スキルを模倣して最強無敵!異世界勇者?魔王?どっからでもかかってこいやぁ!

オギコン

文字の大きさ
上 下
437 / 953
勇者との再会

再会

しおりを挟む
ホットモールも開店して数日経つが、来客者は減る事なく多くの人手で賑わっている。

タコ焼きや今川焼きも人気で相変わらず行列ができている。

アキーエは自分が声をかけて出店する事になった店舗が今日から開店らしく、俺と別れてそちらの方に向かった。

俺は1人でホットモールを見てまわる。

自分たちが中心になって作ったモールだ。
獣人国に戻りまた同じようなモールを作ったとしても、最初に作ったここは思い入れがある場所になると思う。

異世界では普通にあるショッピングモールみたいだが、この世界にはまだここしかない。

もし異世界の人が来たらどんな反応をするだろうか‥?

まだまだ異世界のショッピングモールの足元にも及ばないので、笑われるだろうか?

しかし向こうにはない物がたくさんここにはある。

決して負ける物ではないだろう。

ぜひ勇者たち御一行にも見てもらいたいものだ‥





モールを歩いているとタールさんの店の前に来た。
タルタル教の看板を横目で見ながら、さっさと通り過ぎる。

ふぅ。
今日も何とかタルタル関係者には見つからなかったな。

そんな事を思っていると、タコ焼きの店舗付近から女性の声が聞こえた。

「えー!何ここ!?ショッピングモールじゃん!え?え?行きがけに通った時はこんなとこなかったよね?何がどうしてこんな物ができてるわけ!?あっ!恵、タコ焼きと今川焼きがあるよ!これって絶対アイツが関係してるんだって!」

「もうあやめちゃん!マルコイさんの事アイツなんて言わないの!」

「もういいじゃんそんなの。ほんと恵は真面目なんだから‥それよりも絶対マルコイの奴がいるはずだよ!」

この声は‥

俺が振り向くと2人の女性と目が合った。

「あーーーっ!やっぱりマルコイがいた!」

そこには勇者パーティの恵とあやめの2人がいた。





恵とあやめ‥

勇者パーティのメンバーでスキルが【聖女】と【聖騎士】だったか‥?

俺がこうやって異世界のショッピングモール何かを真似して作る事ができているのは、こいつらから模倣した【異世界の知識】のおかげだ。

まあ俺はキリーエと出会ったから、【異世界の知識】を活用する事ができたけど、ホット商会以外で異世界の商品が出されているのを見た事がないので、こいつらはこの世界で異世界の知識を使って何かする事はしなかったみたいだな。
それとも神聖国の監視があってできなかったのか‥

こいつらの事はスキル【異世界の知識】を模倣させてもらった事や、置かれている環境に少し同情して、何かあれば手伝ってやってもいいくらいには思っている。
それに俺の秘密をセイウット以外で知ってるのはこいつらだけだしな。

「おう、久しぶりだな。」

「うん、久しぶりマルコイさん。」

「マルコイ久しぶりっ!まさかこんな所で会うなんて思わなかったわよ。王都にいたんじゃなかったの?」

「いろいろあって、ロンギル共和国から獣人国に帰る予定だったんだ。俺よりも何でお前たちがここにいるんだ?正人たちも一緒なのか?」

「いや、正人達とは別行動してるの。今は2組に別れてアーティファクトを他国に無理言って貰ってまわってるところ。私と恵、それとガーノスさんと3人でね。」

「へえ~、てっきり4人で戦ってるのかと思った。」

「私達もずっと4人でいるつもりだったんだけどね‥ちょっと問題が起きてさ。それよりもあのタコ焼きとか今川焼きってどうなってるのよ!私達じゃなくて、なんであんたが料理チートやってるわけ?それに王都にあったホットケーキとかもあんたがやったんでしょ!」

相変わらず喧しいやつだな。

「確かにそうだな。ホットケーキもそうだし、このショッピングモールには他にもチキン南蛮やフライ定食、海鮮丼なんかもあるぞ。」

「な、な、な、なんですって!そう言えば、ここ最近お米も食べれるようになってきたけど、それもあんたが関わってるってわけ!?何なのよそれ?私達もいろいろ試してみたけど、全然思った物ができなかったのに!どうやったらそんな事ができるのよ!」

どうやったら?
う~ん、そうだな‥
必要な物はキリーエかな‥
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 ***************************** ***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。*** ***************************** マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?

歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。 それから数十年が経ち、気づけば38歳。 のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。 しかしーー 「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」 突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。 これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。 ※書籍化のため更新をストップします。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~

青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。 彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。 ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。 彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。 これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。 ※カクヨムにも投稿しています

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅

聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。

異世界転生漫遊記

しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は 体を壊し亡くなってしまった。 それを哀れんだ神の手によって 主人公は異世界に転生することに 前世の失敗を繰り返さないように 今度は自由に楽しく生きていこうと 決める 主人公が転生した世界は 魔物が闊歩する世界! それを知った主人公は幼い頃から 努力し続け、剣と魔法を習得する! 初めての作品です! よろしくお願いします! 感想よろしくお願いします!

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~

はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。 俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。 ある日の昼休み……高校で事は起こった。 俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。 しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。 ……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

処理中です...