいな。専属ライバーに比べたら、辞めようと思えばまだ気楽に辞められる立場ではあるけど…それでも一生懸命に頑張らないと相手に失礼なんだからねっ!?」
「分かってます!そうじゃないと、私を紹介してくれるのに東京まで付き添ってくれたロミータちゃんや、面接してくれたオリビアさんに悪いもん…」
「亜沙美…それだけじゃないのよ。浅宮アミを応援してくれている全ての視聴者(リスナー)への恩返しの為にも、少しの挫折では諦めてはイケないのよ?」
「もちろん分かってるよ!私を支えてくれてる視聴者(みんな)の為にも、応援してくれてるロミータちゃんの為にも頑張り続けるよ!」
「亜沙美…」
ロミータはアレコレと亜沙美のことを心配しているのだが…それよりも自分(ロミータ)にモジモジしながらも、気を使ってくれる亜沙美が可愛くて仕方ないようだ
「もう!本当に亜沙美は可愛いんだからっ♪今夜の配信までにまだ時間も有るし、今の内にお風呂を済ませておきましょうかっ!」
「う、うん…でもロミータちゃん。エッチぃ事しない?」
特にお風呂場や寝室で身体を触られている亜沙美は、彼女と一緒に風呂に入ることに警戒心が高いようだ
「ん~…本当は旅の疲れを癒す為にも、亜沙美の全身を隈なくネットリとマッサージしてあげたいところだけど…1時間後には配信しなきゃだし明日は学校もあるから、今夜は大人しくしておくわね…もちろん、亜沙美の方からして欲しい!って言ってきたら別だけどね♪」
「ε٩(๑>ω<)۶з言う訳ないでしょ!」
エッチぃ風味を混ぜた言い方をしているロミータだが、これも半契約に対する亜沙美の緊張を、少しでも解してあげたい。という優しさなのだが…
【約50分後】
「もう、結局ロミータちゃん、私の身体ペタペタ触ってきたぁ!」
「もの凄く我慢したのよ。あの程度、女子校だったらスキンシップでしょ?良いじゃない♬」
結局、亜沙美はお風呂場で身体を触られたようだ。ロミータにしては、かなり控えたという話だが…
「( ̄▽ ̄;)何だかロミータちゃんの言うスキンシップ、どんどん激しくなってる気しかしないんだけどなぁ…」
「イマドキの女子高生なら、あの程度は普通じゃない?亜沙美がネンネ過ぎるんでしょ?」
「そ、そうかなぁ…やっぱり私は色々と勉強不足なのかなぁ?高校生としても配信者としても…」
亜沙美は亜沙美の感覚で、ロミータのスキンシップに意見を述べていたが…もしかすると自分の認識の方がズレているのかも?と心配になったようだ
「大丈夫だって!ロミーが一緒に居るんだから安心なさいっ!コンプリ(コンサート・プリンセスの略)での身の振る舞い方も、ロミーが手取り腰取り教えてあげるからさっ♪」
「取るのは腰じゃなくて足だよぉ…」
「そうだったっけ?…まぁまぁ細かい事は気にしないで、ロミータと一緒に頑張って行こうよ!」
「うん。お願いします」
社長やメルルが言っていたようにロミータの明るさは底抜けで、こういう時の場の空気の調整には最高の仕事をしていた
色々と心配はあるのだが、ロミータと共に進んでいこう!と決意した亜沙美
だが、彼女たちが知らない部分で会社の社長とメルルが怪しい密約を結んで、良くない行為をする仲になりつつある事など全く予想もできていない
果たして亜沙美とロミータ、それにメルルの行く手にはどんな展開が待ち受けているのだろうか?
続く
時刻は19:30を少し回っていた。明日は月曜日で学校に行かなくてはならない2人は、帰りは飛行機に乗り急いで帰ってきた。亜沙美の家に向かう途中で【ケンタイキ・プライドチキン】に寄って買ったハンバーガーを食べ終えたところだ
「ふぅ。美味しかったねぇ♪お腹は満たされた?ロミータちゃん」
「えぇ美味しかったわ。カロリーが気になるから、あまり頻繁には食べられないけどね」
「それで、この後はどうするの?」
「ちょっと待ちなさい亜沙美!」
「え?な、何?」
「今、全部のゴミをまとめて1袋に入れようとしたでしょ?ダメよ!燃えるゴミと燃えないゴミに分けないと!」
亜沙美は1人暮らししていた時の感覚で、全てのゴミを1つにしようとしたところをロミータに指摘された
「はーい。ごめんなさい」
「ん、よろしい。さて亜沙美。アナタ本当に覚悟は出来てるの?専属ではない半契約と言っても、東京に行く途中で亜沙美が言っていたように就職することには違いないのよ。軽々しく音をあげないで、シッカリと頑張り続けられるの?」
久々に魅せるロミータの真剣な眼差しに、亜沙美は目を閉じ真剣に考えた。数秒後、彼女は目を開き力強く答えた
「モチロンであります!分からない事を何度も聞いちゃう事になると思うけど、ロミータちゃんの背中を見てシッカリと頑張る所存であります!」
「プー、クスクス。何よソレ(笑)」
「あ、緊張したらイーグルさんとのやり取りの口調になっちゃったぁ…」
やはり亜沙美は契約する。イコール就職という事が大きなプレッシャーとなっているようで、緊張し過ぎて訳の分からない態度をとっていた
「でも、本当によく考えなさいな。専属ライバーに比べたら、辞めようと思えばまだ気楽に辞められる立場ではあるけど…それでも一生懸命に頑張らないと相手に失礼なんだからねっ!?」
「分かってます!そうじゃないと、私を紹介してくれるのに東京まで付き添ってくれたロミータちゃんや、面接してくれたオリビアさんに悪いもん…」
「亜沙美…それだけじゃないのよ。浅宮アミを応援してくれている全ての視聴者(リスナー)への恩返しの為にも、少しの挫折では諦めてはイケないのよ?」
「もちろん分かってるよ!私を支えてくれてる視聴者(みんな)の為にも、応援してくれてるロミータちゃんの為にも頑張り続けるよ!」
「亜沙美…」
ロミータはアレコレと亜沙美のことを心配しているのだが…それよりも自分(ロミータ)にモジモジしながらも、気を使ってくれる亜沙美が可愛くて仕方ないようだ
「もう!本当に亜沙美は可愛いんだからっ♪今夜の配信までにまだ時間も有るし、今の内にお風呂を済ませておきましょうかっ!」
「う、うん…でもロミータちゃん。エッチぃ事しない?」
特にお風呂場や寝室で身体を触られている亜沙美は、彼女と一緒に風呂に入ることに警戒心が高いようだ
「ん~…本当は旅の疲れを癒す為にも、亜沙美の全身を隈なくネットリとマッサージしてあげたいところだけど…1時間後には配信しなきゃだし明日は学校もあるから、今夜は大人しくしておくわね…もちろん、亜沙美の方からして欲しい!って言ってきたら別だけどね♪」
「ε٩(๑>ω<)۶з言う訳ないでしょ!」
エッチぃ風味を混ぜた言い方をしているロミータだが、これも半契約に対する亜沙美の緊張を、少しでも解してあげたい。という優しさなのだが…
【約50分後】
「もう、結局ロミータちゃん、私の身体ペタペタ触ってきたぁ!」
「もの凄く我慢したのよ。あの程度、女子校だったらスキンシップでしょ?良いじゃない♬」
結局、亜沙美はお風呂場で身体を触られたようだ。ロミータにしては、かなり控えたという話だが…
「( ̄▽ ̄;)何だかロミータちゃんの言うスキンシップ、どんどん激しくなってる気しかしないんだけどなぁ…」
「イマドキの女子高生なら、あの程度は普通じゃない?亜沙美がネンネ過ぎるんでしょ?」
「そ、そうかなぁ…やっぱり私は色々と勉強不足なのかなぁ?高校生としても配信者としても…」
亜沙美は亜沙美の感覚で、ロミータのスキンシップに意見を述べていたが…もしかすると自分の認識の方がズレているのかも?と心配になったようだ
「大丈夫だって!ロミーが一緒に居るんだから安心なさいっ!コンプリ(コンサート・プリンセスの略)での身の振る舞い方も、ロミーが手取り腰取り教えてあげるからさっ♪」
「取るのは腰じゃなくて足だよぉ…」
「そうだったっけ?…まぁまぁ細かい事は気にしないで、ロミータと一緒に頑張って行こうよ!」
「うん。お願いします」
社長やメルルが言っていたようにロミータの明るさは底抜けで、こういう時の場の空気の調整には最高の仕事をしていた
色々と心配はあるのだが、ロミータと共に進んでいこう!と決意した亜沙美
だが、彼女たちが知らない部分で会社の社長とメルルが怪しい密約を結んで、良くない行為をする仲になりつつある事など全く予想もできていない
果たして亜沙美とロミータ、それにメルルの行く手にはどんな展開が待ち受けているのだろうか?
続く
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