スキルを模倣して最強無敵!異世界勇者?魔王?どっからでもかかってこいやぁ!

オギコン

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勇者の救出

勇者との船旅

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正人は卓の側についてると言う事で、あやめと恵が2人で買い物に行った。

「卓どうした?身体が震えてるじゃんか?気分でも悪いのか?」

ん?
なんだ洗脳の後遺症でもあるのか?

「だ、だいじょうぶだよ正人さん。」

賢者の記憶はまだ戻っていないようで、他人行儀に呼ばれた正人が少し悲しそうな顔をしている。

「マ、マ、マルコイさん‥あ、あとでスキル使うところを‥‥‥み、見せてもらってもいいですか?」

賢者が息も絶え絶えでそう言ってくる。

「卓!大丈夫なのか?お前死にかけてんじゃん!?」

「だ、大丈夫だよ。ただマルコイさんに近づくと動悸と息切れが‥」

ふむ。
洗脳の後遺症だな!
なんて非道な事をしていたんだ、あの愚王め!

賢者のためにも愚王を倒してよかったよ。

そう愚王のせいなのだ。
決して俺が使った光属性の治療のせいじゃないからな。

恨むなら愚王を恨んでもらっていいと思います。




あやめたちが大量の食べ物を買い込んできた。

それを『スペース』の中に入れていく。

横で賢者が「ふおぉぉぉ!」とか言っているけどスルーしとこう。

腰が引けてるし、話しかけたら発作が出そうだ。

「それじゃあセイルズに向かうぞ。」

俺たちはアースンの船着場に行ってセイルズ行きの船に乗る。

も、もう資金がカツカツだ。

キリーエにお小遣いもらってくればよかった‥




船に揺られてセイルズに向かう。

「マルコイ!マルコイに会ったら聞こうと思ってたんだけど、神聖国に現れたドラゴンって何なの?マルコイのお友達?」

「なんで俺にドラゴンの友達がいると思うんだよ‥」

「いや、マルコイなら何でもありだから、モンスターと意思疎通できるスキルがあって、神聖国を攻撃してきてくれとか頼んだのかなって‥」

流石にモンスターと会話はできないぞ‥
いや、あのドラゴンとは話をしたな。
今度また話しに行ってみよう。

「あれは俺だよ。」

「は!?マルコイってドラゴンに変身できるの?変化スキルとかまで持ってるわけ!?」

「いやお前も見ただろ俺がスライムになってるの。あれと同じだよ。俺の意識をドラゴンに移しただけだ。」

「えっ‥いや、スライムとドラゴンじゃ全然同じじゃないわよ。何を言ってるのか意味がわからないんだけど‥?」

「いや、意識を移すってのは一緒だろ?」

「はぁ‥‥マルコイチートここに極まるってとこね‥そう言えばダンジョンも作ってたもんね。本当になんでもありよねマルコイって。」

「そうは言っても、俺もコツコツ強くなったんだぞ。」

「そうなの?てっきりマルコイは最初からそんなだと思ってた。」

お前は俺をなんだと思ってるんだ。

「お前たちと最初に会った時はまだ冒険者始めたばかりだったし、スキルもそんなに持ってなかったしな。」

「え?マルコイってスキル増えるの?なにそれ反則じゃない?」

やべ。
口が滑った。
まあいいか。
これからこいつらと一緒に魔王退治する事になるだろうし。

「まあその辺はおいおいな。」

「はーい。」

「ふむふむ。なるほど‥さすがチートだ‥」

何か賢者が言ってる。
お前はキリーエか。

「うっ!がはっ!」

俺と目が合ったら倒れた。

「お、おい!卓ーーーー!」

もうわかったっての‥




船に乗っていると、モンスターも現れないので、ぼーっと海を眺める。

モンスターが現れないといっても船より大きなモンスターは襲ってくるけどね。

そういえばクラーケンもこの海で取れたな。
だから宴会のために、何か珍しい食材でも現れないかなぁとか思っていた。

すると‥

「な、なんだあれは!あの触覚‥もしやあれは伝説の海の帝王グレートロブスターじゃないのか!?」

おお!
でっかいエビが現れた!

海のモンスターはあれかね?
食欲があったら出てくるのかね?

「な、なにあれ?あんな大きな伊勢海老が出るなんて‥あんなのどうやって倒せばいいの?」

う~ん。
確かに大きい。
俺が壊した大神殿くらいあるんじゃないだろうか‥?
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