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勇者との再会
今後についての話し合い①
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翌日、恵たちは神聖国に帰って行った。
あやめが滞在日数を延ばすように交渉すると言っていたが、あえなく撃沈したようだ。
見送りをと考えたが、あまり神聖国の人と会うのも憚れたので遠目から見るだけにした。
神聖国に行った時に誰に会うかわからないからな。なるべくリスクは少なくしておきたい。
かなり遠目から眺めていたが、恵は気づいたのか此方に向かって頭を下げていた。
俺も軽く手をあげて別れを告げる。
2人を見送った後、宿に戻り久しぶりにみんなを集めた。
「さて『第何回かもう久しぶり過ぎて忘れてしまいましたが、これからどうしようか会議ー!名前も合ってるかどうかわかりません』を開催したいと思います。」
「‥‥本当に突然よね‥どうしようも何も獣人国に帰るんじゃないの?」
「はいアキーエさん!意見は挙手して言いましょう!」
「はいはい。それじゃあマルコイさん。これから獣人国に帰るんじゃないでしょうか!」
アキーエが手を挙げて話をする。
うん。
会議の進行に挙手は必要です。
「はい。当初の目的はそうでした。しかしちょっとした事が起こりまして。実は先日ホットモールで勇者パーティに会いました。」
「はい!」
「はいアレカンドロさん。」
「マルコイ殿は勇者とお知り合いなんでしょうか!」
うっ。
声が大きいな。
すぐ近くにいるから、そんな大きな声じゃなくても聞こえるよ?
「そうですね。召喚されて間もない頃に勇者パーティと会って、少し交流しています。」
「なるほど!ところで勇者はマルコイ殿と何分くらい戦えますか?」
うん。
相変わらずの脳筋ですね。
でも最初から俺が勝つと思っているところは、好印象ですね。
「う~ん、あいつらもこっちに来てからだいぶ経つし、強くなってると思うからなぁ‥一概にどれくらいで勝てるかはわからないな。」
「なるほど!是非とも自分も戦ってみたいです!」
はい。
君は一体何を言ってるのかね?
「はい!」
「はいミミウさん!」
「ミミウはタコ焼きは正しいと思います!」
うん。
ミミウは挙手したかっただけだね。
話が進まないじゃないか。
「はい。」
「はいキリーエさん。」
「マルコイさんは勇者パーティと会って、勇者パーティから何らかの話を聞いた訳やね。おそらく勇者パーティの置かれてる現状とかや。そんで、今度は勇者パーティの手助けをするために神聖国に行きたいって事やないの?」
うん。
さすがキリーエさん。
話がサクサク進みますね。
「まあそうなるな。勇者パーティの置かれている状況があまりよくなかった。神聖国が勝手な事をしてるから、帝国に攻撃されたり、モンスターの氾濫の兆しがあったり、仲間が洗脳されてるみたいだったり。このままじゃ魔王討伐に支障が出そうな勢いなんだ。」
「そんなに酷いん?」
「ああ。洗脳については魔道具を渡したから、もしかしたらどうにかなるかもな。でもモンスターの氾濫についてはタイミングが良すぎるから、帝国の裏に魔王がいるのかもしれない。本来は勇者が倒すべきなんだろうけど、神聖国の思惑が絡んでて身動きがとれない状況なんだ。」
「でもそれって‥」
「はいアキーエさん。挙手をお願いします。」
「はいはい‥はい!」
「アキーエさんどうぞ。」
「はい。でもそれってマルコイが手助けに行ったら、それこそ神聖国に目をつけられるんじゃないの?手助けをして、モンスターの氾濫を鎮圧でもしてしまったら、神聖国承認パーティとかなりそうなんだけど‥?」
そうなんです。
それは断固拒否したい案件なんですよね。
光属性が使える事がバレたら、勇者認定されたりすると困るし、最悪偽者とかイチャモンつけられそうだもん。
「はいアキーエさん。いい質問ですね。それは俺たちとしても望んでいない。そこで俺は『アウローラ』に協力してもらおうかと思ってる。」
あやめが滞在日数を延ばすように交渉すると言っていたが、あえなく撃沈したようだ。
見送りをと考えたが、あまり神聖国の人と会うのも憚れたので遠目から見るだけにした。
神聖国に行った時に誰に会うかわからないからな。なるべくリスクは少なくしておきたい。
かなり遠目から眺めていたが、恵は気づいたのか此方に向かって頭を下げていた。
俺も軽く手をあげて別れを告げる。
2人を見送った後、宿に戻り久しぶりにみんなを集めた。
「さて『第何回かもう久しぶり過ぎて忘れてしまいましたが、これからどうしようか会議ー!名前も合ってるかどうかわかりません』を開催したいと思います。」
「‥‥本当に突然よね‥どうしようも何も獣人国に帰るんじゃないの?」
「はいアキーエさん!意見は挙手して言いましょう!」
「はいはい。それじゃあマルコイさん。これから獣人国に帰るんじゃないでしょうか!」
アキーエが手を挙げて話をする。
うん。
会議の進行に挙手は必要です。
「はい。当初の目的はそうでした。しかしちょっとした事が起こりまして。実は先日ホットモールで勇者パーティに会いました。」
「はい!」
「はいアレカンドロさん。」
「マルコイ殿は勇者とお知り合いなんでしょうか!」
うっ。
声が大きいな。
すぐ近くにいるから、そんな大きな声じゃなくても聞こえるよ?
「そうですね。召喚されて間もない頃に勇者パーティと会って、少し交流しています。」
「なるほど!ところで勇者はマルコイ殿と何分くらい戦えますか?」
うん。
相変わらずの脳筋ですね。
でも最初から俺が勝つと思っているところは、好印象ですね。
「う~ん、あいつらもこっちに来てからだいぶ経つし、強くなってると思うからなぁ‥一概にどれくらいで勝てるかはわからないな。」
「なるほど!是非とも自分も戦ってみたいです!」
はい。
君は一体何を言ってるのかね?
「はい!」
「はいミミウさん!」
「ミミウはタコ焼きは正しいと思います!」
うん。
ミミウは挙手したかっただけだね。
話が進まないじゃないか。
「はい。」
「はいキリーエさん。」
「マルコイさんは勇者パーティと会って、勇者パーティから何らかの話を聞いた訳やね。おそらく勇者パーティの置かれてる現状とかや。そんで、今度は勇者パーティの手助けをするために神聖国に行きたいって事やないの?」
うん。
さすがキリーエさん。
話がサクサク進みますね。
「まあそうなるな。勇者パーティの置かれている状況があまりよくなかった。神聖国が勝手な事をしてるから、帝国に攻撃されたり、モンスターの氾濫の兆しがあったり、仲間が洗脳されてるみたいだったり。このままじゃ魔王討伐に支障が出そうな勢いなんだ。」
「そんなに酷いん?」
「ああ。洗脳については魔道具を渡したから、もしかしたらどうにかなるかもな。でもモンスターの氾濫についてはタイミングが良すぎるから、帝国の裏に魔王がいるのかもしれない。本来は勇者が倒すべきなんだろうけど、神聖国の思惑が絡んでて身動きがとれない状況なんだ。」
「でもそれって‥」
「はいアキーエさん。挙手をお願いします。」
「はいはい‥はい!」
「アキーエさんどうぞ。」
「はい。でもそれってマルコイが手助けに行ったら、それこそ神聖国に目をつけられるんじゃないの?手助けをして、モンスターの氾濫を鎮圧でもしてしまったら、神聖国承認パーティとかなりそうなんだけど‥?」
そうなんです。
それは断固拒否したい案件なんですよね。
光属性が使える事がバレたら、勇者認定されたりすると困るし、最悪偽者とかイチャモンつけられそうだもん。
「はいアキーエさん。いい質問ですね。それは俺たちとしても望んでいない。そこで俺は『アウローラ』に協力してもらおうかと思ってる。」
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