409 / 953
勇者との再会
ショッピングモール
しおりを挟む
「今回作るお店は、その場で武具を作ったりはしないから、店舗に鍛冶場なんかは必要ない。本当に売るのが目的だ。もしかしたら武具の修理なんかを生業にする人が出店するかもしれないけど、その場合でも最低限の設備で大丈夫。もしオーダーメイドやここの設備で修理出来ない場合は、本店に行ってもらう事になるからな。」
武具については量産品を売る事にする。
もし高ランク冒険者なんかが武具を買いに来た場合は本店に行ってもらう事になるけど、その場合でもどこに行けばいいのかわかるように案内所も作るようにする。
案内所は無料にするし、そこで働く人の賃金なんかもホット商会で負担する事になるけど、モールの店舗家賃で充分過ぎるほどの収入があるので問題ない。
遊具や一時的な子供の預かり場なんかも作るようにする。
お金を使うのは人だ。
その人を呼び込むのが目的だからな。
サービスは多い方がいい。
安全面も考えて警備兵も雇う事にする。
引退した冒険者を雇ってもいいし、危険も少なく安定した収入があるのだから雇う人に困る事はないだろう。
「イメージ的には1つの建物の中にいくつかの店舗を設営できるようにする感じだな。そして建物を食料品を扱う建物とその他で分ける。そして食料品を扱う所には外で食べれるような屋根付きの机や椅子を用意する。そしたらどの店で買ってもそこで食べれるからな。」
「なるほど。店ではほんまに買うだけって事やね。それやったら入り口にどの店がどこにあるのかわかるように、看板なんか設置しといたほうがええやろうね。」
「確かにそうだな。あとは出店する店舗だけど、沢山の店に声をかけてくれ。土地さえあればいくらでも作れるからな。洋服や武具については並べ方や見せ方があるだろうから、その辺の細かいところは店の代表も話す必要があると思う。ホット商会が提供する間取りのまま使うならいいが、もし変更する様であれば料金が発生する形になるからな。」
ホット商会としてはもちろんメインの食品関係と遊具の売り上げで利益を得るつもりだが、モールでの出店者が増えて店舗家賃が増えれば、それはそれで収入となる。
その為には全てとは言わないが、必要な物がある時にここに来ればほぼ購入する事ができる。
そして困った時にわかりやすいサービスの導入が必要だ。
異世界では普通にあると思われるショッピングモールだが、この世界にはその発想はない。
俺も異世界の知識で知る事がなければ作ろうとは考えつかないだろうからな。
この世界で最初に取り組むのがホット商会だから、成功するか失敗するかはわからない。
だが異世界で成功してるんだ。
多分なんとかなるだろ。
「それじゃあ、うちはアースンを納めている領主と話をしてくるわ。できれば今後も店舗を増やすとして、広めの土地を購入したいと思うてるから。出店する店舗への声かけはホット商会の商人にさせておくから、マルコイさんはわからない事があったら連絡するんで居場所だけ宿に伝えといてね。」
「ああわかった。ところでセイルズの店にも声をかけるのか?」
「もちろんそのつもり。食べ物だと地域での特産なんかもあるから、たくさんあったほうが面白いやろ?」
そうだな。
でもセイルズに声かけすると、もれなくタルタルがやってきそうで怖いのだが‥
「そういえばポーション関係についてはセイルズのオマールさんがこっちに来てたから声かけたらいいんじゃないか?ホット商会の人だし。」
「そうやね。確か一緒の船に乗ってたんよね?声かけさせてみるわ。」
よかったなオマールさん。
またしても大きな仕事が舞い込んできそうだぞ。
「あとマルコイさん。話を聞いてたら少し期間が延びそうやから、宿の方はあと1~2週間くらい延ばしてもらったがええかもしれない。」
「それは構わないぞ。宿とみんなには俺から言っておくよ。」
「ありがと。思ってたん以上に大きな仕事になりそうやから、ちょっと力を入れさせてもらうわ。多分ここだけじゃなくて、他の街にも造る事になると思うからね。」
相変わらず仕事してる時のキリーエの顔が生き生きしてるな。
武具については量産品を売る事にする。
もし高ランク冒険者なんかが武具を買いに来た場合は本店に行ってもらう事になるけど、その場合でもどこに行けばいいのかわかるように案内所も作るようにする。
案内所は無料にするし、そこで働く人の賃金なんかもホット商会で負担する事になるけど、モールの店舗家賃で充分過ぎるほどの収入があるので問題ない。
遊具や一時的な子供の預かり場なんかも作るようにする。
お金を使うのは人だ。
その人を呼び込むのが目的だからな。
サービスは多い方がいい。
安全面も考えて警備兵も雇う事にする。
引退した冒険者を雇ってもいいし、危険も少なく安定した収入があるのだから雇う人に困る事はないだろう。
「イメージ的には1つの建物の中にいくつかの店舗を設営できるようにする感じだな。そして建物を食料品を扱う建物とその他で分ける。そして食料品を扱う所には外で食べれるような屋根付きの机や椅子を用意する。そしたらどの店で買ってもそこで食べれるからな。」
「なるほど。店ではほんまに買うだけって事やね。それやったら入り口にどの店がどこにあるのかわかるように、看板なんか設置しといたほうがええやろうね。」
「確かにそうだな。あとは出店する店舗だけど、沢山の店に声をかけてくれ。土地さえあればいくらでも作れるからな。洋服や武具については並べ方や見せ方があるだろうから、その辺の細かいところは店の代表も話す必要があると思う。ホット商会が提供する間取りのまま使うならいいが、もし変更する様であれば料金が発生する形になるからな。」
ホット商会としてはもちろんメインの食品関係と遊具の売り上げで利益を得るつもりだが、モールでの出店者が増えて店舗家賃が増えれば、それはそれで収入となる。
その為には全てとは言わないが、必要な物がある時にここに来ればほぼ購入する事ができる。
そして困った時にわかりやすいサービスの導入が必要だ。
異世界では普通にあると思われるショッピングモールだが、この世界にはその発想はない。
俺も異世界の知識で知る事がなければ作ろうとは考えつかないだろうからな。
この世界で最初に取り組むのがホット商会だから、成功するか失敗するかはわからない。
だが異世界で成功してるんだ。
多分なんとかなるだろ。
「それじゃあ、うちはアースンを納めている領主と話をしてくるわ。できれば今後も店舗を増やすとして、広めの土地を購入したいと思うてるから。出店する店舗への声かけはホット商会の商人にさせておくから、マルコイさんはわからない事があったら連絡するんで居場所だけ宿に伝えといてね。」
「ああわかった。ところでセイルズの店にも声をかけるのか?」
「もちろんそのつもり。食べ物だと地域での特産なんかもあるから、たくさんあったほうが面白いやろ?」
そうだな。
でもセイルズに声かけすると、もれなくタルタルがやってきそうで怖いのだが‥
「そういえばポーション関係についてはセイルズのオマールさんがこっちに来てたから声かけたらいいんじゃないか?ホット商会の人だし。」
「そうやね。確か一緒の船に乗ってたんよね?声かけさせてみるわ。」
よかったなオマールさん。
またしても大きな仕事が舞い込んできそうだぞ。
「あとマルコイさん。話を聞いてたら少し期間が延びそうやから、宿の方はあと1~2週間くらい延ばしてもらったがええかもしれない。」
「それは構わないぞ。宿とみんなには俺から言っておくよ。」
「ありがと。思ってたん以上に大きな仕事になりそうやから、ちょっと力を入れさせてもらうわ。多分ここだけじゃなくて、他の街にも造る事になると思うからね。」
相変わらず仕事してる時のキリーエの顔が生き生きしてるな。
10
お気に入りに追加
555
あなたにおすすめの小説
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
みんなからバカにされたユニークスキル『宝箱作製』 ~極めたらとんでもない事になりました~
黒色の猫
ファンタジー
両親に先立たれた、ノーリは、冒険者になった。
冒険者ギルドで、スキルの中でも特に珍しいユニークスキル持ちでがあることが判明された。
最初は、ユニークスキル『宝箱作製』に期待していた周りの人たちも、使い方のわからない、その能力をみて次第に、ノーリを空箱とバカにするようになっていた。
それでも、ノーリは諦めず冒険者を続けるのだった…
そんなノーリにひょんな事から宝箱作製の真の能力が判明して、ノーリの冒険者生活が変わっていくのだった。
小説家になろう様でも投稿しています。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
竜神に転生失敗されて女体化して不死身にされた件
一 葵
ファンタジー
俺、遠野悠斗は平凡な日常をそれなりに受け入れていた。そんなある日、自分の誕生日にほんの些細なご褒美を買ってご機嫌に帰る途中、通り魔に襲われそうになっている女性を見つける。とっさに庇う俺だったが、通り魔に胸を突き刺され、気づけば巨大な竜が目の前にいた!? しかもなんか俺女の子になってるし!?
退屈を持て余した封印されし竜神と、転生失敗されて女の子にされた俺の織り成す、異世界満喫ストーリー!
皆様のおかげでHOTランキング13位まで登ることが出来ました。本当にありがとうございます!!
小説家になろう様、カクヨム様でも連載中です。
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
アレク・プランタン
かえるまる
ファンタジー
長く辛い闘病が終わった
と‥‥転生となった
剣と魔法が織りなす世界へ
チートも特典も何もないまま
ただ前世の記憶だけを頼りに
俺は精一杯やってみる
毎日更新中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる