644 / 953
力戦奮闘
出陣
しおりを挟む
わたしの二つ名もう少し可愛いのじゃなかったからしら?
なんとか天使だった気がするんだけど‥
いつもの間にかマルコイが言ってた爆殺女神とやらが定着している気がする‥
マルコイが帰ってきたら、一度ちゃんとお話する必要がある必要があるわね。
イザベラさんに話を聞いたが、プリカが城壁都市とはいえ高ランクモンスター相手ではいつまで持つかわからないとの事だった。
しかし歩いて行くにしても数日かかる。
何かあるかもしれないと警戒はしていたが、まさかいきなり首都が攻められる状況になるとは思ってもいなかった。
「それじゃあみんな準備はいいかしら?私もついて行きたいけど、残念だけどこの街を離れる事ができない。だからみんなにかかってるわ!頼んだわよ。あと無理と思ったらすぐに撤退して。」
「準備はいいが、今から向かって間に合うのか?着いたら首都が陥落してましたじゃ、俺たちも撤退するしかなくなるぞ?」
確かにその通りだ。
今から急いで向かったとしてもギリギリなんじゃないだろうか?
「それは心配しなくていいわ。全員馬車にのってもらう。正確には馬じゃなくてジャイアントボアに引っ張ってもらうけどね。」
ジャイアントボアって体力が尽きるまで走り続けるようなモンスターよね。
確かに馬よりも速いし、体力も1日走り続けたとしても尽きなさそうだけど‥
でもそんな乗り心地の悪い物に乗って向かったら、着いた時は乗ってる人たちは身体中ボロボロになってると思うんだけど‥
「しかしそれじゃあ乗ってる俺たちが着いて戦えない状況だと思うんだが?」
「大丈夫。馬車の乗り心地についてはマルコイちゃんに見てもらって乗りやすく改造してもらってるわ。もしかしたら、こんな状況も予想してたのかもね。」
さすがマルコイ。
でも本当にそこまで予想してたのかしら‥?
面白そうだから改造してみたの方がしっくり来る気がするんだけど‥
「なるほど。マルコイが手を入れたのか‥それなら大丈夫だな。」
バラックスさんがそんな事を言っている。
なんでそんなにマルコイの事信用してるかなぁ‥
わたしもマルコイの事は信用してるけど、マルコイが作る物については信用してないんだけど‥
だってよくマルコイが篭ってる部屋から爆発音がしてるし。
さすがに馬車だから爆発はしないと思うけどね。
「それじゃあ出発するぞ!」
みんな時間に余裕がない事はわかっているので、すぐに馬車に乗り込んだ。
依頼報酬とか聞く人がいるかなと思ったんだけど、誰もそんな人はいなかった。
多分この依頼の難易度に対して割の合った報酬は出ないと思う。
それでも誰も聞かなかった。
多分ここが瀬戸際だって事をみんなわかってるんだろう‥
獣人国を出て、トールルズの国内に差し掛かった。
ジャイアントボア車は、恐ろしい程の速さで走っているが、思ってた以上に中は快適で余計な体力を使わなくてすんでいる。
マルコイのトンデモ発明がこんなに活躍する日が来るとは思わなかった。
変なゴーレムとか作るより、生活必需品の発明した方が世のためになりそうな気がする。
冒険者を引退したら、これで生計を立てていけばいいかな。
ジャイアントボア車はかなり大きな作りになっているけど、一台では、全員が乗らなかったので五台が連なって進んでいる。
一台10名ほど乗っているが、高ランクモンスターと魔族相手に50名程度では心許ない。
それでもやるしかない。
トールルズが落ちてしまったら、次は獣人国だ。
できればトールルズの戦力とわたしたちで侵攻を防ぎたい。
みんな真剣な表情で待機している。
「いや~、高ランクモンスターですか‥どれくらい強いのか楽しみですなぁ!」
「ミミウは地竜さんが楽しみですぅ!でも他にも美味しそうなモンスターさんがいるかもしれないですぅ!今から楽しみですぅ!」
「魔族‥泣いてもきる‥」
うん‥
みんな真剣‥だよね‥?
なんとか天使だった気がするんだけど‥
いつもの間にかマルコイが言ってた爆殺女神とやらが定着している気がする‥
マルコイが帰ってきたら、一度ちゃんとお話する必要がある必要があるわね。
イザベラさんに話を聞いたが、プリカが城壁都市とはいえ高ランクモンスター相手ではいつまで持つかわからないとの事だった。
しかし歩いて行くにしても数日かかる。
何かあるかもしれないと警戒はしていたが、まさかいきなり首都が攻められる状況になるとは思ってもいなかった。
「それじゃあみんな準備はいいかしら?私もついて行きたいけど、残念だけどこの街を離れる事ができない。だからみんなにかかってるわ!頼んだわよ。あと無理と思ったらすぐに撤退して。」
「準備はいいが、今から向かって間に合うのか?着いたら首都が陥落してましたじゃ、俺たちも撤退するしかなくなるぞ?」
確かにその通りだ。
今から急いで向かったとしてもギリギリなんじゃないだろうか?
「それは心配しなくていいわ。全員馬車にのってもらう。正確には馬じゃなくてジャイアントボアに引っ張ってもらうけどね。」
ジャイアントボアって体力が尽きるまで走り続けるようなモンスターよね。
確かに馬よりも速いし、体力も1日走り続けたとしても尽きなさそうだけど‥
でもそんな乗り心地の悪い物に乗って向かったら、着いた時は乗ってる人たちは身体中ボロボロになってると思うんだけど‥
「しかしそれじゃあ乗ってる俺たちが着いて戦えない状況だと思うんだが?」
「大丈夫。馬車の乗り心地についてはマルコイちゃんに見てもらって乗りやすく改造してもらってるわ。もしかしたら、こんな状況も予想してたのかもね。」
さすがマルコイ。
でも本当にそこまで予想してたのかしら‥?
面白そうだから改造してみたの方がしっくり来る気がするんだけど‥
「なるほど。マルコイが手を入れたのか‥それなら大丈夫だな。」
バラックスさんがそんな事を言っている。
なんでそんなにマルコイの事信用してるかなぁ‥
わたしもマルコイの事は信用してるけど、マルコイが作る物については信用してないんだけど‥
だってよくマルコイが篭ってる部屋から爆発音がしてるし。
さすがに馬車だから爆発はしないと思うけどね。
「それじゃあ出発するぞ!」
みんな時間に余裕がない事はわかっているので、すぐに馬車に乗り込んだ。
依頼報酬とか聞く人がいるかなと思ったんだけど、誰もそんな人はいなかった。
多分この依頼の難易度に対して割の合った報酬は出ないと思う。
それでも誰も聞かなかった。
多分ここが瀬戸際だって事をみんなわかってるんだろう‥
獣人国を出て、トールルズの国内に差し掛かった。
ジャイアントボア車は、恐ろしい程の速さで走っているが、思ってた以上に中は快適で余計な体力を使わなくてすんでいる。
マルコイのトンデモ発明がこんなに活躍する日が来るとは思わなかった。
変なゴーレムとか作るより、生活必需品の発明した方が世のためになりそうな気がする。
冒険者を引退したら、これで生計を立てていけばいいかな。
ジャイアントボア車はかなり大きな作りになっているけど、一台では、全員が乗らなかったので五台が連なって進んでいる。
一台10名ほど乗っているが、高ランクモンスターと魔族相手に50名程度では心許ない。
それでもやるしかない。
トールルズが落ちてしまったら、次は獣人国だ。
できればトールルズの戦力とわたしたちで侵攻を防ぎたい。
みんな真剣な表情で待機している。
「いや~、高ランクモンスターですか‥どれくらい強いのか楽しみですなぁ!」
「ミミウは地竜さんが楽しみですぅ!でも他にも美味しそうなモンスターさんがいるかもしれないですぅ!今から楽しみですぅ!」
「魔族‥泣いてもきる‥」
うん‥
みんな真剣‥だよね‥?
10
お気に入りに追加
557
あなたにおすすめの小説
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる