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勇者の救出
勇者と神聖国
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多分、もう正人とあやめを神聖国の錯乱した騎士に会わせてもいいような気もする‥
でもせっかく時間かけて準備したからな‥
もう少しだけ‥
あやめをもう少し脅かすために『影法師:正人』を投入してみる。
あやめが振り返った所で正人が2人になっている。
鏡かと思いきや、2人とも別々に動いている。
これもやってみたかったんだよ。
どちらかわからない仲間‥
側に近寄ればわかるけど、恐怖で近寄れない‥
さあどうだ?
どっちが本物の正人かわからな‥
あーーー!
なっ!!
なんてことだ!
あ、あやめのやつ‥
正人ごと『影法師』をぶっ壊しやがった‥
とりあえず『影法師:正人』を撤退させる。
あやめのやつめ‥
俺に恨みでもあるのか全く。
しかも『影法師』の後をつけて出口に近づいてやがる!
卑怯だぞっ!
すぐにあやめたちと『影法師』の間に壁を作り、分断させる。
危ない危ない。
全く油断も隙もあったもんじゃない。
この後『影法師』をあやめに向けて出したら、全部壊されそうだな‥
もう少し遊びたかったけど、下準備は出来たし、そろそろ切り上げるか。
あやめたちは『影法師』を追いかけた事で、ゴール付近まで来ている。
俺は【スードウクリエイター】を使い、壁の位置を少し変更させる。
すると、あやめたちは先程の偉そうな騎士と、鏡越しに再会する。
「はあ!小娘!どこに行っていた、探したぞ!ほらこっちに来るがいい。そのか細い首をネジ切ってやるから。心配するな、ちゃんと埋める時には身体も入れてやるぞ。」
安定の狂いっぷりだな。
「どうしたんですか、正気に戻ってください。もしあたしや正人に会ったのであれば、それは偽物です!」
「偽物?人族にそっくりな、それもお前にそっくりな偽物がいるというのか?そんな戯言誰が信じるのだ?もういいから、そこを動くな。どうせお前たちは魔王を倒して死ぬ事になっているのだ。なら多少死ぬのが早くても問題あるまい。」
「だからあたし達じゃないって‥‥‥なにそれ?あたし達が死ぬってどういう事?」
すると騎士は顔を歪ませる。
笑っているのか‥?
「ははっ!お前達の利用価値は魔王を倒すというだけだ。それが終わるまでに、各国の国宝をもらえば神聖国は魔王を倒した後に各国に対して優位に立てる。そしたらお前達の利用価値はなくなるからな。下手に国に残しておくよりも死んだ方が神聖国のためだ。私は魔王を倒した後のお前達の始末を任されていた。それが多少早まっただけだ。あれだけの国宝があれば私でも魔王を倒せるはずだ。後は任せておけ。」
あ~あ。
俺は神聖国があやめたちを元の世界に戻す事が出来ないと思っていたから、それを騎士の口から言わせたかったんだけど、それよりも遥かに爆弾発言しやがったな。
元々腐った国とは思っていたけど、ここまでだったとは思わなかった。
スキルを与えてくれる女神ウルスエートを祀っているから、腐っているとしても手を出したり関わり合うつもりもなかったんだけど‥
これはほっとく方が女神ウルスエートに悪いんじゃないだろうか‥
もしかして俺が神聖国の人に対して、必要以上にイライラしたりするのは、女神ウルスエートが神聖国をどうにかしろって事なんじゃないのか‥?
まあ女神様が俺個人に期待してるとは思えないから、ただアイツらが気に食わないだけなんだろうけどね。
「そ、そんな‥それじゃあ、あたし達はこの世界にいい様に使われて殺されるために勝手に呼ばれたってわけっ!?」
「馬鹿を言え。偉大なるウルスート神聖国の役に立って死ねるのだ。これ以上名誉な事はあるまい。」
ダメだ。
これ以上こいつと話をさせるのは、あやめにとって負荷でしかないな。
騎士はこのままにするわけにはいかないから、最後にもう少し登場してもらうけど、一旦退場だ。
俺は壁を動かして、鏡にお互いが映らないようにする。
「そ、そんな‥あたし達は何のために‥」
あやめは地面に膝をつき、項垂れた‥
でもせっかく時間かけて準備したからな‥
もう少しだけ‥
あやめをもう少し脅かすために『影法師:正人』を投入してみる。
あやめが振り返った所で正人が2人になっている。
鏡かと思いきや、2人とも別々に動いている。
これもやってみたかったんだよ。
どちらかわからない仲間‥
側に近寄ればわかるけど、恐怖で近寄れない‥
さあどうだ?
どっちが本物の正人かわからな‥
あーーー!
なっ!!
なんてことだ!
あ、あやめのやつ‥
正人ごと『影法師』をぶっ壊しやがった‥
とりあえず『影法師:正人』を撤退させる。
あやめのやつめ‥
俺に恨みでもあるのか全く。
しかも『影法師』の後をつけて出口に近づいてやがる!
卑怯だぞっ!
すぐにあやめたちと『影法師』の間に壁を作り、分断させる。
危ない危ない。
全く油断も隙もあったもんじゃない。
この後『影法師』をあやめに向けて出したら、全部壊されそうだな‥
もう少し遊びたかったけど、下準備は出来たし、そろそろ切り上げるか。
あやめたちは『影法師』を追いかけた事で、ゴール付近まで来ている。
俺は【スードウクリエイター】を使い、壁の位置を少し変更させる。
すると、あやめたちは先程の偉そうな騎士と、鏡越しに再会する。
「はあ!小娘!どこに行っていた、探したぞ!ほらこっちに来るがいい。そのか細い首をネジ切ってやるから。心配するな、ちゃんと埋める時には身体も入れてやるぞ。」
安定の狂いっぷりだな。
「どうしたんですか、正気に戻ってください。もしあたしや正人に会ったのであれば、それは偽物です!」
「偽物?人族にそっくりな、それもお前にそっくりな偽物がいるというのか?そんな戯言誰が信じるのだ?もういいから、そこを動くな。どうせお前たちは魔王を倒して死ぬ事になっているのだ。なら多少死ぬのが早くても問題あるまい。」
「だからあたし達じゃないって‥‥‥なにそれ?あたし達が死ぬってどういう事?」
すると騎士は顔を歪ませる。
笑っているのか‥?
「ははっ!お前達の利用価値は魔王を倒すというだけだ。それが終わるまでに、各国の国宝をもらえば神聖国は魔王を倒した後に各国に対して優位に立てる。そしたらお前達の利用価値はなくなるからな。下手に国に残しておくよりも死んだ方が神聖国のためだ。私は魔王を倒した後のお前達の始末を任されていた。それが多少早まっただけだ。あれだけの国宝があれば私でも魔王を倒せるはずだ。後は任せておけ。」
あ~あ。
俺は神聖国があやめたちを元の世界に戻す事が出来ないと思っていたから、それを騎士の口から言わせたかったんだけど、それよりも遥かに爆弾発言しやがったな。
元々腐った国とは思っていたけど、ここまでだったとは思わなかった。
スキルを与えてくれる女神ウルスエートを祀っているから、腐っているとしても手を出したり関わり合うつもりもなかったんだけど‥
これはほっとく方が女神ウルスエートに悪いんじゃないだろうか‥
もしかして俺が神聖国の人に対して、必要以上にイライラしたりするのは、女神ウルスエートが神聖国をどうにかしろって事なんじゃないのか‥?
まあ女神様が俺個人に期待してるとは思えないから、ただアイツらが気に食わないだけなんだろうけどね。
「そ、そんな‥それじゃあ、あたし達はこの世界にいい様に使われて殺されるために勝手に呼ばれたってわけっ!?」
「馬鹿を言え。偉大なるウルスート神聖国の役に立って死ねるのだ。これ以上名誉な事はあるまい。」
ダメだ。
これ以上こいつと話をさせるのは、あやめにとって負荷でしかないな。
騎士はこのままにするわけにはいかないから、最後にもう少し登場してもらうけど、一旦退場だ。
俺は壁を動かして、鏡にお互いが映らないようにする。
「そ、そんな‥あたし達は何のために‥」
あやめは地面に膝をつき、項垂れた‥
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