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勇者の救出
神聖国へ
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神聖国の騎士から荷物を預かり、持ち運ぶ。
結構な重さだけど、人形なので大丈夫。
あれ?
ミミウの料理作る時に『影法師』使ったら、俺の腕も死なないんじゃないだろうか‥?
今度やってみよう。
荷物を持ったまま、船に乗る。
今回の船は直接神聖国に向かう船だ。
前回神聖国に向かった時は、目立つのを避けるために王国から神聖国に向かったが、今回の神聖国の騎士と一緒だしな。
王国に行った時は海洋モンスターが何故か山盛り出たけど、今回の船旅は特に海洋モンスターが出る事なく、目的地に着いた。
やっぱりあのモンスターはミミウの食欲が呼び寄せたんじゃないだろうか‥
そういえば『スペース』の中にイカとかタコなんかが大量に入ってたな‥
今度ピザを作る時に、海の食べ物満載のピザを作ってみようかな。
そんな事を海を見ながらぼんやり考えていると、水平線に大陸が見えて来た。
あれが神聖国のようだな。
本当はあやめとかに神聖国の事を聞きたかったけど、あの2人は神聖の騎士と一緒にいるから話ができない。
荷物は部屋に運んだのだが、その部屋は勇者と神聖国の騎士が使うので、一般人の俺は外に追い出された。
そんなむさ苦しいのがいっぱいいる中に入りたくないやい。
だんだんと大陸が近づいて来た。
あれが神聖国の港町か。
建物は白を基調とした建物がほとんどで、建物の付近にいる人たちも白っぽく洋服を着ている。
白が宗教の色彩ってところかな。
まあそれを主張しているお偉いさんたちは真っ黒なんだろうけど。
そろそろ着きそうなので、俺は正人たちがいる部屋をノックする。
「すみません。そろそろ神聖国に着きそうですなんで荷物を運び出そうと思うんですが、よろしかったですかい?」
「おお!そうか!ようやく戻って来れたな。ささ勇者様もご準備をお願いします。」
扉から騎士と正人たちが出てきた。
俺は入れ違いに中に入り、魔道具を運び出す。
バカでかい袋に魔道具を詰め込み持ち上げる。
「お前は細いのに随分と力があるな。この量を持ち上げるとは大した物だ。お前、名前を何という?」
な、なまえ?
やばい考えてなかった‥
「イ、イコルです!俺はイコルって言います。よろしくお願いしますね!」
「そうかイコルか。俺の名前はイルケルだ。何か困った事があったら言ってくるといい。」
う~ん。
この騎士は頭お花畑だけどいいやつなのか‥?
「今回の遠征で不慮の事故があったからな。俺がこの部隊の隊長なるだろう。戻ったら忙しくなるだろうから少しでも使えそうな奴は側に置いてやる。数日たったら訪ねてくるがいい。ふっふっふ。」
おうおう。
凄い悪そうな顔してるな。
そんな顔、女神に仕える騎士がしたらいけないだろう。
やっぱり神聖国はこんなやつばっかりか。
無くなった方が世の中のためになりそうだけどな。
それでも女神を正しく信仰している人や、神聖国の中枢には国のためを思って動いている人もいるのだろう。
そんな人も想いも一緒にぶち壊してしまうのは間違っているだろう。
だからと言って、今までの勇者に対して行ってきた事は許される事ではない。
勝手に召喚して、用済みになったら廃棄など人を人と思っていない。
今まではその事実を知らなかった。
今はその事を知ってしまった。
それに巻き込まれているのは少なからず俺が関与した人たちだ。
悪いが傍観者になるわけにはいかないからな。
少なくとも、2度と勇者の召喚なんて物をさせるわけにはいかない。
今回の召喚がたまたまであればいいのだが、神聖国に召喚する術が残っているのであれば、それは始末させてもらおうと思っている。
まあその辺はどうなるかわからないから行ってからの事になりそうだけどな。
船が船着場に着いた。
勇者たちと騎士が神聖国に降り立つ。
俺も彼らに続いて神聖国の地に降り立った。
結構な重さだけど、人形なので大丈夫。
あれ?
ミミウの料理作る時に『影法師』使ったら、俺の腕も死なないんじゃないだろうか‥?
今度やってみよう。
荷物を持ったまま、船に乗る。
今回の船は直接神聖国に向かう船だ。
前回神聖国に向かった時は、目立つのを避けるために王国から神聖国に向かったが、今回の神聖国の騎士と一緒だしな。
王国に行った時は海洋モンスターが何故か山盛り出たけど、今回の船旅は特に海洋モンスターが出る事なく、目的地に着いた。
やっぱりあのモンスターはミミウの食欲が呼び寄せたんじゃないだろうか‥
そういえば『スペース』の中にイカとかタコなんかが大量に入ってたな‥
今度ピザを作る時に、海の食べ物満載のピザを作ってみようかな。
そんな事を海を見ながらぼんやり考えていると、水平線に大陸が見えて来た。
あれが神聖国のようだな。
本当はあやめとかに神聖国の事を聞きたかったけど、あの2人は神聖の騎士と一緒にいるから話ができない。
荷物は部屋に運んだのだが、その部屋は勇者と神聖国の騎士が使うので、一般人の俺は外に追い出された。
そんなむさ苦しいのがいっぱいいる中に入りたくないやい。
だんだんと大陸が近づいて来た。
あれが神聖国の港町か。
建物は白を基調とした建物がほとんどで、建物の付近にいる人たちも白っぽく洋服を着ている。
白が宗教の色彩ってところかな。
まあそれを主張しているお偉いさんたちは真っ黒なんだろうけど。
そろそろ着きそうなので、俺は正人たちがいる部屋をノックする。
「すみません。そろそろ神聖国に着きそうですなんで荷物を運び出そうと思うんですが、よろしかったですかい?」
「おお!そうか!ようやく戻って来れたな。ささ勇者様もご準備をお願いします。」
扉から騎士と正人たちが出てきた。
俺は入れ違いに中に入り、魔道具を運び出す。
バカでかい袋に魔道具を詰め込み持ち上げる。
「お前は細いのに随分と力があるな。この量を持ち上げるとは大した物だ。お前、名前を何という?」
な、なまえ?
やばい考えてなかった‥
「イ、イコルです!俺はイコルって言います。よろしくお願いしますね!」
「そうかイコルか。俺の名前はイルケルだ。何か困った事があったら言ってくるといい。」
う~ん。
この騎士は頭お花畑だけどいいやつなのか‥?
「今回の遠征で不慮の事故があったからな。俺がこの部隊の隊長なるだろう。戻ったら忙しくなるだろうから少しでも使えそうな奴は側に置いてやる。数日たったら訪ねてくるがいい。ふっふっふ。」
おうおう。
凄い悪そうな顔してるな。
そんな顔、女神に仕える騎士がしたらいけないだろう。
やっぱり神聖国はこんなやつばっかりか。
無くなった方が世の中のためになりそうだけどな。
それでも女神を正しく信仰している人や、神聖国の中枢には国のためを思って動いている人もいるのだろう。
そんな人も想いも一緒にぶち壊してしまうのは間違っているだろう。
だからと言って、今までの勇者に対して行ってきた事は許される事ではない。
勝手に召喚して、用済みになったら廃棄など人を人と思っていない。
今まではその事実を知らなかった。
今はその事を知ってしまった。
それに巻き込まれているのは少なからず俺が関与した人たちだ。
悪いが傍観者になるわけにはいかないからな。
少なくとも、2度と勇者の召喚なんて物をさせるわけにはいかない。
今回の召喚がたまたまであればいいのだが、神聖国に召喚する術が残っているのであれば、それは始末させてもらおうと思っている。
まあその辺はどうなるかわからないから行ってからの事になりそうだけどな。
船が船着場に着いた。
勇者たちと騎士が神聖国に降り立つ。
俺も彼らに続いて神聖国の地に降り立った。
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