スキルを模倣して最強無敵!異世界勇者?魔王?どっからでもかかってこいやぁ!

オギコン

文字の大きさ
766 / 953
愛別離苦

鉱山からの脱出

しおりを挟む
「さてそれじゃあ外に出るとしよう。」

俺はみんなにそう伝える。

「ところでマルコイ、外にはどうやって出るの?見つからずに出るのは難しくない?」

あ、そう言えば外に出る時の事考えてなかったな‥

「とりあえずコソッと出てみるか?」

「いやいや、またマルコイさんが階段作って上から出たらいいんと違う?」

「でも外が明るくなってたら難しいんじゃない?」

確かに。
入る時は暗かったから目立たなかったが、今はあれからかなり時間が経っている。

もし外が明るくなっていたら、階段作って出るのも厳しいのかもしれないな‥

「だったら俺たちが表から普通に出て衛兵の気を引くので、その時に出てください。」

「カルロさん、いいんですか?」

カルロさんは浅くない傷をいくつか負っていたが、キリーエの渡したポーションで負傷した身体を癒していた。

「ああ。俺たちは鉱山の探鉱者に紛れて入ってきたんだ。もちろん王様も一緒にな。探鉱者と一緒に戻ってないから死んだものとされていると思うが、大丈夫だろ。それにマルコイさんたちの手柄をもらう事になるけど、ヘルハウンドを倒したとなれば騒ぎにはなるはずだ。」

ヘルハウンド‥?
あ、リルが俺ごと斬ろうとしたやつか。

「あいつがこの鉱山にいたから、ここの発掘が遅々として進まなかったんだ。何度か冒険者を送り込んだけど、失敗したからな。それが討伐されたってわかったら騒ぎになるに決まっている。ヨエクなんかは、ここぞとばかりに探鉱者を送り込むはずだ。」

そして入ってみたら鉱石は根こそぎ無くなっていると‥
ヨエクの絶望した顔が見れないのは残念だが、想像しただけで楽しくなるな。

何かその瞬間を残せるような魔道具でも作ろうかな‥

「それじゃあカルロさんたちに先に出てもらって、その隙に階段で外に出ることにしよう。あまり遅くなってしまうと調査が入るかもしれないからな。すぐに行動しよう。」

俺たちは急いで鉱山の入り口まで移動する。

カルロさんはここで別れて、パレラさんと2人で鉱山を囲むように立っている建物の入り口に歩いて行く。

そして入り口にいる衛兵を見つけて声をかける。

「すまない。」

「なっ!なんだ貴様はっ!今鉱山に入っているやつはいなはずだ!どこから入った!?」

「違うぞ。俺たちは随分前に探鉱者の護衛として鉱山に入ったんだ。それで中ではぐれて‥」

「何故直ぐに出てこなかった?それに中で長期間生きられるはずがない‥貴様ら何者だ!?」

「俺たちだってすぐに戻りたかったさ!だがヘルハウンドに狙われて戻れなかったんだ!食糧は彼女が【ボックス】を持っているから何とかなったが、ヘルハウンドに狙われてたから死に物狂いで生き延びたんだよ!」

すると衛兵の顔が疑惑から驚きの表情に変わる。

「なるほど。そりゃ災難だったな。それじゃあヘルハウンドから逃れて上がってきたのか?」

「いや、どう足掻いても逃げれそうになかったからな。時間をかけて取り巻きのレッサーウルフを減らして、ヘルハウンドを討伐して戻ってきた。」

「なにっ!あのヘルハウンドを討伐したのか!?」

「ああ。レッサーウルフに1人、ヘルハウンドと戦った時に1人仲間が犠牲になったがな。これが討伐証明だ。」

カルロさんはヘルハウンドの牙を取り出して衛兵に見せる。

そう言えば、リルが倒した後にカルロさんがヘルハウンドから何かむしってたな‥
硬いから切れないとか言ってた奴を、リルがズバッと斬ってたような気がする。

「おお!このサイズは確かにヘルハウンドだ。死んだ仲間には申し訳ないが、大金星だ。すぐにヨエク様に伝えてこよう。」

「何事だ?」

そこに数名の男が近寄ってきた。

「あっ!ダリック様!」

ん?
誰だ?

「ダリック様‥?ヨエク様の側近の?」

「ふん。今はヨエク王が治めるトールルズ国の宰相だ。以後気をつけろ。」

何かまた偉そうな奴が来たな‥











----------------------------------------------------------------------
近況にも書いてますが、ブログ始めました。
遊びに来ていただけたら嬉しいです!修正している本編や、書いている時に考えてた事などを載せてます!
https://ogicon3777.com
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...