スキルを模倣して最強無敵!異世界勇者?魔王?どっからでもかかってこいやぁ!

オギコン

文字の大きさ
上 下
876 / 953
戦いの準備

獣王様からのお願い

しおりを挟む
「マルコイよ‥。何が特に問題ないのだ?一番最後に一番大きな爆弾を落としよってからに‥」

え?
それはアキーエさんの問題を超えると言う事ですか!?

いたたたた。
アキーエさんの視線が物理的に刺さってる気がする。

そうか‥
スキル【創造士】が一番の問題なのか‥
普通に使ってて、便利がよかったのですっかり忘れてた。

「マルコイ‥そうだな‥エッケンが言った通り、マルコイだから仕方のない事なのであろうな‥ところでマルコイ。お主の事だ。そのスキルで作れるのは武具だけではあるまい?」

「そうですね。武具以外にも魔道具なんかも作れますが、創造する時にかなりの魔力を必要とするので大きい物や複雑な物なら結構日数がかかりますけど
ね。」

「作れないとは言わないのだな‥まったく‥国家転覆より、他国の破壊よりもマルコイのスキルの方が驚いたわ。」

そうかな?
確かに使い勝手はいいけど、魔力の消費が激しくてコストは悪いんだよな。

多分魔力消費なんかは統合する前の【スードゥクリエイター】の方がよかったような気がするくらいだ。

まあただその代わり今まで諦めていたような物まで作る事が出来るんだけどな。

「まあいい。お主に何を言っても今更であろう。ワシとしてはお主がこの国で活動して、国に利益をもたらしてくれるのであれば問題ない。ホット商会もそうであるが、マルコイ個人の影響も多大なものがあるよってな。」

ふむ。
ならば魔道具作りで自制する必要はないと‥?

「お主がやりたいようにやればよい。そして量産した物でいいから国に卸してもらえばありがとい。そうすれば我が国はもっと強くなれるであろう。」

「わかりました。ありがとうございます。獣王様の期待に応えるべく、面白い‥げふんげふん‥役に立つものを作って見せます。」

危なかった。
つい本音が出る所だった。

「お主今面白いと‥」

「何を言ってるんですか獣王様!俺がそんな事を考えるはずがないじゃないですか!俺は勇者やみんなの役に立てる素敵な魔道具を作りたいだけです!」

「素敵なの部分に、何か含みがあるように感じるが‥まあいい。頼んだぞ。」

「承知いたしました。」

よし!
これで国公認の実験だ!

「王よ‥マルコイに実験させると国が吹っ飛ぶやもしれません。せめて危険な実験については郊外でやらせるのが得策かと。」

エッケンさん実験って言ってるやん。
失礼極まりないな!
ちゃんとした創作活動だというのに。

「そ、そうじゃな。マルコイよ。お主の魔道具は、ちと危険な物もあるようなので、危険な物というか何かを作る時は郊外でしてもらうと助かる。ちゃんと場所も提供するよってな。」

ちっ!
一部国公認になってしまったか。

さすがエッケンさん。
鋭いな‥

危険な物なんて作りませんよ、とは言えない。
何故なら爆発こそ珠玉であるからな。

「わかりました。ちょっと人体実‥試運転が必要な魔道具などは、街から離れた場所でいたします。」

「今、人体って‥‥‥まあよい。とにかく頼んだぞ。」

「承知いたしました。」

何か獣王様とエッケンさんの俺に対する認識について釈然としないものがあるけど、まあいいとしよう。

「それではこれで退席いたします。何かあれば呼んでいただければ伺いますので。」

俺は獣王様とエッケンさんに挨拶をして席を外す。

「うむ。マルコイよ。くれぐれも街の中での実験はほどほどにしてもらうようお願いするぞ。将来お主の国になるかもしれぬのだからな。」

「はい‥‥‥はい?」

「いや、なんでもない。報告助かった。また何かあれば連絡しよう。」

「はあ‥」

何か最後の方に不吉な事を言った気がするんだけど‥

まあいい。
これで獣王様への報告も終わった。

これで俺は自由だ!

待ってろよ、正人にラケッツさん!

君たち勇者に相応しい武具を作ってやるからな!

そしてあの日から会っていない、彼の武具も作れたらいいな。

会えるかどうかわからないけど、誰よりも勇者に相応しい彼にも武具を作っておく事にしよう。







王様への報告が終わり自宅に戻ってきた。

模擬戦バカたちもひと段落したのか、剣戟の音はしない。

ただ無視したくても出来ないような物が玄関前に置いてある。

肉だ。

馬鹿デカい肉が吊るされている。

そうだよな‥

確か取ってきますとか言ってたもんな‥


「あ!マルコイさんおかえりなさいですぅ!」

「ただいまミミウ。これは‥ミミウが取ってきたんだよな?」

「はいですぅ!ちょっと離れた山の中にいたけど、頑張って取ってきたですぅ!」

だよな。

というか地竜ってこんなに簡単に取れる物なのか?

もちろんミミウが地竜を狩る事自体は心配してないし、問題ないだろう。

でもこんなにホイホイ地竜がいる事自体が問題だと思うのだが‥

もしかして匂いとかでわかるのかな‥?
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~

青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。 彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。 ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。 彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。 これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。 ※カクヨムにも投稿しています

ギフト争奪戦に乗り遅れたら、ラストワン賞で最強スキルを手に入れた

みももも
ファンタジー
異世界召喚に巻き込まれたイツキは異空間でギフトの争奪戦に巻き込まれてしまう。 争奪戦に積極的に参加できなかったイツキは最後に残された余り物の最弱ギフトを選ぶことになってしまうが、イツキがギフトを手にしたその瞬間、イツキ一人が残された異空間に謎のファンファーレが鳴り響く。 イツキが手にしたのは誰にも選ばれることのなかった最弱ギフト。 そしてそれと、もう一つ……。

【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。

シトラス=ライス
ファンタジー
 万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。  十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。 そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。  おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。  夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。 彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、 「獲物、来ましたね……?」  下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】  アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。  *前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。 また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?

歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。 それから数十年が経ち、気づけば38歳。 のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。 しかしーー 「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」 突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。 これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。 ※書籍化のため更新をストップします。

ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~

楠富 つかさ
ファンタジー
 地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。  そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。  できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!! 第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します

有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。 妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。 さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。 そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。 そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。 現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)

田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ? コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。 (あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw) 台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。 読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。 (カクヨムにも投稿しております)

スキル【アイテムコピー】を駆使して金貨のお風呂に入りたい

兎屋亀吉
ファンタジー
異世界転生にあたって、神様から提示されたスキルは4つ。1.【剣術】2.【火魔法】3.【アイテムボックス】4.【アイテムコピー】。これらのスキルの中から、選ぶことのできるスキルは一つだけ。さて、僕は何を選ぶべきか。タイトルで答え出てた。

処理中です...