上 下
73 / 82
幕間2

聖女伝説~椿の君~6

しおりを挟む
 皮張りの一冊の歴史書を、当代の第3王子が開く。

彼がお気に入りの時代は、聖女キャメロン『椿の君』が降臨した時代。


激動の時代、そう表しても可笑しく無いだろ。

 当時の国王と王太子は政治、経済、聖女の処遇などで激しい派遣争いをしていたが王太子の国王夫妻幽閉で幕を閉じている。

派遣争いで、政治は一時停滞し外国からの干渉など国内は不安で揺れていた。

国内の不安を打ち消したのは聖女『椿の君』の献身的な貢献だろう。 




 第3王子は、当代の召喚された聖女を思い浮かべる。
ピンク色の髪の聖女は、神から与えられた名前も告げない。
閨にしても反抗的な態度だ。


 
 当時の国王夫妻は、王妃の意向から聖女を娼婦の様に嫌い、最終的には外国勢力に渡す意志を崩さなかった。

その様な扱いの中でも、聖女は過酷な巡礼の旅を通し、国民を愛し慈悲の心を忘れる事無く、その時代の王太子を支える。

 第3王子は、違う歴史書を読み始める。聖女に使えていた巫女が残した伝記だ。

 聖女『椿の君』の側には、影のように付き添う1人の男がいたらしい。

彼は、神殿の関係者で、閨の場でも側を離れなかったそうだ。
巡礼の旅を完結できたのも、男の力量だったのだろう。

巫女の記述によると、聖女の最後の子はその男の、子のようだ。

 時の権力者の中には、聖女から子を奪おうとする者達がいたが、聖女は御子を渡す事を拒否する。






 聖女様は晩年、御子と父で有る方と、お隠れになり再び姿を拝見する事は叶いませんでした。

神殿の巫女の証言。



 第3王子は本を大事にしまい、当代の聖女の元に向かう。そろそろ閨の時間だからだ。


「堪らない……締まりだ…ハァハァ」王子は、当代の聖女の腰を押さえながら、ぺニスを挿入する。

「あっ、んっ……あっ、ああっ……くっ、んっ……あ、あぁん……ひぁあっっ!」

《ヅチャヅチャヅチャヅチャチャチャチャチャュ》

「うっ・・・あっ、ふっ‥もう…もうむり」
第3王子は、ぺニスを挿入しているアナルに、さらに指を挿入していく。

「あっ・・・いやっ・・そっ、そんな、ムリ、ムリ!!」

「心配いりません。とても上手に広がっていますよ」
第3王子は、アナルの入り口が広がるように、挿入されている指を動かす。

「聖女様の身体は、とても柔軟で頑丈に作られているんですよ。先代の聖女様はアナルに、2本のぺニスを納める事が出来たみたいです」

少女の顔色が青ざめる。

第3王子は、少女の快楽を誘うようにぺニスを抽挿させる。
「あぁっ…… あぁっあぁっあぁっ…… モゥ…!!」

「聖女様、素直な子には御褒美を、悪い子には御仕置きが必要だと思います」

「あっ…あぅ…良い… キモチ良いの」

弟3王子は、ぺニスの抽挿を緩急を付け少女の快楽を持て遊ぶ。

「嫌・・・モット!モット!お願い、お願い、」

王子は聖女『椿の君』に思いを馳せ、当代の聖女を調教する。










 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

明智さんちの旦那さんたちR

明智 颯茄
恋愛
 あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。  奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。  ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。  *BL描写あり  毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

異世界の美醜と私の認識について

佐藤 ちな
恋愛
 ある日気づくと、美玲は異世界に落ちた。  そこまでならラノベなら良くある話だが、更にその世界は女性が少ない上に、美醜感覚が美玲とは激しく異なるという不思議な世界だった。  そんな世界で稀人として特別扱いされる醜女(この世界では超美人)の美玲と、咎人として忌み嫌われる醜男(美玲がいた世界では超美青年)のルークが出会う。  不遇の扱いを受けるルークを、幸せにしてあげたい!そして出来ることなら、私も幸せに!  美醜逆転・一妻多夫の異世界で、美玲の迷走が始まる。 * 話の展開に伴い、あらすじを変更させて頂きました。

男女比が偏っている異世界に転移して逆ハーレムを築いた、その後の話

やなぎ怜
恋愛
花嫁探しのために異世界から集団で拉致されてきた少女たちのひとりであるユーリ。それがハルの妻である。色々あって学生結婚し、ハルより年上のユーリはすでに学園を卒業している。この世界は著しく男女比が偏っているから、ユーリには他にも夫がいる。ならば負けないようにストレートに好意を示すべきだが、スラム育ちで口が悪いハルは素直な感情表現を苦手としており、そのことをもどかしく思っていた。そんな中でも、妊娠適正年齢の始まりとして定められている二〇歳の誕生日――有り体に言ってしまえば「子作り解禁日」をユーリが迎える日は近づく。それとは別に、ユーリたち拉致被害者が元の世界に帰れるかもしれないという噂も立ち……。 順風満帆に見えた一家に、ささやかな波風が立つ二日間のお話。 ※作品の性質上、露骨に性的な話題が出てきます。

異世界転移した心細さで買ったワンコインの奴隷が信じられない程好みドストライクって、恵まれすぎじゃないですか?

sorato
恋愛
休日出勤に向かう途中であった筈の高橋 菫は、気付けば草原のど真ん中に放置されていた。 わけも分からないまま、偶々出会った奴隷商人から一人の男を購入する。 ※タイトル通りのお話。ご都合主義で細かいことはあまり考えていません。 あっさり日本人顔が最も美しいとされる美醜逆転っぽい世界観です。 ストーリー上、人を安値で売り買いする場面等がありますのでご不快に感じる方は読まないことをお勧めします。 小説家になろうさんでも投稿しています。ゆっくり更新です。

【R18】鬼華

蒼琉璃
恋愛
ひらひらと舞う僕の美しい蝶々。 壊れたお前はなんて美しいんだろう。 ああ、これが愛してるって事か。 永遠に僕の側で愛らしく鳴いていて欲しい。 お前を奪いに来るやつは誰であろうと許さない――――。 月に叢雲、花に風。のスピンオフ作品です。 本編とは別のパラレルワールドと思っていただけると幸いです。 鬼蝶×若菜のメリーバッドエンドからのストーリーで、若干のネタバレを含みますが個別でも楽しめるようになっています。 ヤンデレ鬼蝶に捕らわれ、溺愛される壊れたヒロイン。 幼女退行していますが、二人の愛の形です。 ※四話〜五話ほどで完結します。ラストまで執筆していますが描き下ろしも加える予定なので話数は増えるかも知れません。 ※残酷な描写、流血などもあります。 ※Illustrator Suico様

【R18】転生?した先は、リアルよりもHな世界でした。

N.M.V
ファンタジー
注)本小説は、1話毎にエロシーンが御座います。嫌悪感を抱かれる方、苦手な方は閲覧をお控えください。 ……そこはダンジョン奥深く、戦闘の狭間で休憩していたワタシは、パーティーメンバーの1人、後衛の魔法士にいきなり弱の麻痺魔法をかけられ、押し倒された。 「なに考えれんろのよ!!、やめれぇ!!」 麻痺のせいでろれつが回らない。 「テメェが、素直にヤラせてくれねーからだろ?」 他のメンバーに助けを求め視線を向けた。だけど、全員が下卑た笑いをしてる。コイツら全員最初からワタシを犯す気なんだ。 最悪だわ。 魔法士は、ワタシの装備を剥がし、その下の服を引き裂いて、下半身の下着を引きちぎった。 「ペナルティ食らうわよ……」 「そんなもん怖くねーよ、気持ち良けりゃイイんだよ」 魔法士はそう言ってズボンを下ろした。ギンギンに張ったサオを握りしめ、ワタシの股を割って腰を入れて来る。 「や、やめてぇ、いやぁん」 「好き者のくせに、カマトトぶるんじゃねーよ、最初に誘ったのはオメエじゃねーか」 強引なのは嫌なのよ! 魔法士のサオがワタシのアソコに当てがわれ、先っちょが入って来る。太くて硬い、リアルとは異なるモノが…… 「や、いやっ、あっ、ああっ」 ……… ワタシの名前は、「エム」 人類は平和だろうが戦争中だろうが、心に余裕があろうがなかろうが、生きるも死ぬも関係なしに、とにかく欲望のままにHをしたがる。 ワタシがプレイしていたゲームは、そんな人類の中で、人より頭がちょっと賢くてオカシなゲームマスターが 「とにかくHがしたい」 なーんて感じで娯楽を創造したんだと思う。 類い稀なるフルダイブ型エロゲー。世界設定は、剣と魔法のファンタジー、エロゲーだけあり、Hもできちゃう。 でも内容は本格的、一切の妥協はなし。 生と死の間、命のやりとり、バトルオブサスペンス!、世界も広い!、未踏の大地、拡張されるストーリー!、無限に広がるナントやら。 因みに、H出来るのは倫理上、人同士のみ。 ゴブリンに攫われてヤラレちゃうとかナンセンス。そんなのは他所でヤレ、です。 …そんなゲーム世界から、いきなり異世界に飛ばされてしまった不幸なワタシの物語です。

私の愛する夫たちへ

エトカ
恋愛
日高真希(ひだかまき)は、両親の墓参りの帰りに見知らぬ世界に迷い込んでしまう。そこは女児ばかりが命を落とす病が蔓延する世界だった。そのため男女の比率は崩壊し、生き残った女性たちは複数の夫を持たねばならなかった。真希は一妻多夫制度に戸惑いを隠せない。そんな彼女が男たちに愛され、幸せになっていく物語。 *Rシーンは予告なく入ります。 よろしくお願いします!

女性の少ない異世界に生まれ変わったら

Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。 目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!? なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!! ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!! そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!? これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

処理中です...